釘遊び 遊び2 「釘」遊び

 私のHPからもリンクさせて頂いている” やまちゃんのthirties-BAR”(すみません。やまちゃん以外の呼び名を知りませんので)には、私のような昭和30年代生まれには懐かしいコーナーが沢山あります。 その中のひとつに、当時の子供たちの遊びを紹介するコーナーがあります。私が知っている遊びもありますし、知らない遊びもあります。また、私がした遊びで紹介されていないものもあります。今回はそういう紹介されていない遊びのことを書いてみたいと思います。

 最初は「釘(くぎ)」を使った遊びです。 たいてい2〜3人で遊びます.まず各自が家にある一番長い釘を一本ずつ持ち寄ります。 所謂、五寸釘というやつです。 遊び方は確か2種類あったと思います。
 最初のほうは、まず釘を地面に投げ付けて挿します。 ここからが開始です。 順番を決めて、自分の釘を地面から抜き取り、再び地面に投げつけて刺します。 この時に、相手の刺さっている釘に自分の釘が打ち当たるようにします。 地面に刺さっている相手の釘の頭や胴体に、自分の釘の先をぶつけるようにする訳です。で、上手く相手の釘にぶつけて、相手の刺さっている釘を倒して、なおかつ、自分の釘が地面に刺さればその人の勝になります。 それを順番に続けるのです。 遊びのやり方、イメージは想像できたでしょうか。
これって、意外と技術が入る遊びであると気がついていただけたでしょうか。 まず、釘を刺せなければ遊びそのものになりませんし、さらに相手の釘に自分の釘を打ち当てるのは大変です。ただ刺さった釘は今度は相手の目標になるのですから、それなりに考えて力加減を決めることが必要です。剣客商売に出てくる杉原秀並みのテクニックです(判る方には判っていただける表現です)。確かに、あまり小さい子はできなかったと思います。でも、この遊びで足に釘をさしたとかという話はありませんでした。釘のやり取りももちろんありません、何せ家から持ち出したものですから。

 さて、もうひとつの遊び方ですが、やはりこれにも五寸釘を使用しました。 これは基本的には二人で行う遊びです。まず、決められた範囲の中に自分の釘をさします。もちろんこれも投げつけて刺します。 それから交互に釘を投げてさすのですが、自分が二度目に投げつけた地面の穴と最初に刺さっていた穴とを直線で結びます。相手も同じ事をします。お互いに折れ線グラフのような線を描いていくわけです。遊びの勝まけは、自分の穴を結んだ直線が相手のひいた直線を切ったら(交差させてしまったら)、自分が負けになります。 判りますか、このイメージ。 釘を指すときに相手の釘の位置を考えて、相手の線を切らないように、自分の釘を打ち込みます。この時同時に、相手が次に刺すときに、自分の線を切らざるをえない場所を考えて刺します。結果的には、相手の釘の直前に自分の線がひかれるようにします。すると、相手は逆にそれを避けるために回り込んで逃げられるような位置に釘をさしますので、お互いの線は渦を巻くようにひかれ、さらにその渦は次第に小さくなっていきます。渦が小さくなっていくうちに、やがて狭くなった地面に釘が刺せなくなり相手の線を切っていしまいます。すると切ったほうが負けとなります。

 今、こうやって思い出してみますと、なかなか凝った遊びをしていたものだと、自分でも感心してしまいます。
(他にも思い出した遊びがありますので、次回書いてみます。)

1999.10.27