2009年4月1日

4・1 トヨタ東京本社抗議行動 (東京総行動) 

「トヨタの真実」を日本津々浦々に!全世界に!

  = 大きな横断幕を掲げてトヨタに抗議 =

         フィリピントヨタ労組を支援する会

 フィリピントヨタ労組の闘いはトヨタの団体交渉拒否から10年目、233名の解雇から9年目に入った。
4月1日09春闘の最中トヨタ東京本社に対する申し入れと抗議行動が行われた。

 別紙エド委員長から渡辺社長に対する「申し入れ書」を渡し、フィリピントヨタ労組を支援する会から、トヨタは本社の責任において早期解決を図るべきであることを申し入れた。また、それに関連して、昨年のフィリピントヨタ労組の団体交渉権を否定するマニラ高裁判決に対しては上告していること、今年3月16日の233名解雇8周年の抗議行動と翌日の警察官十数人によるフィリピントヨタ工場ライン巡察の実態を映像で示して説明した。

 トヨタの総務塚本課長と、荒木係長は従来通り「現地の問題は現地で解決する」という公式見解を述べ、「個人的な見解は差し控える」と付け加えた。
 写真を見せて現地の生の姿を見せたことは相手に大きなインパクトを与えたようだ。彼らは、工場のラインに警察官が踏み込むという事態を前に、個人的な見解を言うわけにいかないのだ。

 トヨタはこの9年間にフィリピン現地でアロヨ政府を脅して組合潰しに荷担させたばかりでなく、フィリピン国軍・警察まで使って組合つぶしを行うようにな 労使争議をフィリピン政府による労働者の権利侵害の問題に広げ、さらにフィリピン開発独裁政権の軍事的な組合弾圧にまで問題を拡大した。

 事態は、フィリピントヨタ労組委員長は政治的暗殺の標的として狙われ、家に帰ることが出来ない、フィリピントヨタ労組がフィリピントヨタへの抗議行動を行うと翌日には拳銃で武装した十数人の警察官がフィリピントヨタの工場ラインにどかどかと押しかけて労働者を脅す、というところまでエスカレートしている。

 トヨタは900人を超えるアロヨ政権下の政治的暗殺の暗殺者側の一翼を担っている。フィリピントヨタ労組は警察と軍隊の圧力下にあり、その委員長に対して暗殺の動きがある。
 アロヨ政権下に900人を超える地方議員、牧師、ジャーナリストなどを含む人権活動家、合法政党員、労働組合や農民指導者が政治的に暗殺されている。この暗殺にフィリピン国軍が関与していることを国連報告は明確に指摘している。そしてアロヨ政権は国連によるより詳細な現地調査の要請を拒否している。アロヨ政権もフィリピン国軍も真実を知られたくないのだ。しかし、私たちは真実の上に立っている。

 フィリピントヨタ労組の被解雇者、現役労働者達はこの困難な条件の中で闘い続けている。それは彼らが「トヨタが何をやっているのか」、トヨタの真実の姿を全世界の人に知らせることが出来れば必ず勝利できると確信しているからだ。

 日本の出来るだけ多くの人に、世界の出来るだけ多くの人にトヨタの真実を知らせよう!
私たちは一歩一歩宣伝の方法を広げてトヨタを追いつめる。
4・1では大きな横断幕が新登場です。