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Web版 中学学級指導大事典

53.誰でもできる研究授業100回

(伏島均氏実践)



Webコンテンツ作成 堀部克之(TOSS中高東京サークル)

『日本教育技術方法体系 第15巻 中学学級指導大事典』をWebコンテンツにしました。

研究授業100回を達成するための具体的な方法である。(TOSS中学推薦)


向山洋一氏は、研究授業100回でセミプロであると述べている。そして、研究所業の最低必要条件として次のことをあげている。〈授業上達論―黒帯六条件 明治図書 教育新書〉

一 学習指導案の印刷・配布
二 授業後の検討会(短くてもいい)
三 授業者の分析・自評の印刷配布

指導案については、言葉を吟味したものなら1枚あればいいという。

量的に実行できやすい目安である。

回数が増えるにつれ、「言葉を吟味した」完成品に近づけていけばよい。

しかし、学校現場では授業後の検討会を持つことがなかなか難しい。

特に、中学校では放課後も部活動や生徒指導で時間が取れないのが現状である。

初任者への師範授業を以下に述べる形で実行した。

一 学習指導案の印刷・配布〈向山氏の追試)

二 授業中、学んだこと、問題にすべき点を参観者に記入してもらう。
(法則化クローズアップメソッドの修正追試)
〈『「追試」で授業は上達する』向山洋一著p.303〉

ビデオでなく生の授業でクローズアップメソッドを行ってします。さらに、付箋紙用紙でなく次のようにシンプルにする。

見開きのノートに授業の流れに沿ってどんどん記入する。学んだことは左側、問題とすべき点は右側に記入。

授業後。

授業者はコメントを数行書く。
コピーした参観者の記録を学んだこと問題とすべき店の順に貼る。
印刷・配布する。
後日時間が取れた時、問題とすべきことについて話し合う。

初任者が授業をする場合もこの方法を取り入れると、力がついていく。

「時間がないから」「検討会がたいへんだから」と言い訳を言うだけで何もやらないのは、進歩がない。

この方法なら、志さえあれば誰でも研究授業100回が達成できるのではないか。

私は、この方法で週2回研究授業をしていることになる。

月に8回。

約1年程で、100回は達成する。



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