東方系イベントで作成している、サークル名入りの配置図の作成メモです。
(1)まず、作図ができるソフトウェアを用意します。
「ドローソフト」や「DTPソフト」などが該当しますが、だいたい以下のような機能が必要です。
- ある程度好きな単位のグリッドでパーツ(四角形やテキストボックス)を並べられるもの
- 大量のパーツを並べても動作ができるもの
- 日本語が扱える事
このサイトで作成した図には、「Microsoft Visio」というソフトウェアを使用しています。
フリー系のソフトなどで作られてもいいかなと思います。
作っているときのイメージ(クリックすると大きな画像が表示されます)

(2)作図イメージを立てる。
たいていの会場では、見取り図などは、WEBで入手可能です。
また、カタログやイベントのWEBサイトをチェックし、サークルをどう並べるかを把握します。
同規模のイベントが開催されていれば、配置などは踏襲されることもありますので、予想しておくのも良いです。

(3)サークル枠の作成。
こんな感じでサークルの枠を作成します。

通常、1cm×5mm単位の枠(四角形、テキストボックス)がよいでしょう。
都産貿イベントやサンクリ、コミケ75の4枚版の配置図ではこのサイズの枠です。
このサイズであれば、文字サイズ5ptで5文字×2行になります。
枠の書式は「中央揃え」で、周囲の余白は0〜1pt程度で。
参加サークル一覧発表前など、サークル名の配置が決まらない間は、
図のように「■」を2行10文字入れた枠などを作成しておくとよいでしょう。
このような「■■■■■/■■■■■」記号を入れた枠で最初に作っておくと、
作成中にサークル名が入ってない枠が目立ち、入力忘れや、ずれて入力することが防げます。
このようにしてできた枠を、先に作った会場の図にサークル数の分コピーしておきます。
すでに配置図が確認できれば、先に作った会場図に配置しておきましょう。
スペースの番号や、ブロック記号は、配置に合わせて作成します。
番号はサークル数が多いと、通路の余白が少なくなりますので、スペース番号の文字を省略したり、
島端だけに付けると良いでしょう。ブロック記号はできるだけわかりやすいところに付けます。
すでに、カタログの配置図があれば、その図に近い配置にするのがよいと思います。
全サークルの位置が決まったら、サークル名を記入します。
(4)サークル名一覧を入手
まずはサークル名一覧を入手します。
たいていのイベントでは、WEBでサークル名一覧が発表されます。
コミケでは、CD−ROM版のカタログがあり、それからサークル一覧を抽出できます。
イベントによっては、「配置順」のサークルリストが発表されないケースがあります。
一覧リストを見ながら正しく配置しましょう。
コミケのカタロムの場合サークル一覧をCSV形式で出力したあと、
必要な列だけを残してHTMLで出力する事をおすすめします。
コピー&ペーストする場合、エクセルよりWEBブラウザの方からがやりやすいです。
(5)サークルを枠に配置
コピー&ペーストで、どんどん枠にサークルを入れていきます。
まずは、長いサークル名で枠をあふれるものは途中で切り、枠内にはいるようにします。
1行に入らないサークルは、
適当な区切れる位置があるサークル名はそこで改行
特になければ詰めるだけ詰める
横書きのサークルは中央揃えで問題ありません。
難しいのは縦書きのサークルで、5文字以下は中央揃えで。
2行にわたるサークル名は、
英文字のサークルは中央揃え
日本語のサークルは、1行目は上揃え、2行目は下揃え。
というように整形します。
英文字と日本語のミックスの場合、英文字だけ横向きになります。
英文字が記号的使用の場合、全角にして日本語的な使用にする事も。C75では、「ぬ01b」の『サークルT&K』とかですね。
そのほか、見やすさ2桁の数字や英文字は組文字にしてしまうとかもあります。
(6)文字の調整
余力があれば、文字の大きさを調整して見やすさを改善するとよいかと思います。
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