飯田線各駅停車【元善光寺駅】 最終更新日:2005/07/13

魅力発見・飯田線

63.元善光寺
   もとぜんこうじ Moto-zenkoji

○長野県 飯田市 座光寺
●1923(大正12)年3月18日開設
●豊橋起点:133.8 km
●標高:441 m

元善光寺駅写真

●日中業務委託駅

●交換駅(2面3線)

●便所:駅前

●駅売店:なし

伊那上郷▲

もとぜんこうじ

▼下市田

■駅の概要 〜元善光寺の最寄り駅〜

 駅名の由来となった元善光寺とは、現在の長野市の善光寺に祀られている阿弥陀如来像が一時期この場所に安置されていた事から呼ばれている、飯田市の観光名所の一つです。駅は当初「元善光寺」の名で開設されましたが、1943(昭和18)年8月1日の飯田線国有化の際に一度地域の地名である「座光寺(ざこうじ)」に改称され、1950(昭和25)年5月20日に「元善光寺」に戻っています。

 1989(平成元)年には駅付近に飯田工業高校の新校舎が建設され、翌年に全面移転されたことから、現在では参拝客よりもむしろ高校生が駅利用の主役といった感があります。

 かつては飯田線の全線を走っていた貨物列車は、1984(昭和59)年2月の改正で元善光寺〜辰野間に集約され、この駅が貨物列車の南限となっていましたが、1996(平成8)年9月を最後に全廃されました。廃止直前はここ元善光寺の構内にあった「座光寺協同専用線センター」と呼ばれるガス・セメント・石油の専用線が線内最大の貨物ターミナルであり、専用線センターの建設された1974(昭和49)年には、当時建設中だった国鉄中津川線(飯田〜中津川間)を含めての貨物ターミナルとする構想もありましたが、1979(昭和54)年の同線工事凍結で幻に終わりました。

 1998(平成10)年3月に業務委託化されています。

【駅写真撮影:2005/05/05】 

■駅の歴史

・1923(大正12)年3月18日、伊那電気鉄道市田〜元善光寺間開通時に終着駅「元善光寺」として開設
・1923(大正12)年8月3日、伊那電気鉄道元善光寺〜飯田間延伸開通
・1943(昭和18)年8月1日、国有化に際し「座光寺(ざこうじ)」駅に改称
・1950(昭和25)年5月20日、「元善光寺」駅に再改称
・1974(昭和49)年、構内に「座光寺協同専用線センター」開設
・1984(昭和59)年2月24日、豊橋〜元善光寺間貨物列車廃止
・1986(昭和61)年11月1日、駅夜間無人化
・1996(平成8)年9月30日、元善光寺〜辰野間貨物列車廃止(飯田線内全廃)
・1998(平成10)年3月、駅業務委託化

■駅施設概要

 ホームは駅舎に面した下り1番線と、1面2線の島式(上り2〜3番線)を組み合わせた造りで、両者は豊橋方の構内踏切で結ばれています。ただ3番線は現在では使用されていません。トイレは1番ホーム豊橋方にあり、改札内外いずれからも使用可能です。

 貨物専用線使用時には大万(ガス)、板国(コスモ石油)、東洋石油、チチブセメント、小野田セメント各社の引込線があり、タンク貨車やホッパ貨車の姿が常に構内で見られましたが、貨物取扱が廃止された現在ではほとんどの線路が撤去されています。

元善光寺駅構内

▲元善光寺駅構内
【2003/10/05撮影】

元善光寺駅舎

▲1984年の元善光寺駅舎
【1984/05撮影】

元善光寺駅舎

▲2002年の元善光寺駅舎
【2002/12/23撮影】

■駅周辺概要

●元善光寺
【元善光寺駅より徒歩約7分】

 長野市の善光寺を開いた本田善光の生誕地にあたり、もともと善光が難波の堀で見つけた如来像をこの地に持ち帰って祀ったのが元善光寺の起元となります。

 その後本尊の如来像は勅命により現在の長野市に移され、善光の名を取って「善光寺」と名付けられました。一方でこの地には木彫りの如来像が複製されて安置され、長野の善光寺に対し「元善光寺」と呼ばれるようになりました。

元善光寺

▲元善光寺
【2005/05/05撮影】

■その他の情報

【当サイト内ページ】

■元善光寺駅舎外観:[▼飯田線駅舎図鑑・元善光寺駅舎

 

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