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Web版 中学学級指導大事典

23.喜ばれる誕生日通信―小さいころのエピソード―

(大鐘雅勝氏実践)


Webコンテンツ作成 堀部克之(TOSS中高東京サークル)

『日本教育技術方法体系 第15巻 中学学級指導大事典』をWebコンテンツにしました。

学級通信で一人一人の特集を組む方法である。(TOSS中学推薦)


学級通信で生徒一人一人の特集を組む。そしてそれぞれの生徒の誕生日に発行する。

その中で、親にも生徒の小さいころのエピソードを書いてもらう。

この誕生日通信のアイディアは海木幸登氏の学級通信「青春16」の追試である。親にエピソードを書いてもらうため手順は次のとおり、いたって簡単である。

(1)依頼状の原版を作る。

ワープロで右の資料のような依頼状の原版を作り、フロッピーに保存しておく。


(資料)学級通信 原稿依頼状

D組では、昨年度2月より、学級通信を発行しています。
この通信は、一人一人誕生日に発行して、その人の特集を組み、クラスのメンバーがお互いを知り合えるきっかけとするとともに、誕生日のささやかな贈り物にしようというものです。
次回の誕生日特集は、**君になります。
つきましては、ご家庭の方にも、小さいころの**君のエピソードなどを書いていただけると、より味わい深い紙面になるかと存じます。
この紙に200字程度にまとめて、**日(*曜日)くらいまでに届けていただけませんでしょうか。
お忙しいところたいへん厚かましいお願いで恐縮ですが、よろしくご協力ください。

(以下10行ほど罫線を引く。B5版の大きさにする。)

(2)発行1週間前に依頼状を出す。

*印の部分を記入して依頼状を印刷する。

封筒に入れ、生徒に渡す。初期のころは「一体何の手紙だろう?」と、興味深げに依頼状の文面を見ているが、何号も発行された後では「ついに来たか!」という様子で、照れくさそうに、あるいはニヤッとして受け取る。

原稿が締め切りに遅れることはほとんどなかった。原稿を受け取ったら楽しいタイトルをつけてトップ記事として書けばよい。

生徒から親の方「こんな恥ずかしいことは書くな」などという検閲は入るが、それでもさまざまな、ほほえましい、エピソードが集まった。そして「あの子にもこんなかわいい子ども時代があったのか!」と、一人一人を見直すよいきっかけとなった。

また、親に原稿を書いてもらうということは、親に対して通信の存在を宣伝するためのよい手段となった。中学生ともなると放っておくと必要以外の手紙は親に渡さないという豪傑も少なくないのだ。



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