飯田線各駅停車【山吹駅】 最終更新日:2009/10/30

魅力発見・飯田線

67.山吹
   やまぶき Yamabuki

○長野県 下伊那郡 高森町 山吹
●1923(大正12)年1月15日開設
●豊橋起点:140.5 km
●標高:459 m

山吹駅写真
※現在写真の駅舎は現存しません。

●無人駅

●単線駅

●便所:構内

●駅売店:なし

下平▲

やまぶき

▼伊那大島

■駅の概要 〜ヤマブキの咲く駅〜

 「ヤマブキの咲く駅」として有名な駅で、春先にはホームの周囲に植えられたヤマブキで黄色に染まり、旅行者の目をなぐさめます。また5月初旬には駅東側1キロ程の所にある台城公園のツツジがきれいに咲き誇り、ツツジ祭りとして大変に賑わいます。駅舎や駅前の家並みも情緒あふれる造りで、土蔵や板塀などが歴史のある町を感じさせます。

 歴史があると言えば、駅のやや南側に建つ山吹変電所の建物もかなりの年期ものです。1923(大正12)年1月14日竣工といいますから、ちょうど伊那電気鉄道がこの山吹まで開業した当時に建てられたものです。さすがに改修の跡は隠せませんが、これと同一形態の変電所は駒ヶ根や伊那松島の駅構内にも見る事が出来ます。しかしこれらの中でも山吹のものが立地上、最も堂々として見えます。

 駅は交換駅として長らく駅員配置がありましたが、1983(昭和58)年2月24日の飯田以北CTC化の際に無人化され、同時に構内踏切も南側から北側へと移設されています。また2008(平成20)年には2面2線の相対式ホームから単線駅とされ、後に駅開設以来の木造駅舎も解体されました。

【駅写真撮影:2005/05/05】 

■駅の歴史

・1923(大正12)年1月15日、伊那電気鉄道伊那大島〜山吹間開通時に終着駅「山吹」として開設
・1923(大正12)年3月13日、伊那電気鉄道山吹〜市田間延伸開通
・1983(昭和58)年2月24日、飯田〜辰野間CTC導入にともない駅無人化

■駅施設概要

 ホームは2面2線の相対式から、旧駅舎のあった1番線のみを残し2番線側は廃止されました。駅開設時以来、豊橋方の構内踏切で両ホームが結ばれていましたが、CTC導入・駅無人化を契機に辰野方に移設されていました。

 便所は駅舎に隣接し改札内外いずれからも使用可能です。上り2番線側には木造の扉付待合室がありましたが、2番線の使用停止にともない解体されました。また駅のやや南側には山吹変電所があります。

ヤマブキの咲くヤマブキ駅構内

▲ヤマブキの咲く山吹駅構内
【1996/05/04撮影】

線路脇に建つ山吹変電所

▲線路脇に建つ山吹変電所
【1997/05/04撮影】

■駅周辺概要

●駅前の街並

 山吹駅の周囲は幹線道路からも外れ、古くからの街並が残る場所でした。駅前に土蔵や土壁の民家が残る風情のある場所でしたが、最近では解体が進み、徐々に「山吹らしさ」が失われているのが残念ではあります。

駅前に建っていた土蔵

▲駅前の酒屋の土蔵(現在手前の木造部分は解体)
【1984/07撮影】

駅前に建っていた民家

▲駅前に建っていた民家(現在解体)
【1984/07撮影】

●台城公園
【山吹駅より徒歩約20分】

 平安時代に大島家により築城され、戦国時代には武田信玄が駿河〜遠州方面への侵攻の拠点として1571年に改修した「大島城」の城跡を、松川町が1977(昭和52)年に公園として整備したもので、天竜川を見下ろす河岸段丘の先端に築かれた風光明媚な公園です。

 ツツジや桜など花の綺麗な公園としても知られており、ツツジの開花する毎年5月4日頃には「ツツジ祭り」が開かれ、大勢の人々で賑わいます。

ツツジ満開の台城公園

▲ツツジ満開の台城公園
【1999/05/02撮影】

■その他の情報

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■山吹駅舎外観:
▼飯田線駅舎図鑑・山吹駅舎

 

▲ホームのヤマブキと115系電車
【2005/05/05撮影】

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●次は 伊那大島駅 です●

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