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TOSS中高東京サークル第4回例会報告

向山洋一氏論文読み合わせ


堀部克之(JHH東京)

2003年3月27日(木)、TOSS中高東京サークル第4回例会において、『教室ツーウェイNo.265』向山洋一氏巻頭論文「子どもを理解して、基本方針をとらえる 教室の子どものネットワークを正しくとらえ分析する。」の読み合わせを行った。


一文読みの後、

指示 わかったこと、気づいたこと、思ったことを書きなさい。3分です。


山本雅博氏

1.テストをすることすらしていない。やるべきだ。
2.その後の分析をどうするか、それを示している。
3.24番のハブに気付くためにはテストが必要である。
4.それは定期的なテストが必要である。
5.学級経営を科学的に行うとは、このことである。

澤田富雄氏

1.「新ネットワーク思考」は、NHK出版から出ているのか、著者はグラノヴェッダーなのか。
2.弱い絆はどんな役割をしているのだろう。本人にとっては。グループにとっては。
3.弱い絆は、2種類の動機から生まれるように思う。グループから離れてたいため(後向き)。他の世界にひかれるため(前向き)
4.相互排斥があると憎しみあっていることになるのか
5.弱い絆の強さの役立ちは4例と限定されている。

前川孝志氏

1.気になる子を見つけることは大事な仕事とわかった。
2.新年度最初の「計算テスト」「漢字テスト」は絶対に必要だとわかった。
3.ソシオメトリックテストは有効であるとわかった。
4.自分の学級集団を分析して、そのネットワークを分析しておく必要があると思ふ。
5.気になる子に注目することで全体も見えてくる。なるほどと思った。

小中原愛氏

1.ソシオメトリーは、クラスの人間関係を知る上で有効である。
2.子どものネットワーク作りにも役立つ。
3.ようやく今日「新ネットワーク思考」を手に入れたので、早く読みたい。

鈴木太郎氏

1.学年最初の学力テストが「自分の身を守る」ことにつながると分かった。
2.ソシオメトリックテストをすることで自分の学級経営の評価を自己診断できると分かった。このような説明を保護者会などでする必要もあるかもしれない。
3.『新ネットワーク思考』は、今読んでいる途中だが、学級内のネット分析として、今年1年間応用研究してみたい。
4.24のような生徒がいた時、どのように対処するのかを考えてみたい。

飯島満氏

1.教室の子どものネットワークを正しくとらえる方法として、ソシオメトリックテストは有効と考える。
2.向山氏の分析は集団とこのつながりをするどく分析している。
3.クラスの「気になる子」に注目することで、クラス全体が見えてくるという発想は自分になかった。(力の強いこの方に向きがちだった。)
4.新ネットワーク思考を読んでみたい。

鈴木良治氏

1.新しい情報を得るためには、弱い絆を生かさなければならない。
2.向山先生は子どもの事実を見るという実践から理論を導き出している。

佐藤泰弘氏

1.「新ネットワーク思考」を読破、教師修行十年を読み返し、向山洋一先生の思想に触れる。
2.ネットワークのとらえ方、分析の仕方が高い。

中川とも子氏

1.「指導要録は大切」同感。
2.テスト用紙の「点数以外の情報」をどれだけ見て取れるかに力量が表れる。私も言語化してみたい。
3.「方針」を「一貫」させるために「ノートに書いておく」←向山先生もここまでされるのだと思った。
4.「気になる子」に注目すると「全体が見えてくる」というのは、重要な指摘。気になる子を個別に取り出すのではなく、全体のダイナミズム、集団力学の中で考えていきたいと思った。

堀部克之

1.最初の授業で「計算テスト25問」「漢字テスト50問」を追試したい。
2.ソシオメトリックテストは追試してみたい。
3.昼食の状況をメモしていた。誰と誰が一緒に食べるのか、おしゃべりするのか。「弱い絆」に注目し、クラスの気になる子を見、クラス全体を把握したい。



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