夏の終りの悪夢

作:TAKUYA


夏の終りの悪夢1
 真弓は連休中に仕事が入ってしまい、その代休を平日にもらった。
 夏も終りなのに、今年は特に暑い。それで、海岸へ涼みがてら遊びに出掛けたのだ。でも、一人での旅は寂しいもので、海辺の喧噪も無く、がっかりして帰る途中だった。
 真弓は海沿いの道を走っていたのだが、どうやら道に迷ったみたいだ。でも、特に心配はしていなかった。まだ陽が落ちるまでにはまだ時間があるし、どこかで幹線道路にぶち当たるだろうと思っていたからだ。
 時折、海の方を見ながら走っていたが、木々が邪魔をしていて、はっきりとは見えない。それが、ある所で急に視界が開けた。そこは小さな湾になっていて、浜辺もある。しかし、周りに民家らしきものも無く、寂しい所だった。
 ここで、少し泳ごうかな・・・・。
 運転で疲れていた真弓は、ここで少し休憩しようと思ったのだ。それと、水着まで持って来たのに、海に入る事もなかったので、やはり海で泳ぎたかったのだ。
 車を停め、浜辺へと降りる。やはり周りには家も人影も見えない。道路の方を振り返ってみると、道が僅かに見えるだけで、ほとんど木が邪魔をして、誰からも見られることは無いようだった。
 ちょっと、冒険しちゃおかな!
 真弓は近くの岩陰で服を脱ぎ始めた。そして全裸になると、そのまま海へ・・・・。一応、水着とタオルは車から持って来たけれど、こんなチャンスは無いからと、思い切った行動に出たのだ。これも、仕事上のストレスが、こうした大胆な行動に走らせたのだろう。
 海は気持ちよかった。海水浴場の水とは違い、まるで南国の海のように透き通っていたし、何より、全裸でこの海を独り占めしている気持ちよさは、何物にも代え難い開放感だった。
 うんん・・・・?!
 平泳ぎをしていた真弓の内股あたりに、何かが触れたような気がする。
 ひょっとしてクラゲ・・・?!
 それにしては刺されることも無かったし、クラゲよりはタコやイカに近い感触だったような気がした。
 危険は無いとは思うけれど・・・。でも・・・あまり沖へは出ない方が良さそうね!
 真弓は思い直し、岸へと引き返すことにした。そして少し泳いだ時、またあの生物が股間を擽るように通り過ぎた。
 まただ・・・!すぐに戻らないと・・・!!
 真弓は、それまでは平泳ぎでゆっくりと泳いだけれど、クロールで戻ろうとした。だが、その時、あの生物が触手らしきものを伸ばし、彼女の股間に張り付いてきたのだ!
「きゃっっ!!!」
 真弓は思わず大きな声を上げ、股を閉じた。すると、その触手は、自分の身を守ろうとしたのか、彼女のおまんこに触手を潜り込ませ、その身体を穴の奥へと捻じ入れていった。
「あぁぁっっ!!」
 ヌルヌルとし、柔らかいその触手は、何の苦も無くおまんこへと入っていったのだ。そして一本目の触手が中に入ってしまうと、次々と残りの触手がおまんこの中へと進入していく。
「あぁっっ!!・・あぐぅっっ!!・・・」
 あまりにもおぞましい感触に、全身に鳥肌が立ってしまう。だが、まだ足が立つ深さではなかったので、その触手を手で排除する事もできない。
 パニックになりながらも、真弓は考えた。
 平泳ぎの時には何事も無かったのだから、こうして足を閉じ合わせてしまったことが間違いだったのかも・・・。足を開けば、相手も警戒心を解いて、おまんこから出てってくれるのではないか・・・。
 恐怖を感じながらも、真弓は平泳ぎに切り替え、足をなるべく閉じないようにして泳いだ。
 すでに三本目の触手がおまんこの中に入りかけていたのだが、それがゆっくりと外へ抜け出る感触があった。
 成功したのかも・・・。
 焦っちゃダメ・・・。焦ったらダメ!
 真弓は自分を落ち着かせながら泳いだ。
 そして暫くすると、目の前の水の色が変わる。深い青色から薄い青色に・・・・。
 浅くなったんだ!・・・これで、何とかなる!!
 それまでは、おぞましさをじっと堪えて泳いでいた真弓だったが、これで助かったと思ってしまい、その場に立ってしまった。確かに、足は立つ浅さで胸のあたりまでしか水位は無かった。しかし、問題はあの生物だった。立った時に足を閉じ合わせてしまい、その生物は、再びおまんこの中に触手を捻じ込んでいったのだ。
「いやっっ!!」
 真弓は足を再び開き、恐怖に震えながらも、まだ中に入っていない触手を掴み、中から引きずり出そうとする。でも、これが逆効果だった。その生物は危険を感じ、おまんこの奥へ奥へと入り込んでしまったのだ。
 真弓も自分の過ちに気付き、思わず手を離したのだが、危険が無くなった事を気付いていないその生物は、ほとんどの触手を安全な穴の中に身を隠してしまった。
 ど・・・どうしよう!!
 真弓は足を開いたまま、なるべく生物を刺激しないように岸に向かって歩き始める。海の生物なら、陸に上がってしまえば、より危険を感じて、安全な海に戻ってくれるだろうと考えたのだ。
「ああぁぁぁ・・・・。う・・・動かないでっ・・!」
夏の終りの悪夢2
 狭い穴に身体のほとんどを進入させてしまい、その苦しさからなのか、中で触手同士が身体を擦り合い、激しく蠢く。
「や・・・・やめてっ!!」
 真弓の意志とは関係なく、身体は熱く火照っていく。そして、おまんこの粘膜からは、ドクドクと熱い汁を溢れさせてしまう。
「早く・・・・・出てって!」
 何とか股間が水面から出るくらいまで浜に近づいた。
「海が恋しいでしょ・・・。お願いだから・・・早く・・・・・出てって。」
 しかし、その生物の動きは真弓のおまんこから出て行く気配がない。
 どうすれば・・・いいの?!!
 真弓は泣きたい気分だった。
 やっと浜に辿り着き、その場に足を開いた四つん這いになる。そしておまんこの力を抜いて、その生物が海へと帰って行くのを待つ。
「どうして・・・・出てってくれないの?!!」
 目を瞑り、生物の動きの変化を感じようとする。
 違う・・・・!!さっきまでと、動きが違うっ・・・!!
 真弓は、はっきりと生物の動きが変わっていくのを感じた。
 触手同士が絡み合い、ヌルヌルと身体を擦り合わせている。当然、おまんこの粘膜をいやらしく擦る結果となってしまう。その淫らな感触に、再び熱い汁が粘膜から溢れ出す。この時、触手の表面が吸盤のように粘膜に張り付き、その汁を吸い取っているようなのです。
 何・・・・?何をしているの・・・?!!
 触手が捻り合うように蠢く動きと吸盤の動き・・・・、そして、新たな動きが加わる。触手の表面が固くイボ状の突起が生まれ、そのイボが触手の表面を縦横に動き出したのです。
「うううぅぅっ!!・・い・・・いやっっ!!」

 男性器でも、バイブでも味わうことのできない快感に、真弓はだんだんとおかしくなっていく。息が荒くなり、お尻がいやらしく蠢いてしまう。そして、おまんこを緩めて、生物に出てってもらいたいのに、勝手におまんこが収縮してしまうのです。拒絶しようとしても、淫らな生物の動きに刺激され、ドクドクと粘膜から汁が
溢れしまう。
 凄くいやらしい動き・・・!!この生き物・・・、私の汁を美味しそうに吸い取っているみたい・・・。この動きも、わざと私を感じさせる為なの・・・?!
 真弓は四つん這いになったまま、快感に堪えている。
 逝ってしまえば・・・、出てってくれるのかしら・・・・?!
 周りを見渡しても、誰も助けてくれる人はいません。それに、車も一台も通っていません。
 真弓は自暴自棄になり、片手で乳房を掴み揉み始める。
「あああぁぁぁぁーーーー!!」
 誰もいないとは言え、波打ち際で全裸オナニーなんて・・・、普通では考えられないけれど、この生物に身体を責め続けられ、どうにもならない・・・!!
「ああぁぁぁぁっ!!・・あうぅぅっ!!・・・・い・・いやっ!!」
 触手の先端部分が伸び、子宮の中へと進入を始める。その、あまりのおぞましさに、泣き出してしまう真弓。
 そんな所に・・・・入らないでっ!!でも・・・早く逝ってしまわないと・・・・本当に大変な事になってしまうっ!!
 真弓はクリトリスに手を伸ばし、激しく指で擦り始める。
「ああぁぁぁっ!!・・逝かせて・・・!早く・・出てって!!」
 クリトリスを刺激すると、おまんこがキュンと締まってしまう。触手達は、その動きを待っていたかのように、動きを速める。
「もう・・・・!す・・・好きにしてっ!!・・ああぁぁぁぁぁーーー!!」
 激しい喘ぎ声を上げ、淫らにお尻を振りながら、クリトリスを激しく責める。
「ああぁぁ・・・!あぁぁっ・・!!あぁぁぁっ!!・・」
 もう・・すぐ!・・・もう少し・・・!!
 生物は真弓の粘液を吸い取り、中でだんだんと大きく膨らんでいく。そして吸盤の動きと固い突起の動きが激しさを増す。
「あああぁぁぁぁーーーーーーー!!!!」
 凄まじい快感が全身を貫き、おまんこが激しい痙攣をする。それと同時に、子宮の中に入り込んでいた触手の先端から、精液のような液体が吐き掛けられる。
「うううぅぅっ!!」
 まさか・・・・本当に精液なの・・・?!私に・・・こんな生物の子供を産ませようとでも言うの・・・?!!
 しかし、種を越えて受精などするはずはありません。少なくとも、この地球上の生命なら・・・。でも、子宮内に吐き掛けられた物が、この生物の卵だったら・・・?!!
 真弓は、股間を海水につけるようにその場に蹲った。
 動き出してる・・・。
 やっとその生物は目的を達成したのか、触手がゆっくりとおまんこから這い出て行く。
「あんんっ!!」
 先ほど、乱暴なまでに擦ってしまったクリトリスに、触手が触れる。その刺激に、思わずおまんこが締まってしまい、それと同時に触手も反応し、おまんこの中に潜り込む。それを数回繰り返し、今度は、触手がアナルに触れる。
「いやっ!!!」
 これまで触られた事のない部分を撫でられ、その場に寝ころぶようにして足を閉じ合わせてしまう。
「お願い・・・!!早く・・・早く・・解放してっ!!!」
 しかし、触手達は真弓の反応を敏感に感じ取っていた。そして、「この女からは、もっと旨い汁を搾り取れる。」とでも思ったのでしょうか・・・。数本の触手がおまんこから這い出し、クリトリスとアナルへと向かった。
夏の終りの悪夢3
 まさか・・・そんな・・・!!
 真弓も、触手の意志を感じ取り、全身に悪寒が走る。
 一本の触手がクリトリスに向かい、剥き出しになっているクリトリスにまとわりつく。触手の先端が細くなり、クリトリスの根元を絞り上げるようにして巻き付き、敏感なクリが、さらに敏感になっていく。
「い・・・いやっ!!!」
 もう一本の触手はアナルへ・・・。触手はアナルの皺を一本一本確認するように撫でると、先端をその皺の中心へと入り込もうとする。しかし必死に抵抗していると、触手の先端はクリトリスを責める時と同じように細くなり、無理矢理穴の中へと滑り込ませていくのです。
「ぐぅぅぅぅっ!!」
 クリとアナルへの責めで、身体は硬直し、おまんこも自然に締め付けてしまう。
 ドクッ・・ドクッ・・ドクッと、おまんこの中の触手だけではなく、クリとアナルに伸びている触手達も、同様に脈打ち始める。
「やめてっ!!・・・ああぁぁぁぁっ!!」
 真弓は再び触手達に責められ、逝かされてしまう事に恐怖を感じ、波打ち際を転がり、必死で抵抗する。だが・・・、触手はその真弓の反応に敏感に反応し、動きを活性化させる。
 おまんこの中の触手は一本の太い触手へ変化し、いくつもの亀頭が連なったような形となる。そしてその亀頭が、触手の脈に合わせるように、ズリズリと前後に動き始める。クリの触手は、根元を締め上げ、別の触手が膨れ上がったクリを撫で回し、小さな吸盤が吸い付く。さらにアナルの触手は、先端が何本にも分かれて、腸壁
を擽る。これらの動きも、全てが触手の脈に合わせるようにして連動している。
「助けてっっ!!!・・・ああぁっ!・・だ・・誰か・・・・!!!」
 真弓は足を捻り合わせ、両手は乳房を揉みしだきながら悶え狂う。
 女が感じるツボを素早く察知し、的確に責めてくる触手。その動きには無駄が無いばかりか、様々な新たな方法をも探り出そうとする。
 例えば、亀頭と亀頭の間から細い触手が伸び、おまんこの粘膜を擽ってみたり、亀頭の列の間隔が狭くなったり、広がったり・・・。アナルを犯す触手も、その一部が膨らんで、尻の穴を出し入れするように動いたり、クリトリスを責める触手は、無数の細い触手に形を変えて、腫れ上がっているクリを覆い尽くしたまま、蠢いた
り・・・。
 快感に慣れることなく、常に新鮮な責めに晒され、真弓は狂ったような声を上げ続ける。
 おまんこからは止めどなく汁が溢れ、それを吸い尽くそうと、亀頭の表面に無数の吸盤が現れ、粘膜を擦りながら動き回る。
「ああぁぁぁっ!!あぁぁっ!!・・・あぁぁぁぁっっ!!・・」
 快感に身体が蝕まれていき、正常な判断などできなくなっていく。
 いつしか、真弓は股を大きく開き、自ら腰を上下に振りながら悶えていた。
「ああぁぁっ!!もっと・・・。もっと責めてっ!!!!」
 抵抗することを諦めた瞬間から、真弓は狂ったように触手達を挑発した。身体を仰け反らせるようにして、おまんこやアナルをグイグイと締め付け、足を延ばして身体を捻り、穴を捻じ上げる。クリを覆っている触手達を手で押さえつけ、揉み潰し、もっと激しく責めるように急き立てる。
「ああぁぁぁぁっ!!あうぅぅぅっ!!」
 真弓の挑発に乗り、触手達は暴れ回る。そして、真弓のおまんこから大量の汁が溢れ出す。真弓自身、初めて経験する潮吹きだった。
 触手はその汁を求め、吸盤を最大限に使っておまんこの中を蠢く。触手は汁を吸い上げる度に身体が肥大化し、おまんこの中に収まりきれずに、身体がはみ出す。その触手達はまん毛を覆い、内股を覆い、お尻の肉をも包み込んでいく。
 下腹部のほとんど覆い尽くすほどの成長した触手は、真弓の肌にも刺激を与えていく。触手が這い回るだけではない、その触手同士の間に薄い膜を作り、それが蠢くことによって、揉むような愛撫も始めたのだ。
 生まれて初めて味わった潮吹きから、真弓の意識はほとんどなかった。ただただ、触手の与えてくる快感に翻弄され、朦朧としていたのだ。
 その後、何度、絶頂を味わったのか、真弓には分からない。最後には、ビクッ・・ビクッ、と身体が反応する度に、絶頂を迎えてしまうほどで、逝きっぱなしの状態だった。もう息をすることすら難しいほど興奮に包まれ、そのまま意識を失ってしまった。
 ・・・・・・・・・
 陽は沈み、あたりは真っ赤に染まっていた。
 真弓はうっすらと目を開けると、一人の男性が彼女をバスタオルで包み、抱いていたのだ。
「何かに襲われたんだね。・・・身体に吸盤に吸い付かれたような跡が、沢山残っているよ。」
「ああぁぁぁ・・・・。あ・・・あいつは・・・?・・もう、いないの?」
 真弓は、恐る恐る手を股間へと伸ばしてみる。何もいない。あるのは、何とも言えない疼きだけ・・・・。
「病院へ運んで上げようか。車は、後で取りに来ればいい。」
「い・・・いいえ。少し休んでから、帰りますから・・・・。」
「でも・・・・。」
 身体は脱力感はあったけれど、全ての欲望を吐き出してしまったような爽快感さえあった真弓は、男の申し出を断った。
 服をまとい、男にお礼を言う。そして、男の車に先導してもらい、幹線道路へと出た。
 しかし、真弓の子宮の中には、あの触手の卵が産み落とされていた。その事を知ったのは、数日後の夜の事だった。
夏の終りの悪夢4 
 家に戻り、いつもと変わらぬ日常が始まるが、夜だけは別だった。
 毎晩のようにあの触手に責められる夢を見、汗だくになって目が覚める。身体が熱くなり、オナニーをしたくて仕方がないのに、それをする勇気は無かった。と言うのも、子宮に入り込んだ触手が吐き出したモノが卵ではないかと言う思いが、頭から離れないからだ。もしもオナニーをしてしまったら、触手の大好きな粘液が溢れ
出し、それを求めて彼らが目覚めてしまう。そして子宮の中から這い出して、真弓を責め立てるのではないか・・・・。
 悶々とした夜を数日過ごしたある日、また夜中に目が覚めてしまった。勿論、あの触手の夢だった。それは、以前の夢とは違い、子宮の中で育った触手達によって、全身を責め抜かれると言うものだった。
 夜中の二時。夜の遅い時間にお風呂に入ったので、まだ湯は温かいはずだった。
 真弓は汗を掻いた身体を流そうと、バスルームに向かった。そして脱衣所で服を脱いだ時、ふと自分のお腹が膨らんでいるように感じた。
 ここのところ、便秘になってもいないし・・・、何だろう・・・。まさか、触手達が・・・。
 お湯に入り、身体を撫でるようにして汗を流す。
 もしも・・・本当に触手達が私のお腹にいたとしたら・・・?
 真弓は胸を愛撫し始める。
 あの日以来、身体は疼きっぱなしだと言うのに、オナニーを我慢してきた真弓は、危険を感じながらも、その疼きに堪えられなくなっていた。それに、いつまでも変な妄想に振り回され、オナニーできずに悩み続ける事に疲れ果てたのだ。
 胸を軽く愛撫しただけでも、乳首はすぐに固く突き出してしまう。
「いやらしいわ。・・・こんなに乳首を固くして・・・・!」
 真弓はそう呟きながら、乳首を摘む。
「ああぁぁぁぁっ!」
 軽く摘んだだけだと言うのに、過敏な反応をしてしまう身体・・・。真弓は、この全身を貫くような甘い快感に、うっとりとしてしまった。そして、触手の卵の事も忘れて、身体を愛撫していく。
 ドクンッ、ドクンッと血液が全身に流れる度に、おまんこと言うより、子宮が熱く脈打ち、疼き出す。
 な・・・何か・・変よ!!・・・身体の奥が・・・凄く・・熱い!!
 しかし、もうオナニーを止めることなどできなかった。乳首をコリコリ弄りながら、身体を少し斜めにし、股を大きく開く。そして片手を股間へと導いていく。
 おまんこの毛を軽く撫でただけでも、ゾクッとするほどの快感が走り、自分の身体がいつも以上に過敏であることに驚きを感じた。
「ああんっっ!!」
 クリトリスに指先が触れた瞬間、快感の電流が子宮を直撃してしまった。
 やっぱり・・・おかしい・・・。
 不安を抱えつつも、クリトリスを優しく愛撫し続ける。すると、ドクドクとおまんこの粘膜から、ねっとりとした汁が溢れ出す。この時、子宮で何かが蠢いたような気がして、一瞬、クリを愛撫する手が止まる。
 まさか・・・。嘘よね・・・!!
 真弓は不安を頭から掻き消すように、頭を振る。だが、真弓の手は、何者かに導かれるように再び動き出し、いつしかおまんこの中に指が潜り込んでいった。
「ああぁぁぁぁーーーー!!」
 気持ちが・・いい!・・・以前のオナニーより、遙かに気持ちがいい!!
 真弓は指を二本、おまんこに突っ込み、中を掻き回し始めた。 
 ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ・・・。
 子宮が熱く脈打ち、すぐにも絶頂が近づいてくる。
 久しぶりのオナニーです。真弓は、もう少し楽しんでから逝くつもりで、身体の体勢を変える。湯船の中で跪き、片手は浴槽の縁を掴み、指をさっきよりおまんこの奥へと突っ込む。
「ああぁぁぁぁん!!!」
 指を軽く曲げ、激しく出し入れするようにして、Gスポットを集中的に責める。お尻は真弓の意志とは関係なく、淫らにくねり、口から漏れる熱い息遣いがバスルームに響く。
「ああぁぁぁっ!!あぁぁっ!!・・・あぁぁぁぁぁーーー!!」
 とても一度の絶頂では満足できないと思った真弓は、とりあえず一回、逝ってしまいたいと、激しく指を動かした。
「あぐぅぅぅっ!!」
 一瞬、頭の中が真っ白になってしまった。まだ絶頂に達していないと言うのに、子宮がキュンと締め付けられたかと思うと、その子宮から何かが膣へと溢れ出してきたのだから・・・・!!
 ま・・・まさか!!!
 おまんこの中に入れている指先に、糸ミミズのような生き物が大量の絡み付き、やがてそのミミズが、おまんこの中で激しく暴れ出したのだ!
「いやっっっ!!!」
 真弓は甲高い悲鳴を上げ、指を激しく出し入れするようにして、その生物をおまんこから掻き出す。だが、やつらはすぐにもおまんこの中へと潜り込んでいく。
「あうぅぅっ!!・・た・・助けてっ!!」
 ミミズの一部は、おまんこに入るのを諦めたのか、尿道へと進入してきた。
「ひぃぃぃぃぃっ!!!」
 真弓は絶望的な悲鳴を上げる。だが、そのミミズ達は尿道の内側を刺激しながら、奥を目指して蠢く。
「あうぅぅぅっ!!」
 そのおぞましさに、全身に鳥肌が立つ。そして次の瞬間、刺激を受けた尿道から、おしっこが漏れてしまった。幸い、ミミズはその勢いに負けて、尿道から飛び出した。すると、不思議なことに、その溢れ出したおしっこに群がるように、おまんこの中のミミズ達が一斉に外に這い出したのだ。
夏の終りの悪夢5
 真弓は慌てて湯船から上がる。そして、恐る恐るそのミミズ達を見た。
 直径2mm程度、体長2〜3cmの生き物が、おしっこに群がっている。その数は、100匹以上だろうか・・・。身体はほとんど透明なのだが、時折、イカのように表面が茶色い色を帯びる。それに、身体の所々に、濃い茶色の点が現れたり消えたりしている。
 唖然として見ていた真弓だったが、ふと我に返り、慌ててバスルームを飛び出した。
 寝室に戻り、タオルで身体を拭きながら、あのミミズが身体に残っていないか確認する。そして慌てて服を着ると、部屋を飛び出した。夜中で、どこに行っていいのかも分からなかったが、とりあえず友達に連絡を取り、その夜はその友達の家に泊めてもらう。
 翌日、会社には体調不良と言うことで休暇をもらったけれど・・・・。これから、どうしたらいいのか・・・・。
 友達には悪いが、やはり、暫くはここに泊めてもらうしかないかも・・・。
 必要最低限の荷物を取りに、真弓はマンションに戻ったが、勿論、バスルームには行けない。あたりを警戒しながら、寝室のタンスからいくつかの下着や服を取り、すぐにも部屋を出た。
 ・・・・・・・・・・・・
 それから一週間、友達には、「今だけは何も聞かないで泊めて!」とお願いして、そこから会社に通った。でも、いつまでも彼女の家に居候はできない。仕方なく、一度様子を見る為に、マンションに戻った。
 管理人さんに、ネズミがどこからか部屋に入り込んでしまい、怖いからと嘘を言い、二人で部屋の中に入る。
 バスルーム以外の場所は、真弓が部屋を飛び出した時と、何も変わっていなかった。問題は、バスルーム!
 しかし・・・。
「何もいませんね。」
「浴槽のお湯の中もですか?」
「ええ。・・・水も綺麗だし、何もいませんよ。」
 真弓も恐る恐るバスルームに入ってみるが、どこにもミミズ達は見つからない。
 希望的観測だが、彼らは餓死することを恐れて、排水溝かどこかから外に逃げて行ったのかもしれない・・・。
 勿論、不安は消えた訳ではない。しかし、友達の家にも長居はできないし、仕事を辞めて実家に帰るのも早計だし・・・。仕方なく、真弓はマンションに戻る。
 部屋に戻った真弓だが、バスルームだけは使いたくなくて、駅裏にできたスーパー銭湯に仕事帰りに寄ると言う生活を始めた。
 一日置きくらいに、バスルームを覗いてみるけれど、何の変化も無い。少し変だと思ったのは、バスルーム全体が綺麗過ぎることだった。タイルも、浴槽も、シャンプーの容器すら綺麗なのだ。
 こうして、十日が過ぎる。
 まだ不安は消える事はなかった。たとえ一ヶ月、一年経ったとしても、不安は消えないのだろう。でも、どこかで気持ちを切り替えないと・・・。
 真弓は、その夜、意を決して風呂に入ることにした。浴槽の栓をして、給湯器のスイッチをオートに入れる。これで、二十分後にはお風呂に入れるはずだ。
 時間が来て、お風呂の準備ができたブザーが鳴る。真弓は服を着たまま風呂場をチェックする。何もいない。・・・やっと安心し、真弓は風呂に入る。あたりをずっと警戒していたが、何事もなかった。
 最後に、お風呂を出る前に、浴槽でおしっこをしてみた。勿論、やつらが出て来るかどうかを確認する為に・・・。しかし、最後まで何も無かった。
 真弓がバスルームを出て、十分ほどして、浴槽の風呂釜口から、触手達がのそのそと現れた。また、洗い場の排水溝からも・・・。
 ・・・・・・・・・・・
 彼らは、元々、海に生息する哺乳類や大型の鮫などの直腸内に寄生する生物だった。主食は宿主の排泄物なのだが、繁殖をする為に、メスの性器に潜り込むこともある。そこでメスを発情させ、オスとの交尾を促すのだ。そして子宮内に自分達の卵を産み付けておき、オスとの交尾でできた胎児の直腸に新たな命が潜り込むのであ
る。
 真弓がなぜ襲われたのか・・・。それは、偶然の産物だった。
 真弓があの湾に行った数日前、鮫に襲われた迷いアザラシが、あの湾に逃げ込んだのだ。しかし、襲われた時の傷が元でアザラシは命を落とし、直腸内に寄生していた触手は、新たな宿主を求めて漂っていたのだ。
 本来なら、お尻の穴から体内に進入するのだが、この時は、たまたまおまんこの中に入り込んでしまった。真弓は必死に抵抗したが、その一方でまん汁が溢れ出したことを感じ取った触手は、ここに卵を産み付けるべく、真弓を発情させようとした。これが、触手による快感責めだったのだ。産卵が終わった後、直腸内に住むこと
も可能だったのだが、触手自身がまん汁と排泄物を吸収し(アナルに入り込んだ触手が、そこから栄養を得ていた)、巨大化してしまったので、進入を断念したのだ。
 ・・・・・・・・・・・・
 触手達は、真弓のおまんこの汁を吸収した後、彼女の漏らしたおしっこに群がったが、それは、元々の彼らの主食が汚物であるからだ。その後、真弓の身体から遊離してしまった彼らは、浴槽内の真弓の汗や角質、タイルにこびりついている汚れやカビなどを食料としたり、配水管などに付着している汚れを食料として生き延びて
いた。排水溝に向かった触手の大半は、新たな食料を求めて、下水に移動したのだが、十数匹はまだ真弓が戻って来ることを期待していた。
 真弓が浴槽に入ったり、おしっこをしても、すぐには姿を現さなかったのは、半冬眠状態で、すぐには行動ができなかっただけなのだ。
 体長は三センチほど。小さなヒトデのように5〜7本の触手を持った姿に成長している。それが十数匹、浴槽の中を泳ぎ回って汚物を吸収している。
夏の終りの悪夢6
 そんなことは知らない真弓は、風呂上がりにビールを飲み、リラックスした時間を過ごしていた。
 ビールの心地よい酔いが回ってきた時、真弓は身体が疼き始めてしまった。考えてみれば、あの触手の悪夢にうなされ、性欲はあるにも関わらず、まともにオナニーをする事ができなかったのだから・・・。
 真弓は、ベッドでオナニーを始めたが、汗まみれになり、濡れたおまんこを後で洗うのなら、浴室でオナニーをした方がいい・・・と思い直し、全裸のまま再びバスルームに向かった。そして何気なく浴槽の中を覗いた。
「はぁぁっ!!」
 一瞬、真弓の頭は真っ白になってしまった。さっきまで、何もいなかったはずの浴槽の中を、十数匹のヒトデの形をした触手生物が泳ぎ回っていたのだから・・・・。
 顔は青ざめ、ゆっくりと後ずさりする。
「そんな・・・・・!!」
 脱衣所で蹲り、悪夢の再現にパニックになっていた。だが・・・、オナニーを中途半端な形で止めてしまった身体は、激しい刺激を求めてしまう。
 もしも、おまんこが濡れたままの状態で浴槽に入ったら、きっとあのヒトデ達はおまんこの中に潜り込んで、いやらしく責め立てるはず・・・。それだけではないでしょう。あれだけの数がいるのです。クリトリスやお尻の穴にもヒトデ達は群がるでしょうし、余った者達は、胸やお腹にまで張り付いて・・・・・。
 そんな事を考えると、あの日、触手動物に股間を責め抜かれた時の快感が蘇ってくる。そして、いつしか手がおまんこを掻き回してしまう。
「だめ・・・!馬鹿なことを考えちゃ・・・・!ああぁぁぁ・・・。」
 でも、おまんこを弄る指は止まらない。
「はぁぁぁ・・・はぁぁぁ・・はぁぁぁ・・・・。」
 呼吸を整え、一度手を止める。ゆっくりと手を股から引き抜くと、手の平までべっとりと汁がまとわりついている。真弓は、その手で乳房を掴み、揉み始める。
「こうして・・・身体に汁を塗っておけば、ここにもヒトデが張り付いて・・・・。」
 恐怖を感じながらも、十数匹のヒトデ達に責められる快感を思い描きながら、身体中にまん汁を塗りたくる。
「ああぁぁぁ・・・・あぁぁぁっ!・・あぁぁぁぁ・・・!!」
 妄想はだんだんとリアリティを増していき、身体が震え始める。だんだんと恐怖心は薄れていき、快感を求める淫らな欲求に屈していく。
「ああぁぁぁーーーー!!も・・・もう、我慢できない!!」
 真弓は浴室のドアを開け、荒い息をしながら入っていく。浴槽を覗くと、数匹の触手動物が泳いでいたが、他の者達は浴槽の壁にへばりついていた。泳いでいるヒトデは、その肌が茶色く変色しているが、壁にくっついているヒトデは透明な感じだった。この茶色い色は、興奮色なのでしょう。
 真弓は恐る恐る、おまんこの汁で濡れた手をお湯の中に入れる。そして、軽く手を振って、汁をお湯に溶かしていく。すると、泳いでいるヒトデは勿論、壁にくっついていたヒトデ達も、一斉に茶色く体色変化をし、まん汁を求めて泳ぎ出す。茶色い肌の上に小さな丸いモノが浮かび上がり、そこからまん汁を吸い上げているよう
です。
「はぁぁ・・はぁぁ・・はぁぁ・・はぁぁ・・・。」
 早く・・・身体中を責められたい・・・!!
 しかし、どうしても勇気が出ない。この間も、真弓のおまんこからは、ドクドクと熱い汁が溢れ出し、太股を濡らしていく。
 一匹のヒトデが浴槽の壁を這い上がり、真弓の手に絡み付く。
「あぁっ!!」
 三、四本の触手が指に絡み付き、その表面に吸盤が浮かび上がって、指に残っているまん汁を舐めている。触手は肌の上を滑るようにくねりながら、優しく愛撫を繰り返す。それは、真弓を誘っているようだった。
 どうなったって・・・構わないっ!!
 真弓は、意を決して立ち上がると、足を湯船の中に沈めていった。そしてゆっくりと膝を曲げていく。ヒトデ達は慌ただしくお湯の中を動き回り、湯の中に漂う匂いを追いかけている。そして、一匹のヒトデが真弓の太股に張り付いた。
「あぁぁっ!」
 真弓はその瞬間、身体のバランスを失い、尻餅をついてしまう。首まで湯船に浸かってしまうと、胸、お腹、背中、勿論、股間にもヒトデ達が群がってくる。
「いやぁぁぁっ!!」
 思わず叫び声を上げてしまった真弓だが、一切抵抗はしなかった。両手を浴槽の縁に掛け、身体を支えたまま動かない。全身をヒトデ達が覆い尽くし、ヌルヌルとした触手が肌の上を這い回る。
「ああぁぁ・・あぁぁ・・・・!ああぁぁぁーーー・・・。」
 全身に鳥肌が立ち、ゾクゾクするような興奮に包まれていく。
「お・・お願い・・・!!無茶苦茶に・・・責め抜いてっ!!」
 真弓は狂ったようにそう叫ぶと、足を大きく開き、お尻を持ち上げた。それを待っていたかのように、数匹のヒトデが股間に殺到する。
「あうぅぅぅっ!!・・あぐぅぅっ!!!」
 一匹のヒトデはクリトリスに吸い付き、一匹はおまんこの中に二本の触手を潜り込ませる。さらに、お尻の穴にまで触手を差し込もうとするまで現れる。
「ああぁぁぁぁぁーーーー!!!」
 一度に敏感な場所を同時に責められ、おまんこが急速に熱を帯びて、ドクドクとまん汁が溢れ出す。二本の触手をおまんこに入れていたヒトデが、その汁に導かれるように、中に潜り込む。そして、もう一匹のヒトデも、その後を追うように中に入っていく。二匹のヒトデの触手は、全部で十数本。それらがおまんこの中で狂った
ように暴れ、まん汁を舐め尽くしていく。
 一方、アナルに触手を伸ばしていたヒトデは、別の動きを見せた。
夏の終りの悪夢7 
 彼らにとっての本当の食べ物は、汚物なのです。それを嗅ぎつけたヒトデは、その触手をお尻の中に突っ込んだまま、他の触手を伸ばして、太股に張り付いていたヒトデの触手に触れる。すると、そのヒトデは新たな触手を伸ばし、他のヒトデの触手へと連結する。
 彼らは個体としては別物だが、意志の疎通ができると同時に、身体の中に取り込んだ栄養を、触手同士を繋げる事で、栄養を共有できるらしいのだ。真弓が知らない内に、ヒトデ同士が触手を結び、全身を包み込んでいった。
 ドクンッ・・ドクンッ・・ドクンッ・・・。
 アナルに進入しているヒトデの触手が太さを増し、脈打ち出す。すると、その触手と連動しているヒトデ達の触手も、同様に脈打ち出す。やがて、アナルに進入しているヒトデだけではなく、他のヒトデ達の触手も太く逞しくなっていく。
「ああぁぁぁーーー!!も・・もっと!!」
 おまんこの中のヒトデも肥大化し、おまんこを押し広げていく。そして触手に瘤のようなモノができると、それが脈打つようにおまんこを擦っていく。
「はぁぁぁーー・・あぁぁぁっ!・・ああぁぁぁーーー!!」
 身体に張り付いているヒトデ達も身体が大きくなり、触手同士の間に膜ができていく。それが脈打つと、手の平で揉むような動きを見せる。
「はぁぁぁっ!はぁぁぁっ!はぁぁぁっ!・・・ああぁぁぁっ!!!」
 全身を快感に包まれ、もはやヒトデ達の虜になってしまった真弓。自ら腰をいやらしくくねらせ、おまんこを締め付け、荒い息をしながら絶頂へと駆け登っていく。
 ヒトデ達にとって、主食となるのは排泄物だが、身体から分泌される汗やまん汁、おしっこなども好物なのだ。その中で、まん汁は特別な食料らしい。それは、自分達の子孫を残す為に必要な栄養が含まれているからだ。
 それまで、ヒトデ達は真弓の尿道を責める事はなかったが、クリトリスを覆っていたヒトデの触手の一本が、その穴を発見した。すると、その触手が細くなり、穴の中へと潜り込んでいった。
「いやっっ!!・・・そ・・・そこは、いやっ!!!」
 進入した触手は、新たな食料を見つけたことを、触手を脈打たせる事で、全体に伝えていく。それに興奮したヒトデ達は、さらに激しく、淫らな動きを始める。
「ああぁぁぁぁっ!!・・あううぅぅぅっ!!」
 おしっこは漏れる事はなかったが、触手は尿道の中をまさぐり、膀胱にまで達すると、尿を吸い上げ、触手を通して他のヒトデ達にまで送り届ける。
 おまんこやアナルだけでなく、尿道まで責められ、下半身がブルブルと痙攣を始める。
「だめっ・・・!!!あうぅぅぅぅっっ!!」
 狭い浴槽の中で、全身を突っ張らせ、凄まじい絶頂の呻き声を上げる!!
 何度も何度も下腹部がいやらしい痙攣を繰り返し、その度に快感の波が全身を駆け抜ける。
「はぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!」
 深い溜息が漏れ、身体から力が抜けていく。しかし、ヒトデ達がそれで満足するはずはなかった。その事は、真弓自身も知っていた。
 海で、あの触手生物は、真弓の体液を絞り出そうと、様々な方法を探し出して責め立てた。この子供達も、きっと新たな方法を試しながら、真弓を絶頂へと導いていくに違いない。
 真弓は快感の余韻を感じながらも、次の責めを期待して、浴槽の中で体位を変えた。足を開いた四つん這いとなり、お尻の穴に力が入らないようにする。
「はぁぁ・・はぁぁ・・はぁぁぁ・・・。」
 彼らの虜となり、真弓自身もまた、性欲の獣と化していった。
「お願い・・・。もっと・・もっと虐めてっ!!」
 真弓は片手で浴槽の縁に手を掛けて身体を支えながら、一方の手でヒトデの上から乳房を揉み、さらに、クリトリスやおまんこに張り付いているヒトデを揉む。
「あぐぅぅっ!!」
 クリトリスに張り付いていたヒトデの触手から、何かが発射され、固く突き出しているクリトリスの奥深くに突き刺さる。
 刺胞だ。これはクラゲやヒトデなどが持っている特殊な器官で、毒を含んだミクロン単位の針。獲物を痺れさせて捕獲したり、身の危険を察知した時に、敵に対して打ち込む武器でもある。
「うぅぅっ!!・・・んんぐぅっっ!!」
 一本の刺胞がクリトリスに打ち込まれると、おまんこの中の触手からも、乳首に張り付いていた触手からも刺胞が発射される。彼らは、神経までも連動しているのだ。
 刺胞は極めて細く、身体に跡が残るような事は無い。だが、問題なのは、その毒である。肌に五ミリから一センチほど食い込むと、先端の毒袋が破けて、毒が吐き出される。最初は鋭い痛みがあるが、すぐにその痛みは薄らいでいく。その後に患部が熱くなり、ズキンッ、ズキンッとした疼きが襲ってくる。
「あぁぁっ!!・・・はうぅぅっ!!」
 身体にはヒトデ達が張り付いているし、たとえ彼らがいなくても、肌の奥の疼きは、自分ではどうしようもない。真弓は浴槽から出ようとする。だが、足に力を入れてしまい、お尻の穴を不用意に締め付けてしまったのがいけなかったのか、アナルに入っているヒトデの触手から、刺胞が再び発射される。そしてそれに呼応するよ
うに、他の場所からも無数の刺胞が発射された。
「ううぅぅぅぅぅぅ・・・・・。」
 再び、浴槽の中に蹲ってしまう真弓。
 身体中が熱くなり、どうしようもない疼きに身悶える。暫くして、じわじわとおまんこから熱い汁が滲み出してくる。すると、彼らが新たな動きを見せ始めた。
 触手の表面に小さく固い突起が無数にでき、さらに、その突起と突起の間からは細かい毛のような触手が密集して生えてきたのだ。
夏の終りの悪夢8
 触手達は、その場所によって形状が違っていた。肌の表面を覆っている触手は、細かい毛が多く。さわさわと肌を愛撫する。二つの穴に入っている触手達は突起が多く、グリグリと捏ね回すように動く。そして乳首とクリトリスを覆っていた触手は、これらとは違った動きを見せた。
 刺胞が発射された他の部分は、媚薬を体内に送り込んだ後、その針は触手の中に引っ込んでいったが、この二カ所だけは、その針が抜かれることはなかった。その針は、時間と共に柔らかくなり、乳首やクリトリスの内部に入り込んだままクネクネと動き、疼いている部分を直接刺激したのだ。
 乳首やクリトリスを愛撫してオナニーする時、表面しか刺激をするしか方法がない。だが、実際にはその固く凝っている内側まで愛撫したくなる衝動に駆られる事がある。それが事実上不可能なので、そのイライラが、乳首やクリを強く摘んだりする行動に走らせたりする。ハードMの女性などは、本物の針を突き刺して、その部
分を刺激しようとする。このヒトデ達は、こんな女の肉体的な感覚を知っているかのように、極細の触手を使って愛撫をしているのだ。
 本当は、ヒトデ達が危険を察したので、刺胞を発射したに過ぎない。だが、それによって真弓の身体が異常に反応することに気付き、こんな愛撫の方法を発見したのだ。
 それぞれの乳首とクリトリスには、五本から七本の針が突き刺さっていた。それらの針が、今は触手としての動きを手に入れ、その内部を蠢きながら快感を送り込んでいる。
「ううぅぅぅっ!!んんんぐぅっ!!・・・はううぅぅぅっ!!」
 様々な部分を同時に責められ、息をすることすらまともにできず、時折、身体の奥から絞り出すような呻き声を上げるだけの真弓。
 最も強力な快感は、やはり乳首とクリトリスへの刺激だった。しかし、あまりにも刺激が強過ぎ、真弓は気が狂ってしまいそうだった。
 おまんこからは潮を吹き、その体液を吸い取ったヒトデの群は、さらに激しく真弓の全身を責め立てる。
 殺される・・・・このまま、気が狂うまで責め続けられ・・、本当に・・・・死んじゃうっ!!
 すでに快感の域を越えた快感地獄の中で、何度も、何度も絶頂を繰り返す。時折痙攣をしていた身体は、やがて痙攣が止まらなくなってしまう。凄まじい快感の大波が何度も何度も打ち寄せ、意識が遠のいていく。
 し・・・死ぬっ!!!・・・助けて・・・!!!お・・・お願いっ!!!!!!
 最後に意識に登ったのは、そんな断末魔の思いだった。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
 意識を取り戻した時、真弓はバスルームの洗い場に横たわっていた。自力で浴槽から這い出したのか、彼らが浴槽の湯の中に沈んでしまったのを助け出したのか・・・それは分からない。
 重い瞼を上げ、最初に目に映ったのは白いタイルだった。
 どうやら・・・生きているみたい・・・。
 だが、身体は動かない。脱力感で指一本、動かす力が湧いてこないのだ。しかし、気持ちのいい脱力感だし、気持ちの上でも肉体的にも充実感に満たされていた。
 視線を軽く上に向けると、そこには浴槽が見える。
 この中には、あの生物がうようよ蠢いているのでしょう・・・。それも、それぞれが巨大化して・・・・。
 もしも次に彼らに身を任せた時には、全身くまなく覆い尽くされ、より凄まじい快感の中で悶え苦しめられて・・・・。
 真弓は、もはや彼らに命すら与えてもいいと考え始めていた。この世で誰も味わったことの無い快感を味わい尽くし、その極限の快感の中で、彼らに吸収されてしまう・・・。最も幸せな死が待っているかもしれない・・・・・。
 二十分ほど横たわっていた真弓だったが、やっと身体に力が戻ってくると、ゆっくりと起き上がった。浴槽を覗くと、数匹は湯の中を泳いでいたが、ほとんどのヒトデ達はいなかった。でも、残っているヒトデ達は、グローブのように大きく、触手も十数本に増えていた。
 僅かに仮眠を取ってから、真弓は会社に出掛けた。
 いつもの仕事、いつもの生活・・・。何も変わっていない。体調も凄くいいし、精神的にイライラすることもない。これまでの精神的なストレスが、彼らとの交わりで全てが解放されてしまったのかもしれない。
「今日は、何か違うわね。・・・凄く肌も綺麗だし、生き生きしているみたい。」
「そ・・・そう?」
 男達の目からも、真弓の変化は見て取れたのだろう。退社する時には、数人の男性社員からお酒に誘われたのだ。
 しかし・・・今の真弓には、男達は魅力的な存在には映らなかった。勿論、精神的な意味で、愛したい、愛されたいと言う感情ではなく、肉体的な意味で、だけれど・・・・。
 真弓は男達の熱心な誘いを断り、一人で夜の街で夕食を取ると、急ぎ足でマンションに帰って行った。
 服を脱ぎ、全裸になる真弓。すぐにバスルームに向かう勇気はなかったが、誘惑に屈するのは時間の問題だった。
 気持ちをリラックスさせる為に、ビールを飲む。
 身体がお酒の力で火照り出すと同時に、身体の奥も熱くなっていく。
 明日はお休み・・・。でも、明日があるかどうか・・・。
 彼らの最終目的が何なのか分からないまま、身体を預けることに、大きな不安と恐怖は消えない。しかし、一度知ってしまった快感を手放す勇気は、それ以上になかった。
 真弓は、缶ビールをもう一本開け、それを一気に飲み干す。そして、彼らの元へと歩き出した。
夏の終りの悪夢9 
 バスルームのドアを開ける。すると、真弓の気配を早くから察知していたのか、すでに彼らはバスルームの壁や床の上にたむろしていた。一匹一匹は、十数本の触手を持ち、大きさは直径三十センチ近い。表面はヌルヌルとして光り、すでに茶色く体色変化をし、興奮状態であることが分かる。
 真弓は浴槽には入らず、洗い場のタイルの上にゆっくりと腰を下ろす。そしてタイルの上に寝そべると、両手、両足を大きく開いた。彼らに、自分の身体を与える為に・・・・。
 ヒトデ達はゆっくりと真弓に近づく。そして身体に這い上がってくると、その触手を大きく伸ばし、全身を覆い尽くしていく。しかし、すぐにおまんこの中に進入したりはしなかった。
 左右の手首に巻き付いていたヒトデは、タイルに吸盤をくっつけながら、手首を引きずって、真弓の頭の上にずらしていく。そして頭の上で手首同士を繋げてしまう。
 たぶん、真弓から抵抗する術を奪う為なのだろう。
 真弓は、ここまで来て逆らう気は無かった。
 一方、足に絡み付いていたヒトデは、別の動きを見せていた。足首を掴んでいた触手と太股を掴んでいた触手が結びつき、膝を大きく曲げさせてしまう。それだけではない。膝の部分に絡んでいた触手と肩口を掴んでいた触手が結びつき、真弓はまんぐり返しのポーズにされてしまった。
 ヒトデ達は連帯プレイで、真弓の自由を完全に奪い取ってしまう。真弓自身、逆らう気などないのだが、こうして身体を無防備に固定されてしまうと、被虐的な興奮が湧き上がってくる。
 彼らは、慌てなかった。真弓の身体を固定した安心感からか、じっくりと責めるつもりのようだ。
「あぐぅぅっ!!」
 乳首に突然、刺胞が打ち込まれる。そしてもう一方の乳首にも・・・。さらに間を置いて、二発目、三発目と、次々に刺胞が乳首を襲った。
 乳首は見る見る固く凝り、激しい疼きに苛まれる。
 一分・・・二分・・・・。
 触手は軽い愛撫を繰り返してはいるが、激しい責めはしようとはしない。
「ひぃぃぃぃぃっ!!!」
 じわじわと焦らされ、身体をくねらせ始めた時、突如、クリトリスに数発の刺胞が打ち込まれたのだ!
 三つの敏感な蕾に、強力な媚薬を注入され、おまんこからはドクドクと熱い汁が溢れ出す。それなのに、彼らはおまんこに触手を伸ばしては来ない。
 な・・・何を考えているの・・・?!!
 激しい疼きと焦燥感を感じながらも、身動きがほとんどできない真弓は、彼らの意図を探ろうとするけれど、だんだんと思考力が薄れていってしまう。
 ほとんど動きの無いまま、五分と言う時間が流れた。この時には、溢れ出たまん汁は、アナルの窪みに溜まり、さらにそこからお尻へと垂れていった。
 お尻に張り付いていた触手が、その汁を舐めているのが分かる。だが、なぜおまんこやアナルに襲いかかって来ないのか・・・・・?
 それに、乳首やクリに打ち込まれた刺胞は、すでに軟化し、いつでもその内部を弄くり回す準備ができているというのに、刺激をわざと与えようとはしない。
 いつまで・・・焦らす気なの・・・?!!
 この時、まん汁を一人舐めていた触手が成長し、股間から真弓の目の前に、その触手を伸ばしてきた。
 何・・・・何なの・・・・?!!
 一本の触手は、二本の触手に分かれる。そしてドクドクと脈打ち始めたかと思うと、ムクムクと膨らんでいった。一本は、直径四センチほどに、もう一本は二センチほどに膨らむ。だが、それだけではなかった。その太い棒状の触手は、いくつかの括れを作り始める。まるで、亀頭がいくつも連なったような卑猥な形だ。
 これで、おまんこを責めようと言うのでしょうか・・・?
 しかし、変化は続いていた。一つ一つの亀頭の表面に、小さな真珠玉ほどの突起が次々にできていく。さらに、その突起と突起の間からは、細い触手が無数に伸びていったのだ。
 そのグロテスクな二本の触手は、ドクンッ、ドクンッと激しく脈打ち、全体が大きく膨らんだり縮んだりする。
 彼らは昨夜、真弓の身体の反応を試しながら、様々な試行錯誤を繰り返し、このグロテスクなチンポのようなモノを想像したようです。
 それよりも、真弓が驚かされたのは、ヒトデが栄養や神経を共有する能力があるだけではなく、人と同じような意志を持っていることだった。
 糞尿や体液を吸収する目的だけなら、焦らしたり、チンポを真弓の目の前に見せつける必要などありません。彼らは、真弓を家畜かペットのように考え、食料の供給源としてだけではなく、精神的に弄ぶことで真弓の支配者である事を誇示し、優越感を楽しんでいるのです。
「欲しい・・・・。欲しいのっ!!・・ああぁぁぁ・・・!おまんこもお尻も・・・、その触手で犯してっ!!」
 真弓は、彼らの意志を感じ取り、まるで媚びるようにおねだりをする。
 ヒトデ達は、その真弓の言葉を理解したのか、ほとんど動かなかった触手達がモゾモゾと動き始める。しかし、乳首とクリに突き刺さっている極細の触手は、動かそうとはしません。一方、二本のグロテスクな触手は、真弓の二つの穴の入り口に到達し、軽く先端を触れさせる。
「ああぁぁっ!!はぁぁっ!!・・はぁぁっ!!・・・入れてっ!!!」
 真弓の言葉に反応し、まずはアナルに触れていた触手が、ズブズブと進入していく。その強引な進入に、アナルが勝手に締め付けられるが、それを無視して触手は進入し続ける。
「いやぁぁぁっ!!!」
 触手は、真弓の叫び声を楽しむかのように、アナルの中で暴れ始めた!
夏の終りの悪夢10 
 アナルに進入した触手は、その中で数本の触手に枝分かれし、汚物を掻き回すようにして細かくすると、激しく脈打ちながらそれを吸収していく。
 触手から触手へ、エネルギーが分配されていき、各触手の動きは活発になる。おまんこの入り口で待機していた触手も、先端の細い触手がチロチロとまん汁を舐め、早くおまんこに頭を潜り込ませ、まん汁の海の中で暴れ回りたい衝動を抑え切れなくなっていく。
「欲しいんでしょ!!・・・・ああぁぁぁ・・・。早く、おまんこに頭を突っ込んだらっ!!」
 真弓はおまんこに力を入れたり緩めたりしながら、グロテスクな触手を挑発する。そして次の瞬間、その触手は一気に真弓のおまんこを貫いた!!
「ひぃぃぃぃっっ!」
 興奮した触手は、最初よりも肥大化していた。おまんこは急激に押し開かれ、真弓は、一瞬、穴が裂けてしまったかと思うほどの痛みを感じた。
 実際、裂けてしまったのかもしれないが、そんな些細なことなどどうでもよかった。真弓は快感に飢えていたのだから・・・。
「もっと・・・もっと動いてっ!!ああぁぁぁぁっ・・・!!もっと激しく・・掻き回してっ!!」
 触手は、おまんこを貫いたまま、突起と細い触手がランダムな動きで、おまんこの壁を擦り始める。同時に、何カ所かの突起の先端が吸盤に変化し、まん汁を吸い上げる。美味しい汁を得た触手は、括れの部分が大きく脈打ち始め、狂ったように真弓の穴を責め立てた。
 全身を覆い尽くす触手達にも、汚物とまん汁の栄養が行き渡るにつれ、真弓は、大勢の男の手で撫で回され、舌で舐められているような快感を手に入れた。
「ああぁぁぁ・・・!はぁぁぁっ・・!はぁぁっ・・!ああぁぁぁぁっ!!!」
 真弓も触手も、互いに欲望を貪り合う・・・まさに、獣のような交わりだった。
 激しく全身を責められ、呆気ないほど早く絶頂を迎えてしまった真弓だったが、これで満足などできるはずもない。
 触手群は真弓を家畜やペットとして利用しているのは事実だ。だが真弓は真弓で、彼らを徹底的に性の道具として利用しようと考えていた。
 真弓にとって都合がよかったのは、彼らが真弓の意志や感情を読みとることができると言う点だった。人間の男が相手ではできないような非常識なセックス(セックスと呼べるかどうかは疑問だが)を要求しても、彼らはいとも簡単に実現してしまうのだから・・・。
 真弓は様々なセックスを要求した。
 子宮の中にまで触手を入れられるセックス。直腸ばかりではなく、さらに奥まで触手で責められるセックス。乳首やクリトリスだけではなく、肌の内側に細い触手を進入される愛撫。宙吊りでのプレイ。多量の粘液で全身を包まれるプレイ。触手によって様々な形に縛られ、責められるプレイ。・・・・・
 彼らは真弓から汚物と体液を吸収しながら、分裂を繰り返した。そして、様々な真弓の要求に応えていった。
 彼らは、卵を産み付けることで繁殖する訳ではない。最初のヒトデは、生命の終焉が近かった為、子孫を卵の形で残したが、豊富に食料がある場合には、単性生殖によって増殖することが可能なのだ。
 真弓の元で増殖したヒトデ達も、多くなり過ぎると、排水溝を通って下水道に入り込んだ。最初のひもじい時期に下水道に入り込んだヒトデ達と共に、彼らはそこにある大量の食料によって、繁殖していった。そして本来の宿主を求め、排水溝を移動しながら、ターゲットを探し回った。
 主にターゲットにされたのは、膣を持つ女達だった。バスルームでオナニーをし、彼らの大好物であるまん汁に溢れたおまんこは、彼らをおびき寄せるには十分だったのだ。
 実際には、多くの女性が彼らの餌食になったが、警察に連絡され、彼らが捕獲されたと言うニュースは流れる事はなかった。
 襲われた時は、ほとんどの女性がオナニーをしていたこともあるが、何よりも、彼女たちの欲求不満を解消させるに十分なテクニックを持っていた事が、彼らが表沙汰に報道されなかった原因だった。また、アナルに触手を伸ばし、女性の天敵とも言える便秘を解消させた事で、彼女たちに歓迎されたもう一つの原因だったかもし
れない。
 それに、女性にはメリットの多い効果を、彼らはもたらしていた。
 例の刺胞は、神経を興奮させる作用がある。他の下等生物の場合は、神経が過敏になり、多くの場合は痙攣を起こして死に至るが、人の乳首やクリトリスに打ち込まれると、神経が過敏になり、絶好の媚薬となる。また、この薬が血液中に入り、細胞に取り込まれると、細胞を活性化させて、若返りの効果があったのだ。
 彼らとのセックスを経験してから、一週間もすれば、肌には艶と張りが戻り、胸やお尻の弛みも改善されていった。さらに、病気にかかっている場合でも、細胞が若く活性化している為、免疫力もアップし、自然に病気が治ってしまったりした。
 精神的な満足感と、肉体的な健康を手に入れた彼女たちは、真弓がそうであったように、皆、生き生きとした美しさを持つようになった。だが、男達から誘われる事が多くなっても、彼らと付き合う事はなかった。
 ・・・・・・・・
 真弓の身体から、彼らが孵化してから三ヶ月。
 千人に近い女性が、彼らとの共生関係を作っていた。女達の欲望は強く、真弓が経験したような快感では満足できない女性も現れた。
 アナルから腸、胃、口まで、彼らに串刺しにされて犯される者。局部を中心に電流を流されて絶頂に達する者。より太い刺胞で身体を突き刺されたり、きつく触手で締め付けられ、被虐的な興奮に酔う者。・・・・・
 しかし、こうした共に利益のある共生関係が、長くは続かなかった。なぜなら・・・彼らが人の意志を感じ取る事ができる為、女と言う生物を見下し、より過酷な形で女達を支配しようとし始めたからである。       (仮END)

前へ <<  投稿小説のページ >> 次へ