飯田線北部トロッコ列車2002 最終更新日:2002/11/20

魅力発見・飯田線

 飯田線北部のトロッコ列車は、1989(平成元)年からほぼ毎年のように運転されてきましたが、1997(平成9)年の「飯田線全通60周年キャンペーン」で運転されて以降、しばらくは運転されることもなく、ファンの間からは再度の運転が待望されていました。

 それが飯田線全通65周年を迎えた2002(平成14)年11月に、飯田〜伊那松島間で久々に運転されました。直接の運転理由は、飯田線沿線のファンを中心に組織されている鉄道愛好団体「JR東海ファンクラブ」による貸切運転要請が11月2日にあったことで、それに付随する形で翌3日には「JR東海ツアーズ」により募集された団体貸切列車として運行されました。両日とも満員の乗客で埋まり、車窓の風を浴びつつ伊那谷の秋を満喫しました。

主な停車駅と時刻

837→

908→

932→

1017→

1044→

1125着

飯田

伊那大島

七久保

駒ヶ根

伊那市

伊那松島

1640着

←1611

←1531

←1459

←1415

←1355

飯田駅で出発待ち

■飯田駅で出発待ち

 飯田駅で出発を待つトロッコ列車。今回は11月2日(土)が「JR東海ファンクラブ」の貸切日、11月3日(日)がJR東海ツアーズ募集による団体列車として運転された。

 列車編成は本来予定されていたED18形機関車が不調とのことで、2日間ともEF58形(茶色塗装の122号機)により牽引された。客車はスハフ12形(一般客車)とオハフ17形(トロッコ車)の計2両というミニ編成。

【撮影:2002/11/03:飯田駅】

トロッコ車窓より

■トロッコ車窓より

 外気のさわやかなトロッコ車両で伊那谷の秋を満喫する。赤く色づいた柿やリンゴ、車窓に広がるススキ、そしてうっすらと雪化粧するアルプスの山々と、その美しさは飽きることがない。車窓内外で手を振り合うのもトロッコ列車ならではの醍醐味。

【撮影:2002/11/03:伊那大島〜上片桐間】

飯島駅停車中のトロッコ列車

■飯島駅停車中のトロッコ列車

 飯島駅で列車交換のため長時間停車中のトロッコ列車。乗車時間の比較的長いトロッコ列車では、飲み物の補給ができる長時間停車はありがたい。

 現在飯島駅前では再開発工事が盛りで、旧来の商店街が消滅し、一時的に歯抜けの様相を見せている。完成後の賑わいに期待したい。

【撮影:2002/11/03:飯島駅】

中田切踏切にて

■中田切踏切にて

 久々に運転されたトロッコ列車とあって、沿線各地の撮影名所にはカメラを持った大勢のファンが詰めかけた。中にはトロッコ列車を自家用車で追いかけ、何度もシャッターを切る人も。

 ここ中田切踏切は。渡った先に道路のない不思議な踏切であるが、当日はトロッコ列車をカメラに収めるファンで賑わった。

【撮影:2002/11/03:田切〜伊那福岡間】

公開されたモハ1形

■公開されたモハ1形

 初日運転日の11月2日には、トロッコ列車到着に合わせて「伊那松島運輸区祭り」が開催されたが、「祭り」の開催されない3日のトロッコ乗客向けに、特別に運輸区構内が公開された。

 中でもクモハ12形やモハ1形といった旧型国電車両は車内まで公開され、説明員が付くなどサービス精神は旺盛であった。

【撮影:2002/11/03:伊那松島運輸区】

119系との並び

■119系との並び

 珍しく1番線に入線した上りトロッコを、2番線側の119系普通電車(234M)が追い越していく。

 また来年以降も北部でのトロッコ列車運転を期待したいものである。

【撮影:2002/11/03:伊那大島駅】


●次は 第40回伊那松島運輸区撮影会です●

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