飯田線各駅停車【伊那上郷駅】 最終更新日:2005/07/13

魅力発見・飯田線

62.伊那上郷
   いなかみさと Ina-kamisato

○長野県 飯田市 上郷黒田
●1923(大正12)年8月3日開設
●豊橋起点:131.1 km
●標高:500 m

伊那上郷駅写真

●無人駅

●単線駅

●便所:構内

●駅売店:なし

桜町▲

いなかみさと

▼元善光寺

■駅の概要 〜飯田高校・飯田女子高校下車駅〜

 上郷は鼎と同様、長いこと飯田市とは合併されずに「下伊那郡上郷町」として独立していましたが、1993(平成5)年7月1日になってようやく飯田市に編入されました。これによって飯田市は伊那谷の都市では初めて人口10万人を超える地域になりました。駅の利用者数も飯田線内では極めて多い方ですが、これは近くに飯田高校及び飯田女子高校が存在することも大きな理由です。

 駅開設時には、現在と違ってカーブの内側にホームが造られましたが、車両との隙間が広すぎて危険であるため外側に移設されました。かつては製材所の貨物側線や駅員配置もありましたが、1971(昭和46)年4月1日に業務委託が廃止されて無人化されています。

 伊那上郷〜元善光寺間にある「上郷トンネル」は飯田線では最北のもので、この先終点の辰野までトンネルはありません。トンネルを出た先は段丘上からの広大な車窓風景が展開し、なかなかの圧巻です。

【駅写真撮影:2002/11/03】 

■駅の歴史

・1923(大正12)年8月3日、伊那電気鉄道元善光寺〜飯田間開通時に途中駅「伊那上郷」駅として開設
・1971(昭和46)年4月1日、駅業務委託廃止、無人化
・1978(昭和53)年4月1日、貨物取扱廃止

■駅施設概要

 ホームは単線(下り列車より見て右方向)で大きくカーブしており、駅出入口は辰野方(階段およびスロープ)です。ホームに面して扉付の待合室を備えた上屋が設置されています。

  トイレはホーム豊橋方の階段を降りた下にあります(道路からの直接の出入りはできません)。

伊那上郷駅・辰野方を見る

▲伊那上郷駅・辰野方を見る
【2002/11/03撮影】

伊那上郷駅上屋裏側(道路面)

▲伊那上郷駅上屋裏側(道路面)
【2002/11/03撮影】

伊那上郷駅便所

▲伊那上郷駅便所
【2002/11/03撮影】

■駅周辺概要

●野底川橋梁

 桜町〜伊那上郷間にある野底川橋梁は、現在では古風なワーレントラス橋が架けられていますが、建設当初はここは橋梁ではなく、築堤にトンネル状の穴を開けて野底川を通していました。

 しかし1961(昭和36)年6月の三六災害時には野底川が氾濫し、飯田線の築堤を押し流してしまいました。そこで復旧にあたり野底川の築堤部分を大きく欠き取り、橋台を設けてトラス橋を架けました。

 昭和の架橋でありながら古典的に見えるのは、もともと1925(大正14)年に製造され、他線で使用されていたトラス鋼材を転用したものであるからだそうです。

飯田線野底川橋梁

▲飯田線野底川橋梁
【2005/06/27撮影】

●黒田人形舞台

 国の重要有形民族文化財にも指定されている人形舞台で、1840(天保11)年に建てられたという大変歴史のある建物です。亀甲梁と呼ばれるてこの原理を利用した梁を用いることにより、舞台正面を柱で支えることなく大空間を造ることに成功しています。

 黒田人形は今からおよそ300年前に正岳真海という僧侶が義太夫・三味線・人形などの遊芸を黒田の人々に教えたのが始まりと言われ、現在まで脈々と伝えられており、毎年4月に下黒田諏訪神社の春祭に御神楽として奉納上演されています。

黒田人形舞台

▲黒田人形舞台
【2005/05/05撮影】

■その他の情報

●準備中

 

▲最上段へ


●次は 元善光寺駅 です●

▲出口

▼各駅停車目次

▲前の駅[桜町]

▼順路[元善光寺]