飯田線各駅停車【七久保駅】 最終更新日:2005/03/23

魅力発見・飯田線

72.七久保
   ななくぼ Nanakubo

○長野県 上伊那郡 飯島町 七久保
●1918(大正7)年7月23日開設
●豊橋起点:152.3 km
●標高:695 m

七久保駅写真

●無人駅

●交換駅(2面3線)

●便所:構内

●駅売店:なし

【のりかえ】
●中川村内巡回バス
:(平日のみ運転)
・巡回東西線(田沢・チャオ・大草方面)

高遠原▲

ななくぼ

▼伊那本郷

■駅の概要 〜中央アルプスを望む駅〜

 雄大な中央アルプス(木曽山脈)がバックに望める駅として知られる七久保は標高695mで、標高442mの下平駅から、実に250m以上も登ってきた事になります。飯田線全体から見てもここ七久保は一つの地形的なサミットとなっており、これより北で七久保の標高を越える駅は、伊那松島を過ぎた先までありません。

 ホームが3番線まであるところから、かつて飯田線北部にも急行が走っていた頃には、1番から3番線まで使って上下列車の交換と急行列車の待避を同時に行なうといった光景が見られました。

 一般貨物の取り扱いは1972(昭和47)年10月に廃止され、後の1994(平成6)年3月1日に駅無人化、駅構内にあった日本石油伊那油槽所の専用貨物線も、1996(平成8)年3月に取扱いを廃止され、3番ホームに貨物列車がたたずむ七久保らしい光景も過去のものになりました。また残存していた油槽所も1999(平成11)年秋に解体され、石油タンクの並ぶ光景も見られなくなりました。

 中央アルプスを背景に迫力ある雪景色の写真が撮れることから、旧型国電の時代より鉄道ファンの来訪も多く、その人気は田切のオメガカーブと二分するほどです。雪山をバックにした美しい写真を撮るには冬の午前中がお勧めで、駅前に旅館もあるので無理なく朝からの撮影も可能です。

 2002年8月には県道(飯島飯田線)沿いに道の駅「花の里いいじま」がオープンし、地元の特産物販売や食堂の営業を行っています(毎週火曜日定休)。

【駅写真撮影:2001/10/18】 

■駅の歴史

・1918(大正7)年7月23日、伊那電気鉄道飯島〜七久保間開通時に終着駅「七久保」として開設
・1918(大正7)年12月14日、伊那電気鉄道七久保〜高遠原間延伸開通
・1972(昭和47)年10月、一般貨物取扱廃止
・1994(平成6)年3月1日、駅無人化
・1996(平成8)年3月、日本石油伊那油槽所専用貨物取扱廃止

■駅施設概要

 ホームは駅舎(現在無人駅のため待合室のみ使用)に面した下り1番線と、1面2線の島式(2〜3番線)を組み合わせた造りで、両者は豊橋方の構内踏切で結ばれています。2番線は上り列車に使われていますが、貨物列車や優等列車の走らなくなった現在では3番線はほとんど使われることはなくなりました。トイレは駅舎隣接の下り1番線上(改札内)にあり、上り2番ホーム上には簡単な上屋があります。

 かつては駅構内から日本石油伊那油槽所への専用貨物線が伸びていましたが、油槽所の貨物取扱廃止により線路も撤去されています。

▲解体される日本石油伊那油槽所
【1999/10/11撮影】

■駅周辺概要

●千人塚公園

 城ヶ池を中心とした県立公園で、七久保駅からは北西側にあたる小高い丘の上となります。

 春は桜の名所として、夏はキャンプやバーベキュー、冬はスケートなどのレジャー基地として古くから親しまれている場所で、標高が高いため夏でも涼しく、また桜の開花も4月下旬と遅いため、5月連休でお花見を楽しめる時すらあります。

 現在では公共交通がなく七久保駅からの徒歩(約40分)か飯島駅からのタクシー利用(約10分)となります。

 

千人塚城ヶ池

▲千人塚城ヶ池
【2001/10/18撮影】

■その他の情報

■関連項目
→[▼飯田線駅舎図鑑・七久保駅舎 

 

七久保駅構内に停車中の貨物列車

▲七久保駅構内に停車中の貨物列車
【1995/04/15撮影】

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●次は 伊那本郷駅 です●

▲出口

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