嫌いな女優 シャロン・ストーンとデミ・ムーア+1


私は役者の好き嫌いで映画を観ないことにしているのだが、上にあげた2人は自信を持って大嫌いであると言える。

脱ぐしか芸がないくせに、いまや大女優面のシャロン・ストーン。なまじ、「カジノ」でオスカーノミネートなぞ受けたから、本人も周囲も勘違いしてしまったのだろう。「カジノ」の役なんて、色と銭に目のない欲ボケ姉ちゃん。演技でも何でもない、そのものではないか。最近人前に出ないのは、整形が崩れてきたからに違いない。あの特徴のない顔は、絶対に整形だ。先日、美容整形疑惑を報じた某紙を訴えた(今さら報じる価値もあるまいに)そうだが、もはや老残者の趣という感じである。


デミ・ムーアの方は、エミリオ・エステベスを捨ててブルース・ウィリスと電撃結婚→妊婦ヌードの頃から嫌いだったが、「ゴースト」でトドメ。メソメソ泣いてばかりのカス女の役。本人がそうじゃないにせよ、こんな役やるだけバカである。幽霊に聞いたなんて警察に真面目に話しやがるし。
同じ強面美女でも、シガニー・ウィーバーに比べると決定的に知性とユーモアが欠けている。それでいて上昇志向だけはロコツ。こんな女に捕まりたくないもんだ。


+1というのは、「シザーハンズ」のウィノナ・ライダー。ジョニー・デップ演じる主人公エドワード・シザーハンズにとっての永遠のマドンナであるが、この際断言しよう。エドワード君の不幸は、手がハサミだったことではない。
バカ女に惚れちまったことである。
この女、とんでもなくやな奴である。悪意は(それほど)無いにせよ、エドワードの純情を弄び、無実の罪を着せて潔白を証明してもやらず、ひたむきに愛された美しい記憶に浸って、自分一人普通に家庭を築き子供を産み、孫までいやがる、不愉快きわまりない最低の自己中女である。この作品の美点は全てデップの功績であり、おバカな点はウィノナが担当している。と、私は思うのだが、この映画、怪物と美女の純愛物語として高く評価されており、こういう評は見かけない。不可解なのは、こんな奴がバートンの理想なんだろうか、という点だ。これでは、ほぼマゾである。


追記
 先日、BSで「カッティング・エッジ」というドキュメンタリー番組を観た。映画史を、編集技術の発達史として解説した興味深い番組だったのだが、この中で「氷の微笑」のノーパン脚組み替えのシーンを写していた。さすがハイビジョンの威力で、陰毛丸見え。さすがのシャロン・ストーンも当初はこのシーン嫌がったそうであるが、こりゃ渋るはずだわ。

このシーン、最近「ハリウッド史上に残る名場面50選」の一つに選ばれたそうである。たとえば、「ティファニーの前で朝食をとるオードリー・ヘプバーン」の隣に、これが並ぶのである。これはこれで面白いけど。


追記その2
 最近、自意識過剰脱ぎまくりバカ女優の系譜に連なったのがシャーリーズ・セロン。脱ぐだけにしとけば可愛げもあるというものを、人気は出たからここらで一発オスカーでも取ってみるか、と「モンスター」で実在の女性連続殺人犯役に挑戦。額に青筋眉間に縦皺、ノーメイクのすっぴん顔で泣くか喚くかだけの役なんか、誰が見たいというのか。それでちゃんとオスカーとっちまうんだから、まあ天晴れではある。