2009年7月21日
各位へ


ILO高位使節団フィリピン派遣決定を受け、
第4回反トヨタ世界キャンペーンを成功させよう!


                 2009年9月15〜25日   

フィリピントヨタ労働組合(TMPCWA)
                              執行委員長   エド・クベロ
                       フィリピントヨタ労組を支援する会
                              共同代表    山際正道

共同の抗議文への署名を募ります。
 フィリピントヨタ社の2000年以来の団体交渉拒否、2001年の233名の組合員解雇に対し、2006年9月国際金属労連(IMF)主導の下、団体交渉開始と233名の現職復帰を求め、世界45ヵ国が参加して反トヨタグローバルキャンペーンが行われました。私達はこれを引き継いで、毎年9月に世界に呼びかけて反トヨタキャンペーンを行ってきました。今年も9月15日から10日間、第4回の反トヨタ世界キャンペーンを実施します。

 そのため、世界の諸団体、諸個人に対しこの期間にトヨタ自動車とフィリピン政府、日本政府に対するさまざまな抗議を行うことを呼びかけます。そして、抗議する者の意思を示すため共同の抗議文(別紙)への署名を募ります。
 署名文は下記の連絡先へ9月10日までに送付していただきたい。

フィリピン・アロヨ政権とトヨタ自動車、日本政府へ抗議を!
 2006年の反トヨタグローバルキャンペーンの後、フィリピンではアロヨ政権と多国籍企業によるNOユニオン・NOストライキ政策がますます強化され、労働組合への軍隊による圧力、労働組合指導者に対する政治的暗殺・誘拐、政治的逮捕の圧力が強まってきました。それと平行してフィリピン最高裁は2007年10月、233名の解雇を有効と判決し、団体交渉権についても2008年4月マニラ高裁が03年最高裁判決を覆してフィリピントヨタ労組の団体交渉権を剥奪しました。
 しかし、ILOはフィリピン政府に対して団体交渉開始、233名の現職復帰を求める勧告を出し続け、ついに今年6月ILO総会・基準適用委員会でフィリピントヨタ問題でのエド委員長の発言を認め、労働組合の認証と政治的暗殺問題での高位使節団を今年中に派遣する決定を行いました。

 重要なのは次の点にあります。
 フィリピン政府の高位使節団受け入れはフィリピン政府が国際労働基準に基づいてフィリピンの法律やその運用を改めざるをえないという姿勢を示したのだということです。トヨタ自動車はこれまで「現地の問題は現地で」といい、また日本外務省のOECD・日本連絡窓口(NCP)も「当該国の国家主権---司法権の独立に留意」といって、問題をフィリピンの法律やアロヨ政権の運用にゆだね、ILO条約・勧告を否定してきました。ところが現在アロヨ政権自身がこれまでのやり方を改めざるを得なくなっているのです。しかし、トヨタと日本政府はなんらその態度を改めようとしていません。
 アロヨ政権だけでなく、今こそフィリピン子会社を支配しているトヨタ自動車とフィリピンに大きな影響力を持つ日本政府への抗議が必要です。多くの皆さんの署名を求めます。

団体署名送付先
フィリピントヨタ労組を支援する会(世界キャンペーン係)
 住所: 〒230-0062 日本、横浜市鶴見区豊岡町20-9-505
 電話・FAX: 045-575-1948
 Eメール: protest-toyota@list.jca.apc.org
 ホームページ: http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/


9・17東京本社抗議行動・フィリピントヨタ労組支援・東京集会

9・20〜21愛知行動  へ 参加を求めます!

                        連絡先 横須賀市追浜東町3−63−901
                              TEL&FAX 046−866−4930

世界キャンペーン日本の日程
9月17日(木)        トヨタ・東京本社抗議行動
          18:00  フィリピントヨタ労組支援・東京集会 (全水道会館4F)
9月18日(金) 18:30  元気が出る集会(川崎市産業振興会館)
9月20日(日)       名古屋駅前・ミッドランドスクエア
 〜21日(祭)       トヨタ・豊田本社