飯田線各駅停車【沢駅】 最終更新日:2005/07/26

魅力発見・飯田線

90.
   さわ Sawa

○長野県 上伊那郡 箕輪町 中箕輪
●1923(大正12)年3月16日開設
●豊橋起点:189.7 km
●標高:702 m

沢駅写真

●無人駅

●交換駅(相対式2面2線)

●便所:駅前

●駅売店:なし

伊那松島▲

さわ

▼羽場

■駅の概要 〜軌道線から付け替えられた駅〜

 1909(明治42)年12月28日に伊那電車軌道として最初に開通した辰野(のちの西町)〜伊那松島間の軌道状態は極めて悪く、カーブで頻繁に脱線したり勾配が登れず乗客に押してもらうなど、現在の鉄道線からは考えられないような路線でした。また軌道が飯田方面に延伸されると、輸送力増強や速度向上の必要性に迫られながらも軌道区間の存在がネックとなり、軌道として建設された辰野〜伊那町間の鉄道線への改修が必要とされてきました。

 特に軌道線の中でも最初に建設され、道路上の併用軌道区間が長く勾配や曲線の条件も厳しい辰野〜伊那松島間については、全面的に新線への付け替えが行なわれる事になり、1920(大正9)年11月に新線の建設が着工、1923(大正12)年3月に完成しました。

 沢駅の付近には伊那松島側から順に「追分(おいわけ)」「大出下(おいでした)」「沢上(さわうえ)」の駅がありましたが、段丘を登りつめる急勾配の区間であったため、新線は段丘下に沿って東側に進路をとり、沢下地区に「沢」駅が設けられました。旧線跡は長い歴史の内に殆ど面影もなくなってしまいましたが、追分付近には長いこと旧線の築堤の跡が一部残されていました。

 駅は1983(昭和58)年2月24日の飯田〜辰野間CTC導入で無人化されましたが、暫定的に日中のみ職員が派遣され乗車券を販売していた時期もありました。また踏切に挟まれた立地上、長年下りホーム延長が2両分(51m)と短く、ようやくCTC導入の頃に4両分に延伸されましたが、皮肉にも同年の改正で編成車両数の削減が行われ、4両編成の列車事体が少なくなりました。

 無人化後も残存していた新線付替時からの木造駅舎は1995(平成7)年末に解体され、翌96(平成8)年に現在の小柄な待合室に建て替えられています。

【駅写真撮影:1997/01/19】 

■駅の歴史

・1909(明治42)年12月28日、伊那電車軌道辰野(西町)〜伊那松島間開業
・1923(大正12)年3月16日、辰野〜伊那松島間鉄道線改修で新線上に「沢」駅として開設
・1983(昭和58)年2月24日、飯田〜辰野間CTC導入にともない駅無人化
・1996(平成8)年、駅待合室新築

■駅施設概要

 沢駅ホームは2面2線の相対式で、待合室に面した上り1番線と下り2番線ホームが豊橋方の構内踏切で結ばれています。

 1923(大正12)年の鉄道線付替時代より残存していた木造駅舎は解体され、現在ではコンクリート製の小柄な待合室に建て替えられています。2番ホーム側にあった木造待合室も同時期に簡易な上屋に建て替えられています。

▲沢駅旧駅舎(白塗装前)
【1983/09/04撮影】

▲旧駅舎を残しつつ沢駅新待合室建設中
【1996/01/14撮影】

▲旧駅舎が残る沢駅に119系が入線
【1996/01/14撮影】

■駅周辺概要

●準備中

 

▲沢付近に残っていた伊那電車軌道の築堤跡
【1988/07/24撮影】

■その他の情報

●準備中

 

▲伊那松島〜沢間を走る169系電車
【1993/01/17撮影】

▲最上段へ


●次は 羽場駅 です●

▲出口

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