飯田線各駅停車【湯谷温泉駅】 最終更新日:2005/10/01

魅力発見・飯田線

21.湯谷温泉
   ゆやおんせん Yuya-onsen

○愛知県 新城市 豊岡
●1923(大正12)年2月1日開設
●豊橋起点:38.0 km
●標高:103 m

飯田線湯谷温泉駅写真

●日中業務委託駅

●単線駅

●便所:駅前

●駅売店:待合室内

【のりかえ】
●豊橋鉄道バス:
※乗り場は駅前より徒歩約5分、大野側に踏切を越えて鳳来寺山パークウェイ料金所付近
・鳳来寺山頂方面
(ただし定期便は4〜5月・10〜11月の土休日の朝1本9:30発のみ)

三河大野▲

ゆやおんせん

▼三河槙原

■駅の概要 〜湯谷温泉の玄関口〜

 文字通り湯谷温泉郷の玄関口で、開設以来の駅名は「湯谷」でしたが、JR化後の1991(平成3)年12月14日に「湯谷温泉」と改称しています。このように駅名に「温泉」を付けるのは全国的な流行であり、同じJR東海でも湯谷温泉改称と同一日に身延線の「下部」が「下部温泉」に改称されています。

 駅舎が大きな木造二階建てなのは三河大野と同様、鳳来寺鉄道直営の旅館が併設されていた為で、もちろん国有化時には営業を取りやめています。その後国鉄職員の寮として使用されていた時期もありましたが、老朽化が著しく、現在では1階の待合・出札部分以外は使用されていません。

 国鉄時代の1985(昭和60)年4月1日に一旦無人化されましたが、地元の要請により1994(平成6)年3月1日に日中の業務委託ながら駅員配置が復活したのは、飯田線にしては快挙ですらあります。

 湯谷温泉郷は、宇連川を中心としたささやかな旅館街ですが、1200年という歴史を誇ります。これまでは温泉宿泊地としてのイメージしかありませんでしたが、近年では町営の温泉施設「鳳来ゆ〜ゆ〜ありいな」が開設されるなど、日帰りでも楽しめる観光スポットとして広く知れ渡るようになり、ますます活況を呈しております。ただ場所柄日帰り客の多くは自動車利用が多く、ぜひ鉄道側でも休日日中の延長運転などで利便性を高めてもらいたいものです。

 2005(平成17)年10月1日より愛知県 南設楽郡 鳳来町 は南設楽郡作手村とともに、合併により愛知県新城市となりました。それにともない駅所在地も愛知県 南設楽郡 鳳来町 豊岡から愛知県 新城市 豊岡に変更されています。

【駅写真撮影:2002/09/08】 

■駅の歴史

・1923(大正12)年2月1日、鳳来寺鉄道長篠(現大海)〜三河川合間開通時に「湯谷」駅として開設
・1943(昭和18)年、鳳来寺鉄道国有化にともない旅館営業廃止
・1984(昭和59)年2月24日、豊橋〜飯田間CTC導入時に駅業務委託化
1985(昭和60)年4月1日、駅無人化
・1991(平成3)年12月14日、「湯谷」→「湯谷温泉」と改称
・1994(平成6)年3月1日、業務委託駅として駅員配置が復活

湯谷温泉駅旧写真

▲昭和時代の駅舎(車寄せ付)
【1983/09/05撮影】

■駅施設概要

 ホームは単線(下り列車より見て右方向)で、駅舎へはスロープを下っていく形となります。業務委託駅ですが、乗車券の回収は車掌が行います。ホーム上には駅舎とは別に開放式の待合室がありますが、特急停車駅でありながら単線ホームというのは飯田線でも珍しい存在です。

 駅舎は鳳来寺鉄道として開業した当時には旅館として使用されていた、木造2階建ての大きな建物ですが、現在では2階は使用されておらず、1階のみが待合室・出札口・売店として使用されています。売店は土産物を中心とした商品構成となっている点が、観光地の駅を思わせます。

 駅便所は駅舎の外にありますが、観光地を意識した比較的広く綺麗な建物です。

ホーム側から見た湯谷温泉駅舎

▲ホーム側から見た湯谷温泉駅舎
【2002/09/08撮影】

湯谷温泉駅便所

▲湯谷温泉駅便所
【2002/09/08撮影】

湯谷温泉駅に入線する119系電車

▲湯谷温泉駅に入線する119系電車
【2002/09/08撮影】

■駅周辺概要

●湯谷温泉郷

 駅周辺の宇連川(板敷川)を中心とした温泉郷で、1,300年の歴史を持つと言われる古くからの温泉郷です。

 歓楽街とは無縁の鄙びた温泉旅館街が駅を中心に広がっており、文字どおりの「静養の地」としての落ち着いた雰囲気が漂っています。

湯谷温泉郷

▲湯谷温泉郷
【2005/06/26撮影】
 

●鳳来ゆ〜ゆ〜ありいな
【湯谷温泉駅より徒歩約8分】

 鳳来町営の温泉・スポーツ施設です。温泉入浴施設とスポーツ施設(トレーニング室、温水プール含む)の併設となっており、それぞれが別料金になっています。温泉施設には屋内の大浴場のほか露天風呂も備えています。また館内にはレストハウスもあります。

●休業日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
●営業時間:10時00分〜21時00分
●利用料金:大人600円、小人300円、幼児150円(浴室のみ利用の場合)
 →スポーツ施設利用は大人500円、小人250円、幼児100円、両者利用の場合は料金合算。
※タオルは別途販売、バスタオルはレンタル(有料)があります。

鳳来ゆ〜ゆ〜ありいな

▲鳳来ゆ〜ゆ〜ありいな
【2002/09/08撮影】

●板敷の湯
【湯谷温泉駅より徒歩約3分】

 御食事処「一休」に併設された温泉浴場が「板敷の湯」です。鳳来寺を開山した利修仙人が発見したとされる源泉「鳳液泉」を使用した施設で、板敷川を望むこじんまりとした浴槽です。湯谷温泉駅より徒歩約3分(駅前通りを三河槙原方向へ・道路右側)

【板敷の湯のサイト】→[▼御食事処一休・板敷の湯

●休業日:第1・第2木曜日
●営業時間:11時00分〜22時00分
●利用料金:大人500円、小人300円。貸切露天風呂(土日祝日のみ)は別途料金

御食事処一休・板敷の湯

▲板敷の湯
【2002/09/08撮影】

●ゆかわ
【湯谷温泉駅より徒歩約2分】

 食事処に併設された露天風呂で、食事客は無料で入浴ができるほか、入浴のみの利用も可能です。板敷川を目の前に望む開放感あふれる温泉です。湯谷温泉駅より三河大野方向へ徒歩約2分。湯舟は混浴1+女性専用1です。

●休業日:第2・第4木曜日
●営業時間:10時30分〜19時00分
●利用料金:食事客は無料、入浴のみ大人800円、小人500円。

ゆかわ

▲ゆかわ
【2005/06/26撮影】

●ささやきの小径
【入口まで湯谷温泉駅より徒歩約4分】

 板敷川を間近に眺めながら散策のできる遊歩道です。もともと水路であったところを歩道化したところですが、断崖をくぐり抜けるなどの冒険気分が味わえます。

 残念ながら歩道の整備状態があまり良くないため歩き切ることは困難で、途中で引き返すのが無難です。それでも往復でおよそ10分は楽しめます。

 湯谷温泉駅より三河大野方向へ歩き、踏切手前の坂道を下降。宇連川に架かる吊橋の対岸左側が遊歩道入口です。

ささやきの小径

▲ささやきの小径
【2005/06/26撮影】

■その他の情報

【当サイト内ページ】

■湯谷温泉駅舎外観:
▼飯田線駅舎図鑑・湯谷温泉駅舎

宇連川(板敷川)に架かる吊橋

▲宇連川(板敷川)に架かる吊橋
【2005/06/26撮影】

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●次は 三河槙原駅 です●

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