飯田線各駅停車【飯島駅】 最終更新日:2005/09/01

魅力発見・飯田線

74.飯島
   いいじま Iijima

○長野県 上伊那郡 飯島町 飯島
●1918(大正7)年2月11日開設
●豊橋起点:157.9 km
●標高:647 m

飯島駅写真

●日中業務委託駅

●交換駅(相対式2面2線)

●便所:駅前

●駅売店:なし

【のりかえ】
●中川村内巡回バス
:(平日のみ運転)
・巡回北回り線(チャオ・役場・中川村役場・北組方面)

伊那本郷▲

いいじま

▼田切

■駅の概要 〜飯島陣屋下車駅〜

 飯島は古くは江戸時代に幕府の陣屋が置かれ、また明治維新の時には廃藩置県で伊那県の県庁が置かれていた事がありました。伊那県は明治4年に筑摩県に編入された後に長野県となり、現在に至ります。この小さな町に県庁があったとは意外な話ではありますが、さらに意外な事にここ飯島町は、新宿や丸の内といった東京の首都部と同じ緯度の地域でもあり、実際の地形に対する我々のイメージとの違いに驚かされます。長野県にしては気候が温暖なのもこれで納得させられます。

 駅は1983(昭和58)年2月24日の飯田以北CTC化で業務委託化、夜間無人化されています。かつては駅前まで辰野駅発の路線バス(伊那バス伊那本線)が乗り入れていましたが、現在では辰野駅〜伊那本社前間に短縮されて飯島駅への乗り入れはなくなりました。現在では中川村の玄関口として、中川村営のバスが運行されています。

 飯島町では町の市街地活性化事業として、2000(平成12)年春に駅前から役場に至る商店街(広小路)の拡幅がなされたほか、駅前ロータリーが整備されるなど、町の玄関口としてイメージを一新しています。ただ近年まで残存していた木造の役場は老朽化が著しく、建て替えられました。

 飯島町では町の各所にコスモスが植えられ、秋には大きなコスモス畑のある農道付近を中心に、賑わいを見せています。

 飯島から田切にかけては、右手に月見の名所と言われる雄大な陣馬形山を見ながら電車は右カーブで切通しを進みますが、このあたりに国有化以前は伊那赤坂という駅が存在しました。駅間が近いという理由で1943(昭和18)年8月1日の国有化の際に廃止されました。

【駅写真撮影:2005/08/27】 

■駅の歴史

・1918(大正7)年2月11日、伊那電気鉄道伊那福岡終点〜飯島間開通時に終着駅「飯島」として開設
・1918(大正7)年7月23日、飯島〜七久保間延伸
・1983(昭和58)年2月24日、飯田〜辰野間CTC導入にともない駅業務委託化、発条転轍機設置

■駅施設概要

 ホームは2面2線の相対式で、駅舎に面した下り1番線と上り2番線が、辰野方の構内踏切で結ばれています。トイレは駅舎隣接の改札外にあります。

 上り2番線側には木造の扉付待合室が設置されています。

▲飯島駅舎(改築前)
【1982/07撮影】

▲飯島駅舎(灰色塗装時代)
【2002/11/03撮影】

▲飯島駅舎(再開発終了・駅名標再交換後)
【2005/08/27撮影】

■駅周辺概要

●駅前再開発事業

 飯島町では、町を南北に縦断する国道153号線およびそれと直行する飯島駅前から役場方面に至る商店街(広小路)を町の玄関口と位置付け、整備する事業を行い2003年に完成しました。

 駅前広場にロータリーが新設されたほか、これまでは旧役場前で突き当たりとなっていた商店街の道路を拡幅のうえ広域農道まで一直線で行けるようにするなど、町内の交通の便が飛躍的に高まりました。

 市街地再開発に先立って2001年に飯島町の新庁舎が現在地に移転新築され、1941(昭和16)年以来60年に渡って使われてきた木造の旧庁舎が解体されました。

再開発で解体の進む駅前店鋪

▲再開発で解体の進む駅前店鋪
【2002/11/03撮影】

解体された飯島町役場旧庁舎

▲解体された飯島町役場旧庁舎
【1997/06撮影】

再開発後の飯島駅前

▲再開発後の飯島駅前
【2003/10/04撮影】

●飯島陣屋
【飯島駅より徒歩約7分】

  今から300年以上も前となる江戸時代の1677(延宝5)年、当時の幕府が伊那谷の直轄領を治めるために、ここ飯島に陣屋を設置しました。その後190年間幕府の代官所として使用され、明治維新で廃止されましたが、その後に廃藩置県で一時的に誕生した「伊那県」の県庁としても使われていました。

 現存する「飯島陣屋」は歴史民族資料館として当時の姿を復元したものです。

 月曜および祝日の翌日は定休、営業時間9時00分〜17時00分(入場は16時30分迄)
入場料大人200円(大学生以上)、高校生以下100円

飯島陣屋

▲飯島陣屋
【2005/08/27撮影】

●コスモス畑

 飯島町では減反による農地の荒廃を食い止めるのと同時に町の観光資源とするため、コスモスを中心とした花栽培を積極的に進めています。毎年秋になると広域農道を中心に広大なコスモス畑が広がり、多数の観光客を集めています。

 1997(平成9)年より毎年10月中旬にコスモス祭りを開催しています。

飯島町のコスモス畑

▲飯島町のコスモス畑
【2001/10/18撮影】

■その他の情報

【当サイト内ページ】

■飯島駅舎外観:
▼飯田線駅舎図鑑・飯島駅舎

 

飯島〜田切間:そばの花を見ながら

▲飯島〜田切間:そばの花を見ながら
【1996/09/10撮影】

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●次は 田切駅 です●

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