飯田線各駅停車【伊那八幡駅】 最終更新日:2005/05/19

魅力発見・飯田線

56.伊那八幡
   いなやわた Ina-yawata

○長野県 飯田市 八幡町
●1926(大正15)年12月17日開設
●豊橋起点:123.6 km
●標高:414 m

伊那八幡駅写真

●無人駅

●交換駅(相対式2面2線)

●便所:駅前

●駅売店:なし

【のりかえ】
天竜舟下り弁天港:
駅前よりタクシーでおよそ5分
(徒歩でおよそ20〜30分)

毛賀▲

いなやわた

▼下山村

■駅の概要 〜鳩ヶ嶺八幡宮と天竜舟下り弁天港の下車駅〜

 装飾の施された凝ったデザインが特徴的なモルタル塗り駅舎を持つ駅で、駅名の由来となった鳩ヶ嶺八幡宮は駅より徒歩5分ほどの場所で、門前には古くからの民家が点在しています。また一般には天竜舟下りの弁天港への下車駅として知られていますが、弁天港までは徒歩では距離があり過ぎ、駅前からのタクシー利用が一般的と言えます。ただ最近になって飯田駅発着で弁天を経由する路線バスも日に数本新設されています(ただし休日運休、弁天停留所から弁天港まで徒歩約8分)。

 国道151号線沿いに駅前商店街が形成されていることもあって、 駅の利用客は比較的多く、また飯田女子短期大学の最寄り駅にもなっています。しかしこれまで飯田の市街を経由していた国道153号線を大きく迂回させ、中央高速道の飯田インターへと直結させる「アップルロード」 と呼ばれるバイパスが付近に建設された事から、商業施設の分布も大きく変わり、八幡の中心街もどのように変化するのか注目されます。

 かつては急行の停車駅でしたが、1975(昭和50)年7月に貨物扱い廃止、1984(昭和59)年2月に業務委託化、1992(平成4)年2月に夜間無人化、そして1994(平成6)年3月で無人化と寂しくなる一方で、名物だったホームのひょうたんも1985(昭和60)年頃に無くなりました。駅舎の正面に「伊那八幡駅」と特徴のある文字で描かれていた駅名標も現在では外され、JR東海標準タイプのものに変更されています。

【駅写真撮影:2005/05/05】 

■駅の歴史

・1926(大正15)年12月17日、伊那電気鉄道飯田〜伊那八幡間開通時に、終着駅「伊那八幡」として開設
・1927(昭和2)年2月5日、伊那電気鉄道伊那八幡〜毛賀間開通
・1975(昭和50)年7月1日、貨物取扱廃止
・1984(昭和59)年2月24日、豊橋〜飯田間CTC導入にともない駅業務委託化
・1992(平成4)年2月1日、夜間無人化
・1994(平成6)年3月、駅無人化

■駅施設概要

 ホームは2面2線の相対式で、下り方の1番線(下り列車より見て左方向)には木造モルタル塗りの駅舎、その反対側の2番線ホーム上には、木造の比較的大きい扉付き待合室が1棟あります。両者は豊橋方の構内踏切で結ばれています。

木造駅舎は現在では無人化され、駅員の配置はありません。駅舎の北側(辰野方)に保線車両用の引込線(なぜか架線まで張ってある)があるほか、駅敷地北側には変電所が設けられています。

伊那八幡変電所

▲伊那八幡変電所
【1997/08/20撮影】

1984年時点の伊那八幡駅舎

▲1984年時点の伊那八幡駅舎
【1984/07/29撮影】

▲駅名看板交換前の伊那八幡駅舎
【2000/03/19撮影】

■駅周辺概要

●鳩ヶ嶺(はとがみね)八幡宮
【伊那八幡駅より徒歩約5分】

 鳩ヶ嶺八幡宮の創建は鎌倉時代の初期と考えられ、その後当地方を統治した歴代豪族の崇拝を受けた神社です。本殿は江戸時代の前期明歴2年(1658)に飯田藩主脇坂安村により建造されたものです。本殿は三間車流造で、極彩色がなされ、屋根は銅板葺であり、全体の面積は29.6平方メートル、軒の高さ4メートルの社です。本社の境内は、杉・桧の古樹が茂り、各所に江戸時代以来の文化財が点在しています。

(以上境内の案内板より。平成7年2月文化庁・長野県教育委員会)

鳩が嶺八幡宮

▲鳩ヶ嶺八幡宮正面
【1996/05/02撮影】

●天竜舟下り・弁天港
【伊那八幡駅よりタクシー約5分】

 天竜川の観光川下り船の一つである「天竜舟下り」が弁天港を起点として運航されています。本来は天竜峡までの航路ですが、天竜峡港下船場付近での崖崩れの影響で時又港〜天竜峡港間が長期運航休止となっており、当面は飯田市内弁天港から時又港までの運航となっています。

 この「天竜舟下り」は、穏やかな水面をのんびりと下る「天竜ライン下り」とは対照的に、スリルあふれるスピード感が売り物とされています。途中に「鵞流峡」と呼ばれる急流があり、跳ね上がる波しぶきを乗船客がビニールを持ち上げてよけるシーンはこちらの舟下りならではのものです。

■天竜舟下り(天竜峡不通時暫定ダイヤ)

■3/20〜11/30ダイヤ

■12/1〜3/19ダイヤ

弁天港→時又港

弁天港→時又港

9:20→ 9:55

10:00→10:35

10:00→10:35

11:00→11:35

11:00→11:35

12:00→12:35

12:00→12:35

13:00→13:35

13:00→13:35

14:00→14:35

14:00→14:35

15:00→15:35

15:00→15:35

16:00→16:35

印は3/20〜10/30運航

12/1〜2月末迄こたつ舟
印は乗客予約数10人以上の便のみ運航

※乗船は原則として予約制です。
※乗船時間の20分前までに乗船手続きが必要です。
※20名以上の団体で予約の場合、臨時便を運行する場合もあります。
※上記時刻は2005年4月現在のものです。最新情報は[▼天竜舟下り]のページでご確認願います。

※「天竜ライン下り」については[▼天竜峡駅]の項参照

▲弁天港乗船場
【2005/05/05撮影】

▲天竜下り船
【2005/05/05撮影】

▲急流「鵞流峡」を行く
【2005/05/05撮影】

■その他の情報

【当サイト内ページ】

■伊那八幡駅舎外観:
▼飯田線駅舎図鑑・伊那八幡駅舎

【リンクページ】

■弁天港〜時又港(〜天竜峡温泉港)の
▼天竜舟下り
【天竜舟下り株式会社管理のHPです】

伊那八幡のひょうたん

▲伊那八幡駅のひょうたん
【1983/09/05撮影】

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●次は 下山村駅 です●

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