飯田線各駅停車【伊那市駅】 最終更新日:2007/05/06

魅力発見・飯田線

84.伊那市
   いなし Inashi

○長野県 伊那市 伊那
●1913(大正2)年12月27日開設
●豊橋起点:178.0 km
●標高:640 m

伊那市駅写真

●駅員配置駅

●交換駅(相対式2面2線)

●便所:構内/駅前

●駅売店:待合内
●そば店:営業中止

【のりかえ】※伊那市バスターミナルは駅前より南側(下島方向)へ徒歩約2分
JRバス関東(駅前より)
・高遠線(高遠・伊那里・古屋敷方面)
中央高速バス(バスターミナルより)
・新宿・横浜・名古屋・大阪線
伊那バス(バスターミナルより)
・伊那本線(伊那中央病院・松島・辰野方面)
・市内循環線(イーナちゃんバス;ベルシャイン前・伊那市役所方面)ほか各路線

下島▲

いなし

▼伊那北

■駅の概要 〜伊那市の玄関口・高遠への結節点〜

 伊那市は文字通り伊那市の玄関口にあたる駅。ホームに降りると「伊那路へどうぞ・ふるさとの水車」と書かれた木製の水車がお出迎えです。市の中心駅とは思えないほど小規模な駅構内ですが、跨線橋の存在は飯田線内では飯田駅に次ぐ歴史を持ちます。開設時の駅名は「伊那町」でしたが、1954(昭和29)年の市制施行に伴い同年11月10日に「伊那市」に改称されています。構内には「伊那谷駅弁」による駅そば店がありましたが、2006(平成18)年秋に営業を中止しています。

 伊那の古くからの市街地は伊那市と伊那北の駅間に展開しており、この間を走る電車は地方都市のローカル私鉄のように、密集した家々の軒下をかすめて行きます。このわずか0.9 kmの駅間にさらに昔は「入舟(いりふね)」という駅が存在していました。国有化で廃止された後も1985(昭和60)年頃まで、国鉄バスの乗車券売り場として面影を残していました。

 現在伊那市では市内特有の中華麺「ローメン」の町として売り込みを進めており、駒ヶ根市の「ソースかつ丼」と共に旅行情報誌などで有名になっています。また2003(平成15)年11月には市の駅前市街地活性化事業として再開発ビル「いなっせ」が完成し、伊那市の新しい顔として活性化への期待が持たれています。

■伊那市駅窓口営業時間:5時15分〜23時20分
(うち窓口閉鎖時間:7時20分〜7時30分・9時30分〜9時50分・10時40分〜10時50分・11時50分〜12時00分・14時20分〜15時00分・18時40分〜18時50分/駅掲示より・2007/05/03確認)

■駅売店営業時間:7時00分〜18時35分

 【駅写真撮影:2005/08/27】

■駅の歴史

・1912(明治45)年5月11日、伊那電車軌道山寺(現在廃止、田畑〜伊那北間)〜伊那町間(軌道線)開通時に終着駅「伊那町」として開設
・1913(大正2)年12月27日、伊那町〜宮田間を軽便鉄道線として延伸(駅開設日は鉄道線として開通されたこの日による)
・1923(大正12)年12月1日、伊那松島〜伊那町間を軌道線から鉄道線として改修
・1954(昭和29)年11月10日、駅名を「伊那町」から「伊那市」に改称
・2006(平成18)年秋、駅弁/駅そば店営業中止

■駅施設概要

 ホームは駅舎に面した下り1番線と、上り2番線の相対式2面2線で、両者は辰野方の跨線橋で結ばれています。

 駅舎内には出札窓口と自動券売機(2台)、扉によって締め切ることのできる待合室が設置されており、待合内には売店が設置されており、また立ち食いそば店も設置(駅前・構内いずれからも利用可能)されています。便所は駅前・改札内1番ホーム上からのいずれからでも出入り可能な位置に設置されています。ほか1番ホーム上には「ふるさとの水車」と呼ばれる水車が設置され目を和ませます。

 2番線ホーム上には、木造(一部鉄骨造)の上屋があり、また上屋と一体化された扉付きの待合室があります。

▲ふるさとの水車
【1984/07/27撮影】

▲伊那市駅構内
【2004/12/11撮影】

■駅周辺概要

●伊那市駅前再開発ビル「いなっせ」

 市役所や周辺店舗の郊外移転により活気が低下しつつあった伊那市駅前に、賑わいを取り戻すことを目的として2003(平成15)年11月に誕生した、鉄骨鉄筋コンクリート造8階建ての駅前市街地再開発ビルです。

 「伊那」と「いなせ」、ドイツ語の「メッセ(Messe)」の3つの言葉を語源としてネーミングされており、1階には書店や服飾店のほか各種飲食店、かんてんパパの直営ショップが入店しています。4〜8階は市の生涯学習センターとして、ホールや会議室、学習室等が設置されています。また立体駐車場も245台分設置しています。

伊那市駅前再開発ビル「いなっせ」

▲伊那市駅前再開発ビル「いなっせ」
【2004/12/11撮影】

●ローメン

 伊那市の郷土食としておよそ半世紀も前から根付き、ここ数年のうちに広く知られるようになってきた名物料理が「ローメン」です。「炒肉麺(チャーローメン)」を語源としており、蒸した麺におもに羊(サホーク)の肉を使った麺料理で、店によりさまざまな違いがありますが、大きく分けて「スープ系」と「やきそば系」の2つに分類されます。

 上写真はローメン発祥の店として知られる「萬里」のスープ系(チャンポン風)のもので、うっすらとした基本の味付けに、ソースや酢を自分の好みで加えて食べるのが萬里流の食べ方です(650円〜)。下写真は地元の人に人気のお店「うしお」のやきそば系(ソース味)のもので、写真は並盛ですが大盛、超大盛、超々大盛とあり、超々でも650円という値段の安さが魅力です。

 伊那市内やその近郊には数多くの「ローメン」を出す店鋪があり、市を挙げて地域の名物として盛りたてています。店ごとにさまざまな個性のあるローメンを食べ歩くのも、伊那の楽しみの一つです。

○萬里(坂下区入舟町):駅より徒歩約6分
○うしお(荒井区通り町):伊那市駅前再開発ビル「いなっせ」に隣接、駅より徒歩約3分(日曜定休)

「萬里」のローメン

▲発祥の店「萬里」のローメン
【2004/12/11撮影】

 

「うしお」のローメン

▲人気店「うしお」のローメン(並盛)
【2005/06/27撮影】

●路地裏電車

 飯田線といえば、峡谷や山麓などの美しい自然の中を走るイメージがありますが、ここ伊那市〜伊那北間では密集した民家の軒下を抜けるような、まったく別の飯田線の姿を見ることができます。

 これも飯田線の風景のバリエーションの一つと言うことができ、とりわけトロッコ列車で通過する際には他の区間では味わえない「風景が迫ってくる」スリル感を体験することができます。

▲民家の軒先を走る119系電車(写真左の家は現在解体済)
【1989/08撮影】

伊那市内国道361号線踏切を通る119系電車

▲伊那市内国道361号線踏切を通る119系電車
【1999/05/04撮影】

民家の立ち並ぶ伊那市内を走る飯田線

▲民家の立ち並ぶ伊那市内を走る119系電車
【1994/10頃撮影】

■その他の情報

●準備中

 

▲最上段へ


●次は 伊那北駅 です●

▲出口

▼各駅停車目次

▲前の駅[下島]

▼伊那北