2012年5月


早めに来週〜

24(木) 「せめ達磨」ご来場宜しくお願い致します。今回のネタおろしは、いかにも自分が作りそうな噺になってしまいました。要はクイズネタです。あと今回に限り、リニューアル記念・せめ達磨オリジナル手拭い付きです。メンバーがデザインしたんだぞー。その分、いつもより入場料ちょい高めだけれど・・・。

23(水)は、日本橋亭の「芸協まつり特選会」です。チケット持ってますので、何らかの方法で私を捕まえて下さい。

あと、もう一件、26(土) 国立演芸場「花形演芸会」、実はトリなのです。トリよ、トリ!噺は「札1グランプリ」。頑張るから来て。


早めに告知、久々にひとり会やります。

「落語黙示録」 7月16日(祝・月) なかの芸能小劇場 14:30開演 

新作・古典各一席+新作ネタおろし一席の計三席やります!一応、念のため。


2012年4月


連休ですよ、連休。

ここ1、2ヶ月、読んだもの見たもので印象に残ったものを列挙。
参考のため再読
○「嘘でもいいから殺人事件」(島田荘司)・・・「やらせ」を題材にした噺を作ろうと、参考のため約20年ぶりに再読。番組下請けプロダクションのディレクター・軽石三太郎こと、「やらせの三太郎」のキャラが強烈で面白すぎる。業界関係者の「軽薄」な部分を煎じ詰めたような奴で、心霊、超常現象、UMAなどのインチキ番組をヌケヌケと手掛ける。「秘境××に○○を見た!」みたいな。続編「嘘でもいいから誘拐事件」とセットで読み返したが、この強烈かつ秀逸キャラにはとてもかなわんと、創作断念。
エッセイ集
○「ダンヌンツィオに夢中」(筒井康隆)・・・洋の東西を問わず、演劇、映画、美術、音楽など、著者の造詣の深さに驚いてしまった。著者の作品にも多く題材とされている夢や深層心理、また歌舞伎に関してもマニアックだ。洋書の書評は随分参考になったし。表題作「ダンヌンツィオに夢中」は筒井版「三島由紀夫論」。これは目から鱗だった。三島が傾倒したとされるダンヌンツィオは、イタリアの国民的作家で、小説家にして劇作家で詩人。また第一次大戦で活躍した愛国的英雄。三島作品に見れるダンヌンツィオの影響を指摘。その影響は作品だけでなく行動にも見られ、しだいに顕著になる。後の極端な「英雄志向」もこの人物の愛国的行動が根底にあったとされる。人生=演技。なるほど、これは演劇を愛する著者ならではの慧眼。
「古典を読み返す」のコーナー
○「異邦人」(カミュ)・・・あらゆる情報が氾濫し刺激的なことには事欠かない昨今。個人的にも様様なものに追われ、易々と息もついていられない。そんな中、突如自分の身に非日常的な出来事が降りかかっても、案外感情的にならないのではないか?自分が当事者になったことに気づかず、また気づく精神的な余裕もなく、己の不幸や重大事を冷静に見てしまうのではないかと。ニュースや新聞で殺人犯の犯行動機をたったひと言で片付けてしまうが、そんな単純なものではない。俗に言う「動機」は引き金になったというだけで、本当の動機ではない。たった数分の報道や、数行の記事で人間の重大な行動、ましてや殺人動機など説明できるものではない。だから、この本の感想もたった数行では述べられない。ごめん、ごめん。
DVD
○「007は二度死ぬ」・・・初期の007シリーズはツッコミ所が多いが、やはりこれが一番いい。日本を舞台にした異色作。敵のアジトで、ジェームス・ボンドと忍者部隊が暴れまくる。忍者の訓練を受けたボンドが手裏剣で敵を倒す場面は感動した。そして一番のツッコミポイントは、普段滅多に変装しないボンドが、今回敵の目を欺くために日本人に成りすますのだが、これはいくら何でも見た目にムリがある。そのうえ「オハヨウゴザイマ〜ス」とか片言だし。万能のスパイも変装は苦手。
○あと、デス・ゲーム脱出系で、「CUBE」と「SAW」を。どちらも言わずと知れた名作だけど見たこと無かったから。立方体の部屋から脱出する「CUBE」は、「CUBE ZERO」で全貌が明らかになる。「〜ZERO」で黒幕を敵に回して、ゲームが更にハードになり、絶対的不利な状況から活路を見出すあたりがいい。最後の展開もよかった。「SAW」はゲーム性はそれほどでもない分、ラストのドンデン返しが効いている。雰囲気は「セブン」みたいな感じかしら。ストーリーがグルン!と、一回転する感じ。こういうのが理想なのだな、あっしは。


「大須で江戸噺2012」 ご来場ありがとうございました。初日の豪雨も何のその、昨年を上回る1700人超のお客様にご来場いただきました。御礼申し上げます。今回も心地よく疲弊しております。ちなみに15日、名古屋ドームでエグザイルのライブがあったようで、帰りの新幹線、名古屋から新横浜まで座れず・・・ひぃ〜。


「大須で江戸噺」 ご来場お待ちしております!11(水)〜15(日) 名古屋・大須演芸場 昼夜公演です。お蔭様で、14と15の昼公演は完売致しました(当日券は若干発売)。夜公演は連日とも比較的空きがございます。何卒宜しくお願い申し上げます〜


2012年3月


日本橋亭、ご来場ありがとうございました。風太郎忍法に対するオマージュ・「僕の彼女はくの一」は、寄席のトリでやってみたかった!

ちなみにその日、うちのマンションが朝8時から12時まで断水で、水が解禁になるまで寝てようと、二度寝、三度寝してたら頭がボケボケになった・・・。いかんね。


20日の大館市は雪だった・・・。ガンガンに吹雪いていた。地元の方が寒いと嘆くくらい、そりゃもう寒かった。それまでは春めいた暖かい日が続いていたとのこと。だのに、その日に限って・・・。開演20分前になっても、お客さんがひとりも来ない。ひょ、ひょっとして・・・そ、そんな・・・と、思いきや、直前にゾクゾクとご来場してくださり、最終的には40人ぐらいになった。プチ吹雪の中、ありがたき幸せでございました。ただ、落語をもうちょっと頑張れれば・・・。2席目にやった新作があまりにも「無惨」だった・・・。

そういえば、「デビルマン」に、妖将軍「ムザン」、魔将軍「ザンニン」、妖元帥「レイコック」という悪役がいた。うまいネーミングだな・・・。今考えると

ところで、27日(火) 「ナウな落語会 トリは今輔」  日本橋亭  お待ちしております。ご予約はこのHPでも承っております。


「せめ達磨・激闘編」最終回、ご来場ありがとうございました。高座中に地震の直撃を受けましたが、精一杯つとめさせていただきました。

次回から、「せめ達磨・創れ!わんぱく泥団子」が始まります。メンバーもほとんど変わりません。宜しくお願い致します。


昨日の名古屋は寒かった・・・。来月の大須興行の宣伝に行ったのです(そのうち、新聞、ラジオ等に出ますので、東海地方の方、チェックを)。
ここ数日、中途半端に風邪をひいてるのです。本を読んでも、ネタを考えても集中できないぃ。かといって、寝込むほどでもないので、ストレス溜まるぅ・・・。こんな時は、高座で熱演して、風邪をとばすに限る。
てなワケで、「せめ達磨・激闘編」 最終回、ご来場お待ちしております。何せ、最終回ですからね!最終回!


14(水) 「せめ達磨・激闘編」 とうとう最終回です。長い間ありがとうございました。最終回ということで、メンバー一同、選りすぐりのネタをブチかまします!ご来場お待ちしております。


2012年2月


現在、浅草演芸ホールに出演中でございます。トリは師匠です。あっしは14時55分あがり、仲後の一発目、くいつきってヤツです。
23日(木)は入れ替わりで、12時15分あがり、26日(日)は海老名で落語会(詳細をつかんでないため、告知できず)のため休演です。
あと、29日(水) 百栄さんの会にゲストで出ます。らくごカフェ 19時開演です。


「れふかだ落語会」ご来場ありがとうございました。クイズトークは盛り上がった!あと、トリネタの「札1グランプリ」は、そのうち、スマートホンか何かで配信されます。結構言い間違えてて、あんまりウケてないけど、チェックして下さい。


8日(水) 「れふかだ落語会 古今亭今輔独演会」 ご来場お待ちしております。場所は新宿の花園神社のあたりです。あっしは、新作・古典各一席の計二席でございます。
ゲストは、東大卒のインテリ芸人として、「Qさま」に出演している昇吉くんです。「クイズつながり」ということで、ブッキングしてもらいました。なので、そんなトークをするかもしれません。
終演後、別途2500円にて懇親会あり(希望者のみ、無理にとは言いません)です。宜しくお願い致します。


2012年1月


1月終了。今月は大人しく健全に過ごせた。ただ、「ひとりカラオケ」に行った日が一日だけあった(歌舞伎町の某飲み屋。変わり者のオヤジがひとりで経営。飲み放題歌い放題。自分以外にお客のいない時を狙って行く。タマに)・・・。今年の目標は「ハメを外さない」なので、この調子で実践してゆきたいと思う。

「せめ達磨」ご来場ありがとうございました。ネタおろし「宇宙修学旅行」は、「修学旅行あるある」を軸に作ったのだけれど、やはり男子目線なためか、女性客はほとんど笑ってなかったような・・・。またそのうち、どこかでやります。

年末年始、読んだもの見たもので印象に残ったものを列挙。
「古典を読み返す」のコーナー
○「蠅の王」(ゴールディング)・・・学童疎開の飛行機が敵機に撃墜され、無人島に墜落。生き残った少年たちによるサバイバル。最初は規律正しく団結していた少年たちも、しだいに利害が生じ対立。様様な諍いが生ずる。今でこそこんな設定の物語は多いが、本書がそれらのハシリのような。また、古代の「国(原始国家というより、部族の集落)」は、こんな風に作られたのでは?と思ったりして。
○「赤と黒」(スタンダール)・・・私もかつて野心に燃えた時期があった。主人公ジュリアン・ソレルは行動力があって、めちゃくちゃ熱い!こういう男は好きだ。しかし、私とジュリアンとで決定的に違うのは、ジュリアンは男前で女性にモテる!
漫画
○「聖☆おにいさん」・・・漫画は滅多に読まないのだけれど、これは名作だなぁ。釈迦やキリストの伝説は確かにツッコミどころが多いと常々思っていたが、それにしてもこの豊富なバリエーション。ネタが尽きないのが凄い!それと、両聖人はいかなる状況でも、絶対に激したり怒ったりしない。ツッコむ時も常に優しい。さすが聖人!
DVD
○「天皇の世紀」・・・原作は大仏次郎の未完の遺作。1971年に放映された、幕末維新を扱ったガチな本格歴史ドラマ。黒船来航から天狗党の壊滅まで、全13話で1話完結。全話通しての主人公がいない。作者曰く「時代が主人公」。ミーハーな演出で歪められた歴史映画やドラマが氾濫している昨今、こんなにも硬派な歴史ドラマが放映されていた時代があったとは。何が硬派かって、女性がほとんど出てこない(皇女和宮がクローズアップされたぐらい)。このドラマは動画で見れます。
○「DEAD OR ALIVEー犯罪者ー」・・・久々に見たのだけれど、ラストはやはり笑えた。初めて見た時はひとりで見てて声に出して笑ったし、その後2時間ぐらい笑いが尾を引いた。今や哀川翔と竹内力ってだけで反則なのだろうけど、それにしてもラストが凄い。歴史に残る。こんな落語作れないかしら・・・。


「芸協噺の会」ご来場ありがとうございました。
「変わりもの」はウケたのかしら?「面白い」と言ってくださる方も多々いらっしゃるのですが、いまいち反応として表れない・・・。したがって、向き合い方がわからないのです。やはり、かっとび過ぎているのか?あれこそ、「未来の落語」だと思うのだけれど。

それはさておき、28日(土) 「せめ達磨」 お待ちしております。
昨年、ネタおろしがサボり気味だったので、ガッツリネタおろしします!現在制作中ですが、いい感じに出来そうです。マジで。
「宇宙に修学旅行に行く、未来の中学生」の噺です。乞うご期待! ← うわ〜、逃げ道塞いじゃったよ〜ん


11(火) 「芸協噺の会」  神保町・落語カフェ  19時開演  ご来場お待ちしております。全員、普段やらない珍しい噺をやります。

演題は、今輔「かわりもの」 小蝠「トンカツ閣下」 吉幸「釣りの酒」 夢吉「思い出」 で、私がトリです。私のやらせていただく、「かわりもの」は柳家金語楼先生の作です。音源も残っておらず、どころか、この噺の存在自体知っている方もほとんどいないと思われます。おそらく皆無かと。しかし、私は「金語楼全集」を読んでいて、ビビッときました。活字を読んだだけなのに、声に出して笑えたのです。とても数十年前の昭和の時代に作られた噺だとは思えない、未来な感覚を感じたのです。だからって、伝わらなくても怒んないで。


あけましておめでとうござます〜

とうとう、テレビ買いました。もう時事問題も怖くない!かかってこい、クニマス!

今日からナウな情報通になります。今日から生まれ変わります。そういえば、本日、1月6日は、シャーロック・ホームズの誕生日。更に、古畑任三郎の誕生日。うひょひょ〜い


2011年12月


「本厄」終了。と、思いきや、翌年の冬の節分までなんだって(立春から冬の節分までがひとサイクル)!知らなかった・・・。

「豊饒の海」四部作(「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」)読了。三島由紀夫最後の長編(最終巻の脱稿日に自決している。つまり「天人五衰」は死の直前まで書いていた作品)。今月あたまから少しづつ読み始めて、本日大晦日に読了。10数年ぶりに読み返したが、年数たってから読むと受け取り方も違ってくる。主軸となっているのが「輪廻転生」。第一巻では貴族の少年が失恋して死に、第二巻では右翼のテロリストの青年が英雄的な死を遂げ、第三巻では主人公の仏教に対する傾倒が強く描かれるのだけれど、転生の正体を解明する最終巻で凄く突き放された感じがするのだ。それこそ、諸行無常ってことかしら?そういえば、某ミステリ小説で、「豊饒の海」全4巻のうち最初の三巻に比べて最終巻だけが極端に短いのは何故?の理由がかいてあったっけ。

そんなこんなで、今年一年お世話になりました。


芸人の世界に入ってから16年。年末はウチの近所で大人しく過ごすことが多かった。しかし、今年はイベントに行ってきた。「歌川国芳展」。場所は六本木アーツセンターギャラリー。没後150年を記念して開催。年の瀬のギーロッポンは流石に混んでいる!深い造詣があるワケではなく、何とな〜くではあるが、実は昔から浮世絵が好きなのだ。昔、永谷園のふりかけ(ドリフターズがCMをしていた。確か)のオマケが浮世絵のカードで、そのカードに付いている応募券を20枚だか、30枚だか集めて送ると、カードがセットで貰えて、広重の「東海道五十三次」、北斎の「富嶽三十六景」、写楽の役者絵、歌麿の美人画をセットで揃えて持っていた。約30年前の話なので、もはや実家を捜しても処分されてしまって残ってないと思う。つくづくもったいないことをしたもんだ。で、国芳。幕末の奇才浮世絵師。最善の絵師より、やや知名度は劣るが、私は好きだ。英雄豪傑を題材にした武者絵は迫力あるし、妖怪の絵は子供の頃、よく図鑑で目にしていた。最近は、風景画にスカイツリーが描かれているといって話題になった。でもやはり、国芳の真骨頂は、戯画!これはツッコミ所が多くて、笑える。この戯画コーナーだけでも行って損はないと思います。動物もの、特に猫を扱ったものが多いのだが、精神年齢小学生並みの私の琴線は、タヌキのキンタマ!自分のキンタマにくるまって寝ているタヌキ、キンタマを頭にかぶって雨を凌ぐタヌキ、キンタマを網の様に広げて魚を獲るタヌキ・・・。くだらねぇぜ!売店で、ポストカードやら、ストラップやら、Tシャツやら色々売っていたが、題材となっているのはメジャーな絵ばかりで、キンタマのものはなかった・・・。キンタマのがあったら、俺は必ず買った!ストラップならノリノリで付けるし、Tシャツならしょっちゅう着るし、扇子なら高座で使う!心の中で叫んだ。「キンタマをもっと前に出してくれ!」。


「落語大将軍」ご来場ありがとうございました。今回はマクラが好き放題だった分、噺で失速してしまったような・・・。
まず、一席目「ターミネーターなカミさん」。マクラはWQC体験談。これに熱が入って20分ぐらいしゃべってしまった。で、本編。未来からカミさんがタイムスリップしてきてダンナの人生を矯正するという噺。2年前、「せめ達磨」でやったのを改良したつもりなのだが、それほどウケなかった・・・。そもそもタイムスリップネタはありふれてるのだけれど。トリネタ「ハードボイルドのカリスマ」。ハードボイルド作家・北山謙三郎(モデルは北方謙三)の恥ずかしい過去が暴かれるという噺。北方先生が聞いたら怒るだろうな・・・。マクラで北方先生がかつてやっておられた人生相談コーナー・「試みの地平線」について熱く語った。北方先生はいつからあんな風にかっこよくなられたのだろう?オギャーと生まれた時は普通の赤ん坊だったハズだ。では、硬派のカリスマ・北方謙三はいつどの時代で形成されたのか?そんなこんなの疑問から作った噺。

ここ約2ヶ月、落ち着かなかったのだけれど、これでやっとひと息つけるぞぉ〜!で、終演後痛飲。頭痛ぇ〜。


浅草夜トリ、無事(?)終了。お寒い中、ご来場ありがとうございました。連日お客さんに助けられたような気がするなぁ。秋から冬にかけて色々なことがあって、「緊張」が慢性化してきた。これはいいのか、悪いのか・・・。で、

18(日) ひとり会「落語大将軍」 宜しくお願い致します!今年はこれで燃え尽きますので。


今月は活動します!

6(火)〜10(土) 浅草演芸ホール 夜トリ  ご来場宜しくお願い致します。更に余力のある方、

18(日) 「古今亭今輔ひとり会ー落語大将軍ー」 なかの芸能小劇場 14時30分開演  もお待ちしております。新作ネタおろしは、「或るハードボイルド作家の過去」です。


2011年11月


25(金) 山田風太郎賞受賞祝賀会にお邪魔して来ました。場所は芸協の催し事にもよく使われる東京會舘。何故におまえが?とお思いでしょうが、かくいう私は「風太郎の会」の会員なのです。で、風太郎先生の生誕地・兵庫県養父市に拠点を置く「風太郎の会」チームとして招待されたのであります。今回、第二回山田風太郎賞を受賞されたのは高野和明先生。受賞作は「ジェノサイド」。実は、高野作品もほとんど読んでいるのです。デビュー作の「13階段」から、「クレイブディッガー」「K・Nの悲劇」「幽霊人命救助隊」「6時間後に君は死ぬ」・・・。受賞作「ジェノサイド」は3月に読んでいるが、この作品が候補になることは予言しておりました。「後出し」じゃなくてホントに。証人いるかんね。今回の祝賀会は風太郎賞の他、横溝正史ミステリ賞、日本ホラー小説大賞(総じて角川三賞)の合同。そうそうたる作家先生をまじかに見て興奮した。WQCの収録の時しかり、今回もすっかりキョドってしまった。あと、作家先生のスピーチが案外面白くて勉強になったです。

26(土)というより、日付変わって27(日)の夜中0時だいの山手線。私はベロベロに酔っており、ある方が話しかけてくださったのですが、ベロベロの私はかなり支離滅裂で、慇懃無礼な反応をしてしまいました。やりとりは全く覚えてないのですが、とにかく嫌な反応をしてしまったように、薄っすらと記憶しております。あの方は、私を応援してくださるお客さんか、もしくは業界の先輩か、あるいは偉い先生か・・・。多分、支持してくださるお客様だったと思うのですが、この場を借りてお詫び致します。ご無礼致しました!あれは本来の私ではありません!私を嫌いにならないで下さい!


「WQC」、1年半前に引っ越してからテレビを買ってないので、見てはいないのですが、あっしは知的アピールゼロの、実にあっけない結末でした(失格したとおもわれる時間に、立て続けにメールがきてビビった)。

クニマスよ・・・クニマス・・・。クニマスだってば・・・。

去年の暮れだったか、今年のあたまだったか、ネットのニュースでチェックしたハズなんだけど、完全に忘却の彼方。あそこで思い出すのは、ちと無理だったなぁ、今考えてみても・・・。2問目で出題される程のメジャーな話題であったとはつゆ知らず。
あれだけハードな予選を勝ち抜いておいて、正解したのが「マリオ!」のみって、むなし過ぎるぜ、俺!

でも、欲を言ってはいけない。本戦までトントン拍子過ぎた。運がよかったのだ。本来だったら、とうてい手のとどかないハズの「夢の舞台」に立てただけでよしとします。

私にとっての「WQC」、例えるなら、

めちゃくちゃ美人の女性がいて、その人が凄く自分のタイプで、本来なら手のとどかない雲の上の別世界の人なのだけど、思いもよらず仲良くなる機会があって、デートも盛り上がって、全く期待しないでホテルに誘ったら応じてくれて、一生に一度のチャンス到来!と勇んで、いざ、ことに及ぼうとしたら、身体が機能せず不発に終わった・・・。

こんな感じですかね。わかりやすく言うと・・・。


仕事が一段落したのだけれど、まだクイズの興奮が抜けないのよ。高座はハイテンションでつとめられるからいいのだけど、ひとり会のネタにとりかからなきゃいけないし、原稿もかかえてたりで、カンヅメになんなきゃいけないのに、どうも浮ついてるんだな。
ちなみにクイズ、もうすぐ放送されますが、あっしは実にあっけなく負けます。だから期待しないで、今ラーの皆さん。


「大須で江戸噺」ご来場ありがとうございました。今回は6公演で、延べ1130人のお客様にご来場いただきました。春が10公演で約1700人だったから、1700×0.6=1020で・・・、ということは、比率では前回を上回ったじゃん!今回のあっしの6席は以下。

11昼「ケータイ夫婦」・・・出番はヒザ。この噺は、機械オンチの夫婦のやりとり。テーマは「夫婦愛」。独身男が夫婦愛もないもんだけれど・・・。浅草でもよくやる噺。平日の昼席は、年配の方が多いのでぶつけてみた。ドン!とウケる噺ではないのだけど、ウマくすると、ジワジワと笑いが継続してくれるのだ。今回もウマくいった。
11夜「僕の彼女はくの一」・・・いきなりギャンブル!出番は仲トリ。トリと仲トリはネタ出しが原則なので、逃げられない。この噺、主人公の水町くんの、彼女・キョウコちゃんが、実は「くの一」で、そのキョウコちゃんに言い寄る凄腕忍者と水町が、くだらない忍法で戦うというハチャメチャな噺。したがって、新作落語の会など、特殊な会でしかやったことがない。果たして普通のお客様にはどうか?ところが、これが思いのほか反応がよかった。カミカミだったが、ハイテンションでやりきった。ナイスファイトな俺!ただ、客席に温度差が・・・。反応してくださるのは、同年代もしくは若い世代。年配の方々はあまり笑ってない・・・。「こいつ何やってんだ」とあっけにとられる方、「落語なめてんのか」と軽くイラついてる方・・・など。
12昼「飽食の城」・・・お菓子の城の噺。手堅く当てにいった。
12夜「胴斬り」・・・唯一やった古典。今回はトップバッターということで。この噺は、私の頭の中ではSFなのだ。胴斬りにされた上下が、別々に働くという。漫画チックなので、子供にもわかり易い。ドラえもんの「人間切断機」の巻は、この落語がモチーフと思われる。
13昼「札1グランプリ」・・・今回はトリ。財務大臣が紙幣の肖像を決めるため、歴史上の人物を集めてオーディションを行うという噺。春の公演で一番手ごたえを感じたので、満を持してぶつけた。しかーし!ハズしてしまった・・・。ややウケ。5分、いや3分ウケ。超満員のお客の前でやっちまった・・・。春公演ではウマくいったのに・・・、高座は生き物。これだから、わからない。
13夜「サンタのせいじゃ!」・・・クリスマス限定の噺。寂しいクリスマスを送るヤクザの物語。ちょっと早いが、強引にぶつけてみた。が、これが、結構イケた!攻めた方がウマくゆく。

名古屋の皆様、お世話になりました。次回は来春の4月に予定しています。とにかく、最後の高座が満足いってよかった。これがダダすべりだと、4月までフラストレーションを持て余して生きねばならん。

余談ですが、6日(日)にクイズの収録があって、あの時の興奮がまだ抜け切っておらず、現在もかなり浮ついているのです。自分の結果は・・・、まあ、こっちにおいといて、とにかくクイズウォッチャーとして楽しんでしまった。日本最高レベルのクイズプレイヤーを束で、あんなにも真近で見る機会はもう一生訪れないだろうな・・・。


「大須で江戸噺」、名古屋近郊の方、ご来場お待ちしております。当日券もございます。昼席はわずか、夜席は結構あります。
今回の6席も全席変えます。若干、春とカブるかもしれませんが・・・。
ネタ出ししているのは、13日昼トリ「札1グランプリ」、11日夜仲トリ「僕の彼女はくの一」です。特に「僕の〜」は寄席形式でやるのは初めてです。詳しい番組は、落語芸術協会のHPをご覧下さい。
宜しくお願い申し上げます。


クイズ番組に出ます!ガチのクイズ王決定戦です。ハードな予選を勝ち抜きました。

「ワールドクイズクラシック」

惨敗したら、しらばっくれて告知しないでいようと思っていたのですが、番組のHPで本戦出場者が発表されているので、逃げられないとあきらめて告知。
ちなみに芸能人枠ではなく、一般枠です。本名で応募して、本名で合格したのですが、せっかくだからということで芸名でエントリーすることになりました。こっちの方が、おいしいと言えばおいしいのだけれど。
今回は物凄いメンバーに混ざります。発表された時、驚いてパソコンの前で失禁しそうになりました。「クイズ王密度」の高さは、クイズ番組史上最高なのでは。あっちにもクイズ王、こっちにもクイズ王。こんな環境はめったに経験できない。
今まで「クイズ芸人」を標榜し、処々で「クイズできるぞ」的なアピールをしてきましたが、それはあくまでも芸人としての「売り」。例えるなら、「趣味は?」と聞かれて、「野球」と答えてきた野球好きの素人が、いきなり大リーガーと対決することになったような。嬉しいような、怖いような・・・。


2011月10月


早めに告知。

ひとり会「落語大将軍」 12月18日(日) 14時30分開演 なかの芸能小劇場 新作・古典計3席 

それともうひとつ、

12月上席後半・6(火)〜10(土) 浅草演芸ホール 夜席のトリ

です。両方とも来て下さいなんて、そんな我儘は言いません。いや、やっぱり、できたら両方とも、ご来場お待ちしております。


16日(日)に恒例の「芸協らくご祭り」があります。場所は西新宿・芸能花伝舎です。あっしは今年も教室イベント担当です。昨年同様、受付でテンパってると思います。ご来場お待ちしております。


2011月9月


「せめ達磨」「角座」等、諸々ご来場ありがとうございました。
今週はほとんど東京に居りませんでした。仕事だったり、遊びだったり、色々とほっつき歩いておりました。いちいち書くのはめんどうなので、割愛します。そして割礼します。意味わかんないんですけど。で、お知らせ

11月にまた名古屋・大須演芸場に行きます。「大須で江戸噺」の第二弾です。春の大成功に気をよくし、周りから「年内にもう一回やれ!」とせっつかれ、本人たちもその気になり、開催することに相成りました。詳細は後程。
10月の出演も情報を把握しだいアップします。


更新をサボってたら下旬になってしまいました・・・。

22(木) 「せめ達磨」 なかの芸能小劇場 19時開演 ご来場お待ちしております。ポッと出の田舎もんが詐欺に合う噺をします。

で、更に同日21時より、「角座深夜寄席〜特選真打の会〜」に出演します。「せめ達磨」が終わってからでも間に合います。ダッシュすれば、きっと間に合うはずです。出かけついでにハシゴして下さい。宜しくお願い致します。 


 

2011年8月


9上も代演が多いのねんのねん。

1(木)・2(金) 池袋演芸場 13:45あがり    3(土) 新宿末広亭 13:00あがり    4(日) 新宿末広亭 14:55あがり  池袋演芸場 17:15あがり  

5(月)・10(土) 新宿末広亭 13:00あがり


「落語大将軍」ご来場ありがとうございました。「錦マニ LАST GIGS」から3年、あの頃とお客様の層が全く違う。やってることはほとんど同じなのに。「今ラー」の皆さん、今後も宜しくお願い致します。そして、かつての「錦ラー」の皆さん、帰ってきて下さい。

一席目、「あなた何型?」はかつて「せめ達磨」でネタおろしした噺なのですが、ネタおろしの時の方がウケた。ただ今回、小学生のお子様が終始食いついてきてくれた。今度、不健全な部分を刈り取って、学校寄席でやってみます。
トリネタ、「キリスト来日」はネタおろし。歴史上のトンデモな異説をこれでもかと盛り込んでみました。資料をあちこちから引っ張ってきて、ノリノリで調べて作ったのですが、いざやってみると自分の中で混乱して、結構すっとばしてしまった・・・。ややこしい固有名詞とか。この噺は内容的に諸々問題があって、かなりやる場所が限られる。そのあたりをソフトにして、落語じゃなくて、フリップや写真や映像を使って、講演みたいな形式で説明したら面白さが伝わると思うのだけどな。多分。


健康診断に行ったら、体重が5キロ増えてた・・・。太るの20数年ぶりだぜ。中年て怖いね。
2012年のロンドンオリンピックのマスコット、妖怪っぽくて、結構不気味だな・・・。あっしは好きだけど。でも、「せんとくん」で不気味がってる日本ではありえないんだろうな・・・。

21(日) 「落語大将軍」 宜しくお願い致します。← しつこいね。


こないだ、「アタック25」を見ていたら、こんな問題が出た。

問題 「社長島耕作」の島耕作と、「嗚呼!花の応援団」の青田赤道は同じ県の出身です。何県でしょう?

これは・・・、「アタック25」らしからぬマニアックな問題だなあ・・・。俺が知らなかっただけか?

21(日) 「落語大将軍」  なかの芸能小劇場  14時30分開演  宜しくお願い致します。


21(日) 「落語大将軍」  なかの芸能小劇場  14時30分開演  宜しくお願い致します。

噺も何となくできました。ジャンルは、古代史。いや、SF、いやいや、ミステリー・・・。自分でもよくわかりません。とにかく資料は駆使しました。メチャクチャ色んなこと覚えたぞぉー。お待ちしております。


2011年7月


前回の続き。翌25(月)は観光。潮来市にある竹田城跡へ。前々から行ってみたかった。山陰本線和田山駅から播但線に乗り換え一駅目、竹田駅下車徒歩25分にある山城。築城主は「応仁の乱」で西軍の総帥だった、山名宗全だといわれている。その後、赤松氏との抗争を経て、織田軍が侵攻。羽柴秀長(秀吉の弟)隊に攻められ落城。現在では石垣しか残っていないのだが、「天空の城」「日本のマチュピチュ」の異名をとる、知る人ぞ知る屈指のスポット。映画「魔界転生」(2003年版)、「天と地と」の撮影も行われている。ちなみに「天と地と」の際、3億だか5億だかかけて城のセットを作ったらしいのだが、文化財ということで撮影後取り壊されたという。当初、駅から登る心積もりだったのだが、ありがたいことに「風太郎の会」の会長様に案内していただいた。中腹の駐車場まで車で、そこから急峻な山道を登る。メンバーは会長様と私、そして昨日貴志先生の講演会で司会役を務められた、大学講師でミステリ研究家の谷口基先生。谷口先生はいかにも学者然とした温和な方なのですが、意外にも山を登るのがメチャメチャお早い!ペースを乱さず一気に登ってしまわれた。学者の先生は学業以外もキッチリしてらっしゃる。それに引き換え全てにおいて怠惰な私は、早くもボロボロ。おまけに朝食を吐きそうになるテイタラク。文化財なので、汚したらイカンと必死に耐えた。駅から登るなんてとんでもなかったぜ。
で、山頂。これはまさに絶景!周囲の山々が一望できて空気もウマい!吐き気もすぐにおさまった。石垣だけとはいえ壮大。堅ろうさが偲ばれる。これほどまでの要塞をよくもこの山上に・・・。例の如く写メはありません。載せたいのだけど。見たい方、「竹田城」で検索してみてください。凄いから。出た、他力本願。
その後、単独行動。和田山駅から鈍行で京都方面に約30分、福知山駅下車。福知山城へ。この城は山陰本線の車窓からも目立つので、以前から気になっていた。駅から徒歩で15分ぐらい。こちらは平山城。築城主は明智光秀。天守閣も復元してあり城内は展示室になっている。300円払って入城。入り口には「明智光秀を大河ドラマの主役に」と書かれた貼紙。署名を呼びかけている。福知山の英雄・明智光秀。私も好きな人物だ。学識豊かで、礼式にも通じ、武芸の腕も立つ。文武両道の達人だが性格的に損をしていたような。生真面目で、どちらかというと暗い感じ。明るくて器用な秀吉とは対照的。例えば上司の信長に叱責された場合、秀吉はおちゃらけて冗談でウマくかわせるタイプ。光秀は必要以上に真に受けてドーンと暗く沈んでしまうタイプ。後者の性格よくわかる。階段を上がると、いきなり侍の人形。出会いがしらに、「うわぁ〜!」とひとりで叫んでしまった。ビビりな俺。
3時30分ぐらいに京都駅着。もう少し観光して行こうと思ったが、山登りがたたり、体力的にギブアップ。新幹線の中で爆睡。ドカーン!


24(日) またもや、山田風太郎記念館(兵庫県養父市)へ。「第1回山田風太郎賞受賞者・貴志祐介講演会」を聴講しに。
実はかつて、貴志先生にもお世話になったことがあるのです。約7、8年前、某噺を作るにあたり、先生の某作品を勝手に参考にさせていただいたところ、つい許容範囲を超えてしまい、言わば「パクり」に近い状態になってしまい、更に無礼なことに勢いでもって自分の勉強会で口演してしまったのですが、よくよく考えるに、作者や作品に対して大変無礼な行為であるのはもとより、自分の創作に対する心構えに於いても絶対にケジメをつけねばいかんと、編集の方を通じて先生から許可をいただいたという経緯があるのです。先生とは直に接することはなかったのですが、勝手なパクりと、事後報告という二重のご無礼にもかかわらずご承諾してくださり、いつか機会があったらお詫び申し上げたいと思っておったのです。しかも、今回は、山田風太郎と貴志祐介という、過去に私が関わらしていただいたことのある(しかも落語がらみで、間接的にだけど)唯二人の作家先生が結びついた。これはいかねば!と、足を運んだしだいなのです。
まず前日に現地入り。昨年の「風太郎祭り」以来。風太郎先生のご家族、ご親類はじめ、各地から集った風太郎ファンと懇親会。「人見知り芸人」の私は、単独で集団の中に乗り込むのが苦手なのですが、同好の人々とは楽しく溶け込める。おかげで、結構遅くまで飲んでしまった。
で、当日。午前中は風太郎先生の追善法要「風々忌」。本来はご命日の7月28日に行われるのが恒例なのだが、今年は講演会に合わせてということで。ちなみに、江戸川乱歩の命日も山田風太郎と同じく7月28日。
いよいよ講演会。直前に貴志先生の楽屋にお邪魔してご挨拶させていただいた。私のことなど覚えてらっしゃらないだろうな・・・、と思いきや、覚えててくださった。しかも落語のタイトルまで。これはありがたき幸せ。
会場は風太郎ファンと貴志ファンの混成。貴志ファンは若い女性が多い。講演内容も非常に充実していて勉強になった。貴志先生は「エンターテイメント」としての「面白さ」(ここでいう「面白さ」とは「笑い」という意味ではなく)に強くこだわっておられる。確かに貴志作品は、人間誰しもが持っている「怖いもの見たさ」的な心理に訴えかけるのか、グッとのめり込んで、一気に読み終えてしまう。戦いの面白さ、圧倒的な情報量も魅力。「エンターテイメントには毒が必要」とも言っておられた。「主人公を窮地に立たせる」、「悲しみは癒し」だとも。落語のSF的な要素にも言及していただき、お気遣いいただいた。あと講演後のお話で、「現代ミステリはケータイとの戦い」だとおっしゃられていたのが印象的だった。なるほど、ケータイのせいで作れるはずの密室が作れなくなってしまう。それを「いかに使えなくするか」だと。情報機器の進化によって、従来通用するはずのストーリーが通用しなくなってしまう。なるほど。ケータイは革命的な発明なんだろうな・・・。余分なやり取りや無駄な時間、何より行き違いが格段に減った。行き違いの減少は人生に大きく左右するのでは。ケータイが発明されていたら、別れなくて済んだ男女が何組もいたろうし・・・と、色々考えてしまった。身近すぎていまいちピンとこないけど、ケータイ恐るべしやね。


地元で仕事だったのですが、ウチの地元ではウグイスが普通に鳴いていました。いたる所で。猛暑にウグイス。原因は不明。

22日(金) 「芸協新作魂ー古典もできた時は新作ですー」 日本橋亭17時30分開演 ご来場お願い致します。枝太郎さんプロデュースの新作の会です。芸協の新作派が勇猛果敢に新作をブチかまします。あっしの出番は19時半ぐらい。そして特別ゲストに、落語界最年長にして落語芸術協会最高顧問、そして言わずと知れた新作界の大御所・桂米丸師匠にお出でいただきます。師匠が日本橋亭に降臨されるのは久々なのでは。更に、出演者一同で新作に対して熱く語るトークコーナーも予定されています。ただでさえ緊張するのに、な、何話したらいいんだろ・・・。


そうそう、「せめ達磨」ありがとうございました。

明日はよぉ、やりなれてねぇ古典の大ネタかけっから、明日にそなえて、今日のランチふんぱつしてやったよ!
「さくら水産」!いつもの日替わり定食500円じゃなくてぇ、気合入れてぇ、刺身定食650円!いっちゃったよ、いってくれちゃったよ、おいおい、やるなぁ、オレ、太っ腹だね、男らしいぃ〜


神楽坂の居酒屋「竹子」。外観は料亭風なのだが、中は居酒屋。しかも激安。期間によってはビール180円だかになるらしい。毎月落語会をやっていて、毎回芸協の芸人が送り込まれる。長年続いていて土壌ができあがっているせいか、お客はお酒を飲んでいるにもかかわらず、悪ノリする人もいず、お行儀よく聴いてくださる。むしろ陽気なお酒で落語が盛り上がる。一種の異空間。是非ともご来場を。あっしは今月出番だったんですけどぉ。

それと、8(金)「せめ達磨」ご来場宜しくお願い致します。噺は思春期の高校男子を描いた性教育落語です。2年前自分の会でやったのを改良しました。改悪だったりして。


2011年6月


そろそろ「創作モード」に入んなきゃいかんのだけど、集中力が欠如してんのよね・・・。そんなこんなで、代演多し。
7/1(金) 新宿末広亭13:00あがり 上野広小路亭15:10あがり   2(土) 池袋演芸場17:15あがり  3(日) 新宿末広亭13:00あがり 上野広小路亭15:10あがり   
   4(月) 池袋演芸場13:50あがり


横浜、東村山、あと本人が詳細を把握しておらず告知できてない銭湯寄席などなど諸々、ご来場ありがとうございました。

22(水)「二つ目勉強会」ご来場よろしくお願い致します。
この会は、二つ目の人々がネタ出しして果敢に臨み、なおかつ偉い師匠に客席にまわって落語を聞いていただき、後に指導を賜るというガチな勉強会なのです。あっしも以前は緊張した。おまけに当日までどの師匠がいらっしゃるのか明かされず、このミステリが更に緊張を助長するのです。今回あっしは、ゲストという気楽な立場なんですけどぉ。

あといつもの「ひとり会」やります。
8月21日(日) 「落語大将軍ー中野事変ー」  なかの芸能小劇場  14時30分開演
詳細は後程。っても、いつも通りなんですけどぉ。


7(火)長野で仕事。肉料理屋さんの宴会場で演芸。室内に飾られた季節の草花を観賞したり、抹茶を楽しんだりと風流な空間。演芸コーナーの後はすきやきの宴。高級牛肉食べ放題だったが、序盤で満腹になりギブアップ。昼間に都内の牛丼屋で大盛を食べてしまっていた・・・。こ、こんなことなら・・・く、悔すぃ〜。
帰りは「スーパーあずさ」。昨年3月、雪による倒木で電車が止まり、ダイヤが乱れに乱れて新宿に着くのに13時間かかったことがあった。その時と同じ電車。メンバーも昨年一緒に車内に閉じ込められた太神楽の鏡味正二郎さん。状況が全く同じなのだ。今回も何か起こるのでは?と、警戒しつつも、流石に何事も起こらず、時間通りに新宿に帰還。
余談ですが、あの時ストレス全開の車中でメモった新作の構想を紹介。「電車が止まり、車中に閉じ込められた男が腹が減ったので、宅配ピザを注文するが、ピザが着く前に電車が動き出してしまう。熱血漢のピザ屋のオヤジは是が非でもピザを届けようと新宿まで電車を追いかけて行く。行く手に様様な困難が立ちはだかる。オヤジは無事にピザを届けることができるのか?ラストは人情風」って、何だこりゃ。でも結構イケそう。


そうでした。「高崎まちなか寄席」、豪雨の中沢山のご来場ありがとうございました。記念品争奪大なぞかけ大会、司会のあっしはグダグダでしたが楽しませていただきました。現在、上野広小路亭に出演中。ご来場お待ちしております。土日は冒険する予定。とかいって、いつもと同じ噺だったりして。


2011年5月


最近といっても、今年のあたまぐらいか、ついつい「人生」について考えてしまう。身辺や世間でも様々なことが起こり、虚無感が増す今日この頃。酒を飲んでもそれ程ウマく感じず、これといって食欲もなく、性欲もない・・・。単に歳くったってだけだったりして。
4月の勉強会でネタおろしした「いまわの際」という噺は、「人間は人生を終える瞬間にどんな気持ちになって、どんなことを考えるのか?」、そんなこんな考えながら作った噺です。そんなここ数ヶ月、気分に乗じて「人間臨終図鑑」(山田風太郎原作)を読み返してみた。古今東西の有名人の死に際を集めた奇書。遺書、最期のことば、辞世の句などから死生観がわかって勉強になる。印象に残ったものを抜粋。()内は享年。
○終戦直後、闇米を買うことを拒否して栄養失調になり、それが原因で亡くなった実直一途な裁判官・山口良忠(34)の残された感想集より、『善人の社会での落伍者は悪人であるが、悪人の社会での落伍者は善人である』。
○織田信長(49)の項での著者のまとめのことば、『死は大半の人間にとって挫折である。しかし、奇妙なことにそれが挫折の死であればあるほどその人生は完成形をなして見える』。
○サルトル(75)の死生観。『絞首台で取り乱さないようにあらゆる配慮をめぐらしているのに、スペイン風邪でぽっくりとやられる死刑囚。それがわれわれだ』。
○高杉晋作(28)の辞世。『おもしろきこともなき世をおもしろく』。←これは有名。昔から好きなことば。
○勝海舟(76)の最期のことば。『コレデオシマイ』←人をくっているというか、豪気というか、この達観ぶりは只者ではない。
○各章ごとに添えられている著者のことばから、『神は人間を賢愚において不平等に生み、善悪において不公平に殺す』。
○「密林の聖者」とよばれた医師・シュバイツァー(90)の21歳の時の決意のことば。『30歳まで学問と芸術のために生きよう。それから人類に奉仕する生活を送ろう』。←そしてそのことば通り、30歳で医学を志し、36歳で資格を取り、2年後アフリカ・ガボンに渡り、ランバレネに病院を建て、90歳で亡くなるまで人生を医療に捧げた。初心貫徹の超人にして聖人。
○幕末三奇人のひとり・林子平(55)。「海国兵談」を著し国防の急務を唱えるが、幕府に睨まれ発禁、板木も没収された。その時(死の前年)に詠んだ句。『親もなし妻なし子なし板木なし金もなければ死にたくもなし』。←せつない。せつないを通り越して可笑し味さえ感じてしまうのは、名句ゆえか。私も人事ではない。
○近松門左衛門(71)の最後の文章。『〜市井に漂いて商買知らず、隠に似て隠にあらず、賢に似て賢ならず、物知りに似て何も知らず、世のまがい者、唐の大和の数ある道々、技能、雑芸、滑稽の類まで知らぬことなげに口まかせに筆を走らせ一生をさえずり散らし、今わの際に言うべく思うべき真の一生事は一字半言もなき倒惑』。←日本のシェークスピアの最後の文章もかくもせつない。近松にしてこの虚無感。いわんや凡人おや。ちょっと勇気が出たりして。
○福沢諭吉(67)、夏目漱石(49)の両人が昭和59年に肖像画として紙幣が発行されたことについての著者の感想。『最もこういうことを嫌いそうな人間を、そろいもそろってよく肖像画に使ったものだが、人間死ねば生きているやつに何をされても無抵抗である』。
○ドイツのロケット工学者・フォン・ブラウン(65)。第二次大戦中ナチスの元でV2ミサイルを開発(当時、各国で優秀な科学者たちの純粋な研究意欲が新兵器開発に利用された)。戦後アメリカに亡命し、アポロ計画に参加。アポロ11号を生み出し、人類初の月面着陸に成功する。そのブラウンの晩年の病床でのことば。『子供のときの夢を生きてるうちに実現させることの出来た人間が世界に何人いるだろう。私はもう明日この世を去っても最高の生きがいのあった人生だと満足できるよ』。←そして最期の日、朦朧とした意識の中で、『私は今銀河系を脱出しようとしている。10万光年、10億光年・・・』と呟き、最期のことばが、『ノバ(新星)』。幼少の頃から、宇宙を夢見てその夢を叶え、最期も宇宙に焦がれて去って行く。さぞ当人は本望だろう。ただ、類稀なる才能と想像を絶する努力があってのことだろうから、そうそうマネできないね。


「花形演芸会」ご来場ありがとうございました。「山ん中村奇談」のオチは、私の頭の中では「絵オチ」なのです。「六枚のとんかつ」シリーズ(蘇部健一原作)みたいな「絵オチ」。あくまでも私の頭の中では・・・。あと、「堀の内寄席」もご来場ありがとうございました。

気をとりなおして。突然ですが告知。

「2011 高崎まちなか寄席」(東日本大震災復興支援)  5月29日(日)  14時30分開場 15時開演   高崎ホワイト・イン 
出演 古今亭寿輔 古今亭今輔 瀧川鯉ちゃ  入場料\2000  (問)080−5863−3840又は、090−1818−1970 


パソコンが壊れておりました。今日から全快。メールをいただいていた方、無視した状態になってしまい申し訳ございませんでした。
アタック25はこの上なく残念です。もう一度出場して児玉さんにお会いしたかった・・・。

21(土) 花形演芸会・国立演芸場、宜しくお願いします。あっしは今回トリです。花形でトリは最初で最後です。しかも、凄くアウェイなような・・・。ご来場お待ちしております。


2011年4月


「大須で江戸噺」沢山のご来場ありがとうございました。

集客が危ぶまれ、自腹覚悟で始まった会でしたが、フタを開けてみると・・・何と、連日ほぼ満員!土日は完売。予約を断るのにしのびなく、だったらもう1公演やってしまおうと、勢いで急遽追加公演が決定。10公演で延べ動員数は、な、何と、1700人!予想外の大盛況でございました。メンバーの中に名古屋に縁故のある人は誰もいないというのに。兄様方の営業力に敬服。おまけに、開場準備、受付、場内整理、チャリティーグッズの販売など、出演者がスタッフも兼ね、毎公演自分の高座の他に口上をやり(追加公演だけ大喜利)、夜は楽屋に寝泊まりするという、まさに合宿のような状態。身も心も快く疲弊、この「燃え尽きた」感は久々。私のやった噺は以下、

20昼「ワルの条件」・・・出番はヒザ。最初の公演にして、いきなりよく反応してくださるお客さんだった。これでメンバー一同勢いづいたような。
20夜「甲子園の魔物」・・・仲トリ。トリと仲トリはネタ出しが原則だったので逃げられない。高校野球のマクラで予想以上の反応があったが、噺に入ると失速。いつものパターンといえば、それまでなんだけど、どうにかならないかしらと、反省。

21昼「くず湯」・・・五代目の師匠が得意とされていた噺は滅多にやらせていただくことはないのだが、この噺はたまにやらせていただく。なぜならこの噺、年配のお客様にはハマると物凄い破壊力を発揮するから。今回も大いに狙っていったのだが、それほどでもなかった。ややウケ。当てにいったのに、外すとショックがデカい。
21夜「群馬伝説」・・・昼の轍を踏んではならぬ。手堅く当てにいって外したなら、いっそ冒険してやろうじゃないか。この噺は今月の「ひとり会」でネタおろししたばかり。都内の寄席では土日に3回試してみて、それなりの反応があったが名古屋ではどうか。事前にリサーチしたのだが、噺の核になる「上毛かるた」を知っている人は名古屋にも結構いるらしい。また例え「上毛かるた」を知らなくとも、ローカルな話題に必死になっている登場人物のキャラが伝わればどうにかなるのでは・・・。結果はそこそこの反応。こんなもんかしら?欲を言えば、もっとウケたかった。

22昼「伝統芸能入門」・・・演芸作家の稲田和浩先生作。寄席でもコンスタントにウケる噺なので、前日の酒が少々残っていたが安全運転できた。今回はオチを変えてみた。オチのアイデアを与えてくれたのは本公演の座長・円馬兄様。ちなみにこの会で会場内で入れ歯をなくされたお客様がいた。笑い過ぎて落としたたのか?ならば、誰の噺の、どのポイントか?気になる・・・。
22夜「札1グランプリ」・・・またもや冒険。この噺は自分の会と新作の会でしかやったことがない。財務大臣がお札の肖像画を誰にするか?歴史上の人物を集めてオーディションするという内容。寄席向きではないような気が。ただ、これも事前にリサーチしたのだが、大須ではコスプレ祭りが開催されるそうで、この近辺に「歴女」も多く来るそうだ。しかも、噺の終盤には地元の大英雄・織田信長も登場する。イケるかも。え〜い、やってしまえ!ギャンブルの結果は・・・当たった!本公演中一番手ごたえを感じた!プーク人形劇場でやってるのかと思った。手堅くいったのが外れて、大冒険がハマる。これだからわからない。ちなみに、この高座中、舞台ソデに白いトレーナーを着た男の姿が目に入った。その日メンバーの中に白いトレーナーを着ている人はいなかったし、顔は影になっていてよく判らず、体型にも見覚えがない。ということは、ひょっとして、ゆ、幽霊・・・、ほ、ホントに出た〜、背筋がゾゾゾ〜、思わずセリフがすっとんだ。しかし、正体は、・・・何のことはない、楽屋見舞いに来た大須専属の落語家・雷門獅籠兄だった・・・。それにしても吃驚した。普段は怪力乱神を信じない私だが、大須という環境がそうさせた。

23昼「山ん中村奇談」・・・この会はトリ。土曜日とあって超満員。私の知り合いも、京都、大坂、神戸、岡山そして川崎と、遠方から駆けつけて下さった。この噺、ギャグよりストーリー重視という、私らしくない作りで、私のレパートリーの中では笑い所が少ない。それでもいいお客様なのでポイントポイントで反応して下さる。ただ、欲をいうなら、昨夜の「札1」をトリにもってくればよかったか・・・。いや、昨夜の空気だからこそハマったのであって、今日はこれで賢明だったのでは・・・。よくわからないっす。
23夜「飽食の城」・・・この会はトップバッター。経験上、一発目で新作がウケたためしがないので古典を考えていたが、開演して幕が上がっただけで拍手が来るという好意的なお客様。笑いを待ちわびている。ならばと。

24昼「日本史発掘」・・・ここまでくるとかなり疲労が蓄積し、脳も酸欠状態。でもそんなのはこっちの事情。入場者数は前日昼を上回る満員ぶり。何をかけるか?悩んだ末にこれ。最近寄席でも、さんざん悩んでこの噺に行き着くというパターンが多い。あまり多用してはいかんと反省。
24夜「或る芸人伝」・・・最後はやはり冒険。この噺は功なり名をとげた人間国宝の落語家・今昔亭K之輔が主人公だが、より自分とオーバーラップさせるために、今回は古今亭ナウ輔という名前に変えた。そうすれば誇大妄想感が伝わり、バカバカしい噺になるのでは?と。しかし、突然名前を変えると混乱するね。お客様はよく反応して下さるのだけど、カミカミだった。

以上10席。名古屋の皆さまありがとうございました。この企画に関われて光栄でございます。何より、伝説の「不死身の寄席」で不屈のパワーを注入されました。ランボーが「ベトナム帰り」なら、俺は「大須帰り」。今の俺はめちゃんこ面白い。


大須演芸場公演・「お江戸6人衆 大須で江戸噺」 名古屋近郊の方、ご来場お待ちしております。
20(水)〜24(日) 昼の部:13時開演 15時30分終演  夜の部:18時30分開演 21時終演  (24は昼の部のみ 今輔トリは23の昼 ネタは毎公演変えます。何度でもご来場を)です。
自主興行に近く、裏方も全部出演者で受け持ちますので、開演中はかなりテンパると思います。おまけに寝泊まりは楽屋。こ、怖いぃ〜、お化け大丈夫かしらん・・・。しかし由緒あるスピリチュアルスポット・大須演芸場(私が勝手に決めました)、未知のパワーが我身に宿ったりなんかしたりして(そう信じてます)・・・。


「落語大将軍ー4月革命ー」ご来場ありがとうございました。
さすがにゲストなしの4席は、お客さんがキツかったような・・・。ただし、ガッツリ勉強させていただきました。特に、愛郷心あふれる「群馬伝説」は地元でもやらせていただこうかと。


2011年3月


このご時世、積極的に告知しずらいのですが・・・4月3日(日)「落語大将軍ー4月革命ー」やります!
停電等、物理的に開催が不可能にならない限りやらせていただきます。その分、私生活で節電を心がけるので勘弁して下さい。
予定通り、新作ネタおろし2席です。ご来場お待ちしております。


16日(水)開催予定の「せめ達磨・きく麿作品集」は中止となりました。誠に申し訳ございません。

地震で被害にあわれた方々、心よりお見舞い申し上げます。


東京での活動をアピールしようと。寄席の代演。

6(日)・7(月)  新宿末広亭  両日とも 13:45あがり

ところで、20数年前に週刊ヤングジャンプで連載していた漫画「栄光なき天才たち」(全17巻 伊藤智義:作 森田信吾:画)を集めているのです(リサーチしたところ、2009年版、2010年版も出ている)。なかなか手に入らなくて、揃えたのは8巻まで。不遇な生涯を送った天才たちの知られざる軌跡。ミーハーな歴史ブームに踊らされている場合ではないよ。全く。さわりだけ紹介すると、
エリシャ・グレイ・・・電話の発明者として歴史に名を刻んでいるのはA・G・ベル。長年の研究の末、電話を発明したが特許の申請をベルに先に越され涙をのんだ。その差何と、2時間!同年同日に同じ内容の申請書が提出されたというウソのような真実。ベルに敗れたところで物語は終わっているが、後にこの人物、テレオートグラフというファクシミリの元になる機器を発明している。不屈の信念やね。
H・G・J・モーズリー・・・イギリスの物理学者。原子測定法を発見し、原子番号の意義を確立。ノーベル賞確実といわれながらも、第一次世界大戦下の欧州の激戦地・ガリポリーで戦死してしまう(ノー ベル賞は存命中の人だけを対象にするという規定がある)。この第一次大戦中、連合軍最大の失敗といわれたガリポリー作戦の指揮にあたったのは、当時海軍相であったチャーチル。チャーチルは後にノーベル文学賞を受賞しているから、何とも皮肉・・・。
R・F・スコット・・・イギリスの探検家。ノルウェーのアムンゼンと南極点人類初到達を競うが敗れる。初到達の栄誉を逃したのみならず、帰路失意のうちに遭難死。ピンポイントで極点を狙ったアムンゼン隊に対し、スコット隊は先々で綿密な科学調査を繰り返しており、今日の南極開拓に大きく貢献したという。
エバリスト・ガロア・・・フランスの数学者。21歳で決闘に敗れて死亡。存命中、フランス科学アカデミーに提出した論文は紛失されるなどことごとく無視された。紛失とは、あまりにも酷い話だね・・・。現 代物理学の基礎となった数学理論「群論」は決闘前夜、遺書として親友にその考えが伝えられ、死後数10年たってようやく世間に受け入れられたという。
とにかく胸を打つ逸話が多い。日本人で紹介されているのは、北里柴三郎、野口英世、円谷幸吉、人見絹枝など・・・。今でも語り継がれている人物だから、決して「不遇」と一言ではいえないが、それぞれを取り巻いている状況が過酷だった。天才とはいえ歩んだ道は決して平坦ではない。天才もみんな苦悩しているのだな。いわんや凡人おや。いや待てよ、天才だから苦悩するのか?・・・。


2011年2月


どうも、お疲れりんこでーす。
浅草の千秋楽でした。よくふるマクラで、「実家で両親が工場を営んでまして・・・従業員2人で・・・父親と母親だけなんですけど・・・」みたいなことを言ってるのですが、言い間違えて、「両親」を「ローション」と言ってしまって自分でびっくりした。「両親」と「ローション」って、全然違うねぇ。言うに事欠いて「ローション」って何だよ。邪念が反映したね。


現在、浅草の昼席に出演中。4日あがって・・・全敗。4打数0安打。三振こそしてないと思うけど、内野ゴロかファールフライ。貧打だね、貧打。フラストレーション持て余してます。年配の方向けの新作が相変わらず作れないのよ。参った・・・。28日まで出ているので、苦しみ悶える姿を見に来て下さい。


16(水)「小川町夜噺会」、少数精鋭のお客様ありがとうございました。「看板のピン」「或る芸人伝」「札ー1グランプリ」、3席ガッツリやらせていただきました。結構噛んだけどね。今回は第1回目だったそうで。雰囲気の良いお店で演者側としても大変やりやすく、お客さんが定着すれば素晴らしい会になると思ったです。毎月なさるそうなので、是非ご来場下さい。あっしは次いつお呼びがかかるかわからないけど。

それと、4月に大須演芸場に出演します。若手の会です。4/20(水)〜24(日) 「お江戸6人衆 大須で江戸噺」 昼夜(24は昼のみ)です。名古屋周辺の方、何卒宜しくお願い致します。詳細はそのうちアップします。さしあたって、芸協のHPをご参照下さいませ。


受験シーズンやね。私は高校、大学と受験にいい思い出はない。第一志望の高校をスベった時の受験番号が確か「184(嫌よ)」だった。思いっきり拒まれてた・・・。しかし最近知ったのだが、184(嫌よ)を6回足すと、1104(いいわよ)になるのだ。恋に悩む男性諸君、いいことを聞いたろう。参考にしてくれたまえ。

ところで、16日(水) 「小川町夜噺会」ご来場お待ちしております。19時開演。会場は、ライブバーCase♯1。形式は独演会なので、二席もしくは三席やります。


地元の高校のOB会に呼んでいただいた。母校じゃないのだけど、地元ってことで。地元では屈指の伝統を誇る男子校。男子校のOB会って、体育会系なノリなのだな。お客が男性のみというのも異空間だった。正直手強かったっす・・・。「ギャハハ」と威勢よく反応してくださるおばちゃんたちに、いつもいかに助けられていることか・・・。懇親会にも出席させていただいた。おっさん同士の会合で酒が入ると、得てして下ネタが飛び交うものだが、そんなことはいっさいなく一貫して硬派な空気!健全な男たちの熱き宴!私も見習います・・・。最後に校歌を熱唱しエールを切るのだが、OBでない私は完全に浮いてしまった・・・。

そんなこんなで、また「ひとり会」やります。早めに告知。

「落語大将軍ー4月革命ー」  4月3日(日)  なかの芸能小劇場  14時30分開演

今回も昼です。内容はいつも同様、三席やります。詳細は後ほど。


風邪で体調が悪い日が2、3日ばかりあった。心が沈んでいる時風邪をひきやすいね、どうも。身体が冷えても気力が充溢している時はウィルスをはねのけることができるが、精神的に浮足立っているとウィルスに侵食される。したがって、スベった高座の直後が危ない。
突然ですが、告知。毎年お世話になっている、堀の内の妙法寺さんの、節分の奉納落語会に出ます。
2月3日(木)  妙法寺本堂 13時開演  入場無料  出演:三遊亭右紋 檜山うめ吉   (問)03−3313−6241    豆まきもあります。


2011年1月


「せめ達磨」ご来場ありがとうございました。
突然ですが、31日(月) 浅草の余一会にでます。若手の会です(詳細は表紙)。あっしの出番は前座さんの次なので、5時45ぐらい。会社員の方はキツいかもしれませんが是非ともご来場を。


19(水)「せめ達磨」ご来場宜しくお願い致します。

ところで、以前このページでも触れたが、МLBのトロント・ブルージェイズ傘下のマイナーリーグに、「オチンコ」という名前の選手がいる。本名はショーン・オチンコで捕手。オチンコ選手には是非とも頑張って、メジャー入りして欲しい。オチンコ選手が頑張れば、俺も頑張れるような気がする。だから、俺のために頑張ってくれ、オチンコ選手!そして、俺を幸せな気分にさせてくれ!日本の球団でプレーしてくれたら、嬉しい。名前だけで獲得に乗り出す粋なオーナーいないかしら。オチンコを引っ張って欲しい。成績に関係なく名前だけで、確実に人気は出るだろう。連日、実況中継やニュースで、アナウンサーが「オチンコ」を連呼し、スポーツ紙に「オチンコ」の名前が踊る。素晴らしい!だから、オチンコ選手、一皮むけて、ビックになってくれ!フレー、フレー、オ・チ・ン・コ!


今年も恒例の「クイズ新年会」に行ってきた。「アタック25」出場の際に知り合った大坂のY氏宅に、毎年クイズの猛者たちが集まるのだ。クイズのためだけに大坂まで行く!早押しボタンに触れるのは一年ぶりなので、かなりクイズに飢えて凶暴化していた私だったが結果は・・・最下位。だって皆んな、メチャクチャ強いんだもの。例えばどのくらい強いか?というと、「クリスマスツリーの先端に付いている星型の飾りの名前」を当然の如く知っているぐらい強い。こんだけ凄いレベル。所詮私は、ライオンの群れに飛び込んだプードル。
あと痛感したのは、テレビがないといかんなと。そうなのです。4月に引っ越して以来、実に8ヶ月間、テレビのない生活をしているのです。テレビを見ていないと時事問題に全くといっていい程、手が出ない。そもそも、落語家は「世上(情)のアラで飯を食う」商売なのだから、テレビがないというのは問題なわけで・・・。もはや、世捨て人を気取ってる場合じゃないな。落語云々より、これ以上クイズが弱くなるのは嫌だ。何か、基準おかしくないか?とにかく早急にテレビを買います!いや、お年玉付き年賀ハガキの当選発表を待ってから買う!
ちなみに、「クリスマス〜」の答えは、「ベツレヘムの星」だそうです。わかった方は、結構凄い。


あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

ハードな三が日をクリアしたのですが・・・、今年は年賀状がやたら少ない。何故?俺の人間関係に何があった?確かに最近暴言が増えて、必要以上に敵を作ってる感があるが。俺のニセモノが現れて知らないところで悪行を重ねていたりして・・・。いや、俺が熟睡して無意識状態の時に、宇宙人にコントロールされて変なことやらかしたか?・・・とか、色々考えてしまったが、要は、引越してたんだよね。移転の挨拶とか出してなかったんだよね。俺のバカバカ。

それと、今月も「せめ達磨」があるぅ・・・。年末に「セレクト」があったばかりなのに。参った。全くストックがない。これからネタ考えるので、ご来場よろしくお願い致します。


2010年12月


大晦日やね。毎年ファミレスにいる。横浜時代は最寄り駅のジョナサンだったが、今年は隣駅のガスト。隣席のカップルがイチャついていて、読書の集中力が鈍った。二年参りに行くらしい。どうせ、煩悩を振り払う除夜の鐘が鳴ったすぐ直後に、煩悩に塗れるんだろうな。こいつら。

今年もお世話になりました。今年一番の出来事は、やはり何といっても、「風太郎祭り」で落語をやらせていただいたこと。長年崇拝していた山田風太郎大先生に、こんなカタチで関わらせていただこうとは、全く思いもよらなかった。「愛が通じた」と、本気で思ってます。「気持ち悪い」「らしくない」とか言われそうだけど、そうとしか言いようがないのだもの。競争に勝ったり、他人を出し抜いたりしなくても叶う夢というものはあるんだな。この一事だけでも、落語家になってよかった。
世の中何が起こるかわからない。そもそも20年前、ウチの大学に行ってなかったら、この世界には入っていない。当時私は、片っぱしから大学を受験しては失敗し、結局10番目の志望校の、全く行く気のなかった大学に入学することになった。人生初の大挫折。上京した当初は、失意の真っただ中だった。今までの人生は全て崩壊。明るい前途など、全く見いだせなかった(だったら進学しないで就職すればいいのだけれど、そんな選択肢も考え付かないくらいのダメ人間だったのです。私は)。そんな「楽しさ」に飢えていた私の心に、落研がスッと入り込んできて、そのままどっぷり、後は勢いで入門。と、こんな感じなのだが、20年後、こんな運命が待ち受けていようとは、予想だにしなかった。
島田荘司作品に出てくる私の大好きな刑事、というより私が勝手に自称している、吉敷竹史の言葉
「神のしかける運命は常に意表を衝く。人知などたかが知れている。自惚れてはいけない」
計り知れないことはいくらでも起こる。必要以上に悲観することもないし、かといって油断するのもいけない。それと、今現在抱えている悩みが、数十年後、些細な悩みであったと思えればいいなと。

それでは、良いお年をお迎え下さい。私は明日の用意をします。お年玉も作ってねえし。


9月のあたまから、引っ張って引っ張って、29日に読了。

「水滸伝」 全19巻  北方謙三

壮大なドラマだった・・・。大いに楽しませていただきました。
ついに、禁軍最強の元帥・童貫が出陣。この男が戦う目的は国家や帝のためではなく、あくまでも自分の美学のため。今まで、梁山泊の一連の動きを座して静観していたのは、自分の戦う相手として相応しいかどうか?を見極めるためだというから憎い。ようやっと、「敵」と認識された梁山泊。しかし、こいつがとんでもなく強い!童貫軍VS梁山泊軍の血戦。楊志の養子・楊令も立派に成長し、梁山泊軍の主力として果敢に戦う。読んでいて手に汗握る。31日まで引っ張ろうとしたが、ガ、ガマンできなかったっす。
108人の好漢の中には、古典では影の薄い、員数合わせとしか思えないような人物もいたが、北方版では全員に最低限のスポットが当たっている。108人とも、輝いていたぜ!楊令は原作にない著者の創作した人物で、続編の主人公。現時点でお腹いっぱいなので、「楊令伝」が全巻文庫化されたら、今回のようにちびちび楽しみながら読もうと思います。
あと印象深い人物は王進。古典での出番はほんの少しなのだが、北方版での役割は大きい。元禁軍武術師範で、子午山に隠棲し、後の梁山泊の中核となる人物、武松、史進、楊令・・・らを育てる(当代一の達人が、官軍側にも梁山泊側にも属さない、一介の世捨て人という設定が、何ともいい)。ある者は心に深い傷を負い、ある者は思い上がった無頼漢であったり、ある者は礼儀をわきまえない荒くれ者だったりするのだが、王進の庵で修業をすることにより、自分の中で色々なものを克服し、ひとかどの以上の男になってゆく。精神的脆弱さを痛感する今日この頃。私も「自分にとっての子午山」を見つけたい。


「せめ達磨SELECT」にご来場ありがとうございました。今年もやり切った。

昨年末に、自分自身に「むこう10年新作を年間10本作る」というノルマを密かに課したのですが、1年目で早くも規定数に足らず。今年は9本。「創作落語」にアップしておきました。二度とやらない噺もあったりするので、書いても意味ないっちゃ意味ないのですが、ツメ跡を残すためというか、思考や嗜好を知っていただくためというか。


先週は非常に体調が悪かったのであります。実は。
恥を忍んで申し上げますと・・・、酔っぱらって負傷しておりまして。といっても、怖い方々と喧嘩してやられたワケではなく、喧嘩は喧嘩でも、地面と喧嘩してしまったのです。
先週あたまに仲間と飲み過ぎてしまい、帰宅途中、雨で滑りやすくなった大理石の地面と底のすり減った私の靴の相乗効果で、ツルッといってしまい・・・、後ろに転倒。後頭部をゴチンです。全身ビショ濡れになったついでに、少々チビッたような・・・。
翌朝、風邪は悪化。これは想定内。しかし!目眩が酷いのです。グラグラするのです。とにかく視界がグルングルン回る。まるで古典落語の「親子酒」。これにはびっくりした。コブができてない分、内部が凄いことになってるのでは・・・と、心配で、すかさず病院で検査を受けてきました。幸い、異常はなかったのですが、当分目眩は続くとのこと。薬を飲めば多少は治まるのですが、のべつ脳内に膜がかかったような、ポッ〜とした感じなのです。ですから、「ひとり会」前後で私の受け答えやリアクションに不審を感じたり、ワケのわからない言動が多々あったかと思われますが、そんな事情なのです。それでも、落語は間違えない!ネタおろしでも笑いをとる!これが私の凄いところ。
今回、自分の脳の断面図というものを初めて見た。ドクターの話を、写真を見ながら、ドキドキして聞いていたのだけど、一方では、脳の中に変な蟲が蠢いていたらとか・・・、宇宙人の痕跡を示す足跡とか発見されたらとか・・・、中学生の落書きが「SEX!」とか書いてあったらとか・・・、勝手に妄想してニヤニヤしてたら、ドクターに「だ、大丈夫ですか?」と心配されてしまった。
今回はかなり反省しております。何せ、「痛飲」が「通院」になったのですから。来年こそは真面目に生きようと思います。厄年だし。皆さま、お見捨てなき様、宜しくお願い申し上げます。


19日「落語大将軍」ご来場ありがとうございました。
トリネタの「交渉人МAX」は、未来の誘拐捜査を想定した噺なのだけど、思ったより反応よかったので、またどこかでやります。ただ、本編30分だからなあ・・・。

21日(火) 傳枝くんの会に出ます。
「芸協若手特選会 傳枝の年の瀬落語会」  三越前・お江戸日本橋亭  17:30開演  当日¥2000  前売り¥1800  03−5909−3080落語芸術協会
                             春風亭傳枝  桂米福  宮田陽・昇  瀧川鯉橋


こないだ仕事で、群馬県太田市に行ってきた。会場は金山(「かなやま」と読む。別にゴールドが採れたわけではない)の麓にある地域交流センター。金山には県内屈指の山城・金山城があるので、約四半世紀ぶりに行ってみた。今は城跡なんだけどね。戦国時代初期、新田家の流れをくむ岩松氏がこの地を治めており城を築いた。山全体が巨大な要塞となっており、上杉謙信をも撃退し難攻不落を誇った堅城。石垣、堀切、土塁、曲輪などが広範囲にわたって残っており、見どころが多い。戦国時代の関東の山城で、これほどの石垣や石敷が多用されてのは稀有だという・・・。特に物見台は関東平野が一望できて絶景。天気が良ければスカイツリーまで見えるとか。城好きの私としては、是非とも知らしめたいスポット。

それはそうと、19日「落語大将軍」ご来場お待ちしております。
例によって例の如く、当日でも入れます。多分。
年末の疲れを新作落語で癒しましょう。余計ストレス溜まったりして。


この歳になっても、飛行機の乗り方がわからない私。システムが全くわからんのです。数年前、ジュースを配りに来たスチュワーデスのおねえさんに金を払おうとしてしまった・・・。プライベートでは何となく怖いから乗らないし、仕事で乗らなくてはいけない時は、皆にくっついて何とか凌いできた。で、先日、北海道で後輩のやっている落語会。行きは一緒なのだが、帰りがバラバラだった。そ、そんな、殺生だぜ。俺をひとりにせんでくれよ。緊張のあまり当日やたらと早く目が覚めてしまった。時間があるのを幸いに、斎戒沐浴して身を清め、「人間五十年〜」と舞を舞ってから飛行場に向かった。服装はもちろん白装束。それでも、「お、俺ダメかもしれん・・・」と心が折れそうになった。しかし、結果的には・・・ひとりで乗れた。やればできる!これは大きな第一歩。ある部族の青年が成人の儀式で、ライオンを仕留めた時の気分てこんな感じなのだろうな。東京着いてから赤飯食いました。


19(日)の「落語大将軍」の噺がでけた・・・。
「誘拐ネタ」です。以前「誘拐シャッフル」という噺を作って、「せめ達磨スペシャル・六代目今輔作品集」という企画でやって、満員のお客の前で大敗北を喫したという苦い思い出がある。「誘拐ネタ」は自分にとって「鬼門」かもしれん、と思いつつも作ってしまったんだな。「〜シャッフル」は、○隣人の顔すら見たことがない、どこにだれが住んでいるかわからない、「都会の不気味さ」○2ちゃんねるなどに見られる、自分の仕業だとわからなければ、悪辣なことが平気で出来てしまう、それでいて平然としていられる、「歪んだ現代人」・・・、これらをテーマに、結構マジに作ったつもりなのだが、まあ〜、伝わらなかった・・・。
で、今回の噺は、「こんな凄い犯罪捜査があったらなぁ」「こんな凄腕の刑事がいたらなぁ」と、安易な妄想を元に作りました。ご来場お待ちしております。


北方「水滸伝」、9月のあたまから読み始めて現在16巻。今年ギリギリいっぱい引っ張って読み終わるよう、ペースを考えてます。いよいよ、梁山泊VS官軍の全面戦争が始まった。宋国が総力を挙げて梁山泊を潰しにかかる。梁山泊3万に対し、官軍20万。腐っても大帝国、官軍はまだまだ強い。圧倒的劣勢の中、激闘を演じ志に殉じてゆく好漢たち。これぞ男の生き様!死力を尽した男の死に様は清々しい。12巻あたりから、「死域」という言葉が出てくる。これは物理的・体力的には死んでしまっているのだが、気力と根性のみで生きている状態のこと。生物的には、とうに限界を超えてしまっている。強靭な精神力が死んだ身体を牽引して、むりやり生かしているのだ。この「死域」はいかなる豪傑でも、ふんばっていられるのは2時間が限界だという(そういえば、昔、倉庫整理のバイトで、「限界超えていきましょう!」を何かと連発する熱血漢だが、やたらと周りからけむたがられている変な先輩がいたっけ・・・)。
本作、北方版「水滸伝」は古典とは全く違うストーリー。いったん古典をバラバラに解体して、それを全く新しい別の物語に組み立ててあるのだ。これは大変な作業だと思う。それでいて、こんなにも読みごたえあるのだからまさに神業。古典からすると、「でたらめ」ということになるが、もはやそんなことを問題にするレベルではない。各方面から評判は聞いていたけど、ここまで度外れて面白い物語だとは思わなかった。「古典を凌駕する」とは、まさにこういうこと。この物語の感動を知らずに人生を終えるのはもったいないと思う←ここまで言い切る!特に男子必読!
付随して、最近購入した文庫版「試みの地平線ー伝説復活編」より、著者の「創作」に関する金言。

「ものを創り出すことを生業とする者は破滅の淵を通り抜けた人間だ。本当のプロというのは20代のときから組織に寄りかからず、一人きりで食うや食わずの生活をやってきているんだ。ちゃんとした企業に勤めて、空いた時間に絵を描いていた者の絵と、20代からそれだけやってきた者の絵と2つ比べたら歴然と違うものがある。それは自分を投げ出して人生を棒に振る覚悟を持ったかどうか、その差だと思う」

19日に向けて、噺作ります・・・。


2010年11月


東京国立博物館で開催されている「東大寺大仏 天平の至宝」に行ってきた。私は東大寺に行ったことがない。というより、奈良は全くの未踏。大仏殿の真ん前にある、国宝の「八角燈籠」をナマで見たが、随分とデカいのだな。これは寺外初公開。
私はあんまり詳しくないのだが、仏像好きなので、こういう空間は癒される。会場の最後の最後にアフロな仏像(五却思惟阿弥陀如来坐像)がいらっしゃられた。阿弥陀様が瞑想に耽るあまり、髪がのび放題になったということらしいのだが、・・・それにしても、アフロ!伎楽面も味があった(伎楽とは、飛鳥、奈良時代の伝統演劇で、仏教行事などで演じられ、大仏開眼の時にも上演された。能面と違い頭からすっぽり被る様にできている)。大仏殿は源平の争乱と戦国時代の二度焼失しているのだが、それらを復興させた重源上人、公慶上人の坐像。大仏修復に人生をかけたこの二人の人物についても説明されていたが、この方々の生涯は小説や映画の題材になると思った。そのうち誰かが手掛けるような・・・。私的一番のヒットは、「金剛力士像内納入品」として展示してあった「僧形頭部」。この顔がおもしろおかしいというか、何ともかわいらしいのよ。是非ともチェックを。


「せめ達磨」ご来場ありがとうございました。「ゴルゴ13」のディテールに凝りました。また寄席でできない噺を作っちまった・・・。

先日、平将門ゆかりの神社を巡ってきた。今春から東京都民になったので、「東京の守護神」をお参りしておこうと(どうしても、荒俣宏原作の「帝都物語」のイメージが強い。昔、面白がって読んだっけ)。コースは「QED 御霊将門」(高田崇史原作)に従った。「朝敵」とされた平将門だが、事実はさにあらず。藤原氏が自分らの失政を隠蔽するために、将門を「反逆者」として貶めたのだという。「朝敵」とされたり、「崇敬の対象」となったり、「怨霊」として恐れられたり、時代によって評価が変遷しているが、実体は、朝廷からの理不尽な要求をはねのけ、虐げられていた民人を解放しようと立ち上がった救世主・英雄なのだ(今、「北方水滸伝」を読んでるから、実にタイムリー)。
まず、「将門塚」、俗に言う「首塚」・・・大手町。京で獄門にされた首が東国めざして空を飛び、力尽きて落ちた場所とされ、幾多の祟りの伝説が語り継がれる「心霊スポッ」ト。なるほど、オフィス街にミスマッチな森厳とした空間。ちなみにかつてここに、「先代萩」の舞台となった酒井家上屋敷があったという。知らなかった・・・。
「神田明神」・・・御茶ノ水。「江戸総鎮守」とされ、江戸城の鬼門にあたる。将門公を奉ってあるが将門公は三ノ宮。ちなみに、一ノ宮・大己貴命(おおなむち=大黒)、ニノ宮・少彦名命(すくなひこな・恵比寿)。
「築土神社」・・・九段下。将門公を奉ってある。ビルの敷地内にあるので、探すのに時間がかかった・・・。
「兜神社」・・・日本橋。東京証券取引所近く。境内に兜岩がある。由来は、秀郷が討ち取った将門の兜を土中に埋め塚をつくったて供養した。この塚を「兜山」と呼び、そこに兜神社が建ち、いつしか岩だけが残ったという。
「烏森神社」・・・新橋。藤原秀郷が将門征伐を祈願したとされる。
「稲荷鬼王神社」・・・新宿歌舞伎町。由来は、将門の幼名が「鬼王丸」だったという説あり。鬼の頭の上に水鉢を載せた像が印象的。水琴窟もあった。ちなみに、この神社では節分の豆まきの際、「福は内、鬼は内」というそうです。
これだけ、将門スポットを巡っておきながら、一番のヒットは偶然立ち寄った全く関係ない「湯島聖堂」にあった「宥座の器」。器が二本の鎖で傾いた状態でぶら下がっており、この中に柄杓で水を入れる。徐々に入れてゆくと、あるポイントで水平になるのだが、それ以上入れるとバランスがくずれ、ひっくり返ってしまう。少な過ぎても多過ぎてもいけない。曰く「座右において、戒める器。虚なればすなわち傾き、中なればすなわち正しく、満つればすなわち覆る」。なるほど。慢心や無理はいけないのですね。非常によくわかりました!孔子先生ありがとう!この器は、足利学校にもあるそうです。


よく、落語会のアンケートやブログの感想で、「(新作落語の)オチがわかった・読めた」と書く方がいるが、そんな方に対してはっきり言います。それがどうした。
確かに「落とし噺」というくらいだから、オチが重要なのはわかるが、必ずしも重要だとは限らないと思う。あくまでも肝心なのは内容であって、オチは「終わりを示す記号」であればいいと私的に思うのだ。古典落語にもバレネタはあるわけだし、たいしたオチでない噺も多い。
それを、鬼の首をとったように、「わかった」「バレた」と言われても、だから何だというのだ。別に悪気はないのだろうが、「あんたの思考より、私のが優れている」「おまえの考えてる事などお見通し」と言われているようで、いい気持ちはしない。
しかも、本当に「わかった」のだろうか?所詮は後出しジャンケン。何とでも言える。また、「わかった」なら、どう「わかった」のか?単にオチのフレーズだけがわかったのか?展開がわかったのか?展開としてならば、噺のどの時点で、どの程度わかったのか?単に「わかった」と言っても随分と開きがあるのだ。それを「わかった」と一言で斬って捨てるのはいかがなものか。
以前、ダイイングメッセージを扱ったミステリーな噺を作ってネタおろしで口演した際、終盤のメイントリックが「わかった」とあっさりブログに書かれた。バレない自信はあったので、正直信じられなかった。そうとう考えあぐねたつもりだったのに。私は遊び半分で創作をしているのではない。その噺に限らず、持てる知識は総動員するし、精神も集中する。多分、一本つくるのに、三日ぐらい寿命が縮まっていると思う(「恐怖新聞」かよ)。それを易々と斬って捨てられた。これは悔しいというより、その人物に是非会って、上の質問をしてみたいと思った。そうなのだ。「神の目線」から一方的に攻撃していないで、是非私の所まで降りてきてもらいたい。話を交わせば「わかった」のが、ウソかどうか判明するし、真に鋭い、洞察力に優れた方なら後学のため、ご教示賜りたい。
あとついでに一つ。ブログで新作落語の感想に、「誰々のやった何々という新作落語はこれこれこういう噺で、オチはこうだった」と、ストーリーどころかオチまで書く方、いや、書いてやがる奴がいるが、これはどういうつもりなのか?確かに、古典落語はストーリーやオチを知っていて何度聞いても楽しめるものである。ところが、完成度で古典に劣る新作は、「これからどうなるのだろう?」という未知の興味を魅くことで完成度の低さを補っている部分もある。「聞いたことがない」というのは新作の強みなのである。それを何故に世界に発信するぅ?ドラマや映画や小説のネタばらしは抵抗があるが、落語ならいいというのか。これは「良識がない」というレベルではない。頭が悪いにも程がある。


19(金) 「せめ達磨」ご来場お待ちしております。ネタは、「カタチから入る人」の噺です。これだけでは想像しずらいと思いますが。要は、上っ面だけ追い求める人の噺。
あと、ゲストのイワイガワさんが都合のため出演できず。代わりに、エネルギーさんに出ていただきます。


色々な方のブログを見ていてふと気付いたのだけれど、好感度を上げる「二大最強写メ」は、「料理」と「ペット」だね。「頑張ってこんな料理を作りましたぁ〜」とか、「ウチのペットのワンちゃんで〜す」とか・・・。みんな、いやらしいなぁ〜。

そんなこんなで、「創作ミステリ落語の世界」 ご来場ありがとうございました。
私が不発気味だった分、ゲストの小宮さんに随分と助けていただいた。他ジャンルで活躍されている方の落語を聞かせていただくのは、私的に刺激的なのです。やるからには普通にやらないぞ、という様な意欲が伝わってくるから。これは本職の落語家が忘れてしまいがちなこと。

あと、表紙でも宣伝しましたが、12月19日(日)「落語大将軍」宜しくお願い致します。今回も新作・古典織り交ぜて3席やります。現時点では全く白紙なのですが、これから考えます。そして、写メの載せ方覚えます。


2010年10月


只今、11月19日(金)の「せめ達磨」のネタ制作中。で、その一ヶ月後に、ひとり会をやります。早めに告知。

12月19日(日) 「落語大将軍ー’10冬の陣ー」  なかの芸能小劇場  14時30分開演

今回は昼ですので、お間違いなく。詳細は後ほど。


とうとう行って参りました。  23(土) 「山田風太郎祭り記念落語会」

私が長年崇拝している山田風太郎先生の生誕地・兵庫県養父市関宮町で毎年行われる「風太郎祭り」でのイベント(五代目の今輔師匠の生誕地・群馬県境町が「聖地」なら、関宮町は「第二の聖地」)。私の好きな作家のディフェンディングチャンピオン。どころか、創作に憧れたきっかけは山田風太郎先生。その先生の生誕地で、先生の原作の小説を落語でやらせていただくという、大変畏れ多くも、私にとっては夢の様な企画。あと何年生きるかわからないけど、「人生で嬉しかったベスト5」を選ぶなら確実にランクインするだろうな。今回の出来事は。

会場には先生の奥様をはじめ、ご親族の方々もいらしていた。奥様の前で先生原作の落語をやらせていただくとは、何と大それた・・・畏れ多い・・・恐悦至極で・・・感無量で・・・ありがたき幸せな・・・、とにかく物凄く緊張した。高座前に、お身内の皆さんと食事をご一緒させていただいたのだが、緊張のあまり挙動不審な私に色々お気遣いいただいた。

で、落語。「忍法相伝64」。反応はややウケ。小説を既に読んでいてストーリーを知っている方には、「落語にするとこうなるのか・・・」という風に感じ入っていただけたかと思うのだが、読んだことのない方に対してどれほど面白さが伝えられたか?なかなか難しかったかもしれない。生憎、現在の私の能力では前者的な見せ方しかできない。でも、精一杯やらせていただきました。「愛」は伝わったと思う。多分。
二席目は古典で、「蒟蒻問答」。何故この噺を選んだか?この噺は古典落語の中でも屈指の完成度を誇る噺だと思うのです。何より、「禅問答」が「暗号」として作用しているのが私好み。このトリックは秀逸。作った方はそうとう頭のいい方だと常々思っていた。一方、風太郎先生の「明治もの」にも「明治バベルの塔」という「暗号もの」の名作がある。黒岩涙香が主人公で、自分の編集する新聞・万朝報の発行部数をのばすために、紙面上に懸賞クイズを載せる。クイズはアナグラムで、一見意味のない文章が文字を並べかえることによって、宝の隠し場所を示す文章になる。懸賞は図に当たり、新聞の売り上げは飛躍的にのびる。が、クイズにもう一つ仕掛けが施してあり、更に文字を並べかえると、政府要人の汚職やスキャンダルをスッパ抜く文章になる。つまり、一つのアナグラムの問題で、「宝探し」と「告発」の二通りの別の答えがある。これは考え付くだけで大変だと思った。クイズ作家が寄り集まって、やっと一つできると思われるような問題が作中に何問もでてくるのが凄い・・・。片や暗号落語・「蒟蒻問答」。片や暗号小説の名作・「明治バベルの塔」。これを独断で関連づけてやらせていただいたのです。熱演のあまり、高座から舞台袖まで扇子をすっ飛ばしてしまった。え?蒟蒻問答のどの場面で?それだけ熱演だったってこと。

奥様はじめご親族様、風太郎の会の方々、関宮町の皆さま、そして本来の真面目な講演会のノリを期待していらしたにも関わらず、例年とのギャップに「ええ!?」と、拍子抜けされた研究家の方々、大変お世話になりました。
あと、調子に乗って、凄くバカっぽいサイン色紙を書いてしまいました。山田風太郎記念館に足を運ばれた際にチェックして下さい。


今、北方謙三原作の「水滸伝」を読んでいるのです。今更、水滸伝?全19巻は長いしぃ・・・と、これまで手が出せずにきてしまったのでが、お客様にいただいたので、この機会にと。いやぁ、思い切って読んでみてよかった!面白過ぎる!ちゃっとや、そっとの面白さではないんだもの。日々を生きる楽しみが増えた。決して大げさな表現ではなく。月1〜2冊のペースを考えていたのだが、9月のあたまから読み始めて現在8巻の途中。12世紀の中国・宋の時代が舞台なのだが、時代小説を読んでる感じがしない。現代を生きる熱い男たちのドラマやね。古典の逸話を取り入れつつも、全く別の物語になっているのだ。一連の宋江たち、「梁山泊」の動きは古典では自然発生的な反乱だと記憶しているけど、北方版では国家転覆(というか世直し)を企図した計画的はものなのだ。宋江が檄をとばし、魯智深が各地にくすぶっている火種を煽るオルガナイザー的な役割、盧俊義は闇塩を扱い、これが反乱の資金源となったりと設定がリアルなのだ。古典での、一日に何百里も走破できるという神がかり的な脚力をもつ「神行太保」・戴宗は、北方版では、各地の同士たちを取り結ぶ飛脚の親玉というカタチに転化されているし。また、梁山泊に身を投ずる豪傑たちも、ただ強いだけの超人ではなく、それぞれが深い悩みを抱えている。中には、いっそ死んでしまった方が楽なのでは・・・、というぐらい壮絶な過去を背負っている者もいるのだが、宋江の人格に触れ、魯智深に啓蒙され、王進の下で修業を重ねることにより、己を乗り越え、人間的に成長してゆく。このあたりもリアル。公孫勝率いる梁山泊の特殊部隊・「致死軍」と、官軍側のスパイ組織「青蓮寺」の暗闘といった水面下の謀略戦も迫力あるのよ。そして、何と・・・、「梁山泊」チームが108人揃う場面がないのだ!序盤から中核の人物が次々と戦死してしまう。その描かれ方も全て劇的で、読んでるこっちがホンキで、「惜しい・・・」と思えてくるくらい。「生き様」というか、「死に様」にスポットが当たっているのも特徴。誰がどんな役割を演じ、どんな活躍をするのか?そして、最後まで生き残っているのは誰か?と、興味は尽きない。年末まで引っ張って、今年一杯は楽しもうと思います。

余談だが、北方先生といえば、昔、「ホットドッグプレス」で連載していた青少年向けの悩み相談・「試みの地平線」が好きだった。別に、「HDP」(略しちゃった・・・)自体には興味はなかったけど、「試みの〜」だけは毎回楽しみで立ち読みしていた。硬派のカリスマが、読者を「小僧ども」呼ばわりし、男としての生き方熱く伝授し、大胆に斬って捨てるというコーナー。色々な悩みが送られてきていたが、やはり、性の悩みが印象深かった。そして、決まり文句は、「ソープへ行け!」!!記憶を辿ると当時こんなのがあった。例えば、「どうしたら初体験できるのか?」という10代の若者の悩みに対して、カリスマの答えは・・・「ソープへ行け!」そして、「20歳になるまでに女を5人転がせ!」・・・こ、転がせって、ムチャっすよ、カリスマ・・・。また、「ペニスが小さい」と悩んでいる若者に対しても・・・「ソープへ行け!」。更には、「彼女にふられて以来、一日5回オナニーをしてしまう」と悩む学生に対しての答えは・・・「頭を丸め、墨染を来て、一日五時間座禅を組め、もちろんオナニー禁止。夢精をしたらペナルティーで、更に五時間の座禅。これを一カ月続けたらオナニーをすることを許す」。そ、そんな殺生っすよ、カリスマ・・・。そして、「それでもダメなら・・・ソープへ行け!」。結局そこかい!しかし、ある号でカリスマは突然、「実は私はソープに行ったことがない」と、カミングアウトしたのである。ええっ〜!そりゃないぜ、カリスマ!今までのは何だったんですかい?!


今日、駅で自動改札からキップが勢いよく、ポ〜ン!と、目線の高さぐらいまで飛び出た。バッタの霊にとり憑かれてたね。あのキップは。

今、準備の真っ最中なんですけど、

17(日)   「第4回芸協らくごまつり」  お待ちしております。

屋台とか出ます。ホールでドリームな落語会もあります。教室イベントもバラエティーに富んでます。今回は体育館イベントもあって、口上(今年は芸協80周年なのです)に始まり、各バンドライブ、イリュージョンなど、豪華です。
で、これらを全て仕切ってるのが、芸人てのが凄いでしょ。実行委員の師匠方、ホント凄いわ。芸人の能力を超越してる!イベント会社の人みたいだもんな・・・。あ、私も一応、実行なのだけど、下っ端として言われたことやってます。当日は教室イベントの「ファミリー寄席」担当なので、その辺りにいます。個人的(業務的以外)の対応にも笑顔で応じます。万一無愛想でも怒らないで、「こいつ・・・、テンパってんな・・・」と、軽く受け流して下さい。


最近悲しかったことといえば、ブックオフで「Tポイントカード」が使えなくなったことかな。私の夢は一万ポイントためて、牛角で豪遊することなのです。

突然ですが、代演 10日(日) 広小路亭 15:10あがり  浅草 17:15あがり


前回の続き。

今回、風太郎祭で落語会をやらせていただく経緯には、私が熱烈な風太郎崇拝者であること。と、風太郎先生が、実際に生で初めて観た落語家が「古今亭今輔」であったという、物凄い奇縁が作用している(長年風太郎ファンでありながら、全くしらなかった・・・。ちなみに昭和18年の日記に記載)。
で、最近(約一か月前)、風太郎の会の事務局長様とのやりとりで、先生の創作ノートの中から落語に関する記述が新たに発見されたと、教えていただいた。抜粋させていただくと、

『漱石が小説をかきはじめたのは「吾輩は猫である」の成功からである。「吾輩は猫である」をかかせたのは虚子である。虚子が猫をかかせたのは、漱石がホトトギスに書いた文章を面白いと思ったからである。漱石がホトトギスにかいたのは、大学時代子規と親交があったからである。子規と親交があったのは、両人とも落語のファンで大いに意気投合したからである。落語の功忘るべからず』
(「人間についての理屈」より 山田風太郎記念館所蔵)

このノートは当然未発表。このタイミングで落語に言及したノートが発見されるというのも、何とも嬉しい。
で、ここでもう一つ偶然。この記述の存在を教えていただいた数日後、忍法帖の「笑い陰陽師」の中にこの記述とほぼ同じ内容の文章(第五章「忍法墨占い」の冒頭)を見つけた。この文章は先の創作ノートが元と思われる。経緯がまた面白いのだ。最近、「風太郎フリーク」として啓蒙した某後輩が、「笑い陰陽師」が読みたいというので、貸してやろうと部屋で本を手に取ったところ、この本最後に読んだのは10年以上前だよな・・・、どんな内容だったっけな・・・と、おもむろにパッと開いたのがそのページだった!ええっー!しかも、本人は内容をすっかり忘れていたのに、読んだ時大事なページだと認識していたのだろう、そのページがしっかり折ってあるのだ。「開いてみろよ」と言わんばかりに。「おいおい、こんな大事なこと忘れちゃダメだぞ」。本に言われているような気がした。


このHPでも再三宣伝してきましたが、

10月23日(土) 「第8回風太郎祭 記念落語会」に出演致します。

関東圏の方は、大変でしょうけど気合入れて是非ともご来場を。このイベントは、本来作家や書評家の高名な先生方による真面目な講演会なのですが、今回は異例の落語会。ちなみに、過去7年にいらした先生方、敬称略でいきますと、
森村誠一、関川夏央、森まゆみ、新保博久(ミステリ評論家)、鹿島茂(フランス文学者)、菊池秀行、有栖川有栖、と豪華ラインナップ!で、8年目の今回は私。ここに並ぶってのは、凄いでしょ。

会場は山田風太郎記念館前の大通りを挟んだ向かいの、関宮公民館(ノビアホール)。落語会は14時開演の15時30分終演で、一席は風太郎先生原作の「忍法相伝64」、もう一席は古典をやらせていただきます。風太郎作品と落語がなかなか結びつかないので、色々考えたのです。例えば、明治物の「警視庁草紙」「幻燈辻馬車」に三遊亭円朝が出てくるので、円朝作品はどうか?・・・「芝浜」「文七元結」「死神」・・・全部できません!ですから、自分の独断と勝手な思い入れで、風太郎作品と関連づけて選ばせていただきました。なので、古典の方は風太郎作品と直接関係ありません。

落語会の前、13時〜14時までは、風太郎先生の中学時代の作品「橘伝来記」を紙芝居で上演。これはファン必見!私も楽しみ。


近所のツタヤで、「面白くなかったら返金します」というキャンペーンをやっていた。太っ腹!というより、強気やね。男はこうでなくてはいけない。
よし!それ、落語会でもやってみるか!「面白くなかったら返金するでゲス」!いや、ダメだ、自信ない。
で、対象となっていた作品が、幻のサスペンス・アクション映画「ジャガーノート」(1974年 監督:リチャード・レスター)。借りて観たら、確かに面白い!知る人ぞ知る名作やね。豪華客船に爆弾が仕掛けられる。犯人は「ジャガーノート」と名乗る男。そこで、爆発物処理チームが出動し、船内に仕掛けられた爆弾をバラすのだけど、まぁハラハラすんだなぁ、これが・・・。古畑任三郎の「赤か、青か」の話(犯人・キムタク)などに見られる、今や爆弾モノの定番となったあの場面の元祖は、この映画だったのね・・・。


2010年9月


ふと考えたのであります。「何故、芸人は世間からバカにされるのか?」。一般の方のブログでも、落語の感想文は良識のないものが多い。他のジャンルは、2ちゃんねるでさえも、もう少し節度がある。何故か?歴史的な理由はこっちへおいといて、今の世の中、芸人がバカにされる大きな理由は、以下の4つではないか。
@テレビのバラエティー番組の影響で、芸人は気易くイジっても許される、むしろイジって何ぼの生き物だと軽く見られている。
Aやっていることが、簡単そうに見える。自分ならもっとウマくできる。自分の方が面白くできると錯覚され易い(私も落研あがりなので、その気持ちわからないことはないけど)。
B職業として演芸を評論する人と、単なる一般人のマニアとの境界線が非常にあいまい。
C芸人=貧乏というイメージが強く、こいつらより自分の方が社会的地位は上だと思われ易い(江戸時代の身分制度を見てるみたいだ)。
その他の小さな理由(「クイズ100人に聞きました」で言うところの「少数意見」)として、○朝遅くまで寝ていて、ムカつく○仕事が楽そう、ストレス溜まらなさそうで、ムカつく○くだらないこと言って普通に生活できてるのが、世の中ナメてるようでムカつく○単につまらなくてムカつく・・・等。ざっとこんな感じかと。


「堀の内寄席」、豪雨の中、沢山のご来場、ありがとうございました。突然ですが、お薦めDVD。今更ながら、

「ガンバの冒険」(原作:斉藤惇夫)

1975年に放映されたアニメ。再放送でもよくやっていて、子供の時分好きでよく見ていた。で、約30年ぶりにDVD全26話を鑑賞。今見ても充分面白い。実によくできたストーリーなのだ。平たく言うと、ネズミとイタチが戦争をするという話。街ネズミのガンバが、親友のボーボと海を見ようと港にやってくる。港では大勢の船乗りネズミが宴会をやっていて、ガンバたちもそれに加わると、そこに島ネズミの忠太が深手を負い、息絶え絶えの状態で現れる。忠太が言うには、何でも、故郷の島がイタチに占領され、多くの仲間が殺されてしまった。イタチを率いるのは、「ノロイ」という凶悪無比の白イタチで、ノロイを倒して、島を解放するための助っ人を募りにやってきたのだという・・・。「ノロイ」の名を聞いて、ほとんどのネズミは怖気づいて逃げてしまうのだが、勇気あるガンバと数匹のネズミたちが踏みとどまり、ノロイと戦うために島を目指す。そうなのだ!この設定、「七人の侍」なのだ!ガンバたちも、援軍要請に来た忠太を含めると七匹。ガンバのキャラは、モロ「菊千代」(三船)だし。ガンバたちは無報酬(侍たちは、飯が食えるという保証があったが・・・)。原動力は義侠心のみ。この自己犠牲の精神は現代のの日本には皆無。今の世の中、誰しも欲得づくでしか動かないもの。19話までが島に辿りつくまでの旅、最後の7話がノロイとの戦い。島の地の利を最大限に生かして戦うあたりも「七人の侍」だ。とにかく、正しい日本人を育成するために子供には絶対見せるべきだと思う。特に男児必見!小学校の入学祝に「ガンバの冒険DVDBOX」。ありだね。他に私・六代目今輔推奨のアニメといえば、「キャプテン」(原作:ちばあきお)。こちらは、中学の入学祝いにどうだろうか?
余談&私事だが、私のよくやる落語「飽食の城」の冒頭の場面は、実は黒沢の映画「蜘蛛の巣城」をパロったものなのだ。が、本人がその事実をすっかり忘れてしまっていて、先日久々に映画を見て、「あれ?この場面どっかで見たことあるぞ・・・俺の落語じゃん!おいおい、黒沢パクんなよ〜」と、この上なく無礼な錯覚を起こしてしまった・・・。自分で参考にさせていただいておいて、そりゃないね。こういうことってあるんだねぇ〜。


ご覧の通りこのHPは旧式で、文字のみで地味です。写真を貼る技術を持ち合わせていないので仕方ないでしょ。おまけに、黒の背景に白字は怖いとよく言われます。別に何もしやしないので、ご安心あれ。ただ、ブログによくありがちな、虚構の自分を演出して好感度アップを狙うという、いやらしい操作はいっさいしていませんので、そのあたりを尊重してくんなまし。

「せめ達磨」ご来場ありがとうございました。

で、23(金) 「堀の内寄席」 ご来場お待ちしております。先月ネタおろしした、「忍法相伝64」をやらせていただく予定。一応予告っつうことで。


17(金) 「せめ達磨・激闘編」 なかの芸能小劇場 19時開演 お待ちしております。私の出番はありませんが、受付とかやってます。

引越をすると生活が変わる。東京に越してきてからやたらと、金を使ってしまう。理由は、○住んでる町の物価が高く、美味そうな店が多い○思いっきり近所にツタヤがある○都心で酒を飲んでいても終電を気にする必要がなくなった等、浪費する条件がそろっている。
お金のことを「お足」というのは、足が生えているように出て行ってしまう(また、行ったり来たりする)というということから。ウマいこと言ったもんだね。ちなみに、慣用句「足が出る」の語源は、お足=金で、「金が出る」=「予算をオーバーする」。または、着物を仕立てたのに寸足らずで足が出てしまって、そのまんま「足が出る」=「予算内でまともなものが作れない」。別の意味では、芝居の馬の脚が人間の足だとバレること。つまり「馬脚を現す」と同意で、「ボロが出る」という意味にもなる。って、だからどうした・・・。


とある夏祭りの仕事。お祭り会場の敷地内の特設ホールで落語。主に子供たち(幼稚園〜小学校低学年)に落語を聞かせるというコンセプトで、客席は後方が大人用の椅子席で、前方が子供用のスペースで地べたにじかに座るという構造。
しかーし!この構造がクセモノだった・・・。無料の会だったので、ただでさえ出入りが多いのだが、まぁ〜、ガキ、いや子供たちが言うことを聞かない。走り回るは、ガキ同士、いや子供同士でしゃべくるは、奇声を発するは。寝っ転がってるガキ(ここは、あえてガキ)までいやがった。親は離れた後方の椅子席だし、学校寄席のように叱る先生もいない。係員も他人の子供だから注意せず。とにかく、羽根を伸ばす伸ばす、野放しの無法地帯だった。子供向けの会は、統括するちゃんとした大人がいてくれないと成立しないのだよ。
私は体操のお兄さんのようにできた人間ではないので、
「いいですか〜、よい子のクソガキの皆さ〜ん、静かに聞きましょうねぇ〜」「あんまりうるさいと、ぶっとばしますよぉ〜」
と、表情と口調こそやさしいが、半ギレ状態だった。噺は「時そば」。それでも丁寧にやったつもりだ。噺に入ると多少はおさまったのだが、ラスト。2人目の男が、そば代を払う直前、云わばオチの直前、ネチョネチョのそばを食べて、「まずっ」と言ったところで、前方に座ってたお子様が、
「まずかったら、食わなきゃいいじゃ〜ん」
と、のたまった。その時、私に悪魔が降臨した。いや、正気に覚醒したというべきか、反射的に
そういうストーリーなんだよ!このバ〜カ!!
高座で、子供にマジギレする落語家・・・、俺、小っちゃ・・・。いや、我慢にも限度があるだろ。
それでも芸人か、と言われるならば答えはひとつ!芸人でなくて結構!そこまでして芸人である必要はない。私は芸人である前に、ひとりの人間である。
知ったこっちゃないがあの男児、落語を聞くのがトラウマになったか?高座から猛烈なツッコミを喰らって快感が病みつきになったか?改心して、数十年後弟子入りしてきたりして、「あの時の私です」とか言って・・・。それ結構いいはなしだな。


今年は全く蚊に刺されていない。「鋼鉄の男」と呼んで下さい。

ところで、10月17日(日)に恒例の「芸協らくごまつり」が開催されます。場所は西新宿・芸能花伝舎。私は実行委員のひとりとして運営に携わってます。協調性のない私が、らしくないことをしてます。

そのお祭りの宣伝を兼ねた先行落語会を行います。

9月14日(火) 「芸協らくごまつり先行落語会」  池袋・東京芸術劇場小ホール2  18時30分開演

ご来場可能な方、オフィス ロン・イルにご連絡下さいませ。


2010年8月


8月も終わりだっちゅーのに、この暑さ、何よ!?私は夏の暑さに滅法弱い。かといって、冬の寒さにも滅法弱い。
この夏に何気なく読んだ本を列挙。

「笑いの狩人」(長部日出雄著)・・・江戸落語家列伝。創始者とされる・鹿野武左衛門、三題噺で落語を復興させた・三笑亭可楽、怪談咄の元祖・林屋正蔵。この時代の落語家の噺に対する情熱たるや凄まじいものがある。何せ、幕府の禁制と戦わねばならないのだから。下手したら、入牢、遠島、打首・・・、まさに命がけ。そして、ドドイツ節を確立させた盲目の芸人・都々一坊扇歌、近代落語の完成者・三遊亭円朝。5人の落語家の生涯。
「昭和の爆笑王三遊亭歌笑」(岡本和明著)・・・暗い幼少期の遠因であつた「珍顔」を武器に、終戦直後の落語界を席巻。スーツ姿で高座にあがり、立ちで歌を歌ったりと新作落語(?)で大ブレークするも、昭和25年、進駐軍のジープに轢かれ死去。享年33歳。まさに伝説の落語家。ネタに対する苦悩をはじめ、感動するエピソードが多かった。
「快楽亭ブラック集」・・・ちくま文庫、明治探偵冒険小説集第二巻。収録作は「流の暁」、「車中の毒針」、「幻燈」、「かる業武太郎」。イギリスが舞台なのだが、当時の日本人にわかり易いように、無理矢理日本風に置き換えてあるのが、変な感じ。というよりおかしい。走行中の馬車の中という「密室」で婦人が殺害される。犯行現場に残された不可解な一本の毒針から犯人に迫る「車中の毒針」。これは、タイトルだけで魅かれてしまう。「幻燈」は手形をランプの灯にかざして、掌紋から犯人を識別するというもの。「あとがき」によると、指紋識別を扱った小説としては、世界で2番目に古い作品だという。
「人間風眼帖」(山田風太郎著)・・・最近新たに見つかった昭和21〜49年までの著者の日記。前半は、先の戦争に対する諸々の思いを綴った「太平洋戦争風眼帖」。後半は、人間に対する哲学的な「人間風眼帖」。私の好きなのは前者。戦争に対する怒り、皮肉等が痛烈に伝わってくる。普段の小説の行間に垣間見える飄々とした雰囲気と異なり、実に硬骨。太平洋戦争に関わった色々なことを斬って捨てている。とても、タイムリーでは公表できなかった内容だろう。
「大名廃絶録」(南條範夫著)・・・徳川開幕中の除封・減封された大名は約240家にのぼる。これは関ヶ原戦の戦後処理としての除封・減封大名約90家を除いた実数。廃絶された家が予想外に多いのに驚いてしまう。廃絶理由も、世嗣がなく断絶というならまだしも、藩主の狂疾(乱心)や、不行跡など、どうとでも言えるようなアバウトなものまである。幕府に目をつけられたら最後、謂れのない謀反の疑いをかけられてしまう。「謀反説」のほとんどはデタラメだったというから、何とも怖い。戦国の世に先祖が命をかけて奪い、守り抜いた土地や城を言いがかりに近い理由で、あっさり取り上げられてしまう。そんな幕府の改易命令に対して、実力をもって抵抗した藩は一藩もなかった。これは不思議。というより、悲しい。本書で挙げられているのは、松平忠輝(家康の六男)、福島正則、加藤忠広(清正の子)、本多正純、松平忠長(家光の弟)など廃絶された12家。


映画「インセプション」。敵の夢の中に侵入して、機密情報を盗むというストーリー。非常に私好みのストーリーだ(ちなみに風太郎忍法にもそんなのがあります。「忍法夢若衆」。「忍者月影抄」参照)。で、気づいたのだが、監督のクリストファー・ノーランの生年月日が、1970年7月30日。私と全く同じなのだ。何だぁ〜、ノーちゃん、俺たちタメじゃん。同じ星の下に生まれたっつう事で、ひとつよろしく。出演依頼とか、気軽に電話ちょうだいよ、ね。急に親近感湧いたなぁ〜。他に、7月30日生まれに、どんな人がいるかというと・・・・

アーノルド・シュワルツネッガー(1947)  ジャン・レノ(1948)  ポール・アンカ(1941)

歴史上の人物では、

東條英機(1884)  「ごんぎつね」の作者・新美南吉(1913)  徳川第二代将軍秀忠(1579)   近いところでは、桂南なん師匠

・・・統一性ないなぁ。誕生日占いって、アテにならんね。


「落語大将軍」 沢山のご来場ありがとうございました。

今回はこんな塩梅、いよん。

一席目ネタおろし、「発想の転換」。カップラーメンを食べようとおもったらハシがない。では、どうやって食べよか・・・?という噺。こういう展開はいっそ、道具を使ってコントにした方が伝わるかしら。
二席目古典、「水屋の富」。主人公の清兵衛さんに凄くシンパシーを感じるのよ。この人の小心者っぷり、わかる!わかるよぉ〜、まるで俺みたい・・・。とても他人とは思えないぜ、清兵衛さんよぉ〜。
そしてトリネタ

「忍法相伝64」 山田風太郎原作 伊賀忍者の末裔の男がすったもんだを起こす、異色の現代版忍法帖。

実は・・・、今年の秋、風太郎先生の生誕地兵庫県養父市で開催される「風太郎祭り」のイベントで、落語をやらせていただくのである。本来は小説家、書評家、学者の先生方による講演会なのだが、今回は異例の落語会とのこと。大光栄です!本気で嬉しいです!落語家になってよかった!落語→小説。未体験ゾーン。小説を落語化する場合、どうしても地の部分(セリフ以外の部分)が多くなってしまう。会話で進行させ、尚且つギャグを強めるため、ツッコミ役をひとり投入した。ラストのオチも自分で考えた。原作に忠実にエピソードを盛り込み過ぎると、「落語」としてすっきりしなくなる。欲張り過ぎるとよくないのはわかるけど、「押さえるポイント」と「刈り取る部分」の兼ね合い、選別が難しいのだな。なるほど、取り組んでみないとわからないもの。


21(土) 「落語大将軍」 例によって例の如く、当日でも入れます。絶対笑かすので来て下さい。

ここで問題。英語で顔はフェース、胸はバスト、お尻はヒップ、では「あそこ」は?・・・・・正解は「落語大将軍」で。


突然ですが、代演。 13日(金) 池袋演芸場 18:45 あがり、 14(土) 池袋演芸場 17:15あがり。今後は代演の情報もマメにアップします。できる限り。

そして、21(土) 「落語大将軍」の日の昼間、らく里くんの会にゲスト出演します。

立川らく里の会 〜らく里の道も一歩から〜   お江戸両国亭  14時開演  前売¥1200  当日¥1500   090−4193−0420事務局

両国と中野を落語でハシゴする、ナウいぜ!


今年の夏は・・・部屋に、クーラーがある!上京20年目にして初。暑さなんて、怖くないぜ!と、ここで

8月21日(土) 「落語大将軍」 大予告!

今回も3席ネタおろしでいきます。まず一席目の新作は、いつもの様に小難しいことや理屈っぽいことは言わず、ひたすらナンセンスにバカバカしく攻めてみました。二席目の古典もネタおろし。
で、トリネタの三席目は、な、何と・・・畏れ多くも、私が敬愛してやまない、

山田風太郎先生の小説を、落語でやらせていただきます!!

ジャンルは忍法帖。短編。風太郎フリークでも読まれてない方が多いと思われる異色の作品。タイトルは当日まで秘密ということで。


2010年7月


仙台周辺の方、ご来場お待ちしております。

「魅知の国 仙台寄席」  7/31(土)・8/1(日)  両日とも、13:00〜15:00  16:00〜18:00  仙台三越定禅通り館地下2F
                 出演: 桂米福 桂宮治 他  前売¥1800  当日¥2000     (問) 三越プレイガイド 022−221−0431             


東京都立写真美術館、「侍と私」展。
幕末関連の本でよく目にする、お馴染みの肖像写真が展示されていた。
ここで問題。日本人の手によって撮影された最古の写真は、誰を写したもの?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正解は、「島津斉彬」
中には、無名の侍の写真もあって、私的にはこちらの方が興味が湧いた。「この方は、どんな人物だったのかしら?」「激動の時代をどう生きたのだろう?」とか、色々想像が膨らむから。
約150年後、こんなカタチで注目されるとは思ってなかったろうし。「今、どんな気分ですか?」と、聞いてみたくなった。変な質問だけど・・・。


今年は、アガサ・クリスティー生誕120年。私はメジャーなのを数作読んだことがあるだけで、全くといっていいほど詳しくないのだが、アガサ・クリスティーの本領は、小説より舞台劇にあるのだという。
で、久々に観劇。クリスティー作「ホロー荘の殺人」。ミステリ劇を専門にしている「劇団フーダニット」の公演。上演時間3時間の大作!見ごたえあった!!
私が落語でやっているような「なんちゃって」ではない。あくまでも、「ガチ!」なミステリ。こういう本格的なのを見ると、自分が「ミステリ」とか言ってるのが恥ずかしくなる。
セリフだけでなく、演者の細かい動きによって、人間関係があぶり出され、緊張感が演出されるようになっているのがミステリ舞台劇の見どころなのか・・・。ははぁー、勉強になりました。特に本作は、事件自体やトリックのインパクトというよりも、人間関係の縺れが心理的にからんで事件が複雑化してゆくストーリー。なもんだから、なおのこと感じたのかしら。
いつまでも、言葉じりの小手先ばかりで噺を作っててはいかんと痛感したなぁ。
ちなみに、8月21日(土)「落語大将軍」の噺、制作中・・・。


「せめ達磨」ご来場ありがとうございました。噺は・・・、多くは語りません・・・。

そうでした。天どんくんの会にゲスト出演します。

    7月23日(金) 三遊亭天どん「どこまで続くか!?100番勝負」第2回  新宿三丁目・道楽亭03−6457−8366  19時30分開演  ¥2000  


11(日) 「せめ達磨」 ご来場お待ちしております。今回は昼です。
噺は、「フランス革命」を題材にしました。おそらく、今回こっきりで、二度とやら(れ)ないと思います。理由は、・・・聞いていただいたら判るかと。
例によって、資料を駆使しました。tsutayaで、「ベルサイユのばら」も全巻かりて観ました。かりる時、かなり恥ずかしかったけど、普通に楽しめました。さすが、名作!「ベルサイユのばら」!
中世ヨーロッパトリビアが8割+おちゃらけが2割という構成になっております。
くれぐれも、真面目に作りました。私は正気です。くれぐれも・・・。


2010年6月


私が、「天才」として敬仰しているのは山田風太郎大先生。このことは、ここでも度々書いてきた。そして、今年の1月に、足を延ばして兵庫県養父市の「山田風太郎記念館」に行ってきた。このことも、ここに書いた。その時、帰りがけに名刺を置いてきた。私は普段そんな自己主張する人間ではないのだが、このケースは特例中の特例。そうせずにはいられなかった。自分は創作落語を志している・・・先生の作品に多大な感銘をうけ、創作に憧れた・・・数十年来のファンである・・・等、結構アピールしてしまった。で、そのおかけで、以来、「風太郎の会」の事務局長様から直々に連絡をいただくようになった。私としては、崇拝する大先生と間接的にでも接触が叶い、それだけでも大変嬉しいのだが、先日、やりとりの間で物凄い事実を教えていただいた。
風太郎先生の日記より、昭和18年、当時医大生だった先生が、上野鈴本で初めて寄席見物をした際に、最初に観た芸人が、何と、「古今亭今輔」だったのだという。もちろん、五代目の師匠。つまり、山田風太郎先生が初めて生で観た落語家が、五代目の今輔師匠なのだ。何たる奇縁!私は全く知らなかった・・・。こんな事実があろうとは・・・。これには久しぶりに驚いた。いや、驚愕を通り越して、感動してしまった・・・。


横浜で仕事だった。引っ越して以来、一ヵ月ぶりの横浜。で、帰りがけに行きつけのスッポン・マムシ料理専門店(日吉「鳥八」。スッポンサワー500円、マムシサワー800円など・・・)に寄ると、取材が入っていた。このお店は珍しいので、グルメな情報誌の取材をよく受けるのだ。本取材ではなく、「下見」ということだったのだが、またそういう類の取材かと思っていると、さにあらず、何と、月刊「ムー」!「ムー」と言えば、超能力、UFO、霊現象、UМA、超古代文明、秘密結社、魔術に呪術・・・。何故ここで、「オカルト情報誌」が取材を?スタミナ料理も、医学では解明できない神秘なるパワーということで、オカルトともつながるわけか・・・なるほどねぇ。編集長様直々に、スッポン、マムシ、シマ蛇、カエル等、食しておられた。元々、興味のあるジャンルだし、今後の創作のヒントのためにと、色々お話を伺いたかったのだが、「ムー」の方々と判明した時点で、すっかりヘベレケだったので、二言三言お話ししただけだった。しかし、出会いとは面白いもんだ。
「不健康な落語家」・・・「スッポン・マムシ料理」・・・「神秘のパワー」・・・「超常現象」・・・「ムー」。凄い「連想ゲーム」だなぁ・・・。


落研時代の後輩の結婚式だった。ウチの大学の落研はかなり特殊な空間で、年柄年中つるんではろくに授業にも出ず、バカなことばかりやっていた。今考えると、そうとうムチャなことをやっていたのだが、おおよそ普通に学生をやっていては体験できなかったであろう充実した日々を送っていた。「中華十八番」「ロン・イル」「万年山」・・・、古き良き時代を象徴するキーワード。今でも新鮮な記憶。そんな苦楽を共にし、一緒にバカをやっていた奴が、また一人、立派に更生して大人になってゆく・・・。感慨深いねぇ・・・。
同期のDくんも参列していて、久々に会った。同期Dは、留年し過ぎて3年で大学をクビになった。そしてその後一年間、親に仕送りをしてもらいながら、働きもせず寝て暮らしていたというツワモノ。睡眠時間が一日の7割、あとはホカ弁を食うか、ゲームをするか。部屋中にはカップラーメンの残骸、スナック菓子の食いかけ、そしてミキプルーン(何故?)が散乱し、数ヶ月前に私が買って持って行った麦茶のペットボトルは飲みかけのままカビが生えていた。風呂にいたっては、何ヶ月も水が入れっぱなしで、すかっり沼になっており、斧を投げ込んだら精が現れた。いっぱしの世捨て人。当時、私はそんな彼とコンビを組んでおり、漫才の様な、コントの様なことをしていたのだが、ネタ合わせのために、約束の時間に彼の部屋に行っても、必ず寝ていて、私の作った台本を、まず100%覚えていることはなかった。しかしそんなDくんも数年前に結婚し、子供が2人いて、マンションを買い、すっかり落ち着いた大人になっていた。披露宴でもやたらと色々な写真をとりまくっていた。何でも、子供ができると写真にマメになるのだという。何だ?この変わり様・・・、あの頃の奴は、いったいどこにいったのだ・・・?あの頃のDくんもまた、古き良き時代、・・・いや、良くはないか。


先日の勢いをかりて、「『坂の上の雲』まるわかり人物烈伝」というのを買ってしまった。日露戦争関連の人物事典。いつの時代も脚光を浴びる人物とそうでない人物がいるもので、クローズアップされる人物がどうしても限られてしまうものだが、ページ数の差こそあれ、本書でだいだい押さえられる。
まず、最前の乃木将軍。色々な本を読めば読むほど、数奇な運命を辿った人物だとつくづく思う。そもそも軍人という職業が本意ではなかったようだ。にもかかわらず、長州閥の恩恵をこうむりながら軍内で出世し、思いもよらない大舞台に引っ張り出されてしまう。自分の意思とは無関係に翻弄され続け、死後も「名将」と「愚将」の間を彷徨っている。乃木将軍の残した言葉。「電車に乗っていると、座ろうと思って、そのつもりで鵜の目鷹の目で座席を狙って入ってくる。ところが、そういう者は座れないで、ふらりと入ってきた者が席を取ってしまう。これが世の中の運不運というものだ」。この言葉は、いつどんな心理状態で言ったのか。何とも複雑。
全体を通しての感想は、危急存亡の時によくぞこれほどまでの人物が揃いも揃っていてくれたものだと、改めて驚嘆。日本は本来凄い国なのだなと再認識。
最も驚いたのが、民間人策士・杉山茂丸。伊藤博文、山県有朋をはじめ政界財界の要人たちを巧みに操った、自称「人形遣い」。桂太郎内閣樹立、日英同盟締結もこの人物が影で糸を引いていたという。児玉源太郎の耳目として驚異的な諜報活動を行い、陸軍機密情報がドイツに漏えいしたのをいち早く察知。その直後終戦となる。また一説には、旅順開城の際、要塞司令官・ステッセルが日本に買収されたという疑惑が囁かれているようだが、この人物が背後にいたとか、いないとか・・・。日露戦争勝利の裏には、かような怪物が存在していた!そして、な、何と、この杉山茂丸は作家・夢野久作の父親だという!「ドグラ・マグラ」の父親なら、「怪物」なのもわかるような・・・。


とある事情で、約3週間酒を飲んでいなかったら、すっかり弱くなってしまった。グラスビール3杯飲んだだけで、身体がだるい・・・。何たる不覚。何たるテイタラク。

久々にDVD購入。     「二○三高地」 (1978年 監督・舛田利雄)

日露戦争の旅順要塞攻防戦を描いた作品。幼少の頃見ているはずなのだが、士気を高めるために約30年ぶりにじっくり鑑賞。キャストは、乃木希典に仲代達矢、児玉源太郎に丹波哲郎、明治天皇が三船、伊藤博文に森繁、主題歌はさだまさし「防人の詩」。要塞攻撃の凄惨な戦闘シーンの迫力もさることながら、何より、兵卒たちのの視点からも描かれているのがよかった。小学校教師・小賀(あおい輝彦)は招集され戦場で地獄を味わい、それまで愛していたロシアという国を心の底から憎むようになる。主人公・乃木希典は、東郷平八郎と共に日露戦争の英雄とされている人物だが、「坂の上の雲」を読むと評価はかなり手厳しい。読んでいるこっちがひいてしまうぐらい「無能」という言葉が連発されている。ただ、この「無能」という評価は、あくまで「高級軍人」として、ということで、一個人としては高潔な人格者で、真の軍人たろうとした己に厳しい人物だったということは、司馬遼太郎も認めている(無能な人間ほど、精神主義に走りやすいと理由づけしてあるが・・・)。近年では、「乃木名将説」もよみがえり、賛否のわかれるところなのだろう。こういう人物を映像で描くのは凄く難しいと思う。本作の乃木将軍は、もちろん実直な人間として描かれているが、かといっていたずらに美化されているわけでもない。むしろ、それは「人間の脆さ」のようなものを多分に包含していて、苦悩する姿は何とも痛々しい。ラストで、明治天皇に戦勝を報告しながら泣き崩れる場面は何とも、人間・乃木を現していると思った。


2010年5月


30(日) 高崎市田町屋通りに「中山道恋文横丁」というのができた。色々なお店が屋台を出していて、夕方から年中無休で営業しているという。休日には、「えんがわ市」なるものが開かれていて、今日行ってきた。なるほど、ゴージャスな屋台だった。おでん、そば、イタリアン、タイ料理、韓国焼肉・・・と、バラエティーに富んでいて、どれもおいしい。もちろん、お酒もあります。また、産地直送野菜や、富山県産カニ汁も販売していた。家族連れで楽しめる地域密着型スポットやね。
で、この会場で落語。屋外!屋外は正直、手強い!空間にお客様を監禁して、無理やり聞かせてこそ落語は成り立つ。下手をすると、道端でひとりごとを言う変な人になってしまう・・・。でも、頑張った。チビっ子たちにツッコミを入れながら進めたら、どうにかなった。君たちのお陰で、おじさんは助かったよ。群馬のチビっ子は、悪ふざけをしないで、ナイスなリアクションをしてくれるよい子だった。


27(木) 「今様と行く落語・グルメツアー」(←勝手に私がつけた名称)。平日にもかかわらず、沢山の方々にご参加いただき、ありがとうございました。群馬が誇る味を満喫したぞ!
市川食品さんでは蒟蒻と心太を食べ、大和屋さんではコーヒー&チョコレートを食し、豊田屋旅館さんでは豪華昼食、糀屋さんでは漬物及び甘酒を味わい、ガトーフェスタ・ハラダさんでは大ブレーク中のラスクを買い、ほぼ8時間食いっぱなしだった・・・。
落語は今回のツアーにちなんだ2席、「蒟蒻問答」と自作の「飽食の城」。バスの中でも調子こいてネタをカマしまくったので、最後はほぼマクラを撃ち尽くした感じ。「隊長、もう弾がありません!」の状態。まさに、燃え尽きたぜ・・・。楽しゅうございました。

それはそうと、「ひとり会」の告知

「落語大将軍ー’10夏の役ー」  8月21日(土)  なかの芸能小劇場  19時開演

超早いのですが、会場をおさえてしまったのです。毎度の新作2席+古典1席の計3席の予定。まだ、白紙ですが。とりあえず日にちと場所だけ。詳細は後ほど。


22(土) 「中之郷寄席」 ご来場お待ちしております。私は新作2席やります。予定では最近作った、「吊り橋効果」「持つべきものは友達」「東京幻想」あたりから・・・。または、思い切って、「ぼくの彼女はくの一」とか・・・。
23(日) 「堀の内寄席」 もお待ちしております。上記のどれかやります。会場が変わりました。以前は休憩所でしたが、二階の広間になりました。お気をつけ下さい。


「せめ達磨」 ご来場ありがとうございました。趣味に走ると・・・、ああなるねぇ。わかっちゃいるんだけど、やってしまうのよ。
マクラでの、「古典落語に対する叫び」は、伝わったと思う。だからこそ、本編でしかるべきものを出さなければいけなかった・・・。
ここぞというところで打てないのが、俺。そういう星の下に生まれてしまったのだ。これは一生治らない。


5月13日(木) 「せめ達磨」 お待ちしております。私の噺は、「ヒーローもの」です。完全に趣味に走りました。


東京都美術館で開催されている「森村泰昌展」に行ってきた。芸術には全く無知なので、非常に場違いなのだが、知り合いにチケットをもらったので。名画の登場人物や歴史上の人物に自ら扮する「変身型セルフポートレイト」で知られる美術家。芸術にも、色々な表現方法があるのだな。コスプレを芸術の域に昇華させたってことなのかしら・・・。どれもこれも、体当たりな変身っぷりだ。ゲバラ、アインシュタイン、レーニン、毛沢東、ダリ、浅沼稲次郎刺殺の瞬間、昭和天皇とマッカーサー・・・など。写真だけでなく、映像もあり、市ヶ谷駐屯地での三島由紀夫の演説や、ヒトラー(チャップリンの独裁者)など、迫力あった。門外漢の私にも充分楽しめた。今回の展示のタイトルは、「鎮魂歌(レクイエム)」で、「過ぎ去った人物や時代、思想への敬意をこめて、失われてゆく男たちの姿を21世紀に伝える行為」とのこと。過去の人物にのりうつる。「能」もそうだよな。「能の極限は、変身であり分身である」と、山田風太郎の「柳生十兵衛死す」に書いてあった。で、技を究めた能楽師がタイムスリップしてしまうんだったよな・・・。


5月27日(木) に、群馬県内の名所や名産物を巡る、 「笑福バスツアー」というのがあります。
ほぼ半日弱、参加者の方々にお付き合い致します。ただ、移動中のバスの車内では大人しくしています。それほどウザくないですので、ご安心下さい。
「食」に興味のある方にお薦めとなっております。コースは以下。

○上質な蒟蒻作りで定評のある「市川食品」 ○香り高いコーヒーと焼き物の「大和屋」 ○司馬遼太郎ゆかりの部屋も見学できる、老舗旅館「豊田屋」。ここでは、特別昼食付き ○創業430年、「糀たまり漬け」「手作り味噌」が人気の「糀屋」では味噌蔵見学 ○お菓子の「ガトーフェスタ・ハラダ」で工場見学

立ち寄り先二ヶ所で、それぞれ一席づつ、二席やります。今回のツアーにちなんだ噺です。
キーワードは、「蒟蒻」「焼き物・茶碗とか・・・」「味噌蔵」「お菓子」・・・のあたりから、二つですので、だいたい想像つくかと。中には、「おまえできるんかい!」というのも、ありますが・・・。

ふるってご参加下さい。平日だけど。

財団法人・群馬県観光国際協会 027−243−7273  参加費7700円


5上は、代演多し。   上野広小路亭    5(水)  13:10あがり       6(木)・9(日)  14:35あがり 


実は・・・、私事ながら、引越したのであります。先月末に。したがって今、東京に住んどります。
別に差し迫った理由があるわけではなく。おおやさんはじめ周辺の方々はいい人ばかりだし、ここ近年、横浜市内に飲み友達も行きつけの店も増えたし、このまま生活してゆく分には余裕もできた。だからこそ逆に、居心地が良すぎて安閑としてしまいそうなのが怖かった・・・。私はいつも尻に火がついていないと行動を起こせない性質なのよ。それに、安定を求めていては、この世界に入った意味がない。ならばいっそ・・・、と思い切った。幸い私は身軽なので、自由がきく。
そして何より、「生活水準を上げると、芸も伸びる」という、言い伝えがある。だったら、体現してやろうじゃん! ←まぁ、このあたりは安易なんだけどね。


2010年4月


4月29日(木)  「ネジ回しの会」  にゲスト出演します。

現在、芸術協会では、前座から二つ目にかけて、新作志望者が結構多い。知らぬ間に大量発生していた。私も彼らと楽屋でネタの話をチラホラ交わすが、話せる相手ができるのは素直に嬉しい。作ってる人間にしか判らないことって、案外あるのよ。みんな、かなり意欲旺盛で頼もしい。特にこの会のメンバーは、隔月でネタおろししている過激派たち。
そもそもの経緯は、メンバーの一人、K八くんから依頼があった。
八「10回記念のゲストに、是非、出演をお願いしたいのですが・・・」 今「構わないけど、俺をゲストにしても、集客力ないから、お客は増えないぞ」 八「大丈夫です。それならばそれで、『いつもと同じじゃねぇーか』って、つっこんでネタにしますから」 今「・・・・・」
そして、数日後
八「先日の件ですが、4月29日に決まりましたので、出演お願いできないでしょうか?」 今「ああ、10回記念ね」 八「いえ、9回目なんです。メンバーが一人出られないんで、師匠に出ていただけたら人数がちょうどよくなるんで」 今「人数合わせかい!」

ご来場お待ちしております。


「創作ミステリ落語の世界」 ご来場ありがとうございました。
人形町は、東野圭吾原作の「新参者」がドラマ化されるので盛り上がってるのね。この作者は出る作品がことごとくヒットして、どんだけ儲かるのだろう・・・。まぁ、それはいいとして。
「エコ落語」は、楽市さんとオチのフレーズが見事にカブった。これは開演直前に打ち合わせていて、発覚したのだが、逆手にとってギャグにして事なきを得た。というより、かえって、おいしかったかも。テーマに添って作ると、こんなこともあるのだなぁ。これは初体験。

4月22日(木) 神保町らくごカフェ  「稲田和浩の時間 “新作落語” 第2回」  19時開演   お待ちしております。
「表札」(鈴木みちを作)+私テイストが強めの自作一席でございます。二席の落差を味わって下さい。
五代目の師匠の噺は、「旅行日記」「くず湯」「妻の酒」「五人男」・・・と、一応習ってはいるのですが、襲名させていただいて以来、全くといっていいほどやらせていただいておりません。「表札」もしかり。何故なら・・・、びびっているのです。前座時代は普通にやっていたのに、今はなかなか踏み出せない。何故なら・・・、びびっているのです。


私事ですが、身辺がバタバタしておるのです。したがって、今月は本もあまり読めてない・・・。

4月18日(日)  「創作ミステリ落語の世界」  14時開演  人形町翁庵 。 こちらがご無理な方は、
その後  19時より、経堂 「さばの湯 雑把亭」でお待ちしております。こちらは、開演時間を間違って告知しておりました。19時開演です。19時ね。


「落語大将軍」 ご来場ありがとうございました。
いつも来ていただいている方々が、ドバッと来なかったのに、普通にうまった・・・。な、何で!?
やはりうまっている方が面白さも伝わるし、盛り上がる。当り前か。今回の新作2席、「吊り橋効果」と「札ー1グランプリ」は、いける!!

そして、4月18日(日) 「創作ミステリ落語の世界」  14時開演   人形町翁庵     こちらもお待ちしております。

5回目の今回は、三遊亭楽市さんとの二人会形式。そろそろネタが尽きてきたので、これ幸い。彼に頑張ってもらいます。
二部構成で、「エコロジー落語」と「ミステリ落語」をそれぞれ一席づつ。私は、小学生高学年は結構イケるが、普通のお客にはほとんどウケない「よい子のエコ落語」と、ミステリーは、「バクダン」。
楽市さんは、「環境談義」と「桶屋調べ」。特に「桶屋調べ」は、江戸時代を舞台にした密室ものとのこと。聞いてみたいぃ〜。これは楽しみなのねんのねん。


10(土) 「落語大将軍」 例によって、例のごとく、当日でも入れます。余程の事がない限り。だからって油断すんなよ。いえ、しないで下さい。
花見に飽いた方々、こぞってご来場ください。ぶっちゃけ、花見より、こっちの方が面白いけどな。いえ、そんな風に思ってません。頑張ります。


「快傑ズバット」、とうとう見終わった・・・。さすが、「幻の名作」。堪能したぞ。何といっても、早川健がかっこよすぎる。マシンガンで撃たれても、崖から落ちても死なない。ボコボコにやられても、ひたすらキザ。宮内洋でないとできない。タダものじゃないぜ!宮内さん!この役には、「仮面ライダーV3」よりも思い入れがあるという・・・。
第31話で、早川は悪の大組織・ダッカーの正体を知り、本部にのりこんでゆく。そして、飛鳥殺害の犯人と目される首領Lと対決。しかし、犯人は首領Lではなかった!?真犯人はダッカーの総元締・総統D。おまけに、三大最高幹部の殺し屋用心棒も健在で、飛鳥の恋人(彼女も科学者)の開発したズバットスーツの10倍の威力を持つ強化服「シルベール」も用心棒たちの手に渡ってしまう。見た目は首領Lの方が強そうだが、実質上ダッカーbPの総統D。そして、シルベールでズバットの10倍にパワーアップした3人の殺し屋用心棒との対決が最終回。想像を絶する4人の強敵!つめこんだなぁ〜。しかし、ズバットは、あっけなく3人の用心棒をかたづける。3人は吊り橋に逆さ吊りにされる(これは特撮ではなく、役者さんがホントにぶら下がったそうだ)。そして、残り40秒での総統との死闘(ズバットスーツは、5分以上装着できない。制限時間を過ぎると身体の自由がきかなくなる)。逆さ吊りにする時間をはぶいたら、時間節約になったのに・・・、とか、そんなことを思ってはいけない。激闘を制した早川は、飛鳥の墓前に報告。「・・・おまえの仇、とうとうとったぜ・・・」。と、同時に悪の大組織・ダッカー全滅。そもそも、早川の目的は「飛鳥の仇討ち」で、「ダッカーの撲滅」は、あくまでも二の次。しかし、ダッカーの総統と、飛鳥の仇がたまたま同一人物だったので、一石二鳥となった。いや、市民も平和になってうれしい一石三鳥か。
これまで、早川の生き別れになっていた母親との再会の話や、早川が失恋する話もあったが(何でも日本一の早川でもフラれる。しかも、フラれてもかっこいい。全話を通じて早川に勝ったのは、この女性だけということか・・・)、やはり、本懐を遂げた感動はひとしおやね。
この「快傑ズバット」は、それまでのヒーローもののように、完全な子供向けではなかったためか、番組自体の人気はあったのに玩具が売れず、打ち切りになったとのこと。本来なら、あと20話ぐらい続く予定で、もっと色々なバリエーションの用心棒が楽しめたことだろう。制作側は、変身ヒーローものではなく、人間・早川の物語でもいいと考えていたとか。
ボーナストラックでの、宮内さんの「ヒーロー論」や、脚本家・長坂秀佳との対談もよかった。長坂先生の話で、用心棒と早川の対決で、最高の技を考えついたら、その技をまず用心棒に与えたのだという。用心棒は必ず早川に敗れるので、その技は早川の1ランク下の技となる。つまり、早川に最高の技を与え、それを基準に用心棒の技を考える場合、弱く、マイナスに、地味にということなるので、内側の思考でしかない。だから、用心棒に最高の技を設定すると、早川の技は、それを超えようと、必然的により凄い技をあみ出そうと思考するようになるということか・・・。この思考の追い込み方、素晴らしい。


花見シーズンの吉祥寺は、恐ろしく混むのに驚いた。井の頭公園の方面の駅前信号にいたっては、一発で渡れないぐらいの混雑だった。驚異!こういう時の乳母車やキャリーバックはイラつくなぁ。乳母車は百歩譲るとしても(そんなもみくちゃの花見に、ちっちゃな子供を連れてゆくべきではないと思うのだが・・・)、キャリーバックをズルズル引きずるのは勘弁ならん。普段から思うのだが、キャリーバックは、ズルズルじゃなくて、チャッチャと引け!くれぐれも、ズルズルじゃなくて、チャッチャだからね。
そんなこんなで、夜、腹が減ってるのに、腹が痛いという変な状態に陥った。こういう時はどうするべきか?食うべきか?食わざるべきか?私は食べました。カップラーメン。


2010年3月


毎度の「快傑ズバット」なのだけど、残り少ないので、かなりスローペースで見てます。チェックしたのは、第30話まで。ズバットが悪人をいさめる時のフレーズが、終盤では固定されている。
「悪行を重ね、非道の限りを尽くし、あまつさえ多くの人々を殺めた××!許さんぞ!」
この、普段会話ではそうそう使われない「〜あまつさえ〜」という言葉を、ズバットは毎回口にするのだ。いいなぁ〜、この「あまつさえ」。自分も多用します。
あと、悪人を締め上げる時のセリフ、
「2月2日、飛鳥五郎という男を殺したのは貴様だな!?」「ち、違う・・・その日、俺はパリにいた・・・」
と、アリバイを問うカタチになっている。アリバイも、その他、ドイツ、サンフランシスコ、ロンドン、香港・・・と、とってつけたようなアリバイなのだが、なかには、
「その日、俺はシシリー島で、スパゲッティを食べていた・・・」と、詳細なものまである。ってか、スパゲッティ云々言う必要ないのに・・・。
用心棒で、「何だ、こいつ!!」というのでは、手品(ダンディ・ハリー)、占い(ウリ・ケラー)、テニス(陣太郎)・・・、など。用心棒とテニス対決って・・・。しかし、テニスの達人・陣太郎は、軟式ボールのサーブでビール瓶を寸断する。名付けて、「秘伝・地獄打ち」。スタンダードなのでは、弓の達人・風の右近。早川は食事中に襲われるのだが、箸で矢を受け止める。宮本武蔵より凄いぜ!武蔵といえば、二刀流フェンシングの達人・ダルタニアン。「二刀流フェンシング」って、どんな技だろう?と、一瞬期待したが、ズバット(早川)と2回戦って、2回ともサーベルを奪われてしまい、結局、普通のフェンシングだった・・・。
思いっきりな設定で、思わず笑ってしまったのは、第23話「大神一族の三姉妹と天一坊」。大神家の莫大な遺産を巡る三姉妹の骨肉の争いの物語で、長女が、悪の組織「紅狐党」に妹たちの殺害を依頼する。しかも、相続の第一候補に指名された天一は、焼けただれた素顔を包帯で隠している。・・・ス、スケキヨじゃん!第28話「そして誰も居なくなる」では、海底地質調査団が、ウラン鉱脈奪取を目論む「邪悪党」の裏切り者に、ひとりひとり消されてゆく・・・。この2話は、ミステリー好きゆえに、ニヤリとしてしまった。
第30話「悲しき生と死の間に」は、細菌兵器「BRGペスト」が町中に蔓延してしまい、早くワクチンを届けないと町が全滅してしまうというタイムリミットサスペンス。この回の、悪の親玉は、「ぐれん団」を率いるキング・ボー。演じるのは大泉滉。顔は顎鬚を付けたチャップリン風、体はレオタードをまとい、腰にはフサフサした羽根が付いている。この、一見弱そうな悪役は、実はホントに弱く、コミカルで秀逸だった・・・、本気で笑ってしまったもの。子供の頃は気付かなかったけど、大泉滉さん、凄いぜ。


で、でけた・・・。4月10日(土)の「落語大将軍」にぶつける噺が、もう1本でけた・・・。テーマは以下↓

先日、雪で電車の中に13時間閉じ込められたのだけど、隣が見ず知らずの女性だったら恋が芽生えたのではないかと、変な妄想を抱いてしまった(すんません。今年で40ッス)。13時間は尋常じゃない。閉鎖された空間による時間と場所の共有、理不尽な困難とそれを耐え忍んで克服するという連帯感から派生する好意は、芽生えたら案外強固なのではと。有名なのが「吊り橋効果」。吊り橋上では、興奮や恐怖ののドキドキと恋愛のドキドキを脳が錯覚するのだという。「ストックホルム症候群」というものある。1973年にストックホルムで起きた人質籠城事件で、人質が犯人に好意を抱くという異常な事態が起こった。人質がすすんで見張りをかって出たり、事件後犯人に有利な供述をするなど協力的な態度をとったのみならず、何と驚いたことに、人質の一人が犯人と結婚したという。

↑このあたりの異常心理をテーマにしました。

したがって、今回も新作ネタおろし2席+古典もネタおろしします。3席ネタおろしは尋常じゃない!だから来て。頼むから。


相変わらず「快傑ズバット」を、毎日ちょびりちょびり見てます。ウチに帰るのが楽しみだね。
「ちょっと、飲み行かない?」「ゴメン、ウチ帰ってズバット見るから」。こんな生活を送ってます。
現在、チェックしたのは、22話まで。物語の舞台は日本のどこかのハズなのに、とにかくメチャクチャなのだ。悪の組織の奴らは街中でバンバン発砲するわ、ウエスタンな奴、海賊、インディアン、マッチ売りの少女、ブルース・リーや座頭市のバッタもんが出てくるわ、第12話暗闇組の用心棒・ブーメランジャックは頭にターバン巻いてるし、第11話タイガー団の首領・ゴッドタイガーはロシア帽をかぶってるし、第15話狼党首領・ウルフガイはドイツ軍(っぽい?)の軍服を着ていて、ジープで商店街を暴走して荒らしまわったりと、エキゾチックなのよ。第14話赤耳が率いる狒狒権現という白装束の新興宗教団体は、白羽の矢が立った女性(ホントに矢が飛んでくる)を生贄として神に奉げる。って、何でもありかい!どこの国?ってより、法治国家ですらない。第15話の用心棒はカーペンター甚十郎。得意技は「大工」!日曜大工の手際の良さは超一流。用心棒なのに、大工の達人て何だよぉ〜。まぁ、敵と戦うときは、ノコギリで斬りかかったり、釘を手裏剣様に、L字差し金をブーメラン様に操るのだけど・・・。ただ、この男、大工のコスチュームの上に、三度笠とカッパをつけており、パッと見、旅がらす風なのだ。なぜ?どんな意味がある?第13話サソリ組用心棒に三郎太という虚無僧が出てきた(武器は尺八に仕掛けたボーガン)。この時、早川は三郎太に、「ちょっと時代が違うんじゃねえか」と、さりげないツッコミを入れる。毎回、ツッコミ所の多い奴ばかりなのに、何故、今回に限って?三郎太だけに手厳しかった・・・。
用心棒との対決で「これは!」と思ったのは、まず第12話、VSブーメランジャック。その名のごとく、技はブーメラン。ブーメランジャックは神社の扁額をブーメランで真っ二つに割る。そこで早川は、その二つに割れ落ちた扁額にむけてブーメランを投げる。と、ブーメランが扁額に貼りつき(貼りつくって・・・)、割れた扁額を元通りに修正。ブーメランは扁額を吸着したまま真上に浮上。元の位置に扁額がおさまる。更に、旋回したブーメランは対決を見物していた悪の構成員たちのベルトを次々に破壊し、早川の手に帰還。で、早川が合図をすると、いっせいに構成員のズボンがズリ落ちる。あらゆる力学も無視!物理法則も早川の前には無力なのか?!第20話、VSレッドドラゴン。女拳法使い。レッドドラゴンは、神社の狛犬に飛び蹴りをかますと、狛犬の両目がびょーんと石つぶての様にすっとぶ。そこで、早川も同様に狛犬に飛び蹴り。すると、狛犬のアゴが外れ、下アゴがブラ〜ンとなる。「狛犬を笑わせられるのは、俺だけだぜ」だって・・・。第22話、ミスターZの用心棒でボクシングの達人・カネアスドレイとの対決。何をもじったたか、一発でわかるね。カネアスドレイはピストルから放たれた弾丸をパンチで弾き落とす。一方、早川は弾丸をグローブで掴み取る。この話はチャンピオンを目指す青年・矢川元(これまた微妙な名前だね)と、飲んだくれの父親の絆を描いた話で強引だけど、いい話だった・・・。

用心棒の技も当初は、拳銃早撃ち、居合抜き、ナイフ投げ、拳法、プロレス、トマホーク・・・と、それらしかったが、中盤ではどうでもいいのになってくる。
ビリヤード、釣り、トランペット、ゴルフ、アメフト、曲独楽、バーテン、極め付きは料理(地獄のコック・伊魔平。皿や包丁を投げる)。
では、「ルービックキューブ対決」とかもありか。早川が、「どうだ、八面そろえたぜ!」。六面しかないルービックキューブも、早川なら八面そろえられる。また、「あやとり対決」。「どうだ、十一面観音像!」。早川なら、凄く複雑なカタチも作ってしまえるはず。「信玄餅をきれいに食べる対決」とか。早川なら、容器の外にきな粉を一粒もこぼすことなく食べられるんだろうな・・・。


9(火) 雪やねぇ。長野で仕事だった。で、帰りの中央本線で大・大・大アクシデント!!
20時15分岡谷発新宿行きに乗車したら、2駅となりの上諏訪で止まってしまった。何でも、雪で木が倒れ、前を行く電車に衝撃だって。よけろよ!
車内放送によると、作業員が現場に着くのに1時間、復旧作業に2時間かかる予定とのこと。おいおい、勘弁してくれよ!3時間あれば街に繰り出せるし、車内に出前も頼める。宅配ピザ頼んだろかい!いや、ピザはおろか、デリヘルも呼べるぞ。とにかく、これが飲まずにいられるかい!とばかりに、缶ビールと缶チュウハイをガブガブ飲んだ。酒は控えようと思ってた矢先なのだが、仕方がない。時代が俺に飲ませるのだ!
で、3時間後、まだ動かない。そしたら車内放送、「もう1本木が倒れました」だって・・・与作かよ!
結局、上諏訪を出たのが3時。停車を繰り返し、本格的に動き出したのが5時で・・・新宿着9時よ!9時!実に、車中に13時間。飛行機ならヨーロッパに行けるっつーの!
よく暴動起こんなかったと思うよ。全く・・・。


「快傑ズバット」DVDボックスを買ったぞ!中古で17800円、安い買い物だぜ!それだけの価値は、充分あるもの!
全32話を、さして忙しくない仕事の合間を縫って、毎日、ちょびりちょびり見ている。楽しみは、なるべく引き延ばすのだよ、へっ、へっ、へっ・・・。
おかげで、無駄な寄り道も深酒もせず、真っすぐにウチに帰るという規則正しい生活を送っている。ありがとう、ズバット!

気付いたのだが、さすらいの私立探偵・早川健は、当初は、悪の大組織・ダッカーの正体を掴んでいないのだ。親友・飛鳥五郎の仇を討つ「復讐の旅」も、早川が偶然訪れた土地に、たまたまダッカー傘下の組織が暗躍しているというだけで、決して自発的に手がかりを求めて動いてるワケではないのだ。これは、虱潰しというより、偶然に頼った、かなり無計画な行き当たりばったりの旅だなぁ・・・。ダッカーの首領Lも、「早川=ズバット」に全く気付いてないし・・・。

現在、チェックしたのは11話まで。
やはり、早川VS用心棒の腕くらべが見せ場やね。第1話の相手は、地獄組の用心棒、早撃ちガンマンのラン・カーク。早撃ち対決で、早川はラン・カークの放った弾丸を、自ら撃った弾丸で弾き飛ばす。弾丸で弾丸を撃つ!人間技じゃねーぜ!そして、第4話。鬼貫一家の用心棒、拳法の達人のワルツ・リーとの対決。これも凄い。ワルツ・リーは、デカい灯籠の中程の石をチョップで弾き飛ばし、灯籠で達磨落としをして見せる。一方、早川はチョップ(パンチ?)で灯籠を空中に弾き飛ばし、弾き飛ばされた灯籠が逆さに組みあがる。しかも、指をパチンと鳴らすと、逆さ灯籠が真っ二つに、パッカーンと割れる。技も凄いが、「ワルツ・リー」という名前がいい。「ブルース」じゃないのね・・・。第6話では、港町を支配する海賊キッドの用心棒が、トマホークの達人レッド・ボア。海賊の用心棒がインディアンなのだ。つーか、日本だよね、ここ(ちなみに、ロケ地は伊豆)・・・。しかも、レッド・ボアは、見事なインディアン口調なのだ。「オレ、ツヨイ、オマエ、マケル」とか・・・。第8話、市議選に立候補し、市政を牛耳ろうと目論む、マムシ平和党代表・ミッキー蛇山の用心棒で仕込杖の達人、地獄市。おもいっきり、座頭市のパクリなので出てきた瞬間笑ってしまったが、この地獄市、実は盲目ではない。盲人を装っているのは余裕をカマしているからで、真剣勝負で強敵と立ち合う時は、しっかり目を開けて戦う。スーパーサイヤ人ならぬ、スーパー座頭市VSズバットの対決は、本気でシビれた。次回予告のナレーションでいつも、「ズバットのマネは危険ですので、絶対にしないでね」と、よい子のみんなに呼び掛けるのだが、マネできねーよ!
早川は、町に現れるとき、馬に乗っていたり、渡し船に乗っていたりするのだが、第8話の登場シーンは、何と、ブルドーザーに乗っているのだ!しかも、シャベルの先に腰掛けて、ギターを弾いているぅ〜!いくら何でも、そりゃ、ね〜ぜ!


2010年2月


4月10日(土)の「落語大将軍」に向けての噺(の原形)ができました。
ただ、「錦マニ」時代のテイストが濃いです。いかにも、私が作りそうな噺になってしまいました。
これはいかがなものか・・・?いやでも、私的には披露したい。

お札の肖像画になる人物は、どういう基準で決められるのだろうか?いくら功績が大きくても、対外的に評判の悪い人物であってはいけない。これは基本だろう。日本が対外戦争に明け暮れてた近代の政治家や軍人はまず却下。では、幕末・維新に活躍した人物ではどうか?というと、日本の敗戦までの一連の流れの出発点を幕末・維新と見る(自分はそんなことないと思うのだが・・・)外国人もいるだろうから、これも具合が悪い。そもそも、靖国神社に奉られてる人物(幕末・維新の志士たちも奉られている)は色々うるさいのではないか・・・。では中世の武将たち。英雄=征服者のイメージがあるし、地元では熱烈な人気があっても、別の地方に行くと評判が悪い人物もいたりする。地方によって人気に極端な落差があるってのもマズい。では古代か?天皇親政だった古代の政治家では、戦前の紙幣のようになってしまう。戦前回帰のようで外国の印象を損ねるだろう。ならいっそ、現代の政治家か?国際情勢も目まぐるしく変わり、主義や思想が入り乱れてる昨今。また、時の政権がどの派閥で、誰の流れをくんでるかとか、これもややこしいと思う。やはり、小説家や学者などの文化人に落ち着くのが当たり障りないのかも。この線で行くと、近い将来、ノーベル賞受賞者や宇宙飛行士、オリンピックメダリストや海外で活躍するスポーツ選手なんかもありえるのかもなあ・・・。古典芸能も可能性大。

↑こんなこと考えてて思いついた噺です。


今更ながら、「快傑 ズバット」は名作だ。You tubeで見て、夜中ひとりで大爆笑してしまった。
何といっても、宮内洋扮する「さすらいの私立探偵・早川健」のキャラが秀逸すぎる。ようは、小林旭の「渡り鳥シリーズ」なのだけど、むき出しのギターを背負って、馬に乗って町に現れたりする。おまけに、何をやらせても「この世で一番」!内申書の「尊敬する人物」の欄に、「早川健」と書いてしまいそうだ。今の俺なら、きっと書く。
第1話で、悪の組織「ダッカー」が、幼稚園のバスに爆弾を仕掛ける。どこにテロ仕掛けてんだよ・・・。「ダッカー」の奴らは、化け物とか宇宙人ではなく、人間なのよ。傘下に多くの暴力団を抱えるヤクザの元締が「ダッカー」。ヤクザと闘うヒーローって、凄い。傘下の組織も、「地獄組」だったり、「金バッチ連合」だったり、「ブラックハート団」、とか「まむし平和会」と、バラエティーに富んでいる。
そもそも、物語の起こりは、早川の親友である科学者の飛鳥五郎が、ダッカーの何者かに殺される。そして、飛鳥が開発中だった、着るとパワーアップする「ズバットスーツ」と、飛行可能な自動車「ズバッカー」を、科学者でも何でもない早川が完成させ、復讐の旅にでる。飛鳥が早川にそれらを託すシーンはないので、早川は無許可で勝手に拝借したことになる。
早川は、行く先々でならず者たちを倒してゆく。一話につき、組織のボスと用心棒と、主要な悪者が2人出てくる。組織のボスは、最後に警察に引き渡すが、用心棒は容赦なく殺してしまうことが多い。早川は警察ではなく、一介の探偵だ。これはマズいでしょ・・・。罪に問われるよね。
そもそも、この復讐の旅は、飛鳥殺害の証拠に基づいてというより、ダッカーが暗躍している町を早川がやみくもにあたっているようで、力技な感じがする。虱潰しにも程がある。探偵なら推理とかしなさい。
で、最後のお決まりは、ズバットに変身した早川が、ボスを締め上げる際に、「飛鳥五郎という男を殺したのは、おまえだな?」と聞くのだが、これも、ダッカーに所属しているという事実だけで、犯人だという根拠は全くない。THE 虱潰し!ボスは、「ち、違う・・・俺じゃない・・・」。早川はつぶやく。「飛鳥、おまえを殺した奴は、この町にもいなかったよ・・・」。うわ!簡単に信じちゃったよん!
DVD買ってしまいそうだ・・・。


寄席で、「持つべきものは友達」という噺をかけたのです。私的には「ブラックジャックによろしく」風。医大病院が舞台で、ダメ研修医が主人公。手術中にすったもんんだが起こる噺なのですが、グロく感じられるのか、ひかれてしまった。土日に2回やって、2回とも同じポイントでお客がひいた。自分としては、「犬の目」の延長のようなノリなのですが・・・。
と、ここでフと気になった。
お客の皆さんは、落語を聞かれる際、頭の中に映像を思い浮かべながらご覧になるかと思いますが、それはいったいどんな映像なのかしら?
ちなみに、私はマンガ。というより、落語を聞くようになってから自然にマンガに変換されるように設定されている。したがって、作るのもマンガ。
古典落語の中には、冷静に考えると案外酷い内容だったり、汚い内容だったりするのが多々あるので、受信する際に映像がリアル過ぎると、かえってよくない場合がある。だから実写版よりも、マンガの方がすんなりいくと思う。おそらく、多くの方もマンガ寄りだと思う。
例えば、「幇間腹」。幇間が腹に針を刺されて血塗れになる。実写なら、残酷な映像になるが、マンガならすんなりいく。この場合のマンガとは、ギャグマンガ。劇画、例えば、さいとうたかお、本宮ひろ志、原哲夫・・・とかだったら、バイオレンスになってしまう。腹から血が吹き出て、「ひ、ひでぶっ〜!」とか・・・。「ガマの油」のラストなんか、スプラッターだ。落語に出てくる侍が「花の慶次」みたいだったら、かっこいいけど笑えない。「たがや」なんか、凄え迫力あるだろうな・・・。やはり、赤塚マンガのようなノリがベスト。与太郎なんか、モロ出てきそうだ。鼻ミズ垂らして、ブカブカの着物着て、「タリラリラ〜ン」。「弥次郎」のカモを刈るところなんか、客で聞いてて、「動物虐待じゃ〜ん」と思ったが、赤塚マンガのノリなら違和感なく笑える。汚い噺は、どおくまんがいい。「家見舞」で最後に、肥がめで炊いたご飯を、「花の応援団」の青田赤道みたいな奴が食べて、「ぐえっ〜!」。ベロがグルグル巻きになって、両目がびょ〜んて飛び出して、「食べちゃったのねんのねん」みたいな。「勘定板」の最後の絵も想像がつく。とぐろを巻いたウンコを乗せたソロバンが走っていて、周りでみんなコケている。例のごとく、ベロがグルグル、目がびょ〜んで、「くえっ!くえっ!」。やはり、「ウンチ」と言えば、「Drスランプ」か。汚さを感じさせないピンク色のウンチに手足がはえてて、笑顔でソロバンの上をジャンプしている。「ヤッホー、イェーイ!」とか言って。
く、くだらねえ・・・。くだらねえぜ、俺・・・。でも、こういうこと考えてるのが、一番楽しい。


ここ数年、節分の日は、落語会でお世話になっているお寺で、豆を撒かせていただいているのだが、拾いに来られる方々のパワーに圧倒される。例えるなら、「エサに群がる池の鯉」(失礼!)。「豆ちょーだい!」「こっち投げて!」「キャー!キャー!」と、凄まじい。こっちは、アイドルになった気分に浸れるし、多くの人々の心を牛耳っているようで、気持ち良かったりする。「ほらほら、そんなに豆が欲しいか・・・」「こっち・・・と、思ったらこっち」「(投げるふりをして)ウッソ、ぴょ〜ん」・・・(失礼!そんなことしてませんからね。あくまでも、妄想ね。妄想)。とにかく、一種異様なムードなのだ。コンサートの興奮状態に似ているのかしら。「豆が欲しいかっー」と言ったら、全員で「オオッー」と答えてくれそう。そんな狂騒状態なもんだから、今年、自分の腕時計を投げてしまった人がいた。これホント。


2010年1月


「せめ達磨」ご来場ありがとうございました。噺は、未来のカミさんが、ダンナのピンチを救うために現代にタイムスリップしてやってくるというストーリー。要は、「ターミネーター」なんだけど・・・、伝わらなかった・・・。ポイントヒット率3割・・・、ウケてねぇ〜。この噺は、当分お蔵入りです。


今月号の「散歩の達人」にインタビューが載ってます。
ただ、記載に誤りが・・・。私の大師匠は三代目三遊亭円右師匠で、五代目の師匠はそのまた師匠、つまり大大師匠なのです。曾孫弟子が襲名するケースは極めて異例なので、こういう錯覚があったりするのですかね。


約15年ぶりに、少しづつ、部屋の本の整理をしているのだけど、次から次へと再読したい本が発掘されてくる。これだから、本は捨ててはダメなのよ!
雑学の本がやたらと多い。気持ち悪いぞ、俺・・・。マンガも出てきた、小学校時代にギャグのバイブルだった、「マカロニほうれん荘」。今年で、きんどーさんと同じ歳になってしまう・・・。「嗚呼!花の応援団」はくだらな過ぎて、読み入ってしまい、かたづけが滞った。「〜のねんのねん」は多用したい。あと、「2丁目のドンキホーテ」。これは私が高校時代に好きだった。天才漫才師の少年が主人公で、普段は冴えない男なのだが、追い込まれると凄い才能を発揮する。例えば、40度の高熱をおして舞台に立つのだが、途中で聴覚が麻痺してしまう。耳が聞こえなくては漫才はできない。しかしそこは天才、相方の口の動きでセリフを読んで漫才を成立させ、なおかつ大爆笑をとったりする。確か、人間国宝の落語家か出てくる話もあった(当時、五代目の小さん師匠は国宝になっていない。先見の明やね)。主人公がマン・ツー・マンでそばを食べる仕草の稽古をつけてもらうのだが、国宝の名人芸なもんだから、リアルにそばが見えたりする。で、その圧倒的な迫力に見入っていると、そばをいきなりどんぶりごと投げつけられて、「あちちち・・・・」みたいな。そんな、バカな!なんだけど、当時、珍しい「芸人マンガ」で、私の中では名作。多少は影響受けてたりして・・・。
「ドラえもんの秘密」とか、「ゴルゴ13の真面目研究」とかも出てきた。こういうのが、やたら流行った時期もあった・・・。
あと、掘り出し物は、「三国志・群雄データファイル」。三国志の人名事典で、英雄たちが「統率力」「決断力」「戦闘力」「洞察力」等、8つの項目が10段階で評価されている。いーかげんだな、全く・・・。ドラゴンボールみたいだね。最前の項目ならまだしも、「義理」とか、「人望」って、失礼だろ。ちなみに、劉備は「人望」は満点だが、他がイマイチ。曹操は真逆で、「義理」「人望」は低いが、それ以外はほぼ満点。諸葛亮は「戦闘力」以外がパーフェクト。呂布は「戦闘力」が満点で、それ以外が酷い。「義理」「人望」「戦略戦術」に至っては限りなく0に近い。・・・って、わかんのかい!


年末大掃除でホコリを浴びてアレルギーになった後遺症で、現在「鼻の頭の皮ズル剥け野郎」な私。お正月の慌ただしさも一段落したので、関西で羽を伸ばしてきました。

10(日) 9年前「アタック25」で戦ったY氏がクイズの猛者を集めて新年会を開催するというので、お邪魔してきた。会場は、大阪のY氏宅。凄いメンツだった。「ミリオネア」の1000万円獲得者や「ウルトラクイズ」のチャンピオンもいた。流石に、「生チャンピオン」は感動した。「ウルトラ」は10代の頃、熱狂したもんなぁ・・・。そして、1時から7時まで延々クイズ。早押し、三択、記述、並べかえ、リレー、「なぞなぞ」っぽいの・・・等、レパートリーに富んでいるだけでなく、問題も良質でルールに隙がない!これはテレビの番組でも充分通用するのではないか!?と思ってしまった。個人的に感動したのが、「16分割クイズ」。16のヒントから1つの答えをはじき出すのだが、記憶を手繰るとこんな問題があった。ヒントが最初の方から、「トリノ」「ロスアンゼルス」「メキシコシティー」「100」「400」「4М」「スペースインベーダー」・・・。序盤では決してネタバレしない。この小出しの仕方が、職人的で憎い!勉強になりました。あと、浅草・田原町の仏壇屋はすべて道の南側に並んでいるが、その理由は何か?という問題。職場なのに・・・解らなかった。全体を通して、例のごとく私は全く歯が立たなかった。ものを知ってるというだけでなく、推理も鋭いのよね。みんな。で、近くの串焼き屋で夕食後、再びY氏宅で、チャンピオンの解説と裏話付きで「ウルトラクイズ」をビデオで検証。これは貴重な体験だった。2時終了。半日クイズ漬けだった。

11(月) 早起きもできて、それほど二日酔いでもなかったので、気合を入れて「山田風太郎記念館」に行くことにした。何を隠そう、私が創作に興味をもったキッカケは山風先生なのだ。言わば、数十年来の「心の師」。小学生の頃、深作監督の「魔界転生」を見て一気にハマった(ストーリーはかなり原作と違うのだけれど。原作+映像の大勝利だと思う)。以来、忍法帖シリーズを読んでぶっとんだ空想力に驚嘆し、本格ミステリー、明治物、室町物もことごとく素晴らしいのに感動した。無常観溢れる戦争ものも好きだし、「男性滅亡」「男性周期律」などのセックス・ナンセンスものは真剣にくだらなくて面白い。「うんこ殺人」「陰茎人」などは、タイトルにツッコミをいれたくなった。私の中で「天才」といえば「山田風太郎」。1000分の1でも近づきたい。そんなこんなで、いつか行こうと思っていた。ただ、兵庫県養父市(豊岡の手前。かなり鳥取寄り)にあり、遠いのよ。余程計画的に動かねば、その日中に横浜に帰り着かないかもしれんと気合を入れて出発した。まず、大坂から2時間半。新大阪発9時4分の特急北近畿で北上し、11時27分に八鹿(「ようか」と読む)着。最寄駅のはずなのに「記念館」の宣伝が一切されてない。「ここでいんだよね」と、一瞬不安になった。ここからバスなのだが、休日のため本数が少なく、次のバスまで1時間待たなくてはならない。ならばタクシーと思ったが、何と駅から約15qあるのだという。そんなに遠いの!甘く考えてた・・・。仕方なく待つことにした。12時35分駅発、関宮停留所に13時5分到着。流石にここまで来ると、「関宮町が生んだ偉大な作家」と、大々的に宣伝されている。そうだ!そうこなくてはいけない、「天才」なのだから。停留所から徒歩2分で記念館到着。思っていたより大きくなく、こじんまりとしている。200円払って入場。やはり、大先生の直筆原稿を見ると燃える!以前、世田谷文学館で「風太郎展」があったときにも展示されていたのを見ているが、それ以降発見された「笊ノ目万兵衛門外へ」の原稿も展示されていた。実はこの短編、今回車中で読もうとウチから持ってきていた。何たる偶然!帰りに読もう。また、自由に読書ができるコーナーもあった。小説だけでなく、「バジリスク」(原作「甲賀忍法帖)など漫画化されたものもあるのだが、芹沢鴨を主人公とした短編「新撰組の道化師」が漫画化されているのは知らなかった。実は、持ってきた短編集の中にこの作品も入っている。何たる偶然!帰りに読もう。記念館近くにある生家、小学校に寄贈した石碑を見て帰ってきた。「達磨峠の事件」をはじめとして、初期の作品には地元を題材としているものも多いらしい。景色も目に焼き付けて帰ろう。八鹿発16時39分、京都着18時48分、19時9分京都発の新幹線に乗り横浜へ帰宅。

濃い〜い、2日間だった。


あけましておめでとうございます。御挨拶遅れてすいません。本年もよろしくお願い申し上げます。

現在寄席3件かけ持ち中。ただ、年末、掃除に目覚めて、普段やらない所を掃除したら、ホコリにやられました。アレルギーで顔がむくんでるので、パッと見、二日酔いや寝起きに見えます。したがって教訓は二つ、@普段から部屋をきれいにしておく。Aやり慣れないことはやらない。


2009年12月


今日も近所のジョナサンに来てしまった・・・。普段行かないのに、大晦日は、昨年も一昨年もここにいるのよ。何故か。

今年は・・・作った!「創作落語」の項参照。
ここ10年はこのペースで行く!決めたぞ!40代の10年は作り倒す!
30代前半は貧困に喘いでいたが、もはや補給は確保した。後顧の憂いなく戦える。創作に没頭しろ!脳みそをすっとばせ!そして、発狂しろ、俺!
これを10年間続ければ、何か見えないものが見えてくる!・・・はず。


連日の深酒で身も心もボロボロになってきた・・・。いい感じでスサんでるな・・・俺。
おまけに、ゆうちょ銀行の振り込み手続きが複雑で、銀行で軽くキレちまったよ(ゴメンなさい、行員さん、普段こんなじゃないんです)。
突然ですが、「落語」って難しいな・・・。今更ながら。正直、何をどうしていいのやら、わからなくなってきた。つくづく、凄い世界に足を踏み入れてしまった・・・。「勢い」というのは怖いね。
元々、妄想癖があり、無駄な雑学を兼ね備え、お笑いと小説好きで、協調性がない自分にとって、新作落語こそ「生きる道」と選んだつもりなのだが・・・。甘かった・・・。肝心の「才能」と「芸人的適性」を持ち合わせていなかった。古典の壁はあまりにも厚い!「名人の数100年」VS「凡人の数10年」。冷静に考えれば、勝てるわけないとわかるのによぉ〜・・・。何故わかんなかったかなぁ〜。
その他の動機として、「変なところに度胸がある」、「男のロマンによく酔う」、「性格がМ」等・・・・。もうわけわかんねーよ!笑っちゃえ!あはは、あはは、あはは、、、。


最近の年賀状は、皆さん、綺麗で凝ってらっしゃる。しかし、その点私は、相変わらず「20世紀の年賀状」です。今ラーの皆さん、覚悟していて下さい。


「クリスマスをぶっとばせ!今輔の会」御来場ありがとうございました。今回は、かなり集客が危うかったのですが、いっぱいになってよかったです。「落語大将軍」の時より盛り上がったじゃん!
トリのクリスマス噺は、期間限定のつもりだったのですが、思いのほか反応が良かったので、調子こいてオールシーズンでやってしまいそうです。
硬派な今ラーの皆様、重ね重ねありがとうございました。今ラーでない方は、私のことを忘れないで下さい。そして、mixiの私のコミュニティで過剰に褒め讃えて下さい。更に、余力のある方は27(日)の「せめ達磨・古典落語の会」もお待ちしております。


12月25日 「クリスマスをぶっとばせ!」のトリネタはネタおろしの予定だったのですが、ついに、で、でけた・・・。
おいおい、今月もネタおろしやっちゃうのかい?作り過ぎだぜ!凄いぜ!この溢れ出る創作意欲をどうにかしてくれよ!←出た、自分大好き人間。
そもそもの経緯は、約2週間前にある情報誌からクリスマスイベントとしての掲載の打診があって、
「内容はクリスマスと関係あるんですか?」「いえ、クリスマスにぶつけただけで、内容は全く関係ないです」「そうですか・・・関係ないんですか・・・(落胆)」「じゃあ、いっそクリスマスで新作つくりましょーか」と、勢いで請け合ってしまったのです。これが発端。しかし、作れてよかった。逆にこうでもしないと作んないのだけど。
とりあえず、「クリスマス」の素材を詰め込んでみました。ご来場お待ちしておりまする。


仕事で長野県岡谷市に行ってきたのですが、何と、岡谷市は私の地元の富岡市と姉妹都市だという。何たる偶然!両市とも製糸業つながり。「あゝ野麦峠」の女工さんが働いたのは岡谷の製糸工場。岡谷の製糸業を発展させたのが、片倉財閥。一方、明治5年創業の日本で最初の富岡製糸工場は、元々官営だったのだが、昭和14年、片倉財閥の所有となった。
何故こんなことを書くのかというと、私は真打昇進以来、富岡製糸工場の世界遺産登録を推進する「富岡ふるさと大使」という役をおおせつかっているのです。
ということで、富岡製糸工場を世に広めるために声を大にして宣伝します。

「富岡製糸工場」!!


 DVD「ワザオギ落語会  vol 5」 ついに発売!

私は前座なしのトップバッターで、「チョココロネ政談」。国立の高座でチョココロネ食ってます。凄ぇ、表情堅いです。いつもあんなか・・・。収録作品は、

柳家喬太郎「道灌」  瀧川鯉昇「千早ふる」  柳亭市馬「山号寺号」  昔昔亭桃太郎「ぜんざい公社」

12月5日(土)発売です。それと、DVD発売の関連で、月刊「ミュージック☆スター」の1月号のインタビューで熱く語ってます。


出演情報に追加。

「経堂さばのゆ落語会」  12月20日(日)   18:00開演  ¥1500+ワンドリンク制  

演者は私のみ二席やります。問い合わせ 03−579 96138(コナモン食う黒いサバ)。さばのゆさんは、「屋台のような銭湯のような呑み屋カフェ」だそうで、落語だけでなく、色々なライブをやっているそうです。メニューも豊富で美味しそうです。私の落語は二の次でもお店自体で楽しめると思います。「経堂 さばのゆ」で検索してみて下さい。


2009年11


群馬県太田市で仕事があり、帰りに大光院(通称「子育て呑龍」)に寄ってきた。徳川家康の命によって建立された浄土宗の寺。群馬県民なら誰もが知っている有名なスポットなのだが、有名過ぎてかえって行かないもの。私は実に35年ぶりぐらい。
五代目の師匠は、「呑龍様へ行って来ます」と、周囲の人々に偽り、家出して上京したという。大正2年のこと。
更に、太田駅前で滅茶苦茶美味い鰻屋を発見した。身と肝をタレに漬けながら七輪で焼いて食べるのだが、これはマジでウマかった!

それはそうと、告知。
昨年はイブをぶっとばしましたが、今回はクリスマスをぶっとばします。

「クリスマスをぶっとばせ!今輔の会」  12月25日(金)   お江戸日本橋亭  17:30開演

すったもんだの事情で、11月に引き続き、12月の今回もネタおろしをすることになりました。クリスマスをテーマに作ります。今の俺ならできる!って、おいおい。
また、以前の日本橋バージョンとシステムが変わりました。「当日清算券」をお持ちの方は、前売り料金でご入場いただけます。お持ちでない方、もしくはお連れがいらっしゃる方は、ご連絡ください。従来通り御予約致します。
オフィス ロン・イル045−586−1616 硬派な今ラーの皆さん、ご来場お待ちしております。


しかし、あの歌舞伎役者は超人的にモテるんだな。何でよ?今まで何とも思わなかったけど、今回はちょっと悔しいなぁ、おじさんは。でも、どっちかというと姉ちゃん派なので許す。
それはこっちに置いといて、「不マジメな男の方がモテる」という摂理が、10代の頃から納得いかない。マジメな男はモテない。何でよ?
今日、某牛丼屋に入った。チェーンの牛丼屋は、店によって先に食券を買う店と、最後に会計をする店とがある。で、今回は後払いの店だったのだが、食券を買ったと勘違いして食った後店を出てしまい、自然に「食い逃げ」の形になった(案外できるものね。と、変に感心したりして・・・)。しかし、そこは、真夜中の歩行者信号をも守るマジメな私。あとで気づいてちゃんと払いに戻ったぞ。どうだ!ただ、店員にはそれほどありがたがられなかったけど。


昨夜の「アメトーーク」の「人見知り芸人」見たけど、かなり共感できて面白かった。彼らの気持ちがよくわかる。
私もドアのノックの仕方がよくわからない。どのくらいの強さで叩いたらいいのかとか。
楽屋が一つの話題で盛り上がったりしていると、凄く入りずらいのもわかる。すかさず、ひとりでくつろげるエリアに逃げたりするもの。
あと、何といっても仕事場から帰る時。「お疲れ様でした」と別れたのにもかかわらず、駅までの道で会っちゃったりすると凄く気まづいので、遠まわりすることも多々ある(例えば、浅草の時は銀座線と都営を使い分ける)。最悪なのは電車の中で会っちゃった時。無理やり会話するのが物凄く苦痛なので、「寄る所がありますので・・・」とかいって、全然関係ない駅で降りたりしてしまうのよ。私生活も当然、秘密主義。
この性格が芸人としてかなりマイナスだと思うのだけど(だからお客も少ない)、治らないのよね。
基本的に本があれば友達はいらないのだけど、昨夜もテレビで言ってた「寂しさ」が「人と話さなきゃいけないストレス」を凌駕した時、ダムが決壊したように妙に人恋しくなるのよ。ようは、単なるわがまま。


「坂の上の雲」

この作品は日本人必読の名作。日本人として誇りが持てる。もうすぐドラマが始まるけど、さて、どうかしら?この大叙事詩が映像でちゃんと伝わるのだろうか・・・。
正直、最近の歴史ドラマは、昨今の「間違った歴史ブーム」を助長している元凶のひとつなので見ていない(そもそもウチのボロテレビは、NHKが映らないのだけれどね)。「歴女」なる腐った輩によるミーハーな歴史ブームは、歴史に対する冒涜だと思う。今日の平和は、命をかけて歴史を作ってきた人々の屍山血河のうえに成り立っているということを、彼女らは認識しているのだろうか?ああいう奴らが日本をダメにする。もちろん煽動するメディアの責任も大きい。
で、「坂の上の雲」。幕末の動乱で多くの優れた人材が失われ、生き延びて維新の元勲となった人物は、それらの人物より格下であったというのが多くの史家の見解だげど、それから、約30年、危急存亡の時、出てくるのだ、有為な人材、英雄が!秋山兄弟しかり、東郷元帥しかり、児玉源太郎、広瀬武夫、明石元二郎・・・。指導者達による軍事的、外交的戦略だけでなく、当時、軍事費が国家予算の40%という驚異の生活に耐えた庶民も凄い。今の日本はあまり誇れた国ではないが、実は日本は凄い国なのだ!
この作品だけは汚されたくない。


「せめ達磨」ご来場ありがとうございました。

「あなた何型?」は、核となるあるくだらないギャグをどこまでひっぱれるか?という課題のもとに作った噺です。この「くだらないギャグ」に食いついてもらわないとスカスカのどうしようもない噺になってしまうので、ある意味ギャンブル。でも、まぁ、頑張った。
ああー、ネタおろし3席おわったー、って気を抜いている場合ではない。「落語大将軍」「せめ達磨」共通していえるのは、集客がいまいち。したがって、明日からメチャメチャ社交的で、日頃から面白い人を心がけます。

あと、よくわかんないけど、私のミクシィのコミュニティが、廃墟と化してるらしいので、謙虚な「今ラー」の皆さん、どんどん主張して盛り上げて下さい。


「落語大将軍」ご来場ありがとうございました。


「或る芸人伝」のモデルの落語家は基本的に自分なのですが、自分は豪農の倅でもないし、デッチあげの貧乏話は半分本当なので、虚実織り交ぜてあります。
「血屍(ちかばね)村の祭典」は「このケータイはエクスクロスで」(上甲宣之原作)、「屍鬼」(小野不由美原作)を参考にさせていただきました。ただ、村の儀式の内容が、今世間を騒がせている事件を連想させて、ひかせてしまったかもしれなかったです(諸先輩の話によると、過去に船の事故があった際、「佃祭」がドン引きだったように)。多少の危惧はあったのですが、作ってしまってからなので引くに引けなかったのです。この噺、ウケた・ウケないでいったら、完全にウケてないのですが、展開で楽しめたという意見もあり、よくわかんないのよね。あとお客様から矛盾の指摘。この噺では、主人公・水町は30歳・童貞という設定だったのだが、「ぼくの彼女はくの一」(設定は大学生)で彼女がいたのだから30歳・童貞はおかしいとのこと。なるほど。気付かなかった・・・。


凄かったなぁ、ワールドシリーズ・・・すいません。見てないです。日本シリーズも全く見てません。
そんな私は前歯が差し歯で、最近ぐらぐらして調子が悪いので歯医者に行った。14(土)の「ひとり会」の最中にポロッといったら嫌なので・・・。で、差し歯も長年使っていると、土台となっている根っこの歯が痛んでくるようで、今後粗末に扱うと「入れ歯」になると脅された。したがって、前歯で引き千切るフランスパンなどは今後食べないようにしますので、勧めないで下さい。でも、骨付きカルビとか食ってしまいそうだ・・・。
あと近況というと・・・、パソコンのことで業社に問い合わせたら「チャット」をやらされた。初めてやったけど、あーゆーのは、面倒くさくてイラつくね。素直に電話でいいじゃんよ。さんざん待たされて、しまいには面倒くさがられて一方的に切られたよ。失礼しちゃうわ。世間はパソコンに弱い人間に冷た過ぎやしないかい。そうして現代人は「人」でなくなっていくんやねぇ・・・。
あと、こないだ代バネ(代演のトリ)でした。披露目以来だね。緊張はしないのだけど、まぁ、スベり気味だったね。

そんなこんなで、14(土)「落語大将軍」お待ちしております。ギリギリまで予約は受け付けてますけど、
ぶっちゃけ、当日でも入れます。多分。急に気の向いた方、恋人にドタキャンされた方、草野球が雨でつぶれた方、当日の運勢の方位が中野が「吉」の方、お待ちしております。


11月14日(土)の「ひとり会」用の噺が、もう1本できたぜぃ!いやぁ〜、作っちゃったよ、おいおい・・・、俺、やるじゃん。
したがって、今回も前回同様、「新作ネタおろし」2本(+古典の計3本)でいきます!
先日予告した「ホラー・サスペンス」の他に、自伝を発表しようとする落語家の噺。

更に、3日後の17(火)の「せめ達磨」でも別の噺をネタおろしするので、現在、新ネタを3本かかえている状態です。これは、マジで凄いよ。

3本とも面白かったら尊敬して下さい。


2009年10月


最近気づいたのだけど、俺、大喜利めちゃくちゃ下手なのね(そういうこと言ったら、仕事減るよ)。明らかに落語家として水準以下だね(だから、仕事減るってば)。
創作はできるのに、落語家としての必須テクが身についてないのよ。何故?モチベーションの問題もあるのだろうけど、変な脳の構造というか、使い方してんだろうな・・・。

ところで、本題。
11月14日(土)の「ひとり会」用の噺が、つ、ついに、でけた・・・。
何だかんだ言っても、作るときゃ作る!これが俺の凄いとこ(たまには、強気な事言わせてくれ)。
今回は「ホラー・サスペンス」で攻めました。結構長編。

御来場お待ちしております。


今年も五代目の師匠の生誕地・群馬県境町で落語会をやっていただいた。私にとって境町は「聖地・エルサレム」。さすがに緊張して身が引き締まった。

現在、浅草の昼席に出演しておりますが、開演前に学校寄席があり、小学生と戯れてます。ただ、浅草の楽屋入りが9時なので、7時前に起きねばなりません。早起きはキツい!会社員の皆様、へたれた事を言ってすいません・・・。

あ、そうでした。

10/25(日)  「芸協らくご祭り」 です。会場は、西新宿の芸能花伝舎。

今年もホールの受付でテンパってると思います。ただ、浅草の12:15あがりなので、その前後1時間はいません。
教室イベントは、14時から「新作落語会」(3−2教室)に出ます。「チョココロネ政談」を7分でやります。あと、15時から鶴光師匠のトークコーナー「ここだけの話でっせ」(1−1教室)に出ます。近年、名跡を襲名した人々が色々な話を聞かれ、イジられるモヨウ。

御来場お待ちしております。


創作に行き詰ったので、古墳散策してきました。最近、古代史に傾倒している私。自然の中に身を置き、古代に思いをはせたら何か閃くのではないかと。
起点となったのは、「多摩川台古墳群」。東横線多摩川駅下車。多摩川台公園内にあるのだが、まず、古墳展示室で資料を購入した。これによると、多摩川の一連の古墳群は田園調布、尾山台、等々力、野毛と続き、これを総称して「荏原(台)古墳群」というのだという。古墳散策マップには約50基の古墳の位置が明記され、多摩川台公園から等々力に至る散策コース沿いだけでも約25基。全長約5q、徒歩での所要時間約4時間。いったる!踏破してやろうじゃん!
まずは、亀甲山(かめのこやま)古墳。名前はかわいいが全長100メートルと、全国的規模からみればそれ程でもないが、多摩川流域最大級の前方後円墳。都内でまともな古墳を見たのははじめてかも・・・。そして、1号〜9号多摩川古墳群と進み(こちらは円墳)、宝莱山古墳。これも亀甲山級の規模。と、ここまでが公園内の遊歩道。こっから先は田園調布の高級住宅街に入るのだが、ここでアクシデント。住宅街で迷ってしまった・・・。地図が大まか過ぎ、道が複雑、古墳が見つかんない・・・。まぁ、家の敷地内にあったりするんだろうね。いーかげん、高級住宅街をうろつく不審な人になってしまった。通報される前に、結局断念。でも、いつか制覇してやるかんな!待ってろよ、古墳さんよぉ!


創作に行き詰まったので、神奈川近代文学館の「大乱歩展」に行ってきました。
元町・中華街より徒歩8分。港のみえる丘公園内にあるという、一人で行くには物凄くもったいない環境。
大先生の「手書き原稿」や「創作ノート」を見ると、やっぱり燃える。「エネルギー注入!」って感じです。とりわけ、戦時中に探偵小説の執筆を禁じられ、隠棲を決意した際に作られたとされる「貼雑年譜」には勇気をもらった。失意の中、これまでの47年の人生を詳しく綴ったスクラップブックで、家族に対する「遺書がわり」だったという。これは感慨深い資料だった。また、葬儀の際の横溝正史、松本清張両氏の手書きの弔辞文も展示してあって感動した。
とにかく、ファンを自負しながらも知らない事が結構あった。個人的に驚いたのが、「大阪で寄席を見物した際、神田伯龍の講談に感心し、作中に登場する素人探偵のモデルにした」。
明智小五郎のモデルは講釈師・五代目神田伯龍!!し、知らなかった・・・。


4(日) 午前中、神楽坂の牛込箪笥区民ホールで「エコ落語」をかまして軽くスベり(スベっても、エコの大事さが判ればいいのよ。そうなんだってば!)、午後2時から人形町で「創作ミステリ落語の世界」で3席。流石にやりなれない噺4席は酸欠状態になる。トリネタの「2人のデッドライン」はかなりグズグズだった。真面目に演技しなきゃいけない所で集中力が欠けるとどうしょうもないね。いや、そもそも台本がいかんのか?11月の「大将軍」にむけて噺をつくらなきゃいかんのに・・・暗雲立ち込めるぜ。で、今回一番ウケたのが古典の「壺算」。ええっ!俺に限ってこんなことがあろうとは・・・。こ、これは・・・古典に魂売ってしまいそうだ・・・。


2009年9月


別に忙しぶるワケではないけど、9月はほぼ毎日どっかしらに出てた。仕事は充実してたけど、不摂生しいの、深酒しいの、気分落ち込みいので生活はそうとう荒んでいた。で、気分を切り替えて、

10/4(日) 「創作ミステリ落語の世界」  人形町・翁庵  14時開演

「ミステリ」と銘打ってありますが、4回目なので流石にネタがなくなってきました。「っぽい」ってことで勘弁して下さい。ちなみに今までのネタを列記。()内はジャンル。
第1回 2008年4月  「六角館の犯罪」(本格風館もの)  「暗号地獄」(暗号もの)  古典:「持参金」
第2回 2008年10月  「死人に口なし」(SF風ダイイングメッセージもの)  「超光速捕物帳」(SF風捕物)  古典:「初音の鼓」
第3回 2009年4月  「山ん中村奇談」(横溝風)  「日本史発掘」(歴史ミステリ)  古典:「猫の皿」

で、第4回にあたる今回予定しているのが、

「2人のデッドライン」「金庫破り」、古典が「壺算」の三席。「2人のデッドライン」は、(タイムリミットサスペンス風ハードボイルド)。「金庫破り」と「壺算」は(コン・ゲーム)かしらね。無理やりジャンルづけすると。ご来場お待ちしております。


エクスポスに「オチンコ」という名前の選手がいるらしい。3Aの選手らしいのだが、是非メジャーになって新聞紙面を飾ってほしい。「オチンコ、振り逃げ!」とか、乱闘が起きて「オチンコ、いきり立つ!」とか。それはそうと、

名古屋に行ってきました。駅のホームの立ち食いできしめんの「かけ」を頼んだら、「かけ」なのに鰹節と油揚げが入っていた。東京で「かけ」といったら何もはいってないのに・・・。素晴らしいぜ!名古屋!
会場は大須演芸場。噂には聞いていたが、哀愁漂う楽屋だった。昔の芸人さんは楽屋に寝泊まりしたそうだが、怖くてとても独りでは泊まれない。いかにも何か出そうだ(現に裏手に古墳がある)。オペラ座のファントムの様な怪人が潜んでいても全然おかしくないし・・・。ダニを恐れている場合ではない。とにかく舞台裏がワンダーランドだった。まず、舞台ソデの床と階段が抜けそうで壊れそうで、ミシミシ軋んで、キュッ、キュッとおもっきり高座に聞こえる。まさに、天然の「ウグイス張り」!開演中迂闊に歩けない。そして、2階の通路は天井の崩落を防ぐべく、天井と横の壁に斜めに柱がかってある。頭を下げないと、この斜めの柱に激突する。乱暴で安易な建築構造。円丈師匠のおっしゃるところの「戒めの柱」。こ、これか・・・感動してしまった。トイレは水洗なのだが、ひもを引っ張ると水が流れるという仕掛け。ただし、垂直に引っ張らないと水を貯めてあるタンクの木の箱が頭上に落下してくるので油断ならない。踏み外しそうな階段、壊れそうな手すり数知れず。舞台裏をお客さんに開放してみるのも結構ウケるのではと思った。


風邪が完治しないのよ。熱も下がって、喉も治ったのに、変な鼻水が出るのよ。大量に。汚らしいので詳しい説明は避けますけど、例えるなら「エイリアンの様な」鼻水なのです。しょーもないことばかり考えてるから、とうとう脳が腐ったか?顔の中心部を謎の物体に占拠された様な違和感がとれないのねんのねん。
ところで、「せめ達磨」仲間のきく麿さんの会にゲスト出演します。麿様は、今年のNHKの落語コンクールの本選進出を決めたそうです。いいなぁ〜、僕も甲子園に出たかったなぁ〜。

9月20日(日)  「林家きく麿落語会 殿様の笑い声」  三軒茶屋しゃれなーどホール   18:30開演    ¥1500    03−3411−7082事務局


調子こいて喉をやってしまった。単なる風邪です。(原因は判っている。風邪気味のところ、居酒屋で9時間連続でしゃべったから。別に騒いだわけではないが、普段無口な分堪えたみたい)熱は37度前後を行ったり来たり。ガラガラ声で寄席の高座をつとめてます。声が聞き苦しいというだけでなく、インフルエンザと勘違いされて「おい、感染すなよ!」とばかりにお客はドン引きです。ことわっておきますが、軽い風邪ですからね。


「ひとり会」の告知がいつも遅いとよく指摘を受けるので、超早めに。

11月14日(土)    「落語大将軍  −’09秋の乱ー」  なかの芸能小劇場 
              18:30開場 19:00開演  前売 \2000   当日 \2300

内容は、新作・古典各1席+新作ネタおろし1席  (問)オフイス ロン・イル 045−586−1616    忘れないで下さい。


2009年8月


選挙は・・・コメントひかえます。仕事にかかわるので。俺、小っちぇ〜。

DVD買いました。前から欲しかった・・・。2時間ノンストップの大変な作品だ。

「切腹」 (1962 監督:小林正樹 脚本:橋本忍) 

原作は滝口康彦「異聞浪人記」。崇高で気高く健全な「武士道精神」も、一歩間違えると非人道的で残酷なものに成り下がる。そんな「武士道の矛盾」を見事に衝いた名作。当時各賞を総ナメにした作品なのだが、案外知らない人が多いので、ここに紹介。
江戸時代初期、寛永年間。とある藩の江戸屋敷に浪人が現れ、腹を切りたいので玄関先をかしてくれと願い出る。浪々の身でもはや志も希望も潰えた。このまま生き恥を晒し座して死を待つより、武士らしく見事に腹をかっさばいて果てたい・・・、と。藩主は泰平の世に見事な心がけ、これぞ武士の鑑。死なすのは惜しい!と、浪人を召し抱えたという。この噂が市中に広がり、腹を切る気もないのに仕官を期待し、切腹を願い出る浪人が続出する。藩側も本当に玄関先で腹を切らすわけにはいかず、幾ばくかの金銭をとらせて浪人を追い返す。益々ゆすりたかりはエスカレートし、ニセ切腹志願浪人が増える。そんな時代背景。
寛永7年、井伊上屋敷に浪人が現れ、玄関先で切腹を申し出るところから物語が始まる。元福島家家臣、名を津雲半四郎(仲代達矢)。井伊家家老斉藤勘解由(三国連太郎)は、「また来おったか・・・」と嘆く。というのは、つい数カ月前にも切腹を申し出た若い浪人があったのだ。若者は金目当てで、本気で腹を切る気などなかった。しかし、ないとわかっていながらも、そういった風潮を苦々しく思っていた斉藤は、武勇の家井伊家の体面、また見せしめの為に若者に無理やり腹を切らせる。それも竹光で腹を切るという残虐な方法で・・・。その若者も元福島家中・・・。実は、津雲と若者は「浅からぬ間柄」だった・・・。
切腹の場に引き出された津雲が、井伊家家臣の見守る中、家老の斉藤に少しづつ過去を語ってゆくのだが、このめくるめく展開は目が離せない。ミステリーとしても隙がない!緊張感に満ちた津雲と斉藤の丁々発止のやり取りも、一語一句言葉の構成も完璧だと思った。
そして、斬り合いの場面もリアル。「七人の侍」でも感じたけど、こっちも負けてない。一人対多数の決闘とはおそらくこんな感じになるのだろう(例えば、背後をとられないように壁を背にし、とにかく動き回ったりと・・・)。まさに死闘。娯楽時代劇で麻痺しているが、白刃と白刃のやり取りはまさに死闘なのだ!

よく、娯楽時代劇で主人公が何十人の敵に囲まれるが、あんなにきれいでいられるハズない。息も乱れずあんなに爽やかなのはどういう事だ。髪を振り乱し、着物はズタズタに破れ、手傷を負い、返り血を浴び悪鬼の様な形相になるだろう。毎週そんなことやってたら命がいくつあっても足りなし、視聴者も引く。しかも納得いかないのが、奴らが剣術の稽古をしている場面が全然出てこない。助さん格さんが旅の合間に稽古しているとはとても思えない。暴れん坊将軍も二重生活ではそんな時間も作れないだろう(しかも、そんなに言うほど「暴れん坊」でもないよね。奴は。って言うか「暴れん坊」って、何?)。高い技術を持った人間でも、その高いレベルを保つのは難しい。イチロー選手だって、日頃からそうとうなトレーニングをしている筈だ。・・・って、娯楽時代劇に目くじらたててもしょーがないね。ああ、悪かった。悪かった。


今年の夏はバテてない!真打になって精神的にも物理的にも余裕ができたからか?「ひとり会」用の噺制作に心頭滅却していたからか?定期的にスッポンとマムシを摂取しているからか?とにかく、例年ほど暑さが堪えない。39歳にして、若返った俺!


よく考えると、「ちりとてちん」という噺は、腐った豆腐を食わすワケだから悪戯にしてはシャレになってない。食中毒は怖いよ。奴は無事だったのか・・・。あの時代点滴とかないだろうし・・・。

22(土) 「ひとり会」の後、3席はやはり体力を消耗するのか、腹の調子が悪かったからか、打ち上げの「魚民」で飲み過ぎて後半よく覚えてない。で、それでやめときゃいいのだが、更にウチの近くの「花の舞」で、朝の5時まで飲んでもうた・・・。
23(日) 埼玉で一日がかりの仕事。 
24(月) 戦後処理。ヘロヘロなのだが、私は「М」なので、そんな状態が心地よかったりする。

しかし、甲子園の決勝戦で、一気に目が覚めた。9回2死ランナー無しから5点だもんね。彼らは確実に輝いている。彼らより20歳も年をくってながら心踊らされた。悔しい・・・。
「甲子園の魔物」みたいに、高校球児をチャカしたような噺を作ってはいるが、愛情の裏返しなのだよ。わかってくれ、高校球児の皆さん!

最近のニュース。麻薬取締法違反で逮捕されたイケメン俳優。某番組でコメンテーターの芸能人が言っていた。「何でこんな薬を使用したのかわからない」。快楽のために決まってるだろ!現場の状況から、それしか考えられない。滅多なこと言えないけど、そんな奴なのだ。数々の隠蔽と思われる行動もさることながら、死人に罪を被せ保身を謀るとは言語道断。悪辣ここに極まれり。しかし、かつてはイケメンとしてチヤホヤされていた。うわっつらだけの言動に騙され、卑劣極まりない本質を知らずにファンはキャーキャー言っていた。私はうわべだけで簡単に煽動される愚かな民衆も怖いと思うのだけれど・・・。


「落語大将軍」 ご来場ありがとうございました。

新作2席は自分的にはストーリー重視のつもりなのだが、オチがいまいち。毎度のことか。
お客さん少なめ。俺、人気ねぇ〜。しかし、次回のために会場を押さえてしまった・・・。11月14日(土)でぇ〜す。


「落語大将軍」予告。

こないだ予告した「医学サスペンス」の他に、もう1本でけた・・・。暑さに負けず作った。内容は思春期の高校生男子の生態を描いた「青春落語」!
したがって、「今回はネタおろし新作2本」+「古典1本」でいきます!俺、攻め過ぎだわ・・・。御来場お待ちしております。


よく、本を読んだり噺のネタを考えにファーストフードやファミレスに行くのだけど、夏休み中は家族連れが多い。したがって、子供がうるさい!全然憩えない。ファミレスやファーストフードは百歩譲るとして、スタバやドトールに家族連れで来るのは納得いかない。スタバやドトールは大人がくつろぐ喫茶店。ガキ、いやお子様がギャーギャー騒ぐところではない。常日頃のパターンとして、母親同士で話に興じていて、クソガキ、いやお子様が野放しになっているのが多い。これがホントに多い!店内を走り回ったり・・・、こないだ某ファーストフードでかくれんぼしてやがった。親なのに何故注意しない?ここはおまえらのウチではないっつーの!アホガキ、いやお子様も照れ隠しなのか、注意されてもすぐやめない。むしろエスカレートする(このあたり、「恥の文化」なのかと変な所に納得したりして・・・)。親同士の会話も大事な話なら子供そっちのけでも許すが、たいがい仲間内のゴシップか芸能界の醜聞。特に今は一色やね。しかも、のっかり方が軽くて、「無責任」「身勝手」「バカ」を連発している。わかる。わかるけど、そのまえにあんたのお坊ちゃまとお嬢ちゃまを静かにさせてよ。頼むから。


8/22(土)「落語大将軍」のネタ制作中。ジャンルは、「医療サスペンス」!←これでいきます。乞うご期待!


2009年7月


8月2日(日)に、「日本香堂Presents 爆笑レッドザブトンinお台場合衆国」 に出演するのですよ。13:00〜13:30と15:00〜15:30の2ステージ。
制限時間2分。2分よ!屋外なので雨が降ったら中止。途中で降られたら着物が濡れる。
2分落語はハードだぞ。勇猛果敢に新作をぶつけてやる!とかいって、「小笑い」だったら傷つくけど。


先日ここに書いた、「三遊亭円朝探偵小説選」について、お客様から教えていただいた。円朝作品は新聞連載として発表されたものも多く(その事は本書にもあった)、全部が全部演じられたわけではなく(正確には特定できないが)、発表されただけで演じられてない作品も結構あるそうです。なーんだ。いや、「なーんだ」ってことはない。「読み物としての落語」ということだそうです。
なるほど。私は勢いで書いてしまうことも多いので、今後もご教示お願いいたします。


とある落語会で、「たがや」をやった。マクラで花火の掛け声に触れるのだが、「玉屋」と「鍵屋」の説明の部分で、いきなり「たーがやー」と、オチを言ってしまった。いやぁ、びっくりした・・・。

で、この「たがや」という噺。知らない方のためにストーリーをまとめると、両国の川開きの日、花火の夜、ごった返す両国橋の上でたがやさんと侍(馬上の殿様、家来2人の計3人)がバッティングしてしまう。人波に揉まれ、肩に大きな道具箱を担いでいるため、たがやは道を空けることができず、侍に胸を押され道具箱を落とすと、上に乗せてあった竹の箍がはじけ、馬上の殿様の笠を弾き飛ばしてしまう。粗相をしたたがやは土下座して必死に謝るが許してもらえず、挙句に逆ギレ。啖呵をきって大立ち回りを演じ、最後に殿様の首をぶった斬って、首がポーンと中天高く舞い上がり、「たーがやー」という噺。町人が侍をぶった斬る前代未聞の事件。事実なら歴史年表に載ってもおかしくない。見物の江戸っ子に喝さいを浴び、たがやがヒーローになって「めでたしめでたし」で終わるのだが、このたがや、この後どうなったのか?と、ついつい考えてしまった。侍を3人ぶった斬ってるのだからタダでは済まない。極刑・死罪は当たり前。
では、侍サイドで見てみる。そもそも殿様は公衆の面前で町人に恥をかかされているのだから、たかやを許すことはできない。仮に、憐れみを感じて許したとしても、いつの世も本質の判る人間は少ない。10人に1人もいないだろうから、世評は「慈悲深い、寛大な侍」というより、「町人に辱められながら何もできなかった腰ぬけ侍」に落ち着くし、それ以前に、たがやを許しては封建秩序の崩壊に繋がる。そうなってくると、もはや個人の問題ではない。つまり性格の良し悪し、いい奴嫌な奴にかかわらず、日本に存在する全ての侍の面子にかけて、断じてたがやを許してはならなかったのだ。士農工商のトップに君臨する「士」もまた、「武士道」という縛りがあった。
で、最初に斬られる家来。当時最も身分の低い侍で刀も研ぎに出せないくらいに貧しく、錆びた刀で主君の名誉を守るために立ち向かうが、あっさり斬られる。・・・可哀そうだ。そして、殿様。「槍一筋」の家柄という設定。幼少の頃から修行を積んできたにもかかわらず、見物の江戸っ子にバンバン石をぶつけられ、完全アウェイというより、半なぶり殺しの状態で討ち取られる。この殿様の家もタダでは済まない。前代未聞の大不祥事におカミは黙っていないだろうから、家断絶、家禄没収・・・とにかく改易か?そうならないまでも、侍仲間から「侍の恥」とばかりに白眼視され、一族郎党末路は哀れなことだろう。
本来そういう噺なのか、演じ手の個人的な演出か?たがやの首が斬られる展開もあるのだけど、殿様の面子が保たれる分、こっちの方がまだ丸くおさまる。粗相した時点でたがやは死を免れないのだし。
たがやが分別のある良識人であれば、花火の日ということをすっかり忘れて人でごった返す橋に乗り込んできた自分の非を認め、自業自得と諦めて素直に処罰されたのでは?自分に非があるのに、あの逆ギレはお門違い。悪ノリのような気がするなあ・・・冷静に考えると・・・。


編集長様直々に贈っていただきました。

「三遊亭円朝探偵小説選」(論創社)

今更ながら重厚な作品集だ!登場人物も多いし・・・。複数回に分けて口演されたとしても、どういう風に演じ分けていたのだろうか?気になる!そもそも、こんな長い噺、私の頭では覚えられないよ・・・。
掲載作品は、「英国孝子ジョージスミス伝」、「松の操美人の生埋」、「黄薔薇」、「雨夜の引窓」、「指物師名人長二」。どれも西洋の話をベースにした、「西洋人情話」。
なるほど。探偵(推理)小説の論理的展開に対して、「人情話」を演出するのはドラマティックな展開。どれもが、この相反する両者を見事に融合して作られた名作なのだが、「探偵小説」というには、やや偶然が多すぎて、ご都合主義に感じてしまう。どちらかというと、やはり「人情話」。
ただ、「名人長二」に至っては、原作のモーパッサンの短編小説「親殺し」が訳述掲載されていて、この両者の比較が大変勉強になった、というより、驚かされた。「親殺し」では、死体が発見されるところから始まり(それ以前のやりとりは原作にない)、両親を殺したとされる被疑者が法廷にかけられて動機を述べ、「〜さはれ此親殺しの判決は如何に取り扱われるべきやと、人人皆ひそかに云いあへり」で終わっている。本来は「判決のない法廷ミステリー」だったのである。つまり、「名人長二」の終盤、絶体絶命の長二を救うドンデン返しは、原作にない師の創作。「血縁の真実」と「儒教道徳のトリック」で、「親殺し」→「親の仇討」と、見事にひっくり返る。これは圧巻。一級のトリックだと思った。解説で噛み砕いてあるので、改めて凄さが判る。

感心してる場合ではない。噺作らねば・・・。

8月22日(土)    「落語大将軍  −’09夏の陣   なかの芸能小劇場   19時開演

御来場お待ちしております。要予約!  オフィス ロン・イル 045−586−1616 もしくは、このメール。


「せめ達磨」御来場ありがとうございました。3年前に自分の会でネタおろしした、「危険動物」という噺を改良してやった。捨てられた電化製品が野生化し、凶暴化して人間を襲うという内容で、自分的にはあまり出来がよくないのだけれど、これが案外反応がよかった。何故よ?「寄席でかけろ!大丈夫だ!いける!」という悪魔の囁きが聞こえる・・・。

それと最近、寄席の入れ替えや代演が結構あるので列記。
14(火) 浅草 19:45あがり   15(水) 浅草12:15 のあと、上野広小路 14:05あがり   16(木) 浅草 19:00あがり
18(土) 浅草 14:55あがり


「草食」って、悪い意味なの?
謙虚に黙々と取り組む人間の方がかっこいいと思うのだけど・・・。
「肉食」=「ずうずうしい」=「自信過剰」。こっちの方がタチ悪いでしょ。どう考えても。

確かに、自信持ちすぎの人の方が多い。「その程度なら、大人しくしてた方がいいのでは・・・」、みたいな・・・。
ただ、1万で100万の大軍にぶつかる様な気迫が常にあればかっこいいけど、「肉食」のほとんどが、「良識不足」からくる「醜い勘違い」。

卑下するなかれ、草食系男子諸君!
「草食のどこが悪い!」、というより、「人として本来あるべき姿は、草食!」


地元で落語会があって、薬品会社勤務の中学時代の友人(「奇面組」の冷越豪に似ていて、彼の親友が一堂零に似ていた。ホントに!)が「自衛隊限定品」の栄養ドリンクを差し入れしてくれた。貴重品だよ。これは。ラベルに「元気バッチリ」の文字と、戦闘機、戦車、護衛艦(?)の写真。わかり易いぜ!まさに、戦いの前にふさわしい!高座前にグビッとやったら、座布団まで匍匐前進で出て行ってやろうと思ったぜ!


2009年6月


38歳にして、北海道初上陸!
しかも滞在期間が1週間。札幌と夕張。小学校向けの学校寄席7公演と一般公演が2つ。
食も満喫した。ジンギスカン、カニ、ウニ、中華、白い恋人、夕張メロン、生キャラメル、長芋ジュース(←無理やりでミステリアスな味だった)・・・。あと、蒸かしたジャガイモにイカの塩辛をかけて食うと美味いです。

そして、飛行機に乗るのが実に十数年ぶりで、すっかり乗り方を忘れていた。ジュースを持ってきたCAのおねえさんに、「いくら?」とお金を払おうとしてしまった。マジで。新幹線じゃねえのに・・・。危うく、ビールとか裂きイカとか買おうとするとこだったよ。


最近知ったのだけれど、国際単位系の接頭辞で、10をデカといい、10の2乗=ヘクト、10の3乗=キロ、10の6乗=メガ、10の9乗=ギガ、10の12乗=テラ・・・とあって、最大の10の24乗を「ヨタ」というらしい。したがって、スケールの大きいアホな話を「ヨタ話」という。←これはウソ。


この程、円丈師匠が本を出された。「ろんだいえん 21世紀落語論」!わざわざ送っていただき、恐縮でございます。夜中に酔っ払って帰ってきたら本が届いており、そのまま読み始めたのだが、いきなり冒頭から胸に響くものがあり一気に覚醒し、結局朝まで読み続け(次の日寄席なのに)、後で改めてもう一回読んだ。全編にわたって、とにかく熱い!「聞書き古今亭今輔」と共に、創作に挫けそうになった時に読み返します!
ちなみに、「噺家はこうして落語を作る」の項で、私も紹介していただいているのだが、「芸協のオタク男」となっている。し、師匠・・・オタクは勘弁して下さい〜。確かに、「クイズ」「ミステリー」「歴史」はそれが入っているけれど、いずれも軽度。パソコンもアニメもゲームも全く無知です。自分では健全で爽やかな好青年がウリのはずなのに・・・。皆さんも間違えないでね。


私は遠方で仕事があると、早めに現地に行って駅周辺を散策したり、駅構内の喫茶店で読書をしたりする。とにかく余裕を持って行動することにしている。しかっーし!この習性が裏目に出た!
13(土)、静岡で仕事だった。例の如く余裕を持って、指定された16:09東京発の新幹線ひかりより2〜3本早いひかりで静岡にむかった。が、これが大きな間違いだった。私の乗ったひかりは静岡に止まらなかった・・・。「新横浜」「小田原」ときて、いきなり「名古屋」よ。ややこしいから「ひかり」なら「ひかり」で止まる駅を統一してもらいたい。落語会は18:30開演なのに、名古屋から折り返すと静岡着が18:30(十津川警部がいたら、もっと早く着く接続を発見してくれたかもしれないのだが)。しかも師匠との「師弟会」(二席づつ)で前座なし。必然的にトップバッターは私なので完全にアウト!せめて前座さんや二ツ目の人がいてくれたら長めにやってもらってどうにかなったかもしれないのだが・・・。結局師匠に最初にあがっていただくという、このうえなく無礼なことになってしまった。も、申し訳ございません!そして、スタッフの方並びにお客様大変失礼致しました。
会場に着いたのが18:45分。ただ、この変則の理由を師匠がマクラでさんざんネタにしてくださったようで、高座にあがっただけで笑いがとれた。精神的には大分疲れたが、高座的にはおいしかった。いや、深く反省しております!


またDVD買ってもうた。

「関ヶ原」 (1980  TBS開局30周年記念ドラマ)

全3巻。何といってもキャストが尋常じゃない!石田三成が加藤剛、徳川家康が森繁、そして両陣営のブレーン、島左近が三船、本多正信が三国と、さわりだけでも豪華!30年前とはいえかなり金がかかっている・・・。内容は司馬遼太郎の原作にほぼ忠実。ドラマ的な脚色としては、三成がかなりかっこよく描かれている。これは、「謀略で天下を盗った家康」より、「義を貫いて散った三成」を主人公にした方が一般視聴者向けだからかしらね。確かに、当時小6だった私も三成のファンになったが、今は家康の方が好きだ。開戦に至るまでの一連の謀略や武将達の調略には、「悪」を超越した「神がかり」を感じるから。家康が調略で一番重きをおいていたのが福島正則(ちなみに、劇中では丹波哲郎)。豊臣家臣団の中で反三成の急先鋒にして、最も影響力を持っていた人物。福島の動向で、豊臣恩顧の武将達が連鎖反応をおこす!「小山の軍議」が見せ場やね。余談だが、先日、広島で仕事があって、帰りに広島城に寄ってきた。戦勝後に福島が封ぜられた城。福島は家康の晩年は冷遇され、家康死後城も没収される。結局はいいように利用されただけ。遠まきに眺めながら感慨にふけったりして・・・。ちなみに、今私のケータイの待ち受け画面が広島城になっています。酔っ払っていじってたら、いつの間にかそうなってしまった・・・。
あと、個人的には、鳥居元忠が印象的だった。元忠は家康の人質時代からの守役で、伏見城を守護し、大軍に囲まれ孤立無援となるのだが、実は元忠は自ら捨て石をかってでており、作戦上家康は元忠を見捨てることになる。この作戦にあたり、家康と元忠が水盃を交わす場面で、一連の「謀略マシーン」の家康が「人間家康」として描かれている。この場面は活字でも泣けた。


五代目の師匠はかつて、「落語に新作も古典もない」とおっしゃられたそうだ。これはよほどの高みに達した人でなければ実感できない言葉だと思う。ところが、現在の私は厳然とした違いを身にしみて感じる今日この頃。私の新作のレベルは、普通に落語を見聞きした事のある方に対して、「こういうな変則なものもあるのか」という見せ方しかできない。したがって、私の新作は東京を離れると弱い!量産型ザクか、ショッカーの構成員並に弱い!それでもどうにかできるのは2、3本ぐらいかしら・・・。では、古典かというとこの兼ね合いが難しい。古典なら万人ウケする内容なので大スベリはない。新作はスベった時に失うものが多く、下手したら何も残らない。しかし、前者は「手堅くいこう」という保守的な心がマイナスに、後者は捨て鉢な気合いがプラスに作用することがある。もうこうなったら、「理」じゃなくて「情」の問題ね。お客様との魂の遣り取りというか・・・。このあたりのことを法則として公式で表してくれたら、ノーベル物理学賞を授けます。・・・って、俺にそんな権限ねえよ。あ、あと、「そんな事考えるより稽古しろよ」とか言うのもなしね。


2009年5月


「5・25事件!今輔の会」 ご来場ありがとうございました。噺は、「死人に口なし」と「逆説忠臣蔵 先祖の汚名」のミステリーを題材にした新作落語2発!
そして、ミステリーといえば、巨匠松本清張の生誕100年を記念して、世田谷文学館で「松本清張展」が催されているので、行ってきた。
清張作品は長編・短編合わせて約1000作あるといわれているので、完全読破は不可能。中には、一般的に知られてない名作も多い。映像化される清張作品は決まりきっていて残念だとつくづく思う。そこいくと、「夜光の階段」とかはナイスなチョイスだと思った。ドラマは一話も見てないんだけど・・・。「水の肌」「時間の習俗」「屈折回路」「状況曲線」あたりが、私的に映像化希望。飛鳥時代の遺跡とペルシアのゾロアスター教の類似点をテーマにした「火の路」はノーマークだった。かなり大々的に解説のコーナーが設けてあった。代表作とはつゆ知らず未読・・・近々読んでみます。
とにかく、著者の多ジャンルにわたる専門家をも凌ぐ知識は全て独学というから驚いてしまう。学歴コンプレックスを持ちつつ、将来に失望しながらも向上心を失わなかった!あくなき知的向上心が数々の名作を生んだ!俺は燃えたぜ!・・・お、俺も千分の一でも近づいたる・・・。また、「昭和史発掘」「日本の黒い霧」など、真相に迫るには権力の恥部に触れなければならない。自分のような人間が恥ずかしげもなく「正義」などという言葉を持ち出したくはないが、せめて「勇気」だけでも持ちたいと思った。自分も人の顔色を窺わず、腐った世の中を斬って捨てれる人間になりたい。今すぐは無理だから、「いつかは」の話。


最近、「〇〇をテーマに落語を作って下さい」という依頼を多々いただく。自分は早くから新作派を表明していたので、二ツ目時代の前半は極端に仕事が少なかった。古典落語なら失敗してもある程度の保証は効くが、新作でスベると空中分解してしまうので、変な空気にされると思われて嫌がられていたのだろう。例え、作文を読んでいるような古典でも自分の方が下に見られた。そんな辛酸を舐めてきたので、新作の依頼は有難い限りだし、どんな難解な題材でも作って笑いをとってやろうと気合いが入る。
で、今回のテーマは、「エコ」。対象は小学生。「エコ」といっても広範囲なので、「環境破壊」に絞って地球を人間に例えて、いかに病状が悪化しているかを落語にしてみた。問題は「小学生をどうやって笑わせるか」。学校寄席では中・高生なら新作をぶつけるが、小学生にはいつも「牛ほめ」か「転失気」。小学生向けの噺は作ったことないし、いつものカラーとはだいぶ違うものを作らねばならん・・・と、色々悩んだのだが、これがまた勉強になった。要は、自分が小学生の頃、何を面白いと思っていたか?そうだ!「ドリフ」のノリだ!ギャグの種類は主に、判り易いダジャレ、擬音語、卑怯だが最近の流行語、一つ一つをクド目に散りばめればいい。
新宿区の小学校で2ステージだったのだが、2回ともどうにかなった(課題は多々あるけど・・・)。4、5、6年生が相手で、大人びた6年生が一番冷静な反応だったりして・・・「子供おもしろ!」とか思ってしまった。俺、実は子供好き。


16(土) 「第5回ワザオギ落語会」。会全体をDVDで収録するという企画の会。収録は慣れてないので緊張した。おまけに私以外の出演者がただものではない凄い師匠方ばかりなので、国立演芸場は満員。あっしはトップバッターで、「チョココロネ政談」。緊張してるわりには思い切ったぞ!何より、チョココロネを喰ってる映像が未来永劫に残る!何を言われようと録っちゃったんだから仕方ない!そのうち発売!!


5上は池袋演芸場に出てました。10日間フルよ!お正月同様、連休中のお客様は落語を聞き慣れてない方々が多いと見えて、ギャグをかましても反応が遅れて返ってくる傾向にある。笑ってくださるのだがズレる。そういう時は待てばいいのだが、私は「待つ」というのに慣れていない。理由は、@性格が短気 A「待つ」というのはギャグに対する自信の裏返しともいえるので、そういった尊大な態度がとれない(さすが謙虚!よっ、草食芸人!)
で、無理して待ったとする。ここで大きな問題に気がついた。新作落語(特に完成度の低い私の新作)は自分のリズムで作ってあるので、笑いを待つなどしてタイミングをずらすとリズムが狂う。これを繰り返していくと誤差が積もり積もってガタガタになり、いいお客さんなので墜落しないまでも、ダッチロールの末にようやっと着陸というのがパターン。なるほど。古典落語はちょつとリズムが狂ったぐらいでもすぐ持ち直せる様な言葉で構成されている。「無駄のないストーリー」+「リズミカルで効果的な言葉選び」。手強いぜ!


5(火) ノラや寄席ゴールデンウィーク特番「五月猫」 18時開演  ご来場お待ちしております。

RPGとアドベンチャーを意識した「社長の迷宮」をやろうと思っております。無人島から脱出する噺。3年前に「錦マニ」で1度やったきりなので、台本を読み返したらかなり忘れてた。だから聞いたことのある方も忘れてるはずです。ただ、この噺、長いのでやれそうな空気で、尚且つ勇気があればの話ですが。


2009年4月


近所に凄いお店を発見してしまった。

その名は、スタミナ料理「鳥八」!東急東横線日吉駅下車徒歩10分。

マムシ、スッポンなどのスタミナ料理をリーズナブルに提供して下さるのだ。この安さ破格!また、イメージを払拭する美味しさ!敷居が高くて、マニアックに思ってしまいがちなスタミナ料理を安く庶民に開放して下さる。ありがたき幸せですぜ。鳥八さん。

さわりだけメニューを紹介させていただくと、スッポン鍋が、何と、6000円!スッポン一匹分で二人前の量。スッポンの身+雑炊。血(焼酎で割ってあるので飲みやすい。女性でも大丈夫)+胆汁。それと肝の唐揚げ。二人だとかなりお腹が満たされる。他の料理を味わいたい場合は三人ぐらいで食べるのがいいかも。その他、マムシやスッポン、カエルの各種唐揚やワニ、熊の肉もある。飲み物も充実していて、各種エキスの酒の他、青汁サワー(500円)、スッポンサワー(スッポンの血 500円)、スタミナサワー(スッポンの血+卵 700円)、マムシサワー(マムシの血 800円)・・・。どれもサラッとしてて飲みやすい。女性諸君、抵抗を示すなかれ!あと、一杯1500円の謎のお酒。「お一人様一日一杯に限らせていただきます」と書いてある。中身は企業秘密だそうで・・・。気になる・・・どんだけパワーが漲るんだろう・・・。
私は店内のメニューや品書きを見ているだけで楽しめる。気になるのが、「サンショウウオ酒」。それと、「虎の生殖器酒」。瓶の中でお酒に浸かってるんですけど、虎さんのって長いのね・・・。いつか飲んだる。


「落語大将軍」にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。雰囲気というか、お客様の層が普通の落語会っぽかったです。これは進展しているいい傾向だと思うのですが、「錦マニ」時代のマニアのお客様も帰ってきてぇ!お客の入りは60〜70人。去っていった錦ラーの方々が来ればちょうどいっぱいになったのに・・・だから、帰ってきてぇ、錦ラーの皆さん!
やはり古典は微妙だった・・・。だいたい、どう対峙するかが自分は判ってない。何てこったい。もっともウケるのが一番なのだが、ウケたところで課題が残るだろうし、「ああ〜、そんなんじゃない!」とか、色々細かいことを考えてしまうと頭が変になりそうだよ。普段からこの問題に直面している普通の落語家の方々は、ある意味凄いと思った。
やはり私は創作の方が楽しいし、好きだ。


13(月) 「憲法タウンミーティング」。高崎青年会議所の企画。大学教授の先生や弁護士の先生と共に日本国憲法について熱く語り合うとう真面目な会。JC会員約60名。一般のお客様約100名。お客様の中には母校の高校の校長先生をはじめVIPな方が多々いらした。しかし、雰囲気は手強い。落語は凄く場違い。例えるなら葬式の場にウェディングドレスで乗り込む様なもの。しかも自分のコーナーの時間は、こっちの空気に染めなくてはいけない。結果は・・・聞かんでくれ。いや、自分なりに頑張った。テーマは2つ。
まずは「格差社会」。「低賃金」「悪条件」「不当な虐待(?)」を盛り込んだ「虐げられし若手芸人の修業話」をマクラに、「動物園」に入った。主人公をリストラされた設定にすればテーマに沿うでしょ!
2席目は「知る権利」。こちらは完全ネタおろし。主人公は私自身で売れっ子落語家という設定(妄想落語です。)ネットで酷評されて人権を侵害され(サイバー的侮辱)、ツタヤでエロDVDを借りているというプライベートな事までネットで晒される。挙句の果てに巨乳グラビアタレントとの交際をレポーターに嗅ぎ付かれ(だから妄想落語なんだって・・・)、盗聴されたりするというストーリー。この噺はどうしても下ネタにいってしまった。だって噺の方向性からいって仕方ないじゃん・・・。VIPの方々失礼致しました。


11(土)の「無限落語」は、特殊部隊の秘密訓練を描いた「さばいばるんるん」!この噺は7年前に勉強会でネタおろしして以来、「落語21」で2回、「深夜寄席」で2回やっているが、結構反応がいい。なかなか笑いをとってくれる優等生くん。もっと大袈裟に豪語すると、これまで「スベり知らずの5連勝」!ギャグを繋げて作っただけのストーリーがスカスカの噺で、自分的にはそれ程好きではないのだが、こういう噺もある。今回もおとなしい目のお客さんなりに頑張った。打球は外野まで飛んだと思う。最低でもシングルヒットのあたり。しかしいかんせん、寄席では絶対ウケなんだろうな・・・。こういう噺もある。それはそうと、

「落語大将軍」  4月18日(土)  なかの芸能小劇場  19時開演

ご来場宜しくお願い致します。


5(日) 後輩の真打披露パーティーに行ってきた。場所は我々の時と同様京王プラザホテル。しかし一年は早い。途轍もなく早い!まともに参列するのは今回が初めてなので新鮮だった。来賓も余興も豪華!今まで培った人脈の賜物!たくましいぜ、みんな!料理も昨年は当事者だったので挨拶に忙しく全く食べられず、昨年12月の五代目の師匠の法事の時は偉い方々と同じテーブルだったので緊張していて食べた気がしなかったが、今回はまともに味わえた。ただ、2時から人形町で落語会があるので途中で抜けなくてはいけない。ステーキはどうしても食べたかったので出るまで待ってたら、人形町の会場に着いたのがギリギリだった。しょーがじゃないじゃない、一流ホテルのステーキよ、ステーキ。

で、お蕎麦屋さんで「創作ミステリー落語の世界」。ミステリー好きのお客様約30名の前で「なんちゃってミステリー落語」を聞いていただいた。
「日本史発掘」・・・後半の歴史ミステリーの部分で見事に引いた。通しでやるのは3回目なのだが、今回が一番反応が薄かった。後で聞いたらミステリー好きでも歴史ミステリーはあまり興味のない方が多いとの事。盲点だったぜい。
「猫の皿」・・・自分で勝手にミステリーっぽいとセレクトした古典。ネタおろしだったので力の入れ所がわからず空回った。したがってオチもガッツリこない。新作なら空中分解していたよ。この出来では・・・。
「山ん中村奇談」・・・これはそうとうやり倒している噺。ウケないとただの忌まわしい物語になってしまうので明暗が別れる。今回は「明」に転がってくれた。ただ、オチなのよ、オチ・・・。ついつい笑いが欲しくて余計なフレーズを言ってしまう。あれは損かね。
この会、第4回もあると思います。いや、あります!そろそろストックが・・・いや、全然大丈夫です!


今日の浅草の町は、ミサイルなどへっちゃらな花見の人々でいっぱいだったけど、俺は正直怖いよ。気になって今日の高座もいまいちだった(←言い訳)。だいたいちょっと角度が変わっただけで何処に飛んでくるかわからないそうだ。ニュースは見るようにしてるけど、こっちに飛んでくるとわかってもどっちにどのくらいの距離逃げれば助かるのかちゃんと指示してくれないと困るからね。頼むよ。ちなみにエスパーや霊媒師を集めて念を集中して、ミサイルの弾道を逸らせようとしたり、真剣白刃どりの達人にミサイルを止めてもらうという噺を考えようとしたけれどボツにしました。


2009年3月


高校野球のブログ炎上事件。ネットでの誹謗中傷は卑怯者の所業。悪質中の悪質。で、その高校が勝ったけど、能天気に喜び過ぎだと思った。強豪校を破った嬉しさはわかるけど、必要以上にオーバーアクションはいかん。当事者(校)なのだから。例えば、ガッツポーズを禁止して自粛するとか、関係者は選手たちに促すべきだよ。


「憲法タウンミーティング」

高崎市の青年会議所の主催で、憲法に則した落語をやります!大学教授や弁護士の先生方がパネラーとしていらっしゃり、皆で熱く日本国憲法について熱く語る中で、はたして落語がウケるのか?テーマは、「格差社会」と「知る権利」。後者は完全ネタおろしの新作。前者は貧乏話で終わってしまいそうだ。(私はメインではないのに)大々的に「憲法落語」と銘打たれているので、後には引けない。とにかく頑張ります!

4月13日(月)  高崎市総合福祉センターたまごホール  
           18:30開演  入場無料  027−361−7604 高崎青年会議所
           


20(金) 昨年に引き続き秋田県大館市。盛岡からバスで2時間弱。車内で本を読むと確実に酔うので、ひたすら妄想。会は独演会形式なのだが、ケーブルテレビの収録があったのでネタ出しに悩んだ。どうしても声が残ると思うと色々考えてしまう。とはいえ、見切り発車なのが随分有線やパソコンで出回ってるので「今更」なのだが・・・。お寺が会場で、ご住職が骨董品に造詣の深い方で、昨年は真剣を見せていただいて感動したが、今回は打ち上げで中国金代(宋の北部に起こった女真族の国家)の酒器でお酒を飲ませていただいた。うっかり落として割ろうものなら、私の約年収分がすっとぶ。普段日本酒は弱いのだが、びびりながら飲んだせいか平静でいられた。


13(金) 群馬県太田市。駅前のメインストリートがいきなり風俗街というか、歓楽街になってる!何て大っぴら、というかかっこいい!お寿司屋さんで落語会だった。会の前と合間に会食があり、お客様はホロ酔い、中にはベロベロの方もいた。マクラは宴会モードだが、噺はちゃんと聞いて下さった。「長屋の花見」と「茶の湯」の2席!やればできる!
ここまでは大変充実した一日なのだが、悲劇はこの後起こった。これほど裏目、裏目は、これまであまり記憶にない。

21時13分太田駅始発浅草行きに乗った。この時間は特急はすでになく急行。しかも長距離列車なのに車内にトイレがなく、うかつにお茶も飲めやしねえ。予定では浅草着23時12分なのだが、19時前後に起きた事故の影響で停車とノロノロ運転を繰り返し、トータル約1時間遅れた。事故は仕方ないが、この大幅に遅れる旨を太田駅を出る時点何故でいってくれないのか?この尋常ではない1時間のズレを全く想定できなかったのか疑問である。開けてびっくりは勘弁してもらいたい。わかっていれば、太田→伊勢崎→高崎と逆にたどって、実家に帰ることもできた。北千住に着いた時点ですでに深夜0時。渋谷に出さえすれば、1時10分発の新横浜行きの深夜バスに乗れる。どうにか渋谷に出ねば。浅草から銀座線、曳舟から半蔵門線ももはや間に合わないので、北千住の東武線乗り場からダッシュして、JR常磐線に乗り継いだ。日暮里下車で渋谷方面行きの山手線ホームに行くと、線路を隔てた一つ向こうのホームに、京浜東北線桜木町行き最終が入ってきた。まだあったのか!もう終わったとばかり思って完全ノーマークだった。横浜に出れば、タクシーで2000円だ。ホームに猛ダッシュしたが、直前で扉を閉められた。しかし諦めるなかれ、駅員さんに温情があればもう一度開けてくれるので、「ドナドナ」の牛の様な目線を送ったのだが見て見ぬふりされた。あと、たった5秒、いや3秒じゃん・・・。ホームも空いていて、駆け込もうとしたのも自分一人だけだったので危険性は皆無、おまけに終電なんだから大目に見てくれてもいいじゃん。何て融通きかないんだ・・・駅員さんよぉ。これは流石に軽くぶちまけさせてもらいました。だって、終電よ、終電・・・たった3秒よ、3秒・・・。気をとりなおして山手線で渋谷に向かったらめちゃくちゃ混んでて、接続の待ち合わせを繰り返し、やっと渋谷到着。つ、着いた。ここまで遠い道のりだった・・・。ガンダーラだ・・・。駅を出て、バス停に向かったら雨が降っていた。傘持ってねぇ〜。濡れ鼠になりながら列に並び、バスに搭乗。車中でくつろごうと思ったら、一連の悪循環のストレスで胃が痛くなったので、本を読んで気を紛らわせようと思ったら車に酔った。チャンチャン。


7(土) またもや岡山に行ってきた。目的は、そう、もちろん「クイズ」!自称「クイズ芸人」の私はめちゃめちゃレベルの高い岡山のクイズサークルに定期的にもまれに行くことにしているのだ。前回同様、今回もボコボコにされたが・・・。
午後1時から参加し、6時まで通常の例会で夕食の後、8時から11時まで会員の方の家で夜会。ひたすら早押しクイズ。会員の人々の博識ぶりもさることながら、いっこうにトーンダウンせず、ペースも乱れない。みんな午前中からやってるのに、何と強靭な頭脳!いや、ある意味「狂人」かもしれんよ、この人ら・・・。そして夜会終了後は3時まで飲んだ。もちろんクイズトークがメイン。どうだ、このクイズ漬けの一日は!
この日は1000問近くこなしたと思うけど、出題される問題やクイズ形式は全て会員の人々が考えている。オリジナリティーを出しつつ、「うまい!」と納得させ、時には笑わせたり、無駄のない言葉で正確に作らねばならない。問題の「裏をとる」作業も大変だと思う。これは我々がネタを作るのと同じ。エンターティナー性やサービス精神は相通じる。来月のネタ考えねば・・・。

8(日) この日の夜に京都在住の友人Y(私の同じ高校の友人にして、昨年一緒に真打に昇進した三遊亭遊馬兄と同じ中学の友人という奇異な境遇にあり、披露目のパーティーでは2人分の祝儀を払うはめになった男)と会う予定だったので、昼間は観光にあてることにした。ここからは、

「岡山ひとり旅  写メの載せ方そのうち覚えます!」の巻

まず、岡山駅から吉備線で約20分、更に徒歩約5分で備中高松城へ。石垣もなく、広場として残っていた。ここは秀吉が水攻めを成功させた城で、包囲中に本能寺の変が起こった。一刻も早く京にとって返したい秀吉は、城将の切腹を条件に講和する。城将清水宗治は名将で、水中に孤立した城から舟に乗って現れ、城兵5000の命と引き換えに舟上で切腹。清水宗治は私の好きな武将の一人で、「首塚」「自刃跡地」などが残っていた。資料館も宗治関係の資料ばかりで、地元では英雄視されているのがよくわかった。この一連の講和は毛利軍に漏れることなく、隠密裏に進められた。秀吉は自害を見届け、京にむかい主君の仇を討つ。ここは秀吉にとってターンニングポイントになった城。まさに、天下盗りはここから始まった!感慨深かった・・・。

そして、吉備の地で忘れてはいかんのは「桃太郎伝説」。有力な説を物凄く簡単に言うと、この辺りには温羅という鬼神が棲んでおり、鬼ノ城を拠点に暴れまわっていた。そこで吉備津彦命が温羅を退治する。「桃太郎」のモデルが「吉備津彦命」で、「鬼」が「温羅」ということ。近隣にはそれにまつわる史跡が多い。行かいでか!そのために「QED 鬼の城伝説」を読み返してきたのだ!
まず、「備中高松」から一駅移動して吉備津彦を祀った「吉備津神社」へ。さすが備中一宮、壮大だ。拝殿、本殿の後、御釜殿を見た。ここでは「鳴釜神事」といって、釜の響く音の大小、強弱、高低によって、吉凶を占う。この御釜殿の下には退治された温羅の首が埋められていて、その力によるものといわれている。志願すれば占ってもらえるのだが、私は朝のワイドショーでも「今日の運勢」が始まるとチャンネルを変える人間なので、あえて止めた。
そして、備前・備中の国境挟んで反対側にある「吉備津彦神社」にむかった。名前が似てるが、こちらは備前一宮。また福山市にも備後一宮の「吉備津神社」があって、ややこしい。約2キロの距離なので散歩がてら歩くことにしたところ、約300メートル進んだところで、「鼻ぐり塚」というのがあった。ここは食肉や皮として人間に尽くしてくれた牛を祀ったもので、元々円墳であった塚に、多数の鼻輪が山の様に積み上がっている。その数690万!塚の正面に馬頭観音像、そして両脇に牛の像と、何故か豚の像。幼少時代の記憶が突然フラッシュ・バックした。「ウルトラマンエース」の「怪談・牛神男」の舞台がここだった。確か・・・。観光に訪れた胡散臭い男が、面白半分にここに祀られていた鼻輪をはめると牛の呪いで「超獣カウラ」になってしまうという・・・。そうだよ、ここだよ、ここ。ヒットだった。
歩くこと数十分で、「吉備津彦神社」到着。ここも壮大だ。敷地内に神社がたくさんあって、どんだけ神様がいるのかと思った。また、随神門、拝殿、本殿が夏至の太陽の通り道と重なる配置になっているそうだ。メキシコのピラミッドみたいだ・・・。日光東照宮の陽明門の真上にも北極星がくるようになっているというし・・・。神秘やねぇ。

あと、温羅が棲んでいたとされる「鬼ノ城」にも行ってみたかったが、こちらは徒歩では無理なので断念した。一説では温羅は百済から渡ってきた人物で、大陸の技術でもって城を築き、国を栄えさせたという。なるほど鬼ノ城は日本では珍しいつくりの城だそうで、規模も大きく都市として機能していたという。吉備国は大和朝廷並の大国だった!桃太郎伝説の正体は「吉備国VS大和朝廷」だった!?詳しくは「QED 鬼の城伝説」を読みましょう。

その後、岡山駅に戻り、岡山城にむかうことにしたが、バスの関係で先に「後楽園」に行った。おっつぁん一人で庭園散策とはオツでゲスよ。後楽園では鶴が飼われていた。タンチョウヅル。まじかで見るのは初めてだ。別に「つー」とも「るー」とも鳴いてなかったです。念のため。ちなみに実家の近所で飼われているニワトリは、いつも夜中の11時頃鳴くのだが、鳴き声が「ぐっつぁ〜ん」と、私の小学校時代のアダ名で鳴くので、勝手に愛着を持っている。そしてお目当ての「岡山城」。別名「烏城」。城主宇喜多秀家は関ヶ原の勇将だが、初代城主は秀家の父直家。毒殺、闇討ちなど謀殺を繰り返して成り上がった謀将。まさに「烏の城」に相応しい。忠や義に生きた武将も好きだが、風雲に乗じて謀略で成り上がった梟雄も好きだ。戦国時代らしいではないか。城内の資料で中国地方の三大謀将として、宇喜多直家の他に、出雲の尼子経久、周防の毛利元就が挙げられていた。元就も「三本の矢」のイメージが強いが、かなりの謀略を繰り返していて、一世一代のギャンブル「厳島の戦い」でも、敵軍に裏切り者になりすましたスパイを送りこみ、嘘の情報で自軍に有利な地に敵を誘いだし、勝利している。三国志の「赤壁」しかり。ちなみに城内に「着付けコーナー」があって、殿様や姫様になれる。明るい人々と行けば、バカ殿コントや「よいではないか」「なりませぬ・・・アレ〜」とかできます。


またDVDを買ってもうた。この感動は本気で伝道したい。

「ルーツ」 (1977 アレックス・ヘイリー原作)

アメリカの歴史上の暗部である黒人奴隷を描いた大作。全編9時間の全4巻。アメリカ初の黒人大統領が誕生した今日、遠い昔の話なのだろうが・・・。著者が自らの家系を調べて物語にしたもので、当時話題になった。いや、話題どころか全米で大ヒットしたドラマなのだ。物語の始祖クンタ・キンテは15歳の時に奴隷商人に捕われ、アフリカのガンビアから遥か離れた異国の地アメリカにつれてこられる。クンタは奴隷に身をおとしても「マンディンカの戦士」としての誇りを捨てず、自由を求め脱走を繰り返し、さんざん酷い目に遭う。私がドラマを見たのは小学校1年の時だったが、クンタ・キンテのくだりは子供心によく覚えている。何事も「順応する」ことは大切なことだが、逆に「何も考えてない」「楽をしたい」者ほど「順応する」傾向が強い。あくまでも自由に固執する反骨は、30年ぶりに戦う勇気をもらった気分だ。そして、クンタ・キンテ一族は様々な迫害を受けながらも精神は代々受け継がれ、南北戦争終結後、奴隷解放宣言を経て自由を勝ち取る。約100年、4代に渡る物語。(確か、同じく小学校低学年の頃に続編の「ルーツ2」を見ているはずなのだが、こちらは全く覚えていない。ただラストで、アレックス・ヘイリー自身がアフリカに渡って、先祖を調べ上げる場面があったような・・・。)壮大なドラマを通して「スピリッツを受け継ぎ、受け継がす」というのは、こういう事かと教えられた。「魂のバトン・リレー」ですよ。おまけにコースは物凄く険しい・・・。あと、「いつまでも独身ではいかんな」と、変な事を思ってしまった・・・。


2009年2月


今月は地元と東京の行ったり来たりだった。地元でお仕事をいただくと、旧友や旧友の親御さん、昔の先生などと思わぬ再会があったりして驚くことが多々ある。これもこの職業ならではかしら。

バイ・ザ・ウェイ。とうとう会やります!

「落語大将軍  古今亭今輔ひとり会」 
 4月18日(土)  19時開演  なかの芸能小劇場

全3席。「新作+古典+新作ネタおろし」の予定。ご予約・お問い合わせは、オフィス ロン・イル 045−586−1616 まで。


「高い木に登って降りられなくなった子猫」とか「浅瀬に迷い込んだクジラ」の大がかりな救出劇がよくあるけど、あれだけ人に迷惑をかけておきながら助け出されても奴らは礼の一つも言わない。動物は無礼だね。振り返って「ニャー」とか鳴いたり、泳ぎ去る前に「プシュ・プシュ・プシュ・プシュ・プシュー」って潮を吹いたりすれば(「あ・り・が・と・う」のサイン)可愛いのにサ。

ところで、秋葉原の石丸電気のDVDの品揃えは驚異的だね。今後定期的に通うようにします。今回は「本陣殺人事件」(1975年 高林陽一監督)を購入した。原作は戦前が舞台だと思ったが、本作は現代。中尾彬金田一はヒッピー風でアカぬけていて、お馴染みの好青年キャラと一風違う。トリック(犯行)を再現する部分が映像化するとどうしてももたついて見えてしまうけど、それを除けば隙がないストーリー。国内ミステリーの古典ですよ!古典!


今年初めてまともにRー1を見たけど、「演技力重視」な方と「ネタ重視」な方がいて、Μー1以上に「好み」に左右されると思った。

それと、初めて文楽(人形浄瑠璃)を見た。演目は「女殺油地獄(徳庵堤の段、河内屋内の段、豊島屋油店の段)」。自分なんぞに理解できるのかしら?と思ったけど、言葉が判りずらい分、集中して見れるもんだ(席が前過ぎて字幕が見えなかったので)。人形の動きがとにかくリアルで、人形遣いの方の存在が全く気にならなくなるのが不思議だ。クライマックスは怖いくらいに迫力があった。ストーリーはオチがあるわけでもなく、訓話めいてるわけでもない単なる殺人事件。言わば、ウィークエンダーの三面記事の再現VTRの様な素材を芸術の域まで昇華させてしまうなんて、流石だぜ!近松!!・・・すいません、馴れ馴れし過ぎました。


こないだコンビニのレジで、後ろに5、6人並んでるのに悠長におでんを選り好みしながら買っているおばさん(といっても私と同年代)がいた。もぉ〜、何なのよぉ〜、頼むからやめてぇ〜・・・。だいたいレジの横に並んでる食べ物、おでん、まんじゅう、からあげ、フランクフルト、コロッケ等はレジを滞らせるので迷惑だと常々思う。あれらは「置いてあるから食いたくなる」=「無ければ食べずに済む」物なので、なくていい。あと、洗面所とかトイレで後ろに人が待ってんのにジェットタオルでゆっくり手を乾かしてる奴も許せん。背後に人がいたら、さっさと空け渡してハンカチ、汚したくなければティッシュを使うよ。俺っちは。

でも、これらの話を今日友人に話したら、「おまえ変だ」と言われた。何故?自己分析しました。
私は、次の3つのうちのどれか

         @物凄く、謙虚   A物凄く、せっかち   B物凄く、ゴルゴ(背後を気にする)


千葉で仕事だった。東京駅15時発の特急「わかしお」に乗るのに総武線快速のホームに行ったら、何と、「わかしお」は京葉線だった!け、京葉線ってホーム凄え遠いじゃん。しかも、余裕かましてたので発車時刻まで時間がない・・・。総武線快速ホーム→京葉線ホームを大激走!おそらく3分ぐらいで駆け抜けたと思う。ギリギリ間に合ったが、滅茶苦茶胸が痛くて30分ぐらい咳が止まらなかった。これは約10年前、渋谷のいかがわしい店でボッタクられそうになって(入った俺が悪い)、屈強の店員を振り切って店を脱出して駅まで駆け抜けた時ぐらいの激走ぶりだった。この時の俺ならカール・ルイスに勝てたと思う!
しかし、後で知ったが、京葉線ホームは東京国際フォーラムの対面から潜るとすぐに着くそうだ。と言うことは、京葉線の東京は有楽町駅なのだ!知らなかった・・・。


HPに「読書感想文」のコーナーを設けているのだけれど、目的は「紹介したい・お薦めしたい」というのと、職業柄「趣味・嗜好を知っていただきたい」という2点。したがって、自分的に面白くなかった、ハズれたと感じた本は載せない事にしています。意味がないから。
鑑賞した落語の感想をHPやブログに載せている演芸ファンの方が多々いらっしゃるが、つまらないと思った噺の感想は書く必要ないのにといつも思う。そもそも目的が判らない。更生・改善させたいというのであれば直接当人に言うべきだし、評論するのが趣味ならばわざわざ世界に発信する必要はない。「あ〜あ、つまんねぇ」と思ったなら、感想を書く気も萎えると思うのだが。それでも尚且つ負の感想文を書くというのは、発露は「怒り」か。「つまんねえぞ、バカヤロー!」ってなもんで。となると目的は糾弾としか考えられない。世論を喚起して、その噺家をどうにかしてやりたいのか?いーじゃん、アカの他人なんだからさ!
しかし、「つまらない落語」を聞いただけで怒りを感じるとは、余程感情の起伏が激しいと見える。自分は「つまらない本」に出くわしても余程でない限り「怒り」は感じない。例え感じても相手はプロ、自分の受信の仕方がまずかったのかとまず考えるが。文章で生計を立てているその道のプロに対して、素人の自分の見識が勝るワケがないし、的外れで浅い見識をさらけ出すだけならまだ可愛気もあるが、上から目線で論じた日には恥をかくだけだ。こっちの考えてる事など、プロの作家先生にしてみれば百も承知なワケだし。


2009年1月


「せめ達磨」 ご来場ありがとうございました。
ハードボイルドなノリで作ったのに、全然ハードボイルドじゃなかった。一応は、「ノワールな気分」という事で・・・。実は以前作った「相棒屋」という噺を大幅に改作したのだけど、オチがバレバレだった。銀行強盗の予行演習に駄菓子屋に強盗に入る噺。題して、「男たちのウォーミング・アップ」!

伊坂幸太郎の小説に「アヒルと鴨のコインロッカー」というのがあって、主人公が引っ越しした日に、アパートの隣の部屋の住人に本屋への強盗を持ちかけられて本屋に押し入り、日本語の不自由な外人の友人にプレゼントするために、「広辞苑」を盗むつもりが間違えて「広辞林」を盗んでしまうという話があって、それもヒントにしました。


「百兼今」 ご来場ありがとうございました。
あっしは「チョココロネ政談」。言いたい放題で、卑怯な小道具を駆使しながらもから回ってもうた。ポイントヒット率6割、「ドカン」は1発もなし。トップバッターだからあんなもんかね・・・。CD化までの道のりは遠い。そのうちポシャッちゃったりして・・・。


新進気鋭の新真打三人会 

「百兼今」  23(金)  19時開演  人形町・日本橋社会教育会館  \2500   (問) 5721−5335 オフィスМ’s

ご来場お待ちしております。出来がよければCDになるという壮大な計画の会です。したがって、会場が盛り上がってないと後世に残しずらいので、皆様こぞってご参加下さいませ!滅一杯笑っていただいて、CD化された時、「これ、俺の笑い声」とお友達に自慢しましょう。

気分的には、コロネを喰いたい!実際のところどうなるか判りませんが、一応、第一候補ということで・・・。


正月の10日間もあっという間だね。
4(日)のプークは、「死人に口なし」。正月から縁起でもない噺だぜ!
初席の寄席は、
3(土) 「パニック床」(新宿)→「日本史発掘」(広小路)→「パニック床」(池袋)
5(月) 「パニック床」(新宿)→「日本史発掘」(広小路)→「飽食の城」(池袋)
そして、8(木)は新宿、池袋共に「魔球親子」。いけるぜ、この噺!これからやりたおしたる。

ところで、去年の「Мー1」を今頃になってビデオで見た。毎年見てるけど、今回が史上最高レベルだと思った。ちなみに、どうしても作る側目線で見てしまうので、「これ落語でやってみたかった!」と思ったのが、ダイアンのサンタのネタ。と、モンスターエンジンのエイリアンのネタ。特にサンタの方は、「やられた!」感を味わった。


正月早々、居酒屋の店員とケンカしてしまった。新宿西口のチェーンの居酒屋。あの度外れた無礼さには、流石に頭にきた。もう、行かん。あの店には。というより、系列店にも絶対行かない!行ったら、俺の負け!
事の起こりは、ラストオーダーの前にビールの中ジョッキを頼んだのだが、いっこうに来ない。3〜4回は催促したろうか。既にビールの容器の栓を閉めて内部を洗浄してしまったかしたのだろう。「いーかげん、いつ来るの?」と聞いたら、「来ない」と一言普通に答えやがった。わびの言葉はどこいった!?ええっ!?こっちはその間ズッーと待ってるってのにサ。日本語の不自由な外国人とはいえ無礼にも程があるので、店長にぶちまけてやった。結局、丁重なわびが入り、20%オフにさせたのだが、どうにも後味が悪かった・・・。負のエネルギーはストレス溜まる。一応、勝利ということで最後のビールを飲み干した。
そこで、同席していた某後輩芸人が、かつて居酒屋でバイトしていた時、気に入らない客のジョッキのビールには、よく自分のチ○ポを浸し、知らんぷりして出していたと話した。
飲む前に言えよ・・・。このビールもそうかもしれんじゃん・・・。


あけましておめでとうございます

年賀状の3割が、「錦之輔」のまま来てるぅ〜、早く気づいてぇ〜・・・。


2008年12月


大晦日になってしまった・・・。

今年は・・・疲れた。高杉晋作は生涯「疲れた」と言わなかったそうなので、来年からは極力この言葉は使わない事にします。
昨年の今日は、戦争に突き進んでいく様な不安な気分がかなりの比重をしめていた。「果たして、このまま無事で済むだろうが・・・」といった感じの。かなりのダメージは覚悟した。
今は、「とりあえず、戦場から生還できた」達成感が正直なところ。皆々様お世話になりました。最良とはいえないまでも、自分の能力に照らし合わせて、滅いっぱいの事はできたと思います。確かに、自分は物凄い結果を要求される立場にいるのだけど、その辺は大目に長い目で見ていただいて、現時点で能力のマックスのいっぱいいっぱいの表面張力まで出すという事で勘弁してもらいたい。これは断じて「ひらきなおり」や「甘え」ではない。何事も兼ね合いが大事で、ウルトラセブンの最終回で、もう一人のセブンが本体にアドバイスした様に、自分を客観視できないといけない。特に自分が身を置いている世界は「勘違い人間」に陥る危険性が高いので気をつけねばならんと常々思う。

とにかく、今年は頑張った!最後に一発、あ〜、疲れた!


「イブをぶっとばせ!」の会にご来場いただきありがとうございました。日にちが特殊だったので、お客さんの入りはどうなるかしら?と心配だったのですが、ほぼ満席でよかった。よかった。
一席目の「日本史発掘」はフルバージョン。寄席では途中で切ってるのですが、最後までやる時は「河童一族の陰謀編」と命名します。ネタおろし以来二回目。やはりオチが判りずらい。自分的には好きなのだけど・・・。こういう古典を逆手に取ったやり方は舐めてる様に受け取られ、誤解をうけやすかったりもする。
二席目は「魔球親子」と「コンクール必勝大作戦」。「魔球親子」は5,6分の噺なので、今後寄席でもやります!べタだけど。
クリスマスネタも考えてみたのだが、どうしても下ネタになってしまってボツ。そんだけ世間がお下劣になってるって事で、この日に会をぶつけて淫風を吹き飛ばすのもかえってテンションがあがっていいもんだと発見だった。とりあえず今年の落語はやりきった!
後は・・・年賀状は、今年は一気に枚数が増えた。部屋の大掃除はどうしたもんか?ここ3〜4年やってないので、長らく未知の空間がある。何か生息してるかもしれん・・・。


13日(土)の「花形演芸会」は、「影武者」。お客は少なめの大人しめなワリには、とりあえず頑張った。「俺」は出し切ったぞ!
中入りで持ち時間は30分。ここは古典落語をガッチリやる人のポジション。なのに「影武者」。しかも本編は10分、後はマクラ。これが俺!

それはそうと、某コンビニの「うなぎ」のおにぎりに、「マカ入り」と表記してあった。クリスマスが近いからって、露骨だぜ。


7日(日) 五代目の師匠の三十三回忌の法要があった。盛大な会(法事で「盛大」というのはおかしいか・・・)だった。場所は京王プラザホテル。
自分は何もしていないのだが、ひたすら雰囲気に圧倒されっぱなしの緊張しっぱなしだった。
約100名のお歴々の方々に参会していただき、一応当代である自分は、凄い席に座らせていただき、身に余る紹介をしていただき、恐れ多くも最後にご挨拶までさせていただいた。
三十三回忌でこれだけの規模は落語界でも例がないだろうし、三十三年たってもなお威光が健在というのは大変な事だと思う。つくづく自分は大変な名前を名乗らせていただいている・・・。何て果報者なのだろう・・・。
しかし、いつまでもびびりっぱなしの感慨に浸りっぱなしでは許されない。
これらの畏敬の念や感謝の心をパワーに化学反応させて頑張らねば。


2008年11月


落語講座。元々、アカデミックなノリは苦手です。私の落語は全然勉強にならないので・・・。
おまけに講座のタイトルが、

「落語でみる江戸の文化 〜粋と通、江戸っ子の心意気〜」

俺じゃマズいでしょ!いや、絶対マズいって!
しかし、今回のテーマは、シリーズの最終回で、「落語の未来」!こういうフレーズに断然弱い!
「未来の落語」といえば、やはり、「チョココロネ政談」でしょう!自分で勝手に解釈しました。
聴講してくださった方々もよいお客さんで、打ち上げも楽しかったので終演後飲み過ぎてしまった。カラオケで「おニャン子クラブ」と「モー娘。」を歌いまくったけど、傍から見たらそうとう気持ち悪かったと思う・・・。


クイズが俺を呼んでいる!! の巻

実は、某クイズ番組、いやハッキリ言ってしまおう。「アタック25」の予選に、昨年の秋に受かっていたのだが、予選に合格してから一年の間に出場のオファーがない場合は、出場権が無効になってしまうという番組上のルールがあって、私の場合、10月25日でその期限が切れてしまった。つまり、予選に受かったのに、番組に出場できないという欲求不満な状態に陥ってしまったのだ。7年前のリベンジをはたしたかったのにさ、ガックリだぜ・・・。
しかし、落胆するなかれ、此の度、7年前のメンバーで「同窓会マッチ」をやろうという、素晴らしい企画が持ち上がった。あくまでも仲間内でだが。7年前は乱戦に乗じて、獲得パネル9枚で準優勝に食い込んだのだけれど、元々自分が太刀打ちできる人々ではないので、せいぜい楽しむ気持ちで参加した。
舞台は、岡山県のクイズサークルの例会。午前10時に岡山駅集合。したがって、5時起き。芸人にとっては、もはや夜中(芸人の普段の起床時間は午前10時)!早起きしてゴルフに行く人々の気が知れなかったが、好きな事の為なら平気で早起きできるものだと、身をもって知った。おまけに連休の初日とあって、新幹線の自由席も乗車率150%と大混雑。大遠征でへろへろになった後に戦いに挑むなんて、日露戦争の時のバルチック艦隊みたいじゃないか。全滅するかもしれん・・・。
で、結果は、またも準優勝。獲得パネル10枚。進歩したじゃん、俺!とかいって、かなり手加減してもらったと思う。
パソコンを使ったパネルの再現といい、クイズ形式といい、かなり忠実に番組をパクってあって、凄い!というより、「ここまでするか!?」と、笑いどころが多かった。
午後は、通常の例会のメニューで、会員の人々が30人ぐらい集まって、早押しを軸にした色々な形式のクイズをやるのだが、とにかく、レベルが高い!自分は全然ついていけてない!岡山はクイズ先進地帯だった!!皆さんマジなので、団体戦で足を引っ張るのが、凄く心苦しかったっス・・・。
本格的な早押しクイズは実に7年ぶりだったのだが、とにかくコーフンした!大コーフン!仁徳天皇陵でした(興奮○ 古墳×)。ただ、どうも気弱で、優柔不断な性格が出ちゃって結果は不本意だったけど、慣れれば少しはマシになると思う。ちなみに、マニアの方々は自前の早押し機を持っているそうです。この早押し機を導入すれば、「芸協らくご祭り」で使える。ホントは自分が欲しいだけなんだけど・・・。
そして、この例会は月1回開催され、メインのメンバーの方々は酒を飲みながら徹夜でクイズにふけり、いつしか早押し機を持ちながら寝入ってしまうのだという・・・。
今回は半分見学みたいだったのだが、次回からどっぷり浸からせていただきます!


「せめ達磨」 ご来場ありがとうございました。ネタおろし「ダモクレスの剣」は、普通に反応があった。故事を題材にするという、「二十四孝」「厩火事」「写真の仇討」等のパターンを踏襲したつもりなんだけど・・・寄席でもいけるか・・・やってみる価値あり。
あと、毎月下席に日本橋亭で、「芸協若手特選会」というのをやっていて、12月希望で申請したらクリスマス・イブにぶつけられてしまった。題して、

「イブをぶっとばせ!今輔の会」

2008年12月24日(水)  お江戸日本橋亭  17時30分開演  前売 \1500  当日 \2000

ご来場お待ちしております。


18日(火)  「せめ達磨」  19時開演   なかの芸能小劇場    ご来場お待ちしております。
完全ネタおろしです!!もともと、そういうコンセプトなんだから、えばって言うこっちゃないけど・・・。
テーマは、「危機意識が足りなくて、失敗ばかりしている男の噺」。題して、「ダモクレスの剣」!タイトルはいかめしいが、内容はそんなでもない。

ちなみに、自分は必要以上にマイナス思考な人間なので、その逆をいってみようかと。人に、「ちょっと話がある」と言われた時も、負のケースをいくつか頭の中で用意してしまいます。何事も最悪の状況を想定していれば、ダメージが少なくて済む。


2日(日) 「創作ミステリー落語の世界」 ご来場ありがとうございました。
やったのは、新作落語「死人に口なし」「超光速捕物帖」 と、古典落語「初音の鼓」の計3席。
で、この日、お客様に本をいただいた。

「ナポレオンの剃刀の冒険」 (エラリー・クイーン著)

これは、1934〜48年にかけて放送されたラジオドラマ、「エラリー・クイーンの冒険」のシナリオ集で、「創作の参考になるのでは」ということでいただいたのだが、参考どころか大変勉強になった。
ラジオなので、セリフと効果音とBGМだけで聴取者に伝えなければならない。セリフは声優さんがそれぞれの役を受け持っているので、落語の様に一人で演じ分けるわけではないが、落語は仕草で物や空間が表現できる強みがあるので、それぞれの利点で欠点を補えば、アドバンテージは差し引きゼロと考えてよいと思う。おまけに、聴取者に犯人を当てさせる形式なので、事件解決の条件を全て明快に提示しなければならない。本なら読み返せばよいが、ラジオはそうはいかない。これを可能ならしめる条件は、〇ストーリーがコンパクト。〇手がかりが判り易く散りばめられている。→最初読んだ時は、自然過ぎて決して判りやすいとは思わなかったが、解答や解説を読むに至って、「なるほど!」と、判る。〇一般の人向けに、核となる事件にインパクトがある。等で、構成上は、「落語にも活かせる!」と、可能性を感じさせられた。問題は、登場人物の演じ分け。キャラを濃くするとか、主要人物に概要を語らせるか・・・。
ちなみに、「ダイイング・メッセージ」ものの話もあって驚いた。優れた話なら、視覚なしでも伝わるもんなんだなと。「死人に口なし」も、「ダイイング・メッセージ」ものでタイムリーだったのだけれど、私は卑怯にも「お絵かき帳」を使ってます。できれば、小道具は使いたくないのだけど、メッセージが複雑なので直接見てもらわないとキツい。この噺は・・・。まぁ、後で、スライドを使ってやってやるさ。


2008年10月


「オリンパスシンクる寄席」 ご来場ありがとうございました。

現時点で、ラジオデイズで販売している私の作品は、
「チョココロネ政談」「甲子園の魔物」「バクダン」「飽食の城」「影武者」の5作。
で、今回録ったのが、次の2席

「ワルの条件」・・・不道徳な裏ワザを言い合う。ストーリーがないので、ウケないと意味がない。今回は空回り気味だった。
「国士無双」・・・後半笑いが少ないとつくづく思った。解決編なので、いらないっちゃいらないのだけど、もう2つ3つギャグが欲
しかった。

こんな事言っても、今更遅いのだが、そのうち販売します。


WBCの監督を決めるのに紛糾したけど、全然有名じゃない普通のおっさん、例えば、山田常吉さん(68)とかが監督になって、「誰だよ、こいつ」と思われながら、チームは案外強いという噺を作ろうとしたのだけどやめました。

11/2(日) 「創作ミステリー落語の世界 2」 ご来場お待ちしております。3席予定しております。
新作は、「死人に口なし」と「超光速捕物帖」の2席。ミステリー+SF物です。
もう1席は、私が勝手に「ミステリーっぽい」と感じた古典落語です。

あと、7(金) 「はいから特選落語会」は、チケットお安くお分けできます。ご来場いただける方、ご連絡下さい。


26日(日)  第2回 芸協らくごまつり  西新宿・芸能花伝舎

私はホール係なので、受付とか案内とかやってます。かなりテンパってると思うので、無愛想でも勘弁して下さい。

あと、落語会に出ます。ホール1の第1部 11時開演 全自\1000  ご来場お待ちしております。


何だか知らんが、微熱がある。一週間ひかねぇ〜。たった2度体温が上がっただけで、頭がボォーとしやがる。何て柔なんだ、人間て生き物はよぉ〜。ちなみに、コーヒーならば、ニド(2度)有るのと無いのとでは大変な違いだが・・・。いかん!脳をやられてるため、落語家みたいな事を言ってしまった。しかし、無理に治そうとせず、これに慣れて常態としてしまえば、自然に治った時、もの凄い力がでるかもしれない。養成ギブスを外した星飛雄馬の様にもの凄く早い球が投げられるかもしれん。鎖帷子を外した忍者の様に屋敷の塀を飛び越える事ができるかもしれん。


「容疑者χの献身」を観てきました。ここ数カ月落ち着かなくて、ゆっくり映画を観る気分ではなかったのだけど、これは観ずにはいられない。天才物理学者と天才数学者の対決。最近、日本人科学者が頑張っているので、タイムリーだった。
この映画では、ドラマ「ガリレオ」の時ほど湯川のキャラが濃くない。シリアスな展開でラストもせつないから、ドラマのキャラのままではおかしいし、あのキャラであっては困るので正解。最初原作を読んだ時、湯川と石神が大学時代の友人という設定がいかにもご都合主義に感じたけど、違和感なく観れてしまった。友人でなかったら、対決があれ程劇的でなくなってしまうだろうし・・・。ただ、山に登る場面はいらないと思った。
ドラマも「この映画ありき」の伏線だったんだろうね。ドラマであれだけ世捨人的変人科学者の湯川が、この映画では、友人と普通に会話してるし、常人以上に感情的で、思い悩んだり、悲しんだりする。本来のロジカルマシーンが、やけに人間臭かったりする。この落差が製作者側の狙いなんだろうけど、見事に発揮されてたと思う。こういうと「ミーハー」とか言われそうだけど、いいものはいいのだから仕方ない。


6(月) 群馬県の境町に行ってきました。旧佐波郡境町といえば、五代目の師匠の生誕地。言わば、聖地。キリスト教でいえばエルサレムのような地。此度、六代目を襲名させていただいたという事で、商店街の方々が落語会を催して下さり、約270名のお客様にご来場していただきました。感無量で、大恐縮で、何よりも緊張した。それまでの披露目の時とはまた違った感慨深さを味わった。これは、筆舌に尽くしがたい。何せ、聖地なのだから・・・。

「本来、落語とはバカバカしいもの。今まで自分は、よりバカバカしく、よりくだらなくを心がけてきた。しかし、あまりバカバカしい事言ったら失礼なのではないか・・・いや、自分からバカバカしさを抜いたら何も残らないぞ・・・よし、真面目に古典落語をやろう。いやいや、新作で勝負しなくていいのか?逃げたら、かえって失礼だし・・・う〜ん、どうしよう」

と、初めてこんな風に悩みもしたが、お客様にも助けられて精一杯フルスイングさせていただきました。


コンビニのレジとは


本来、お客は一列の行列に並んで、店員が「お次にお並びの方どーぞ」と言って、二つなり、三つなりのレジに先頭からお客が振り分けられて会計を済ますものである。

近所の某コンビニでの事。長い一列ができてるのにもかかわらず、無神経なガキ、いや少年が空いているレジに割り込んできた。悪気はないのだろうが、判りそうなもんだ。私は我慢ならず、クレームをつけてやった。爽快感はあったのだが、気の弱い私は決まりが悪くて、その日以来店にいけないでいた。が、今日、勇気を振り絞って仕事帰りに寄ったサ!そしたら、な、何と、私があの日に主張した事を指示するが如く、床に矢印が書いてあった!

「か、勝った・・・。俺が、世の中を変えた・・・」


近所の町内会で落語を頼まれた。ひとりで2時間もたせなくてはならないので、古典落語4連発!!「ちりとてちん」「井戸の茶碗」「尻餅」「蒟蒻問答」。やればできる!が、流石に終盤は酸欠で頭がクラクラした。しかもよりによって、4席目の「蒟蒻問答」は、難しい仏教用語がバンバン出てくるので、しゃべってるこっちがワケわかんなくなった。順番考えればよかった・・・。

そして、帰りがけに最近最寄駅近くにできた、立ち飲み処「新世界」によったら、料理がバカに美味くて感動した。串カツに代表される揚げ物、鳥皮ポン酢、栗の入った肉じゃが、なすにんにく等・・・。ひとりでは居ずらいので、近くにいらした方、誘って下さい。奢ってくれとはいいません。割り勘で。


2008年9月


9月下席の新宿末広亭は夜席が襲名披露興行なので、昼席から連日満員だった。お客は平均的に手強かったが、とりあえずフェア・グラウンドに打ち返せたと思う。アウトかセーフかはこっちに置いといて。で、一番調子よかったのが、数年振りにやった「社会科親子」。ベタベタなのであまりやりたくなくて、テンションも低かったハズなのに、意外と反応よかった・・・な、何故?また、わかんなくなった・・・・。

余談だが、10日間皆勤のご常連のお客様が最前列にいらしていて、楽屋が動揺してた。


20(土)前橋→21(日)長野でした。行軍と、やりなれない古典落語と、ここ一週間毎日飲んでる酒で結構疲れた。

最近、「アラマタ大辞典」(荒俣宏監修)と、「知っておきたい日本の名字と家紋」(武光誠著)を少しづつ読んでます。チビチビと時間をかけて読みます。


最近、寄席で「影武者」をやりたおしてます。土日、祭日ならいける(かもしれん)!

先日のネタおろし、「日本史発掘」(タイトルは松本清張を意識しました)は、オチをどうにかして、そのうち寄席でやります。あの日は酔っ払い過ぎてカラオケで調子こいてしまった・・・。


今月は寄席に出ずっぱりでございます。今は、浅草の12時15分あがり。高座時間10分。披露目中の長めの時間が身についてしまっていて、いつも焦りながらやってます。

「ノラや寄席  六代目古今亭今輔 襲名記念の会」     高円寺・ノラや    15時開演  ご来場お待ちしております。

新作ネタおろしします!もう一席は、五代目の師匠の噺をやらせていただきます!

ああ・・・断言してしまった・・・。


お気づきの方も多いかと思いますが、ここ一年新しい噺が作れていません。ネタおろしの会でも、昔作ったのを改作して誤魔化してきました。が、ついに・・・でけた・・・。一年間の沈黙を破った!テーマは、「歴史ミステリー」!古代文明、民俗学等、ふざけたネタからマジなネタまで、様様なネタを盛り込みました。結構力作。さて、どこで発表したもんか・・・「せめ達磨」は11月なので、それまでとっておけば身体的に楽なのだが、計画性のない私は、14日の「ノラや寄席」でやる予定です。乞うご期待!ご来場お待ちしております。


2008年8月


29(金) 「WAZAОGI ろっく・おん  寿二人会」  お江戸日本橋亭  18:45開演   ご来場お待ちしております。

できがよければ、CDになるという壮大な計画の会です。したがって、変な事は言いません。多分。


「甲子園の魔物」をやる時、野球マンガのマクラをふるのだが、そんな事ばかりやってたら最近、無性に「あばれ!隼」が読みたくなった。1980年代前半に「コロコロコミック」で連載していたマンガなのですが、私は途中で中学生になってしまったので全部読んでません。周りから、「こいつ、中学なのにコロコロ読んでるぅ〜」とか言われそうだったので、小学校でコロコロは卒業してしまったのです。

「あばれ!隼」とは、主人公である飛竜高校のエース、隼二郎が甲子園で魔球を投げまくるという「魔球漫画」。例えば、球に捻りを加える為、両手で投げ、竜巻の様に球が回転する「ダブル・ハリケーン」。投球時に足を蹴り上げ真空を作り、そこを通り抜けたスローボールが160キロに急加速する「ミラクルZ」。更に、球が二つに割れる「ミラクルZU」等、つっこみ所の多いマンガでした。しかし、私はむしろ対戦相手を見てみたい。

「柳生学園」・・・隼の宿敵、柳生重吾が主将。おまけに全員忍者(忍者って・・・)。隼の魔球をコピーする影武者や、2mの落差のフォークボールを投げるピッチャーがいる。

「バテレン学園」・・・長崎代表。ピッチャー天草死郎は妖術使い(普通に妖術使いって言われても・・・)で、「エロイムエッサイム」と念じ、打者を幻惑する。しかも、ユニフォームにマントを付着け、首にビロビロが付いている(ザビエルかよ!)。

「東京プラモ学院」・・・運動能力を増強するギブスを着けて戦う。しかし、「プラモ学院」てどんな学校だよ・・・。

「A・A・S(青山アメリカン・ハイスクール)」・・・全員外人。って、そんなのありかい!チャラいナンパな奴らと思いきや、実力は大リーガー予備軍。四番の黒人スラッガー、ブラック・サイクロン(とても人名とは思えない)は、ダブル・ハリケーンに金属バッドを粉々にされる。

「大仏高校」・・・ピッチャー、網田法然の念仏ボールは砲丸の様に重く、金属バッドを圧し折る。

「宇宙研高校」・・・筑波学園都市にある宇宙飛行士養成校。無重力状態で訓練し、バッターボックスで逆さに回転しながら打ったりする。名づけて「ムーンサルト打法」。な、何で・・・。

「プレジデント高校」・・・金持ちで秀才のエリート校。グライダーで甲子園に現れ、ユニフォームはブランド物、バッドがダイヤモンドでできていたりする。親もことごとく成金で、「パパ、やったよ!」「ウチの息子が一番じゃ!ガッハッハ」といった、馬鹿親子の会話が随所に交される。

私的に「バテレン学園」が一番好きだが、知らないだけでもっと凄い高校があると思う。そして、いくら古本屋で探してもないと思ったら、何と、「あばれ!隼」全10巻は、ネットオークションで4万だか、6万だかの値がついたそうだ。6万か・・・でも、今なら買ってしまうかもしれん・・・。


4月に人形町のお蕎麦屋さんで、「創作ミステリー落語の世界」という落語会をやっていただいたのだけど、そもそも、そこの若旦那が「SRの会」というミステリー愛好会に所属しているという経緯があって、当日会員の方々も多数ご来場して下さった。で、その縁あって、此の度会報で取り上げていただきました。テーマは「落語とミステリー」!!双方の関係の深さを再認識させられた。「落語ミステリーの10冊」として、ピックアップされていた10作品も、タイトルこそ知っているものもあったが、全て未読だった。恥ずかしながら・・・。これから徐々に各個撃破していきます。あと興味をひかれたのが、「乱歩生誕地を訪ねるオプショナルツアー」。これは行きたい!メチャクチャ行きたい!三重県名張!!仕事が入ってなかったらマジで申し込んだのにぃ〜・・・。


上旬は仕事もそれほど忙しくなく、平穏な日々を過ごした。こういう時こそ新しい噺を作ればいいのだが、ところがどっこい考えつかなかった。理由はただ「暑いから!!」と、言い訳しておきます。焦っても碌なことありません。今月は「無為自然」でいきます。来月もそんな事言ってたりして・・・。しかし、天変地異が凄かった。

近所のファミレスで寛いでたら集中豪雨で店が浸水し、おまけに店自体が水中に孤立し脱出が不可能になった。まさに、リアル「高松城水攻め」。

避暑の為帰省したら(ただ、実家でクーラーにあたりながら眠りたかった)、雷が激しくて一晩中眠れなかった。しかも、怖くてクーラーにもあたれずだった。まさに、「雷神様の怒り恐るべし」。

私の部屋は、初期の明智小五郎を意識して方々に多量の本が積み上がっているので、地震のたびに本が降ってきて室内がメチャクチャになる。夜中熟睡している時の地震は勘弁してもらいたい。いくら好きな本であっても、生き埋めになるのは嫌だ。というより、本棚買えってか。


2008年7月


自分がメインの会はつくづく身体に悪い。出来が良ければ良いで興奮して夜眠れないし、スベったらスベったで落胆して眠れなくなる。テレビにバンバン出ている有名人の方々は、何十万人の視聴者が相手なわけだけど、精神構造が明らかに自分と違う。とてもマネできない。どうしよう、テレビで売れたら・・・、おいおい、そんな心配いらないよ。

それにしても、今回の「せめ達磨」は勉強になった。初めて客観的に生で自分の噺をまとめて聞けて、やはり特異なのが身にしみた。個性的といえば褒め言葉だが、ひと言で言うと、「奇異」。奇異ですよ、奇異!連呼するとショッカーになってしまう。特徴としては、「固有名詞」「雑学・トリビア」「しょーもないギャグ」がやたらと多く、「シモネタ」がほどよく含まれている。この方向性で作り続けていいのか?とはいえ、修正できないと思うので、「あとは野となれ大和奈良」です。
私がやった「誘拐シャッフル」だが、「メンバーには代表ネタを提供したので、自分はあまりやった事のないネタを・・・」という意図が完全に失敗だった。しかし、そんなにダメな噺だとは思わないんだよね、自分的には・・・。長いのはわかるけど。ここ近年、時代が日増しに殺伐としてきているのも、より酷い内容に聞こえてしまう理由の一つかと(以前作った「サムライ・スピリッツ」も、私が二ッ目になった当初は案外評判よく、結構ウケたけど、今やったら完全に引かれると思う。内容は「創作落語」の項参照)。
6年前に作った当初のテーマは、現代社会について感じる次の3点。

@広く浅い関係が多く、知人であってもよく得体が知れなかったりする。
A2ちゃんに象徴されるように、自分の素状がバレないとなると平然と悪辣な事ができる奴が案外多い。また、そういう奴に限って、普段何食わぬ顔をしていたりする。
B自分のせいで周りが迷惑しているのに、そのトラブルメーカーっぷりに全く気付いてない奴が多い。

まぁ、自分の様な未熟者がテーマを盛り込むのはまだ早いかもしれない。とにかくオモロなのを作らんといかんですよ。

ところで、誕生日でした。こういう日は何か特別な事をしたくなるのが人の性。で、昼食に焼き肉屋で以前から気になっていた、1000円の「焼き肉冷麺定食」と、少し気になっていた某ファミレスの「抹茶パフェ」を食べたら、食い合わせが悪かったらしく、夜の高座で吐きそうになった。演題が「ちりとてちん」だったのでリアルに演じられたかもしれないけど、身体的にはヤバかったです。そんでもって帰りにマックで、ヤンキー中学生と喧嘩して帰ってきました。ちなみに、38歳です。


27日(日) 「せめ達磨スペシャル 六代目今輔作品集」 ご来場ありがとうございました。大入り満員で結構盛り上がった。ただ、私の作品をやったメンバーが全員ウケたのに、主役の私だけスベった。演題は「誘拐シャッフル」。あの噺ならあんなもんか・・・いやいや、それにしてもスベった。「毛色の違う噺を」とスケベ根性を出したのが見事に裏目に出た。おいおい、だぜ。その他、考えられる敗因は、

@現代の不気味さがテーマなのだけど、悪質な登場人物が完全に戯画化できてなかった。
A場面転換が多く、演じきれなかった。
B私的に大したことないと思った「シモ」のフレーズで引き気味だったらしい。

言っとくけど、「みんな俺の噺で笑いとりやがってよぉ〜」なんて、大人げない事は思っていません。念のため。


26(土) 私の地元は群馬県の富岡市。で、富岡市のシンボルで、世界遺産に登録を申請中の富岡製糸工場の中で落語をやってきました。ただ、明治時代の建物なので冷房がない!お客が熱さでダレていると笑いがとりづらいので、話術だけでは大変な事になるとばかりにオーバーアクションで「ちりとてちん」。激闘40分の2回口演!とにかくクサく演じた。特にラストのクライマックスは汗だくで七転八倒して悶えまくったので、半端じゃなく体力を消耗した。自分で言っちゃうけど大熱演だったぞ!ドッカーンとはいかなかったけど、愛郷心は伝わったと思う。多分。


27日(日) 「せめ達磨」 ネタおろし無理です!諦めました!ただし珍しい噺をやります。テーマは「社会派」!!6年前の「錦マニ」と、4〜5年前に幻の「浅間湯落語会」(お客が9人しかいなかった)の2回しか口演してません。

なお、前日の26日(土)に地元の富岡市で落語会があったりと、週末はパソコンのメールがチェックできません。ご予約は「せめ達磨事務局」にお願い致します。


披露目中にさんざん散財したので、金銭感覚を平常に戻さねばいかんです。そんな最中仕事帰りにまたまたコンタクトを失くし、今日のギャラがすっ飛びました。

27日(日) 「せめ達磨スペシャル  六代目今輔 作品集」

ご来場お待ちしております。メンバーで私の落語をやるという企画です。私の噺は未定です。ネタおろしできなくても珍しいのをやります。
ぬう生「飽食の城」  らく里「金庫破り」  天どん「ぼくの彼女はくの一」  きく麿「チョココロネ政談」  栄助「甲子園の魔物」

なかの芸能小劇場  14時開演  前売 1800円  当日 2000円  
ご予約 090−2564−8190 せめ達磨事務局(留守電)

メモリアルな会です。自分的には「その時歴史が動いた」的なノリなのに、世間はそれ程注目してません。何卒宜しくお願い致します。ご予約は私あてでも構いません。


寄席の披露興行が終了致しました(9月に「にぎわい座」があるけど)。とりあえずぶっ潰れず健在でございます。ご協力いただいた方、誠にありがとうございました。沢山の方々にご恩を賜り、今までにない濃厚な一年を送らせていただきました。落語も精一杯やらせていただきましたが、能力以上の事はできません。こればっかりは。今そうとう浮足立ってるので、早く「披露目ボケ」から頭を切り替えねばいけません。実感というか自覚も足りないです。未だに仲間と話してて「錦之輔」を名乗ってしまいます。つい最近までウチの留守電のメッセージも「錦之輔」のままでした。かといって直すのも勇気がいるので、いっその事電子音にしました。


5(土) 蒸し暑くて今年の夏も先が思いやられるよ。全く・・・。

バイザウェイ、高座は「甲子園の魔物」を演る予定が、マクラの「高校野球ネタ」であまりにも食いつきが悪かったので、急遽「飽食の城」。反応は初日の三分の一ぐらい。土曜なのに・・・。「野球」から「食べ物」の不自然なスライドに周りから「ネタ変更したろ」とさんざんツッコまれた。そのとおりですとも!変更したともサ!

被害を最小限に抑えるのも将の器量。瀕死の重傷が軽傷で済んだと思えばいいのサ。と、今日はやけ気味に納得します。


2日(水) 国立初日、いきなり大入りが出た!平日なのに・・・。お客は、中学生の団体、留学生の外人さんの団体、一般のシニアの方、元錦マニの混成。どこを狙ったらいいのか・・・。さんざんまくらをカマして、結局は「飽食の城」。国立の興行は口上がいままでと一味違うので見にきてください。

3日(木) 広小路亭は、前日とはうって変わって敬老会のようなノリ。ネタは「極同窓会」。


2008年6月


25日 披露目 日本橋バージョン。直前に「嫌がらせかよ!」と思われる事が身の周りに立て続けに起こり(まぁ、原因は私の不徳の致すところなんだけどね)、精神的には最悪にもかかわらず、高座は頑張った。噺は本披露目初、「甲子園の魔物」。かつての「錦マニ」のノリでできた。ブラックな噺は演者がひくと如実にお客に伝染してしまうので気をつけねばならんよ。

残るは、7/2.5.9の国立。ご来場お待ちしております。特に平日。あ、あと、7/3に上野広小路亭もあった。


20(金) 池袋楽日のトリだった。最後の最後で完璧に打ち損じた。噺は「山ん中村奇談」。この噺はスベると、単なる嫌な噺になってしまう。ちなみに池袋10日間のうちわけは、
「飽食の城」(×3)  「極同窓会」(×1)  「ワルの条件」(×3)  「ケータイ夫婦」(×1)  「山ん中村奇談」(×2)

興行途中でスベっても次の日取り返しがつくが、楽日でスベると何日もフラストレーションを持て余さなければならない。

次の高座は、22(日)の「無限落語」。テーマは、「本当にやりたいネタはコレ」。よ〜し、興行中にメチャメチャやりたかった「あの噺」をやったろかい!!


17(火) 池袋三度目のトリは、横溝正史ミステリーに対するオマージュ、「山ん中村奇談」。本披露目初、したがって第五の刺客。とりあえず聞いてもらえた。ただ、主要人物に「おばあさん」が出てくるのでツッコまれると思ったが、そうでもなかった。取り越し苦労はいかんね。


14(土)・15(日)は予想外の大入り満員だった。客席はさぞ息苦しく、灼熱の酸欠状態だったかと思います。ご来場のお客様、申し訳ございませんでした。チョココロネを差し入れして下さった方もご期待にそえず、すいませんでした。口上であれだけハードルが上がったら無理です。ただ、許容範囲内でハジけますので。ちなみに14は「飽食の城」、15は「ワルの条件」でした。


池袋3日目にして、第四の刺客現る!その名は、「ワルの条件」!初日、二日目と手堅くいったのに、冒険したこっちの方が反応がよかった。これだからわからんよ。


巷(のごくごく一部)では、「チョココロネ待望論」が沸き起こっていますが、披露目中は無理です。すいません・・・。


11日(水) 池袋の初日はトリだった。気合入れて、長めのトリネタ(あくまでも自作)をカマすつもりだったけど、楽屋で偉い人々が聞き耳を立ててるっぽかったので、怖気づいていつもどうりのネタをやってしまった。しかも、手堅くいったワリにはあまりウケてない。何てこったい。客席から「チョココロネ」の差し入れもあったっつーのに・・・。殻を破らねばいかんよ。


三館共通特別入場券をご購入いただきながらも、まだ披露興行にいらしてない方、池袋演芸場にご来場お待ちしております。昼夜通しなのでご注意下さい。

13時30分開演  20時30分終演  最大で7時間ご覧になれます。口上は18時過ぎ、新真打の出番はその後、トリのあがり時間は20時です。耐えられる時間を逆算してご来場下さいませ。

私がトリの日に来ていただくと大変嬉しいのですが、トリじゃない時の方が思い切ってレアなネタをカマすかもしれません。かといって、トリの日に少ないのも寂しいです。すいません。わがままで・・・。


7(土) 高崎で披露目の落語会をやっていただきました(高崎まちなか寄席)!落語の出来はイマイチだったのですが、沢山のお客様にご来場いただきありがとうございました。終演後は高校時代の友人に祝ってもらい、軽い同窓会の様な感じになった。20年振りに再会した人もおり、特に女子チームはほとんどが初めて言葉を交わす方々だった。当時の私はメチャメチャ暗かったもんで・・・。大変感謝感激で、リラックスし過ぎぃの、調子こき過ぎぃの、泥酔しぃので、後半は結構憶えていましぇ〜ん。多分、セクハラはしてないと思います。翌日、忘れた上着を店にとりに行った帰りに、まちなか寄席(8日が最終日)の会場が近くにあったので、お礼の為に顔を出すと、「せっかくだから(落語を)演ってったら」と言われ、急遽出演する事になった。二日酔いも何のその、ノリノリでできたぞ!飲み過ぎた翌日は強烈な鬱が襲ってくる私だが、一気にフッとんだ!

しかし、私は自分中心でチヤホヤされたり、主役にまつりあげられるのが、どうも苦手です。脇役の方が性に合っているし、高座もダメ元で、いい結果が出せたりすんのね。野球的に言うなら、4番バッターにはなれないし、モー娘的に言うなら、センターで歌う事もできない。悟空よりクリリンの方が好きだし。


2008年5月


歌舞伎の招待券を2枚もらった。夜ならまだしも平日の昼なので、芸人仲間を誘おうとメールしたら全員に断られた。冷たいぞ「せめ達磨」!リーダーと見に行くのがそんなに嫌か!「先着1名」と銘打ったのが、やけに空しかったぜい!誰も先を争ってねえし・・・。


激闘20日間が終わり、肉体的に疲れがとれず、かといって精神的には高ぶりが抜けず、「休みたいんだか活動したいんだか、どっちだよ!」と、自分でツッコミたくなる今日この頃です。そんな心身のバランスが不安定な中、6中の戦略を練ります。

池袋は、新宿、浅草に比べて会場がコンパクトであるため、自分の言いたい事が伝わり易く、また高座時間も通常で20分、トリで30分と長くもらえてるので、今までのやり方ではもったいない。多少、冒険した方が、よい結果が出ると見た!新たな刺客候補は・・・

「山ん中奇談」・・・結構ひっぱる自信があるが、オチが凄く弱い。              
「チョココロネ政談」・・・メチャクチャやりたいのだが、飛び道具が必須なので、確実に怒られる。
「ワルの条件」・・・不道徳な奴と勘違いされる。
「甲子園の魔物」・・・自分的には気に入ってるのだが、ブラックなので寄席ではキツいか・・・。
「影武者」・・・ハマるとデカいが、あまりハマらない。
「バクダン」「金庫破り」・・・マンガチック過ぎる。

う〜ん。どうしよう・・・。というより、戦略でも何でもなかった。


狂乱の20日間が終わった・・・。
連日無茶して、学生時代を思い出した。と、いうことは、若返ったという事か?
落語は、緊張感は薄れはしたものの打ち損じが増えた。浅草でのうちわけは、
「飽食の城」(×4)  「極同窓会」(×3)  第三の刺客として、「ケータイ夫婦」(×3)


6中は冒険します。多分


10日(土) 新宿の興行が終わった・・・。
流石に今朝は昼過ぎまで寝てた。
毎日毎日を踏みしめて、毎晩毎晩適度にアルコールを摂取して(1日だけ飲みすぎたが・・・)、緊張感はあるものの、プレッシャーに押しつぶされることなく、高座はノリノリでつとめられた。確実に自分の色は出せたぞ!!

諸先輩方の披露目の興行を見ていていつも思うのが、毎日噺を変える人と自分なりに自信のある噺にしぼってぶつける人とクッキリ分かれる。私は後者。ちなみに今回のうちわけは、
「飽食の城」(×6)  「極同窓会」(×4)

浅草は年齢層もグンと上がるし、昼間なので、戦術を変えねばならんよ。うん。


3日(土) 服部、いや

         初トリだった。

この日に照準を合わせ、初日、二日と同じネタを演った。そうすれば、流石に3日目は自在にコントロールできるだろうと思いきや、おっとどっこい甘かった。楽屋では偉い方々が聞き耳を立ててるし、周りの緊迫感が伝わってきてすっかり焦ってしまった。なかなか作戦通りにはいかない。反省点は、

@視線が定まらず目が泳いだ。
A笑いが待てずあたふたした。
B落研の奴らが変な所で過剰に反応したのが気になってペースが乱れた。

以上を克服すれば、1.5倍〜2倍ウケた。多分。


1日(木)より、

    六代目  古今亭今輔  を襲名致しました。

HPのタイトルが「錦之輔」のままですが、近々直します。機械オンチゆえご容赦下さいませ。

初日は「未知との遭遇」のオンパレードで、流石に緊張したが高座はフルスイングで振り切りました。


2008年4月


いよいよ決戦である。あっという間に1年が過ぎたが、精神的には結構老けた。そして私は悟ったさ。
真打披露興行とは・・・

     マラソン並みに長い助走の走り高跳び 

なのだと。やっとバーまで辿り着き、バーは目の前なのに、すでに42、195キq走ってるもんだから気負って跳ぶと大失敗をする。ましてや記録など狙ってもケガをするだけ。ようは、今まで通り跳べばいいって事。うんうん。


「創作ミステリー落語の世界」 ご来場ありがとうございました。客席はミステリーマニアの方と錦ラーの皆様の混合という、いつもにも増して特殊な空気でした。マニアの方に私の「なんちゃってミステリー」が通用するのか不安だったけど、多少は喜んでいただけてようで良かったです。ちなみに演題は、新作は「暗号地獄」「六角館の犯罪」の2席、古典は私がミステリー性が高いと勝手に選んだ「持参金」。「暗号地獄」は、紙に書いた暗号を見せながら噺を進めるのだが、暗号を出すたびにマニアの方々が身を乗り出して食いついてきて凄かった。「解いてやる!!」感が猛烈に伝わってきて圧倒されました。終演後も矛盾を指摘してもらい(ストーリー上ではないので、修復可能)、自分が全く気付かなかっただけあって驚いた。世の中には、自分の中だけでは気づかない事が多々ありますなぁ。何事も。


27日(日) 「創作ミステリー落語の世界」 ご来場お待ちしております。

3席カマす予定です。披露目の直前に3席ですよ!3席!いまいち定着していないのですが、私の新作で探偵が出てくるシリーズがあります(ちなみに名前は金田大五郎。ベタです)。そのシリーズの中から「暗号地獄」ともう1席。もう1席の方は、五年前の初演の時以来です。おまけに小説にして(原稿用紙100枚ちょい)、恐れ多くも出版社に送ったといういわくつきの噺です。結果は聞かんで下さい。更に古典1席。最近の取材で「(トリックだったり、どんでん返しだったり)落語とミステリーは相通じるものがある」とよく答えてるのですが、そんな私が入門する前に寄席で聞いて、「It’s落語!!」と感じた噺を演ろうと考えとります。

           14時開演     木戸銭 \1000    人形町翁庵(お蕎麦屋) 03−3666−7656


笑点の収録があった。真打披露口上で一言好きなことを言わせてもらえたのだけど、軽く狙った私は見事にスベった。正直見られたくないっス。


フリートーク炸裂!!の巻

地元で大車輪の日々を送ってきました。とりわけすごかったのが16日(水)で、テレビ、ラジオ、ケーブル等4件かけもちという80年代のアイドル並のスケジュール(勝手な想像だけど・・・)だった。私は「小噺」や「謎かけ」といった、「いかにも落語家」なのは苦手なのだけど、テレビの最後に謎かけがきてしまった。危うし、俺!お題は「群馬とかけて・・・」。「これは」というのができなかったので3つかましました。
@「悪いことを繰り返す人」と解く、そのココロは「常習(上州)」→う〜ん、ネガティブだな
A「石原良純さんの顔」と解く、そのココロは「眉(繭)が特徴です」→これもイマイチ
B「お粗末な答えしか出せない私」と解く、そのココロは「じょうもう(上毛)すいませんでした」
質より量の三段オチでかわしました。でも、一番言いたかったのは、
「精力絶倫の男」と解く、そのココロは「精子(製糸)が盛んです」。これは流石にお昼の番組で言う勇気がなかった。しかし、今思えば、女子アナのおねえさんがどんなリアクションをするか見てみたかった・・・。


パーティーの時の写真を色々な方からいただきますが、確かにどれも表情が堅い!もっと笑え俺!おまけに薄い・・・(胸板が。言っておくが、人間性、財布ではない)。恰幅よくないと着物は似合わないんだよねえ。これじゃ、時代劇に出れないじゃないか(どんな目標だよ)。


披露目のパーティーが終わった・・・。真打昇進の御触れがでたのが去年の6月上旬で、以来このパーティーの日(4月6日 京王プラザホテル 三遊亭遊馬 日向ひまわり 3人合同)に照準を合わせて真打の用意がなされてきたといっても過言ではない。あくまでも「物理的に」だけど。当日は遅刻してはシャレにならんので歌舞伎町のビジネスホテルに宿をとり、家から持参したバカでかい音の出る目覚まし時計、携帯のアラーム、ホテルのモーニングコールを10分間隔でセットして三段構えで臨んだ(長篠合戦の信長の鉄砲隊からヒントを得た)。しかし、そこまでしたのに気が高ぶって寝付けず、私の戦術も全く意味がなかった。新宿に泊まった事自体無意味だった。
さて開宴。私は日常生活でも喜怒哀楽が激しくなく、芸人にあるまじき明るくない人間な為か、いきなり某偉い人のご挨拶で「そんなに堅くならないで」と、ピンポイントでツッコミを入れられ、参列したお客さんにも「緊張し過ぎ」「倒れるなよ」と、さんざんイジられてしまった。名跡を襲名するのだから緊張するのはあたり前だが、そんなガチガチではなかったハズなのに。更に、最後に謝辞を述べる時も、自分的にはかなり高揚していて泣くぐらいの勢いだったのに、第一声を発した際、落研チームと旧友チームがウケやがったので、すっかり醒めてしまった。全くよぉ〜、プンプンだぜ。私は3番目だったので、うまい具合に三段落ちになった。って、感心してる場合ではない。しかし、後で聞くとただ単に私が変だったようで、前の2人がデカい声の人とハキハキしゃべる人だったので、フワフワした軽いしゃべりの私ですっかり脱力しちゃったんだとさ。なるほどそういう事ね。


2008年3月


今週の土曜日、29日 「ごっつあん寄席 古今亭錦之輔独演会」  桜木町 「居酒屋 ごっつあん」(横浜にぎわい座のすぐそば) 18時開演 木戸銭¥1500(ワンドリンク付)
 新作、古典織り交ぜて3席演る予定! お問い合わせ 045−231−0378
先着40名! ご来場お待ちしております。


26日(水) JAL名人会。機内に流れるのは襲名後(6月あたり)との事なので、マクラも言葉を選ぼうと慎重に臨んだのですが、お客がカタめだったので、「これでもか、これでもか」とネタをぶつけてたら、いつもの調子になってしまいました。人間、そう簡単には変わらない。あと、「東京かわら版」の取材を受けてきました。熱く語っちまったぜい!5月号の巻頭に載るので、定期購読してないあなた、この月だけでも買いましょう。


大強行軍の巻

20日(木) 東京から新幹線で2時間半で盛岡、更に高速バスで2時間かけて、秋田県大館市に行ってきました。お寺で3席。東京からこれだけ離れていながらも、市内でかなり頻繁に落語会が行われている落語先進地帯なようで、私の古典が通用するのかと危惧していたら、案の定、1席目の古典はスベり気味でした。手堅くいったはずなの・・・。「こんなの俺じゃない!」と、2席目から、新作に切り換えたらこっちの方がウケた・・・。お客は年配の方が多かったのに意外・・・。激闘80分!ケーブルテレビの収録もあったので、自分の味を出して正解だった。攻撃は最大の防御なり!打ち上げでも、美味しい料理(馬刺し等・・・)とお酒を振舞われて、大変居心地が良かったのですが、翌日の昼に新宿に居なければならなかったので、泣く泣く深夜バスで帰京。しこたまニンニクを食ってたので車内はそうとう臭かったと思われるのだが、気にせず爆睡こきました。朝7時に池袋着。昼までネットカフェで難民くん達と過ごしました。久々の大強行軍!秀吉も真っ青の大返しだった。


14日(木) 豪雨の中、親子会は私が昔から演りたおしている「飽食の城」と、最近調子がいい「影武者」。師匠が「ラーメン屋」と、「釣りの酒」。しかも「釣りの酒」は、翌日私がネタ出ししていた。何たる偶然・・・。

15日(金) 会場が有楽町だったので、早めに行って何か美味しいものを食べよう思ったのだが、結局勇気がなくて、吉野屋に入ってしまった。この日は会場も出演者もゴージャスだったので緊張したぞ!さすが、天下の朝日名人会!こういう由緒ある会の雰囲気には、どうも呑まれてしまう。雑草育ちの私は、太陽光線に弱いのサ。で、終演後、浅草から東武線に乗り、2時間かけて終点の赤城駅へ。更に車で40分の草木湖畔のホテル(群馬県みどり市 栃木との県境付近)で一泊。群馬生まれの私も、最近町村合併で誕生した「みどり市」の存在を知らなかった。

16日(土)  ホテルの宴会場でド〜ンと2席!「長屋の花見」と「時そば」!料理も美味いし、景色も良かった。名所では、近くに星野富弘美術館がありました。


明日14日(木)の「オリンパスシンクる寄席」は、師匠との親子会です。これは初体験だぞ!しかも収録あり。新作のお客というより寄席のお客が主体になりそうだなぁ〜・・・。私の新作は寄席向きのが少ない・・・ウムム・・・何をぶつけようか?悩むぞ、これは・・・。


「せめ達磨」ご来場ありがとうございました。私は完全ネタおろしではなく、以前自分の会で演った「スパイ狩り」という噺を改良してかけました。モラルハザード!いやぁ〜、集中力が欠如してて(原因不明)カミカミでした。でも、悪い事ばかりじゃなかった。ここ数日、鼻がやたらとムズムズしてて、「俺もとうとう花粉症か?」と危惧してたのですが、打ち上げで帰りそびれて朝まで中野で飲んでたら鼻が治った・・・。


先月の10日ぐらいから無休でフル活動していたので、頭がそうとうラリってたのですが、昨日の日曜日にリフレッシュして一気に回復しました!一日で復活したぜい!おりゃ!!で、今日、江戸弁の吹き替えの仕事をしてきました。江戸弁って・・・普段、新作しかしてないのに、ぼ、僕でいいんですか・・・?
3月29日(土) OAの「アド街ック天国」を見よ!


3日(月) 真打昇進の記者会見でした。私はかっこうの餌食になると思ったのですが、そうでもなかったです。自意識過剰!結果的には・・・ガツンと蹴散らしてやりましたよ!!近々どっかの記事になると思います。


2008年2月


だんだん身辺がせわしくなってきた・・・。いよいよ風雲急をつげてきましたよん。しかも、こういう時に限って寄席の出番や、仕事がやたらとあったりする・・・。芸人のくせに目立つのが苦手って、どーゆー事だ、俺!噺が作れない・・・。本が読めない・・・。でも、こんなヘロヘロになるのが快感だったりする。すいません、Mです。


今日、寄席の楽屋でコンタクトを失くした。ただでさえブルーなところ、ウチに帰ったら強風で洗濯物が全部すっ飛んでた・・・。


次の日のことを考えて「錦マニ」のうちあげは控えようと思ってたのですが、たった一杯のつもりが、ビールと豆乳割りとホッピーを4時間にわたってしこたま飲んでしまった。BY さくら水産。めちゃくちゃ誘惑に弱い俺・・・。でも、次の日、落語はしっかりできました。「長屋の花見」、「蒟蒻問答」、あいだに新作「極同窓会」。激闘80分!某商店街の地域寄席で、古典の方が反応がよかったのですが、後でスタッフの方に、「新作の方が生き生きしてますね」と言われた。しっかりバレてる・・・。


「KINNφSUKE LAST GIGS」 ご来場ありがとうございました。BOφWYの最後の曲「Dreamin’」を意識して、トリネタは私の作った噺のうち唯一のハッピーエンド「国士無双」にしました。「最後に夢を見てる奴らに贈るぜ!」と言おうとしたけどそんなノリではなかった。円丈師匠には、小ゑん師匠作の「ぐつぐつ」を演っていただきました。お客さんもいっぱいで嬉しい限りなのですが、Tシャツと披露目のチケットも売ったので受付が混乱してしまいました。すいませんです。そして、そんなカオスの中、お一人分1500円得してしまいました。出所不明です。これを受け取ったら汚職でしょ。多く払った方、早く名乗り出てください。怖いから。


16日(土) 錦マニ「KINNΦSUKE LAST GIGS」 ご来場お待ちしております。明日です!まだ、間に合います!最後っすよ、最後!ちょっと、わかってます?そこの奥さん! 何卒宜しくお願い致します。


7年前に「アタック25」で戦った大阪在住のクイズの猛者Y氏と飲みました(ちなみにY氏が優勝、私が準優勝)。昨年11月に私の出演している落語会を訪ねて来てくれたのが事の起こりで、今回の会合と相成りました。熱いクイズトークだったぜ!なるほど、クイズは奥が深い!色々な芸事と通じるものがあって感心してしまいましたよん。されどクイズ!おまけに、テレビでしか見たことのない強豪達の名前が普通に話しに出てきて、「凄ぇ〜」を何十回も連発してしまいました。職業を忘れてひたすら聞き役でした。落研時代、「人の話を聞かない男」「ミスター生返事」の異名をとった自分がウソのような聞き上手っぷりだった・・・。


映画「チーム・バチスタの栄光」を見ました。主人公のコンビがイメージとだいぶ違ってましたが、充分楽しめたですよ。田口は原作では男で、世捨て人的なかっこよさがありましたけど、映画ではボケボケでしたね。白鳥はルックスが良すぎます。性格はあんな奴だろうけど、映画の京極堂シリーズの探偵とダブってしまいました。あと、桐生医師役が誰だかわからなくて、徳光アナの息子?と思ってたら、実は「にくまれそうな NEW フェイス」だったんですねぇ。歌わないとわからない・・・。しかし、焼き鳥屋でハツをたのむたびに、この映画を思い出しそうです。


こないだ暗闇でプチトマトと間違えて梅干しを食べて、びっくらこきました。私は梅干しとらっきょうは食えません。今年のお年玉年賀状は1枚も当たりませんでした。200枚もありながら、切手シートすらも。200枚全部はずすのは逆に難しいぞ。でも、こんなところで、運を使いたくないので、全然悔しくありません。


落語会でお世話になっているお寺で雪の中、節分会の豆撒きに行ってきました。更に無料の奉納演芸会もあり、会場で子供が元気にキャッ、キャッ飛び回る中、新作落語をカマしてやりました。どーだ子供!いっさい迎合しないストロンガーな俺を見ろ!そういえば、以前小学生の夏休みの子供会で、怪談噺の依頼を受け、主催者のOKのもとに「もう半分」を演ったら、案の定ポカーンとされてしまった。怖さは伝わらなかったけど、世知辛さは伝わったと思う。子供達よ!強い大人になれ!


2008年1月


29日(火)、「せめ達磨 新作セレクト」 ご来場お待ちしております。今回は全員ネタおろしではないので、危なっかしくありません。おまけに収録があるので、客席が埋まってないと笑い声が入りづらくてキツイです。何卒宜しくお願い致します。


「錦之輔メモリアルTシャツ」はこんなです!!

詳しくはトップページをご覧下さい。2月16日(土) 「KINNφSUKE LAST GIGS」の会場で限定販売します!先着40名!¥3000! どしどしお買い求め下さいませ。


某有名古典落語(結構大ネタ。本編30分ぐらい)を演って、見事にスベった。ちなみにネタおろし。中盤〜終盤にかけての連続するアクションがマンガチックなので、イケるのではと思って習ったのだが、序盤で主人公が歌を歌う場面で壊滅してしまいました。インチキなのがモロに露出してしまった・・・。柄にない事をやってはいけません、人間。しかし、そんな惨敗にもかかわらず、お客さんの中に五月の興行のチケットを買って下さる方が数名いた。必死さは伝わったのね。いや、七転八倒する主人公とうまい具合にリンクしたのかしら?よく判らないけど・・・。


「北の夕鶴2/3の殺人」、ドラマでやってましたね。島田荘司作品のドラマは貴重ですよ。過去に同時間帯でドラマ化されたのは、「寝台特急はやぶさ1/60秒の壁」、「灰の迷宮」だから今回が第3弾。主人公の刑事、吉敷竹史のイメージがちょっと違うと思ったですよ(「料理の鉄人」を思い出してしまうんですよね)。孤独で不器用で影をひきづってないといけません。「モデル並のルックス」と「バツイチ」という要素を除けば、私にバッチリあてはまります。吉敷竹史は俺だ!!すいません、自分大好き人間なもんで・・・。原作を一通り読んでいただくのがベストなのですが、吉敷シリーズをダイジェストで楽しむには、「北の夕鶴2/3の殺人」→「奇想天を動かす」→「羽衣伝説の記憶」→直接関係ないけど、できたら「龍臥亭事件」→「涙流れるままに」。このコースで読めば、確実に吉敷刑事(俺)を堪能できます。


「錦之輔メモリアルTシャツ」(KINNΦSUKE LAST GIGSの会場にて販売)、かなりかっこいいです。全然普通に着れるのでご安心ください。近々画像を載せるので乞うご期待!!


今回の昇進と襲名を、地元の新聞で取り上げていただきました。改めて、地方紙の威力の凄さを感じてしまいましたよ。昨年8月に産経新聞で初めて襲名の件を載せていただいた時は、「うそ〜!!」とか、「ホントに〜!!」など、やたらと驚きの電話やメールがあって、事の重大さに怖くなりました。ただ、その時が知人からばかりだったのに対して、今回の地元の反響は違ってました。記事に興行の問い合わせ先を載せたものだから、名前も顔も全く忘れていた大昔の友人や、会った事のない地元の落語ファンの年輩の方や、卒業してから一度も会ってない中学時代の先生から連絡があって、担任になった事ないのに、よく自分の事を憶えてたなあと、私の方が驚いてしまいました。その他数名・・・。私は、時代々々でキャラが違ってます。小学時代(うるさい奴)→中学時代(自分で言っちゃうけど、勉強できました)→高校時代(単なる暗い奴)と、カメレオンの様に変化してきたので、リアクションがまちまちだった。これからも正体不明、いや、ミステリアスを貫きまっせ。


私は作った噺のタイトルにはこだわるタイプなのですが、羅列してみるとしっくりこないのが多い。寄席でやる頻度の高い噺で、「ドキドキ同窓会」というのがあるのですが(久しぶりに会ったいじめられっこだった同級生が、そのすじの怖いお兄さんになってるという噺)、センスも良くないし、ネタ帳的にかっこ悪いので、真打になったらどうしようか?と、常々考えておりました。で、今日、楽屋で某兄さんに、「極同窓会(ごくどうそうかい)」でどうか?と意見してもらい、あっさり改名する事にしました。これからも、このシステムをとりいれたいと思いますので、センスの悪いと思われるタイトルには、皆さんもドシドシご意見をお寄せ下さい。たくさん来たらへこむけど。


2月16日(土) 「KINNφSUKE LAST GIGS」、ご来場何卒宜しくお願い致します。お気づきの通り、タイトルはBOφWYをパクリました。チラシも見ていただくとわかりますが、BOφWYファンが不愉快になるのを意識して作ってあります。錦マニの最後を飾るスペシャルゲストは、三遊亭円丈師匠にお願いしました。更に特典として、LAST GIGS 特製Tシャツ(3000円ぐらい)を会場にて販売します。先着50名(ぐらい)!ここでしか手に入らない!!錦ラー達よ、湧き出でよ!

「BOφWY LАST GIGS」同様、予約の電話がパンクするという伝説を残そうと思います。皆様のご来場お待ちしております。


謹賀新年!!

(昔、年賀状に「勤賀新年」と書いてきた後輩がいました。ちなみにそいつは、32歳で無職です)

本年も宜しくお願い致します。


2007年12月


またしても年が明けてしまう・・・。どうでもいいけど、大晦日って、ファミレスすいてるんですね。気づいたら一人になってて、びびりました。しかし、今年も早かった・・・。特に、下半期は、めまぐるしく過ぎる every dayなのに、心は2,3年年をとった感じという、空間のねじれを味わった。去年の大晦日は、今の自分の状況を全く想像できなかった。今よりネガティブだったが、のん気でいられた。人生、何が起こるかわからない・・・。「来年は、人生史上最もハードな年になるんだろうなぁ・・・」とか、思いながら、年越しカップラーメン(うま煮あんかけ麺)食って寝ます。


映画「魍魎のハコ」を見たけど、原作に比べて研究所がデカ過ぎた。


最近、よく取材で襲名にむけてのコメントを求められるのですが、ふざけ過ぎると、「真面目にやれ!」と各方面から怒られそうですし、堅苦し過ぎても芸人としてつまらない奴になってしまうので、その兼ね合いの難しさを感じる今日この頃です。で、先日、正月のラジオのトーク番組に、私の師匠と一緒に出演したのですが、師匠の前で好き勝手に発言もできず、かといって真面目なコメントも中途半端で、どっちつかずで終わってしまった・・・。


前々から、

私のmixiが異常に盛り上がってない

と、指摘を受けます。「類は友を呼ぶ」で、錦ラーの皆さんは私同様、控えめな方が多いのでしょうが、これからはドンドン主張して下さい。


今更ながら、錦ラーの皆さんは既にお聞き及びかと思いますが、このたび

六代目 古今亭今輔

を、襲名させていただく事になりました。今まで勇気がなくて公言できませんでした。分不相応過ぎて、大変恐縮しております。今後も、ご支援くださる皆様のご厚情を肝に銘じて、創作に邁進してゆく所存でございます。落語を努力するのは当然のですが、性格的にも矯正しなくてはいけない点が沢山あります。錦ラーの皆さん、あまり急にハードルをあげない様、お願い致します。ここ数ヶ月で、新聞やネット上の記事で色々取り上げていただき、それらをそのつど貼るなりすれば、HP的に盛り上がるんでしょうが、手元にありません。すいません。不精で・・・。

と、いう事で、次回の「錦マニ」(2008年2月16日 14時開演 なかの芸小)は、最後の「錦マニ」になります。詳細は後ほど。


チョココロネXmasバージョン発見!!これは、俺のために作られた菓子だ!しかし、Xmas前に新作GOの会がない…残念!