飯田線旅行・乗車編2 最終更新日:2005/09/01

魅力発見・飯田線


乗車編2

●飯田線のワンマン運転

 2001(平成13)年3月、これまで全列車に運転士・車掌が乗務していた飯田線に、新たに車掌が乗務しない「ワンマン運転」が天竜峡〜辰野間の一部列車に導入されました。 ここでは地元の人でもなかなか慣れない場合が多い「ワンマン列車」の乗り方について紹介します。

▼Q.「ワンマン列車」はどこが違うのですか?
▼Q.「ワンマン列車」に乗車する場所は決まっているのですか?
▼Q.「ワンマン列車」から下車する時も場所が決まっているわけですね?
▼Q.「ワンマン列車」はいつ、どこで走っているのですか?

▼Q.「ワンマン列車」はどこが違うのですか?

●バスの「ワンマンカー」のように、運転士だけが乗務している列車です。

 首都圏など大都市圏を走るふつうの電車には、先頭車両に運転士、後部車両に車掌が乗務しています。飯田線でもほとんどの列車には運転士と車掌が乗務し、列車の運転やドアの開閉を運転士が、乗車券の発行や回収などを車掌がという具合に業務を分担しています。
 しかしどうしても赤字になりがちなローカル線では、人件費削減のために少しでも乗務する人数を少なくしたいと考えるのは全国的な傾向で、運転をはじめ運賃収受などの業務を運転士1人で行なう「ワンマン運転」が各地に広がりつつあります。

 いわばバスによくある「ワンマンカー」の電車版なのですが、本来では2人分の業務を一人でこなすわけですから、少しでも業務を円滑に進めないとダイヤの乱れにまで影響しかねませんので、乗客側にもワンマン列車特有の乗車方法で乗車することになります。

 そこで通常の電車に乗車する際に比べて、主に以下の乗車法に違いがあります。

1.指定されたドアからの乗車
2.乗車時に整理券を受け取る
3.下車前に運賃を確認、必要に応じ両替を済ませる
4.下車時に運賃(または購入してあった乗車券)と整理券を運転士に手渡す
5.指定されたドアからの下車

 以上は駅や時間帯によって少々条件が変化する場合がありますので、追って説明します。

下島駅を発車するワンマン電車

▲下島駅を発車するワンマン電車
【2003/06/22撮影】

▼Q.「ワンマン列車」に乗車する場所は決まっているのですか?

●無人駅から乗車する場合は、1両目後ろのドアと決められています。

 飯田線のワンマン列車はすべて2両編成で、無人駅からワンマン列車に乗車する場合は、乗車口が進行方向1両目の後ろ側のドアと決められています。無人駅で乗車する場合は乗車券を持っていない場合がほとんどですから、乗車駅を証明する乗車券の代わりに「整理券」を取る必要があり、その整理券発行機が設置されている場所が1両目後ろのドアとなるわけです。駅員配置駅では、すべてのドアから乗車できます。

ワンマン車は1両目後方から乗車

○無人駅から乗車
(夜間無人駅での無人時間帯も含む)

1.ホームに書かれたワンマン乗車位置で待つ

2.乗車位置ドア脇の「ドア開閉ボタン」を押して乗車

3.乗車したら「整理券」を受け取る(乗車した駅の証明になります。定期券の場合も必要です)

○駅員配置駅から乗車

1.駅窓口で乗車券を購入

2.ホームで待つ(すべての扉が開閉可)

3.電車ドア脇の「ドア開閉ボタン」を押して乗車

駅ホームのワンマン列車乗車位置表示

▲駅ホームのワンマン列車乗車位置表示

扉脇のドアボタンと整理券発行機

▲扉脇のドアボタンと整理券発行機

ランプが点灯したらドア「開」ボタンを押してください

▲ドアに貼られている注意書き
「ランプが点灯したらドア「開」ボタンを押してください。ドアが開きます。」

▼Q.「ワンマン列車」から下車する時も場所が決まっているわけですね?

●無人駅で下車する場合は、1両目前のドアと決められています。

○無人駅で下車
(夜間無人駅での無人時間帯も含む)

※降車口は進行方向最前部のドアのみ、運転士が運賃または乗車券を回収

1.運転台後ろに掲げている「運賃表示器」で運賃を確認、必要に応じ両替を済ませる(運賃箱の左下一角が両替機となっているので、早めに両替えしておくと便利)

2.運賃と整理券を運転士に手渡す。乗車券をすでに持っている場合は、乗車券を手渡す。

3.最前部ドア脇の「ドア開閉ボタン」を押して下車

○駅員配置駅で下車
(夜間無人駅での駅員不在時間帯は無人駅と同様の扱い)

※すべてのドアからの降車が可能、駅で運賃精算または乗車券を回収

1.手近なドア脇の「ドア開閉ボタン」を押して下車

2.駅窓口で整理券を出し精算。乗車券をすでに持っている場合は、乗車券を手渡す。

運賃表示器

▲運転室背面にある運賃表示器

ワンマン運賃箱

▲ワンマン運賃箱。左下が両替機となっている。実際にはここに運賃を投入というよりは、運転士に直接渡す形となる。

▼Q.「ワンマン列車」はいつ、どこで走っているのですか?

●天竜峡〜辰野間で、早朝・昼間・夜間を中心とした一部の列車です。

 下表に飯田線のすべてのワンマン列車を掲載しました。ここではワンマン運転を行なわない車掌乗務列車は省略しています。表を見ておわかりの通り、すべての列車が起点から終点までワンマンであるとは限らず、途中駅からワンマン運転になる列車、途中駅でワンマン運転が終了する列車もあります。

 駅に設置されている時刻表ではワンマン列車には印がありますので、乗車前に確認することもできます。

■ワンマン運転列車一覧(2005/03/01補訂)
●主な駅のみ掲載しています。
●緑地でない区間はワンマン運転を行いません。
●時刻は原則として発車時刻ですが、青字は到着時刻です。

ワンマン列車時刻(2005/03/01改正時点)

下りワンマン列車

運行区間

ワンマン区間

豊橋

天竜峡

飯田

伊那大島

駒ヶ根

伊那市

伊那松島

辰野着

終着

快速駒ヶ根→岡谷

駒ヶ根→辰野

-

-

-

5:15

5:34

5:47

6:01

岡谷6:17

伊那大島→岡谷

伊那大島→辰野

-

-

7:38

8:23

8:43

8:57

9:11

岡谷9:28

天竜峡→飯田

天竜峡→飯田

-

9:17

9:43

-

-

-

-

天竜峡→岡谷

天竜峡→辰野

-

10:55

11:36

12:01

12:43

13:04

13:24

13:40

岡谷13:56

天竜峡→飯田

天竜峡→飯田

-

12:03

12:34

-

-

-

-

駒ヶ根→岡谷

駒ヶ根→辰野

-

-

-

14:03

14:25

14:40

14:54

岡谷15:11

豊橋→岡谷

天竜峡→辰野

14:43

18:45

19:15

19:47

20:30

20:58

21:13

21:27

岡谷21:43

天竜峡→飯田

天竜峡→飯田

-

19:09

19:38

-

-

-

-

豊橋→上諏訪

天竜峡→辰野

16:43

19:51

20:25

20:57

21:38

21:59

22:15

22:29

上諏訪22:55

天竜峡→辰野

天竜峡→辰野

-

20:45

21:22

21:47

22:29

22:49

23:03

23:17

-

天竜峡→伊那大島

天竜峡→伊那大島

-

22:23

22:50

23:14

-

-

-

-

上りワンマン列車

運行区間

ワンマン区間

発駅

辰野

伊那松島

伊那市

駒ヶ根

伊那大島

飯田

天竜峡着

豊橋着

駒ヶ根→豊橋

駒ヶ根→天竜峡

駒ヶ根→伊那大島間は休日運休

-

5:07

5:55

6:27

6:52

9:54

駒ヶ根→豊橋

駒ヶ根→天竜峡

-

-

5:45

6:38

7:10

7:37

10:54

辰野→天竜峡

辰野→伊那松島

-

6:21

6:41

6:58

7:24

8:11

8:45

9:08

-

上諏訪→天竜峡

辰野→伊那松島

上諏訪6:37

7:05

7:28

7:45

8:08

8:56

9:21

9:48

飯田→天竜峡

飯田→天竜峡

-

-

-

11:00

11:27

岡谷→天竜峡

辰野→天竜峡

岡谷10:35

11:00

11:30

11:46

12:10

12:58

13:43

14:08

岡谷→駒ヶ根

辰野→駒ヶ根

岡谷19:33

19:51

20:10

20:26

20:46

-

-

飯田→天竜峡

飯田→天竜峡

-

-

-

21:25

21:50

岡谷→駒ヶ根

辰野→駒ヶ根

岡谷22:24

22:45

23:03

23:19

23:39

-

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●次は 乗車編3・トロッコファミリー号に乗ろう です●

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