今まで観たお芝居の中で一番夢中になって観てしまいました。
3時間15分あっと言う間でした(途中休憩時間あったけど)
生まれた時から「目が見えない、聞こえない、話せない」という
ヘレン・ケラーとその家庭教師サリバン先生との奮闘を描いた有名な話。
本で読んだ事あるので、どんな内容かは知っていたんですが、
やっぱいい話です。実話だし。

ほんっとに演技が上手いんですよ。主演の2人。
言葉を必死になって教えるサリバン先生役の大竹しのぶ
野獣のように暴れまくるヘレン・ケラー役の鈴木 杏ちゃん
大竹しのぶは演技上手いのは当たり前だけど、杏ちゃんにはホントびっくりしました!
ヘレンの役自体演じるの難しいのに・・・凄いっす。
まず、顔が急変しているんですよね。完全に役になりきっていたし。
最後に出演者が挨拶する時にようやく普段TVで観ている顔に戻っていました(当たり前だけど)

話からすると感動するって言うのは知っていたんだけど、
結構笑いもあったりしましたね。
2人のやりとりはプロレス並みの取っ組み合いです。
かなり体張ってます。あれを1日2回やる事もあるから凄い。
大竹しのぶはたまに側転して観客から歓声涌いてたし。
でも名台詞のヘレンの「ウォーター」にはじ〜〜んってきましたね。

ステージもヘレンの部屋、居間、玄関、そして物語の鍵となる井戸のみの
とてもシンプルなステージ。ステージが大幅に変わるとかは一切ありません。

このお芝居は子供も結構いましたね。
確かに話からして、子供が見てもおかしくないしね。
中学生とかは学校の行事とかで見たらいいなと思いました。
「生きるってすばらしい事だ」って心の底から思う舞台でした!


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