中学２年　向山型数学ノートスキル

２学期の２日目。『ノートスキル』を実施した。真剣に取り組み、教室がシーンとなった。中学２年、女子16人のクラスでの実践記録である。（TOSS中学推薦）

向山型数学教え方教室ｐ．95「16．中学版ノートスキル（３）２年　式と計算」を人数分コピー。

説明1　勉強ができる人はノートがきれいです｡これからノートをきれいに書くお勉強をします。

趣意説明。

指示１　鉛筆、赤鉛筆、定規を出します｡

プリント配布。

指示２　名前を書きます｡

「書けました｡」「はやい｡」

指示３　１行目の日付｡「４だけ」書きます｡線が見えなくなるようにていねいになぞりなさい。

「はみ出している人はやり直しです｡」板書で例示。

指示４　お隣りさんと確認します｡ていねいにきれいにかけていたら「合格！」、そうでなければ「やり直し」と言います。

確認｡

指示５　続きのスラッシュ（／）、日にちの10、頁数を書きます｡

板書で例示。

指示６　頁は、定規を使って赤鉛筆で囲みます｡まず、下の線に定規を合わせます。定規の真ん中を左手でしっかり押さえます｡それから線を引くのです｡

板書で例示。

指示７　続きを書きます｡例５まで書けた人は見せにきなさい｡

ていねいになぞり書きをしている。早い生徒でも３分かかった。
評価
A　　きれい
B　　汚い

指示８　最後の例６まで書けた人も見せにきます｡

教室がしーんとなる｡全員がていねいにノートスキルに集中している｡一番はやい生徒でも、７分かかった。
評価
AA　すごいきれい
A　　きれい

指示９　合格をもらった人は、見直しチェックをします｡

時間調整｡

指示10　見直しチェックをした人は、問題に赤丸をつけます｡

「10円玉のような閉じた丸が美しいのです｡」
板書で例示。

指示11　スキルが見えるように持ってごらん｡

「すごいきれいに書けています｡」「周りの人同士で見せ合ってごらん｡」

指示12　手本となるので、数学のノートに貼っておきます｡

≪参考文献≫
2003年４月号　NO．044　向山型算数教え方教室　p．８，９　木村重夫氏「向山型ノート指導のユースウェア」
2003年７月号増刊　NO．048　向山型数学教え方教室　p．95　中野宗利氏「16．中学版ノートスキル（３）２年　式の計算」

≪先行実践≫
高橋薫氏　「向山型数学ノートスキル－ダウンロードのページ－」　http://www.ab.aeonnet.ne.jp/~jk7qik/math/noteskill.htm
木村重夫氏　「これが『向山型算数ノートスキル』指導法だ」　http://www1.ocn.ne.jp/~shigeo/3--1.htm