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Webコンテンツ作成 堀部克之(TOSS中高東京サークル)
『日本教育技術方法体系 第15巻 中学学級指導大事典 U数学』をWebコンテンツにしました。
2進法の学習方法としては、(1)10進法との比較など、記数法の原理から学習する方法、(2)電球の点滅など教具を使う方法、(3)タイミングチャートなど視覚に訴える方法があるが、試しにやってみたところ、生徒が一番のってきたのは、指で数えていく方法であった。
説明1 ちょっとこの写真を見てください(タイムライフ『数の世界』より)ニューギニアの未開人はこのようにして数を数えます。ではみんなでやってみましょう。先生のあとについて・・・まず「1」・・・(略)・・・「20」と、これでみんなも立派なニューギニア人です。
手やからだの一部を使って、数をあらわす。笑いが聞こえるが、目は真剣だ。
発問1 今度は指だけ使って数を数えて見ましょう。両手でいくつまで数えられるでしょうか。近くの人と30秒間話してみてください。
予想を言わせた上で、
指示 まず片手だけで考えてみましょう。右手を顔の前に出して。まずはジャンケンのグー、これを0とします。次に親指を立てて「1」。「2」は繰り上がって人差し指を立て親指をねかせます。・・・(以下略)
●写真挿入
発問2 では「3」はどうなるでしょうか。近くの人と2分間話し合ってください。
説明2 「3」は2に1足せばよいので、人さし指と親指を立てた状態になります。
●写真挿入では、片手でいくつまで数えられるかやってみてください。
子どもは指が思うように動かないと大きな声を出しながら数える。この方法だと片手で25=32種類(0〜31)、両手で210=1024種類(0〜1023)まで数えられる。
次に、指を立てることが「1」、握ることを「0」として、2進法の書き方の授業にはいっていく。