早稲田大学政治経済学部で
古文の超難問が出題されたら、係り結びに着目する
早稲田大学政治経済学部の古文にかぎりませんが、係り結びに着目すると、正解しやすくなります。

早稲田大学政治経済学部ともなると、小学館の新編古典文学全集で、前から順に読んでいけば、 わかるものでも、巧妙に前後を切り落として、そこだけを読むと理解しづらくなるようにしています。

また、本文の前に、どういう場面なのかを説明するにしても、問題の難度を上げるために、充分には説明しないこともあります。

ところが、そこまで難しくすると、さすがの出題者も、枝葉末節を訊ねることはしません。その部分での、重要な情報、大事なことを訊ねるようになります。

そこで、「係り結び」が手がかりを与えてくれます。「ぞ」「なむ」「こそ」は、なにかを強調する場合に用いるものです。「や」は反語として使用する場合には、結果として強調していることになります。

強調するのは、当然、重要な情報です。

出題された文章で、主題を選ばせる設問や、登場人物の考えを選ばせる設問は、結果として「係り結び」のある箇所から考えれば、一挙に正解率を上げる上げることができます。

ちなみに、以前のことですが、当校のある生徒が、なにが書いてあるのかわからない政治経済学部の古文の問題で、適当にマークしたところ、7問程度の設問で、偶然、正解となった設問がわずかにあるだけでしたが、どの設問を正解し、どの設問が不正解であったかは教えずに、「係り結び」などを手がかりに、もう1度、解いてもらったところ、3問、正解の上乗せができました。

たったこれだけのことで、正解率にして、40%の上乗せができるわけです。

しかしながら、このテクニックは、実は難関高校受験の古文の指導でも使うものです。

そんな対応策で4割も正解率の上乗せができる設問の作り方をしていて、早稲田大学政治経済学部は大丈夫なのかと思われる方もいらっしゃるでしょう。

ところが、一般には、高校でも、予備校でも、古文の教師は、まず、全訳を教えて、内容を熟知させた上で、設問を検討するということをするようです。

そうした方法で教えていると、問題文を読む際には、直読直解(ちょくどくちょっかい)するか、全訳をしなければならないと刷り込まれてしまいます。

超難関大学では、どんなに勉強していても直読直解が完璧にはできず、全訳もその場ではできないように出題しています。

その結果、「係り結び」などに着目するという簡単な対処法さえ、思いつかないようになってしまうらしいのです。