第五回ROBO-ONEを終えて。 2004/02/02

第五回ROBO−ONEが終了しました。僕にとっては約一年半振りの
大会だったので、かなりのレベルアップを肌で感じることができました
ここではそれらのことを思いつくままに備忘録として書き留めておきます。

☆第二回大会以降、モータドライバ、I2Cにハマりすぎ3回、4回大会は
結局間に合わず棄権をしてしまった、このことは何か新しいことをマトモ
にするためには1年かかるということ、しかしその間にも周りは待っていてくれる
わけではないことを痛烈に感じたのですが、3年先、5年先のことを
考えると今までやってきたことの方向性が間違っているわけでもないこともわかりました。

☆モーション作成、再生ではいいかげんウンザリ

自分もこのパターンなので偉そうなことは言えたものではないのですが、
見ている審査員、観客を含め作っている僕自身もいい加減飽きてきます。
この先長い趣味として行うならば飽きる前に次のステップに早く以降したい。

作った本人が予想もしないような動き。これが欲しいです。

予選モーション
本チャンの時は途中で2回コケました。 wmvファイル5Mb

☆足裏

上位に入っている機種はほぼ足裏に摩擦材を貼っているように思われます
逆になぜ僕を含め今まで貼らなかったのは目標とする位置の足裏をもっていくことが
できないため、滑らせて力を逃がすためです。

このことは同時に戦いになった時は弱点となりパンチを打っても自分が後ろに
滑ってしまう。ということが発生し有効打となるパンチが繰り出せません。
(まさにスケートリンクの上で戦っているような状態)

デモでは凄い力のありそうなパンチモーションも実戦ではなんの役にも
たたないわけです、しかも今回のようなリング(カッティングシート貼りまくり)では
あちこちで路面ミューが違うので困ります。

足裏に摩擦材を貼る→ガタのない堅牢なフレーム →正確な目標位置に足裏着地

他のロボコンでもメカ8割ソフト2割と言われるように
結局行き着くところメカをいかに精度よく作るかがポイントになりそうです。

☆無線

今回使用したのはロジクール製PS2用無線コントローラなのですが
混信はないものの、信号の取りこぼしが多々発生しました。
メーカからのスペックの公表がないのでどんな無線方式なのかは
わかりませんが、現状ではラジコンプロポの方が分があります。

☆I2C

あれだけ通信落ちが無いようにしたつもりなのですが、2回戦での
敗因はI2Cの通信落ちです、まだ原因は調べてませんが
転倒した時に通信落ちが起きているのをみると配線切れと
思うのですが(そうであって欲しい)数珠繋ぎ方式のI2Cの場合は
根本で一本切れるとその先は全て繋がりません、ここもなにか
考えないといけませんね。

☆リングには何かいる!

今回自宅の机をリングと同じ材質にして歩行、モーションを作りこんだのですが
あれだけ安定していた歩行、曲がり、その他モーションがリング上では
なんと不安定にみえることか・・・

☆あと一週間・・・・

毎度のことなのですが、あと1週間あれば・・・・・
ロボ製作は出来たと思ってからトラブルが2次曲線状に襲いかかってくる。
大会2週間、いや3週間前に完璧でちょうどいいかも。

☆やっぱり楽しいROBO−ONE

この一年、2回も大会を棒に振って製作を行ってきたのですが
あまりにもトラブルの多さに何回やめようと思ったことか・・・・・

しかし終わってみればこんなキチガイの集団に自分も同じ空気を
吸えることに大分満足しています。

いつも思うのですが、ROBO−ONEは現実離れした夢のような世界。
どんな知識があろうと、お金がたくさんあろうと
素人、プロ関係なくROBO−ONEは
根気と体力と気力がある人が結局勝つのだなと思います。

☆まだまだひよっこ。

考えてもみれば、このようなロボの開発、ソフトその他を作り始めて
まだ2年しかたっていないわけです。
M永氏などは20年・・・・その他学生さんにしても僕より先輩なわけで
まともなモノが出来なくて当然、よし、その意気込みでいこう!

2004/02/02 管理者しるす