飯田線各駅停車【辰野駅】 最終更新日:2005/07/01

魅力発見・飯田線

94.辰野
   たつの Tatsuno

○長野県 上伊那郡 辰野町 辰野
●1906(明治39)年6月11日開設
●豊橋起点:195.7 km
●標高:723 m

辰野駅写真

●日中駅員配置駅

●交換駅(四線)

●便所:構内

●駅売店・そば店:駅舎内

【のりかえ】
●JR東日本
中央本線(小野、塩尻方面)
 ※ほとんどの飯田線列車は岡谷または上諏訪・茅野方面へ直通
伊那バス:(辰野発着便は土休日運休
・伊那本線(松島・伊那市・伊那本社前方面)
辰野町営バス
・木曽沢方面

宮木▲

たつの

■駅の概要 〜ホタルの里・飯田線の終着駅〜

 飯田線の旅195.7 kmの終着駅が辰野です。とはいっても現在ではほとんどの列車が中央本線の岡谷や上諏訪方面へと直通するため、終着駅という印象は薄れ、事実上の途中駅となってしまいました。それでも辰野が飯田線の終点とされているのは、歴史的経緯によるものです。

 現在でこそ辰野駅は中央本線のメインルートからは外れてしまい、特急「あずさ」など優等列車も走らなくなってしまいましたが、1906(明治39)年に辰野駅が開業されて以来1983(昭和58)年に至るまで、諏訪方面から塩尻方面へと向かうすべての列車はこの辰野を経由していました。

 現在の飯田線が長野県最初の民営鉄道「伊那電車軌道」として建設された際には、この伊那谷への入口として至近な辰野が起点として選ばれました。以来辰野は中央本線から伊那谷への乗換地点として、伊那電気鉄道を経て国鉄飯田線になってからもその役割に変わりはありませんでした。

 しかし1983(昭和58)年7月4日、岡谷〜塩尻間を長大トンネルで短絡するいわゆる「塩嶺ルート」の開業により、距離・勾配・線路容量のいずれの条件でも新ルートに太刀打ちの出来ない辰野廻りルートからは急速に長距離列車が姿を消し、ローカル輸送主体となりました。とりわけ岡谷〜辰野間は中央本線でありながら運行系統的には事実上飯田線の延長となり、飯田線からのほとんどの列車が岡谷以遠まで乗り入れるようになりました。

 1987(昭和62)年4月1日に国鉄が分割民営化され、豊橋〜辰野間の飯田線がJR東海に、辰野旧線を含む中央本線がJR東日本へと移管された後でもこの乗入れは継続されており、両者の境界駅となるこの辰野で乗務員交代がされています。

 辰野では本線ルートから外れる見返りとして、1983(昭和58)年6月15日に鉄筋2階建ての駅ビルが新築されましたが、当時の駅ビルのテナントは撤退してしまいました。駅舎正面には当初JNRのマークが入れられていましたが、1987(昭和62)年4月の国鉄民営化により撤去されています。

 辰野町はホタルの名所として有名で、毎年6月にはホタル祭りで賑わいます。定期特急撤退後も一時期はホタル祭りの時期にだけ、新宿より臨時直通特急列車も運行されていたこともありました。

【駅写真撮影:2003/06/22】 

■駅の歴史

・1906(明治39)年6月11日、官設鉄道中央線岡谷〜塩尻間開通時に途中駅「辰野」として開設
・1909(明治42)年12月28日、伊那電車軌道辰野(後の西町)〜伊那松島間(8.5 km)開通
・1916(大正5)年11月21日、伊那電気鉄道旧辰野(西町)〜中央本線辰野間延伸開通、旧辰野駅は「西町」駅に改称
・1943(昭和18)年8月1日、飯田線国有化、「西町」駅廃止
・1983(昭和58)年6月15日、駅舎新築
・1987(昭和62)年4月1日、国鉄分割民営化、JR東海(飯田線)と東日本(中央本線)の境界駅となる

■駅施設概要

●準備中

 

●「西町」発・解消へ

 1909(明治42)年12月28日に伊那電車軌道が辰野〜伊那松島間(8.5 km)に最初の路線を開設した際は、辰野駅は官設鉄道の駅とは300mほど離れた西町に建設されました。当時は伊那谷方面への物資は辰野駅から運送馬車で運ばれていたため、鉄道の開通で荷物輸送を奪われることを恐れた運送会社が伊那電の辰野駅乗入れに強く反対したことから、辰野駅から距離のある場所でしか駅の設置が認められませんでした。

 最初に伊那電車軌道辰野駅として開設された西町から中央本線辰野駅までの延伸が実現し、乗換の便が計られたのは1916(大正5)年11月21日のことで、なおかつ中央本線との貨物の連帯輸送が開始されたのは1924(大正13)年2月21日になってからでした。旧辰野駅は「西町」と改称され存続したものの、1943(昭和18)年8月1日の飯田線国有化と同時に廃止されました。

■駅周辺概要

●辰野ほたる祭り

辰野町最大のイベントが毎年6月中旬に繰り広げられる「辰野ほたる祭り」です。駅より徒歩約10分ほどの松尾峡から童謡公園付近が会場となっており、19時30分を過ぎた頃から周囲が暗闇となりホタルの乱舞する姿を見る事が出来ます。
 なお「ほたる祭り」開催期間中、公園の入場にはホタル生育のための協力金として大人1人300円が必要となります。

■その他の情報

●準備中

▲辰野の駅前商店街
【2003/06/22撮影】

▲最上段へ


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▲出口

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