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中学1年 最後のホームルーム



堀部克之(JHH東京)

修了式後のホームルームの実践記録である。担任と生徒の最後のホームルームである。2002年3月19日。中学1年女子16人。(TOSS中学推薦)


1.配布物

(1)配布物(春休みの宿題、学級通信など)
(2)返却物(ノート、感想文、美術作品、模擬試験の結果など)
(3)賞状(英検証書、皆勤賞など)
(4)修了証
の順で配布。


2.全員と握手

説明1 全員が中学1年を修了しました。中学1年B組としての学校生活は、これで最後です。学年が上がるだけで離れ離れになる、というわけではないのですが、1年B組としての学校生活はもう2度とないんです。

しっかりと話を聞いている。表情がとてもよい。

指示1 少し照れくさいですが、「ありがとう」と隣の人と握手をします。

「ありがと」と笑いながら、握手をしている。

指示2 今と同じように全員と握手をします。どうぞ。

席を立って、「ありがと。」「来年も仲良くしてね。」とそれぞれに言葉をかけている。
みんな嬉しそうに握手をしている。
この間に、黒板に出席番号1から16を書く。

指示3 全員と握手をした人は、黒板に自分の名前を書きます。

ほとんどの生徒が同時に黒板に名前を書くことになった。チョークを譲り合って、手際よく書き、最初の生徒から最後の生徒まで1分かからなかった。名前を書いた後の指示を出していなかったが、全員静かに席についた。


3.クラス全員へ一言

ポストイットを配布。

説明2 クラス一人一人に握手をしてあいさつができました。今度は、クラス全員に対して、一言書いてください。

筆記用具をあわてて取り出す生徒が2、3人いた。すぐに書き始める生徒、悩んでいる生徒もいる。「ありがとう、の一言だけでもいいんだよ。」と言った。

指示4 書き終わった人は立ちます。

14人までは、すぐに立った。2人がなかなか立たなかった。「ありがとうだけでもいいんだよ。」ともう一度言うと、しばらくして立った。

指示5 書いてあることを読んだ人から座ります。最後に自分の名前も言ってください。自信のない人からどうぞ。

「1年間ありがとうございました。とても楽しかったです。中2になってもよろしくおねがいします。」
「1年間仲良くしてくれてありがとう。」
「いろいろ楽しく遊んでくれてありがとう。」
「一年間、いろいろお世話になりました。ありがとうございました。」
「みんなどうもありがとう。とっても楽しかったよ。長いようで短かった1年だったね。」

説明3 もう一度言います。全員が中学1年を修了しました。中学1年B組としての学校生活は、これが最後です。


4.全員で呼名

説明4 私が黒板を指します。本人以外の15人が、その人の名前を呼びます。呼ばれた人は、返事をして起立します。

黒板で「1番」を指す。15人が名前を呼ぶ。「ハイ」と返事をし、起立をする。次々に番号を指し、15人で呼名し、起立していく。最初、声が小さく元気がなかったが、呼名する声も返事の声も、徐々にいつもどおりの元気さが出てきた。

指示6 最後のあいさつをします。さよならでいいでしょう。はい、さようなら。

「さようなら。」


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