淑徳巣鴨高等学校合格(偏差値54)
[中野区の区立中学 2005年2月]
中学3年生の夏休み途中に当校に入学した時点では、 定期試験ではどの科目も80点台には及ばず、数学にいたっては50点以下という壊滅的な状態でした。

しかしながら、2学期の中間試験で、英語も数学もいずれも90点台になりました。 これは、当校のきわめてすぐれた指導力によるものだけではなく、彼の通う公立中学校のレベルがきわめて低いからということも一因として挙げられます。

しかし、英語・数学が90点台になった途端、2週間に1回程度しか当校に来なくなりました。当校は、受講料が一律で、週に何回来ても、 何時間いてもよく、きわめて安価なのですが、さすがに2週間に1回となると、 比較的高額になってしまいます。

それでも、第1志望校の淑徳巣鴨高等学校社会福祉コース (高校・大学の7年一貫教育、つまり必ず大学に進学できます) の推薦を狙える内申は確実だったので、2学期の期末試験を終えるまで、 精神的に余裕を持っていたようです。

当校としては、成績が上がったのであれば、1学期に親御さんと決めた第1志望校にこだわらず、 志望校のランクをいくらかは上げていってもよかろうと思うのですが、それはまあ、本人が決めることです。

ところが、12月に過去問を解いたところ、40点台後半がやっとでした。

さすがに焦ったとみえて、それからは、連続して勉強しに来るようになりました。

答案分析をおこない、ひとつひとつ、詳細に検討した結果、選択肢の1番・2番に置かれた「ひっかけ」にひっかかって、 3番・4番にある正解の選択肢を丁寧に読まずにいるのが判明しました。 そこで、選択肢を後ろから読むように指導したところ、 即座に70点台がとれるようになりました。

すると、この生徒はまたもや、2週間に1回くらいしか来なくなりました。

追記:

合格後、チラシやウェブサイトに載せる原稿を見せて、了解を得たところ、彼はこう言いました。

「掲載してもいいですけど、ここに書かれてあるのを読むと、おれって、まるで人間のクズみたいですね」

そのとき、教室中の鉛筆が、一瞬、ピタッと止まりました。