◎CRキャブのオーバーホール

CRキャブにK&Nのエアフィルターを付けることにした。
で、取り付けの前にエンジンをかけてみる。
普通にかかるが何かが変!!音も変!何??
ガソリンの臭いとともにエンジン後ろから変な液体が漏れてくる。
なんだこりゃ。
調べてみるとブローバイのパイプから出てくるようだ。
セルを回すとすごい勢いで出てくる。
これはとても危険だな。だってガソリン吹出しエンジンなんて・・・。
何が起こったのか冷静になって考えてみる。

ブローバイパイプからガソリン??オイルも混ざっているぞ。
ということはオイルにガソリンが流れていったのね。

何で?でも原因はすぐに判明。

コックはONだが不圧コックなので本来はエンジンがかからないとガソリンは流れない。
でもコックの弁が壊れてたら?
やっぱし。コックでガソリンが止まってないじゃん。

でも、キャブも同時にオーバーフローしてるの?
CRキャブを外してみる。
すると右側のキャブがオーバーフローしている。
ガソリンを流すとインテーク側に漏れ出てくる。
フロートの弁かその周辺のパッキン類がダメになっているようだ。

こうなるとエア・フィルターどころではない。

ガソリンが混ざったオイルを抜く。
すんげー。5リットルは出てきたぞー。
危なかった。

作業を中断して近くのナップスへCRキャブの消耗部品を注文してオイルも購入した。
帰ってオイルを入れる。ジャスト2.5リットル。
ここまではOK。
エンジンをかけてみる。でも、かかるけど変な音がする。
んで、しばらくするといやな音がしてきて止まる。
オイルが回ってないの????
焼き付いて止まる感じだ。やばいぞ。
エンジン壊したのかな。
しばらくしてからまたエンジンをかけてみるが状態は同じ。
うーーー、壊れたの?精神的にダメージが大きい。
今日はここまで。

それから1週間後

CRキャブのパーツを入手。
キャブを分解してパッキン類と弁を全て交換。
再度組み立ててみる。オーバーフローしてガソリンがエンジン側に流れてこないことを確認。
これでとりあえずキャブはOKだ。
キャブを逆さまにして燃料パイプから口で圧をかけてみる。
うん。空気も漏れないようだ。

先週のエンジンの状態が気になるがキャブを取り付けてみる。
あれれ、何? うそでしょ。
インテークがポロっと折れる。
インテーク(右側)がベースの金属とゴムとが分離している。
ダメじゃん。
またしても作業中断。今度は近くのケーユーに純正インテークを注文。
ついでに燃料コックのパッキン類も注文する。

さらに1週間後

新しいインテークを取り付ける。さすがに新品はきれいだ。
ついでにガソリンコックのパッキンも交換。でも、これは効果なし。
コックの負圧弁がいかれているようだ。ガソリンがOFFにならない。

さらに作業を進める。
キャブを取り付けて一応はエンジンをかけられる状態に。

で、シュンシュン、ボボー。
エンジンはかかる。でもしばらくすると焼き付いた感じで止まる。
でも、エンジンはまだ壊れてない。

この1週間の間にSRXのオイル交換の注意が書いてあるHPを発見

http://homepage3.nifty.com/gizmo/QandA.htm#(オイル交換時の注意点は?)

HPによると、オイルポンプにエアがかむとオイルが循環しなくなるらしい。
その場合は、オイルの注入口からエアで圧をかけ、セルを回して強制的にポンプにオイルを送る。
うまく流れたかどうかはオイルフィルターのカバー上のネジを外してオイルが噴き出すかを確認する。
たぶんオイルポンプのオイルはガソリンに洗われて落ちたのだろう。

最初はセルを回しても吹き出さない。やっぱエアかみなのだ。
次に空気圧をかけてセルを回す。何度か繰り返す。するとオイルが噴き出してきた。
おーーー。これで良いんだな。
これでオイルは循環するのだろう。

それと、念のために燃料コックとキャブの間に汎用のコックをいれて、ガソリンを完全に遮断できるようにする。

よーし、エンジン始動。
やっと戻ってきた。
15年前のバイクは手間がかかるぜベイビー!

来週はエアクリ付けるぞ。