飯田線各駅停車【市田駅】 最終更新日:2005/05/19

魅力発見・飯田線

65.市田
   いちだ Ichida

○長野県 下伊那郡 高森町 下市田
●1923(大正12)年3月13日開設
●豊橋起点:136.8 km
●標高:439 m

市田駅写真

●日中業務委託駅

●交換駅(相対式2面2線)

●便所:駅前

●売店:駅舎内

【のりかえ】
※2005/04/01の信南交通路線バス系統改編にともない、市田駅から豊丘村の堀越・佐原・福島方面への路線は廃止されました。

信南交通バス
・市田線(田村・市立病院経由飯田駅方面)
・上市田線(上市田・市立病院経由飯田駅方面)
・エアポートリムジン(中部国際空港方面)<予約制>

下市田▲

いちだ

▼下平

■駅の概要 〜高森町・豊丘村の玄関口〜

 高森町を代表する駅であるほか天竜川対岸の豊丘村への玄関口でもある市田駅。天竜川の舟運で栄えた町であり、飯田線の開通やダム建設で舟運が衰えた後も長らく観光舟下り(天竜舟下り)の起点として親しまれていました。

 1969(昭和44)年2月2日には観光駅という事で飯田線には珍しい鉄筋コンクリート平屋建ての駅舎に改築されましたが、1988(昭和63)年3月をもって市田港発の定期航路は廃止されました。天竜川の川底が上がり水量も低下したためといわれていますが、観光バスやマイカーによる観光客が主体となった現在では、むしろ飯田市内の弁天港の方が便利で効率良く利用できるといった背景も見逃せません。

 駅は1982(昭和57)年11月に貨物取扱廃止、1983(昭和58)年2月24日の北部CTC化の際に業務委託化されています。駅待合室内にはかつて売店(kiosk)がありましたが、後に閉店となり出札窓口前に駅務と兼業の小規模な売店が新設されています。1999(平成11)年4月1日には駅付近(徒歩約3分)にJA長野厚生連・下伊那厚生病院が誕生しましたが、これはもともとの1986(昭和61)年に開設された下伊那診療所が姿を一新したものです。

 なおここ市田駅前は信南交通による中部国際空港へのエアポートリムジン(予約制ジャンボタクシー)の始発停留所にもなっています。乗り場は旧貨物ホーム跡地で、駅舎からは下平寄りの踏切を越えた先となります。市田からは信南交通により豊丘村各方面(堀越・佐原・福島)への路線バスも長年運行されていましたが、こちらは2005(平成17年)3月31日限りで廃止されています。

 市田から下平にかけては天竜川に沿って開けた平地を走ります。電車も快調にとばしますが、この水田地帯も1961(昭和36)年6月の大水害「三六災害」の際には天竜川からの氾濫した土砂で一面埋もれてしまっており、線路を掘り出すことも出来ずに上から敷き直したといわれています。

【駅写真撮影:1999/05/02】 

■駅の歴史

・1923(大正12)年3月13日、伊那電気鉄道山吹〜市田間開通時に終着駅「市田」として開設
・1923(大正12)年3月18日、伊那電気鉄道市田〜元善光寺間延伸開通
・1969(昭和44)年2月2日、駅舎新築(鉄筋コンクリート平屋建)
・1982(昭和57)年11月、貨物取扱廃止
・1983(昭和58)年2月24日、飯田〜辰野間CTC導入にともない駅業務委託化

■駅施設概要

 ホームは2面2線の相対式で、駅舎に面した下り1番線と上り2番線が、豊橋方の構内踏切で結ばれています。トイレは駅舎隣接の改札外にあります。上り2番線側には鉄骨造コンクリートブロック積の扉付待合室があります。

 駅の辰野方および豊橋方双方に、現在では保線用車輌の使用する引込線があります。豊橋方には保線車輌を格納する車庫も設置されています。

▲市田駅構内(辰野方より豊橋方を見る)
【2003/10/05撮影】

■駅周辺概要

●明神橋

 市田駅のある高森町と天竜川を隔てた豊丘村とを結ぶ、県道市田停車場線に架かる橋です。1996(平成8)年に現在の橋に架け替えられましたが、それまではトラス橋の連なる古風な橋でした。

 毎年8月18日には、この橋を中心に灯篭流しおよび花火大会が開催され、飯田線でもこの行事に合わせ臨時電車を運行するほどの賑わいを見せます。

▲架け替え後の明神橋
【1999/05/02撮影】

■その他の情報

●準備中

 

▲最上段へ


●次は 下平駅 です●

▲出口

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▼順路[下平]