高周波回路設計参考資料 マスキシステム(有)
ダーリントン接続 
トランジスターを使う時 大電流を扱う場合などhfe不足が起きる事が有ります
大きなhfeのトランジスタが見つかれば良いのですが ない場合は
ダーリントン接続でトータルhfe値を上げる事が可能です
ダーリントン接続回路
合成HFE = hfe1 X hfe2 にできます
合成後の極性は 元のトランジスタと同じとなります
ただし B−E間のドロップ電圧は 2倍となり 通常1.4V程度と成ります
インバーティッド ダーリントン接続回路
* 上図 どちらもTr2が CとE 極性間違いです
合成HFE = hfe1 X hfe2 にできます
合成後のトランジスター全体の極性は ベース側についているトランジスタと見なせます
B−E間のドロップ電圧も 元のまま 0.7Vで済みます
完全にONさせた時の C−E間電圧もこの値に成りますので C−E間電圧低下を
嫌う回路には こちらがお勧めです