飯田線各駅停車【金野駅】 最終更新日:2005/03/04

魅力発見・飯田線

49.金野
   きんの Kinno

○長野県 飯田市 千栄
●1932(昭和7)年10月30日開設
●豊橋起点:113.6 km
●標高:384 m

金野駅写真

●無人駅

●単線駅

●便所:なし

●駅売店:なし

【駅利用上の注意】

◆当駅は朝夕の一部普通列車は停車しません。時刻表でご確認ください。

唐笠▲

きんの

▼千代

■駅の概要 〜米川河口の駅〜

 唐笠から乗った「天竜ライン下り」の下船客がまず見てたまげるのがこの駅。米川の河口付近に設けられたこの駅の周囲には、民家が一軒もありません。豊橋方面から飯田線で旅し続けてきた人にとっては特に珍しい駅でもありませんが、東京や名古屋あたりの大都市から観光バス等で天竜峡に乗り付けたような人々にとって、この金野は飯田線で最初に出会う「何もない無人駅」なのでしょう。

 駅は飯田市内ですが、駅前を流れる米川対岸は泰阜村で、駅から金野集落を経て県道1号線に至る道路が延々と続いています。かつては県道として駅の反対側(千代寄り)にも道が続いていましたが、現在は廃道となって、鉄橋の跡が残る以外には草が生い茂るばかりで通行できません。したがって飯田市内にありながら、飯田市内の場所には直接アクセスできないと言う皮肉な駅になってしまっています。

 金野駅付近は旧型国電の走っていた頃には、天竜川や米川に沿って走る電車がさまざまなアングルで写真が撮れるということで、ファンの間で知られていました。

【駅写真撮影:2001/07/28】

■駅の歴史

・1932(昭和7)年10月30日、三信鉄道天竜峡〜門島間開通時に「金野」駅として開設

■駅施設概要

 ホームは単線(下り列車より見て左方向)で、駅出口は豊橋方です。ホーム上には木造の開放式待合室が1棟あります。

 駅前には簡素な自転車置き場があるのみで、民家などの建物は駅対岸の道路を10分ほど上った先までありません。

▲金野駅入口から見た様子
【2004/07/31撮影】

■駅周辺概要

●金野駅からの散策

 金野駅前から県道1号線方面へと歩いてみましょう。自転車置場の設置してあるささやかな広場を進むと、米川橋で対岸へ出ます。ここから先は金野の集落を経て県道1号線に至るまで、泰阜村内です。

 鋪装はされているものの車1台がようやく走れる程度の坂道が、細々と曲がりくねりながら続きます。米川沿いから天竜川沿いにと北から南へ方向が変わる際に、木の成長具合にもよりますが天竜川を見渡すことができる時もあります。

 駅からおよそ10分あまりで、最も駅に近い集落である「よけ」の民家が見えてきます。さらにしばらく歩くと道路右側に鶏舎と「金野卵販売します」と書かれた看板が立てられているのが見えます。

 この養鶏場は「土の郷」と称し、ここでは有用微生物を使用し、農薬や化学肥料、抗生物質を使用しない自然農法で卵を生産しています。鶏も棚ではなく床を自由に動き回れる「平飼い」の鶏舎で飼われています。この「金野卵」(きんのたまご)はインターネット上(「土の郷」のページ)でも販売しています。

 さらに上ると、やがて半鐘を釣り下げた小屋があります。かつてはここに丸太を組んだ立派なやぐらが立っていたのですが、傾きも大きくなりやがて無くなってしまいました。

 ひたすら登り勾配が続いた末に、右側に天竜川と唐笠駅前に架かる「長瀞橋」が遠望できるスポットが現れます。周囲の木に邪魔されがちであるため、注意してみないと気が付かないかもしれません。

 さらに歩くと駅から続いてきた山林を脱し、ようやく畑が目の前に現れて金野の集落に到達です。ここまで個人差や歩くペースにもよりますが、25〜40分くらいというところでしょうか。

 電車の待ち時刻のおよそ半分のところで引き返しましょう。ちなみに隣駅の唐笠または千代まで歩く際は、集落の先県道1号線までは同一コースで、そこから双方の方角へ分岐します。

 時間は、いずれの駅に向かう際も金野駅から2時間強はかかりますので、乗り遅れや道の迷いも考慮に入れて、たっぷりと余裕時分を見て下さい。また1/25000地形図(山田河内・時又)は必携です。

金野駅の裏山

▲金野駅の裏山
【2004/07/31撮影】

金野卵

▲▼金野卵養鶏場「土の郷」
【2004/07/31撮影】

土の郷鶏舎

 

金野駅からの道

▲金野駅から県道1号線へと続く村道
【2004/07/31撮影】

■その他の情報

準備中

▲金野駅の駅名標
【1991/05撮影】

▲最上段へ


●次は 千代駅 です●

▲出口

▼各駅停車目次

▲前の駅[唐笠]

▼順路[千代]