BLOOD+完結記念 ジュリアさん七変化


先頃(スカパー!では)完結した「BLOOD+」において、一際印象的なサブキャラが、翼手と戦う秘密の組織「赤い盾」の科学者・ジュリアである。
ひっつめた金髪にメガネ、女医さんだから基本は白衣、という理系魂を直撃するキャラクターだ。作中、彼女のコスチュームは非常に多い。特にベトナム編のお色直しっぷりは、ほぼコスプレ要員の趣であった。本作が中盤以降失速していったのは、ひとえにジュリアの出番が減った事による(断言)。

というわけで、ジュリアのコスチュームを一挙公開。



まずこれが基本コスチューム。白衣の下に、黒のシャツと赤いミニスカート。



白衣を着ていない場合は、白のジャケットを羽織る。



ベトナム編に入って9話から、アオザイ姿。この辺から飛ばし始めます。デビッドに感想を求めるがまるで気がついてくれない、お約束のシーンあり。



3割はファンが増えたと思われる、ジェニファー・ロペスばりの大胆なドレス姿。11話より。左の小夜が赤面しているのが可愛い。この時点ではジュリアであることに気がついていない、というオチがつく。



13話ではうって変わって、敵地に潜入するためのミリタリールック。



作中唯一の、黒のハイネック姿。



16話でシベリア鉄道へ乗り込む際の、コート姿。登場はこのワンカットだけ。



赤い盾を離れ、サンクフレッシュのために働いていた時期。白衣の下のシャツとスカートの色が違うのに注意。これについては後述。



47話より、デビッドのもとへ帰ってきてからの姿。髪を下ろし、胸元からシャツが見えなくなっている。
髪を下ろしているのは外見を繕う必要がなくなったからであり、シャツが見えないのは内心の鬱屈が解消されて、裏表がなくなった事を視覚的に表現しているとも考えられる。主人公サイドから離れていた間はシャツの色が違う、というのがなおさら示唆的である。



おまけ メガネをはずしたご尊顔。当然美女です。

改めて見直して気がついたこと。2話で、翼手を倒した後、病院で眠っている小夜を見ながらジュリアと小夜の養父・ジョージが話すシーンがあるが、ジュリアはこのとき、翼手の血がついた小夜の服を、「私たちで処分しておく」と話す。
「私」ではなく、「私たち」。彼女が単なる主治医ではなく、何らかのバックボーンをもつ存在であることを伺わせる。そして、ジョージもそれを知っている。
何事も、おろそかに見てはならないものだ。