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倍数ビンゴ
−岡部真弓氏実践の「追試」−



堀部克之(JHH東京)

岡部真弓氏「倍数ビンゴ」(『日本教育技術体系』第15巻p164)を「追試」した。学年に関係なく、数字を利用した楽しいゲームであった。(TOSS中学推薦)


以下、中1から中3までの生徒がいる総合的な学習の授業の実践記録を紹介する。


1.倍数ビンゴを作る

説明1 これからビンゴをします。

5×5のマスが書いてあるプリントを配る。

発問1 2の倍数をひとつ言いなさい。

列指名。「2」「4」と自信を持って答える。

指示1 左から1番目の縦の列を指でなぞりなさい。

お隣さんと確認。

指示2 その列に、2の倍数を書きます。

ビンゴが楽しくなるように、次の説明をする。

説明2 1から40までであれば、何を書いてもいいです。ただし、1つの列に同じ数を書いてはいけません。

同様に、3の倍数の列を書かせる。

指示3 左から2番目の縦の列を指でなぞりなさい。その列に、3の倍数を書きます。

ここで、きちんと書けているか確認する。

指示4 書けた人は、見せにきなさい。

すぐに2人見せにきた。

指示5 次の列は4の倍数、次の列は5の倍数、最後の列は6の倍数を書きます。


2.倍数ビンゴをする

全員書けたことを確認した後、

発問2 2の倍数をひとつ言いなさい。

1人指名する。「4」

指示6 自分の2の倍数の列に、4があったら赤鉛筆で丸をつけなさい。

4人が丸をつけていた。

発問3 3の倍数をひとつ言いなさい。

1人指名する。「12」

指示7 自分の3の倍数の列に、12があったら赤鉛筆で丸をつけなさい。

1人が丸をつけていた。

指示8 4の倍数、5の倍数、6の倍数の列も同様にやります。赤丸が縦か横か斜めに5つそろった人は、「ビンゴ!」と言ってください。

「4の倍数」「28」「5の倍数」「15」「6の倍数」「12」…とテンポよくすすめた。
「ある、ある。」「あれ、ない、ない。」「あった!」「よし。」などと言いながら、丸をつけていた。
クラスも学年も違う7人は楽しそうに赤鉛筆で丸をつけていく。
そして、普段は無口な生徒が「ビンゴ!」と大きな声をあげた。プリントに「No.1」と書き、「1番!」と言う。



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