飯田線各駅停車【駒ヶ根駅】 最終更新日:2005/03/23

魅力発見・飯田線

78.駒ヶ根
   こまがね Komagane

○長野県 駒ヶ根市 東町
●1914(大正3)年10月31日開設
●豊橋起点:165.6 km
●標高:674 m

駒ヶ根駅写真

●日中駅員配置駅

●交換駅(2面3線)

●便所:駅舎内・改札内

●駅売店・そば店:待合内

【のりかえ】 ※高速バスターミナルは駅より徒歩約3分国道沿い
中央アルプス観光/伊那バス(駅前・バスターミナルより)
(菅の台・しらび平=ロープウェイ乗車駅方面)
伊那バス(駅前より)
・駒ヶ根市内循環バス「こまちゃんバス」
・こまちゃん地域振興バス、ほか各線
中央高速バス(バスターミナルより)
新宿・横浜・名古屋・大阪線

小町屋▲

こまがね

▼大田切

■駅の概要 〜中央アルプス木曽駒ヶ岳の玄関口〜

 中央アルプス木曽駒ヶ岳の玄関口にあたり、駅からは駒ヶ岳へのロープウェイ乗車駅であるしらび平や駒ヶ根高原へ向かうバスが発着しています。駅前も「山岳観光都市」として近代的な街並みに整備されており、タクシーも常駐しています。

 開設時の駅名は「赤穂(あかほ)」といい、 これは明治8年に赤須(あかず)村と上穂(うわぶ)村が合併した際の合成地名です。 駅構内に伊那電気鉄道の赤穂支社が置かれましたが、名目上の本社は東京京橋にあり、事実上の管理機能は赤穂が担っていました。[伊那電当時の建物]は1996(平成8)年3月まで使用されていましたが後に解体され、現在では跡地に住宅の建設が進められています。

 1954(昭和29)年7月1日に市制が施行され、公募により駒ヶ根市と命名されたのを受けて駅名の方も1959(昭和34)年10月1日、「駒ヶ根」に改称されました。1980(昭和55)年7月4日には観光駅という事で駅舎が新築されましたが、2・3番線側は元の木造の上屋のまま残されています。

 ここ駒ヶ根も、伊那谷の各都市に共通の「商店の駅前離れ」が深刻化しており、一時期は駅前のビルから揃ってテナントが撤退して「空きビル街」になってしまいましたが、自治体による市街地活性化策もあって、テナントの再誘致が行われています。また2002(平成14)年7月1日より駅業務の夜間無人化が実施され、営業時間が7時15分〜19時45分に限られてしまいました。また構内には「伊那谷駅弁」による駅そば・駅弁店および軽食店がありましたが、2006(平成18)年秋に営業を中止しています。

■駒ヶ根駅窓口営業時間:7時15分〜19時45分
うち窓口閉鎖時間:11時50分〜12時30分・12時50分〜13時20分・16時40分〜17時00分・18時15分〜18時35分(駅掲示より・2002/07/07確認)

 【駅写真撮影:2002/07/07】

■駅の歴史

・1914(大正3)年10月31日、伊那電気鉄道宮田〜赤穂間開通時に終着駅「赤穂」として開設
・1914(大正3)年12月26日、赤穂〜伊那福岡間延伸開通
・1959(昭和34)年10月1日、駅名を「赤穂」から「駒ヶ根」に改称
・1980(昭和55)年7月4日、現駅舎新築完成
・1982(昭和57)年11月、貨物取扱廃止
・1996(平成8)年3月、旧伊那電気鉄道赤穂支社の建築物、使用中止
・2002(平成14)年7月1日、駅業務夜間無人化
・2006(平成18)年秋、駅弁/駅そば店営業中止

■駅施設概要

 ホームは駅舎に面した下り1番線と、1面2線の島式(2〜3番線)を組み合わせた造りで、両者は豊橋方の構内踏切で結ばれています。2番線は上り列車に使われていますが、3番線は現在ではほとんど使われることはありません。その他構内に側線(電留線)があり、日中および夜間に電車が停泊している姿が見られます。

 駅舎は1980(昭和55)年7月4日に新築された鉄筋コンクリート造平屋のもので、飯田線の有人駅では比較的新しいものですが、現在では夜間無人化されてしまいました。待合室は一部ガラス扉で仕切られており、その中に伊那谷駅弁によるそば店が営業しています。出札に近い側の待合内には売店と観光案内所があります。

 トイレは下り1番ホーム上の構内踏切付近(改札内)および改札外にあります。また上り2番〜3番ホーム上には木造の上屋と待合室があります。この上屋に架けられた駅名標には、うっすらと旧駅名である「赤穂」の文字が浮かび上がっていることで知られていました。

 構内にあった伊那電鉄道時代に造られた旧赤穂支社の建物(鉄筋コンクリート3階建)は解体されましたが、当時に建設された変電所の建物は現在でも使われています。

駒ヶ根駅構内

▲駒ヶ根駅構内
【1996/03/02撮影】

▲「あかほ」の文字が薄く見えた駅名標
【1984/07撮影】

旧伊那電気鉄道赤穂支社ビル

▲旧伊那電気鉄道赤穂支社ビル(西面)
【1996/03/02撮影】

旧伊那電気鉄道赤穂支社ビル

▲旧伊那電気鉄道赤穂支社ビル(南面)
【1996/05/01撮影】

■駅周辺概要

●木曽駒ヶ岳観光

 これまでは一部の登山家のみがその登頂をなし得た中央アルプス連峰ですが、1967(昭和42)年に山麓の「しらび平」から「千畳敷」まで、標高差950mをわずか7分半で結ぶロープウェイが建設されてから、一般の観光客にも気軽に訪れる事のできる場所となりました。

 ロープウェイの乗車場である「しらび平」まではマイカーの乗り入れは環境保全上禁止されており、菅の台の駐車場からすべての利用者はバスへの乗車が必須となります。「しらび平駅」は標高1,661.5m、ここから標高2,611.5mの「千畳敷駅」まで登るこのロープウェイは我が国での最高所に設置されており、広義の鉄道での最高所の駅がこの「千畳敷駅」ということになります。

 千畳敷からはさらに千畳敷カールを巡る遊歩道や、宝剣岳や前岳、駒ヶ岳への登山道が伸びています。

・駒ヶ根駅〜しらび平間バス50分(通常時30分間隔、多客時増発)、
・しらび平〜千畳敷間ロープウェイ7.5分(通常時20分間隔、多客時増発)

●光前寺

 860(貞観2)年に創建された古い歴史を持つ寺で、その広い境内全体が名勝として国の文化財に指定されています。しだれ桜や光苔の見られる寺としても有名になってきており、春には夜間のしだれ桜のライトアップまでされるようになっています。

 ここ光前寺には、「早太郎」という信州と遠州を駆け抜けた霊犬の伝説が伝えられており、遠州見付でのヒヒ退治の後に光前寺まで帰り着いたと言われる「早太郎」の墓も境内に祀られています。

・駒ヶ根駅より伊那バスまたは中央アルプス観光バス・駒ヶ岳ロープウェイ線しらび平行「切石公園下」下車徒歩約5分

▲光前寺
【1987/08/14撮影】

●早太郎温泉こまくさの湯

 駒ヶ根高原の温泉は光前寺の霊犬「早太郎」の伝説にちなんで、早太郎温泉と呼ばれています。「こまくさの湯」は1996(平成8)年8月にオープンした温泉施設で、ガラス張りの大浴場や太田切川に面した露天風呂など広々とした施設を持ち、また食堂や休憩室も完備してゆったりとした時間が過ごせます。

・営業時間:10時00分〜21時00分(入場は20時00分迄)
・料金:大人(中学生以上)500円、小人(小学生)300円
・定休日:第2・第4水曜日(祭日の場合は翌日に振替)
・駒ヶ根駅より伊那バスまたは中央アルプス観光バス・駒ヶ岳ロープウェイ線しらび平行で13分「こまくさの湯前」(ビューホテル前)下車

詳細は[▼早太郎温泉こまくさの湯]のページをご覧願います。

早太郎温泉こまくさの湯

▲早太郎温泉こまくさの湯
【2004/05/04撮影】

■その他の情報

【当サイト内ページ】

■旧伊那電赤穂支社建物外観:[▼飯田線駅舎図鑑・旧伊那電赤穂支社

【リンクページ】

■駒ヶ根市の自然と案内:[▼駒ヶ根の青い空]【小原 茂幸さんのサイトです】 
■駒ヶ根付近の風景と飯田線写真:[▼Aciel's Homepage]【Acielさんのサイトです】

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