森の中の一軒家

作:TAKUYA


森の中の一軒家1

 留美と一緒に車で旅行中、私たちは道に迷ってしまった。それだけならまだしも、バッテリーの問題なのか、森の中で車が動かなくなってしまった。ここまで来る二十分ほどの間に、誰にも会わなかったし、家らしき建物も一軒もなかった。見知らぬ土地で、私たちは途方にくれた。
僅かでも明るさのあった夕暮れから、あたりは夜の闇に包まれ、どうしようもないほどの恐怖が迫ってくる。
「どうしよう。留美。」
「どうしよう、って言ったって・・・。車の中で野宿するしかないじゃない。」
 と、その時だった。曲がりくねった道の先から、懐中電灯らしき物を持った人影が現れた。
「人だよ。・・・助かったじゃない。」
 留美は明るい声でそう言うと、その人影に向かって走って行った。そしてその人と暫く話をしてから、私を手招きする。
「すぐ近くにこの人の家があるんだって。とにかく、今夜はお世話になりましょ。」
 助かった・・・・・・・!
 私たちは、その五十過ぎと思われる男性の後について歩いて行った。森の中の闇は、本当に恐ろしく、その男性が頼もしく思われた。
 男性の家は、歩いて七、八分の所にあったが、細い道の先にあって、あたりは深い森に包まれていた。一応は自家発電の施設があるようで、灯りは点いているけれど、裸電球なので、全体に薄暗い感じがして、とてもこの空間が現代の日本だとは思えないレトロ感があった。
「どうぞ・・・。」
 玄関から暗い廊下を通って、十畳以上ある広い和室に通される。外からはよく分からなかったが、この家は比較的大きな家のようだ。
「いらっしゃいませ。」
 突然、奥の襖が開き、三十前後の和服を着た女性が現れた。
 私たちは、男性が一人で暮らしていると勝手に思い込んでいただけに、驚いた。それに、その女性は美しく、どちらかと言うとむさ苦しい男性と一緒に暮らすには、あまりにも不自然な印象を受けた。
「ここにお客様を迎えるのは久しぶりなんですよ。何もありませんが、まずは身体を温めて下さい。すぐにお食事の用意をしますから・・・。」
 と、熱いお茶を差し出される。
「いえ・・・。泊めて頂けるだけで、本当にありがたいと思っていますから、どうぞ、お気を遣わないで下さい。」
 私は申し訳なくて、そう言った。
 暫くしてから食事が運ばれて来る。森の中と言うこともあって、大したものはなかったが、温かいご飯と煮物は美味しく頂くことができた。
 男性と食事中に話を聞いたところによると、この男性は以前、都会に住んでいたのだけれど、都会の喧騒が嫌になり、五年ほど前にこの田舎に越して来たのだそうだ。この家は、その時にただ同然で買い取り、現在では不自由ながらも充実した生活を送っていると言う。
 女性は千恵美さんと言って、奥さんらしいけれど、どうも本当は違うのではないか・・・と言う感じを受けた。なぜ、そんな印象を受けたのか、自分でもよく分からなかったけれど・・・・。
 食事を終えて暫くすると、私たちは湯殿に案内された。古い家らしく、母屋とは別棟に風呂とトイレがあり、その間を細い渡り廊下で繋がれている。
お風呂は素敵なものだった。この家の近くに温泉の源泉があるらしく、檜の浴槽にはたっぷりのお湯が張られていたのだ。
「良かったね。いい人に巡り会えて・・・。」
 留美は能転気に言うけれど、私は不安を抱えていた。この家に何か良からぬ秘密があるのではないか・・・、もしくは、あの夫婦に特別な秘密があるのではないか・・・。そして、私たちに何か得たいの知れない危険が迫っているのではないか・・・と。
 ゆったりとお風呂に入ってから脱衣所に出てみると、そこには寝巻きとして浴衣が用意されていた。来客が滅多に無いらしいけれど、誰か訪ねて来た時には、ちゃんともてなしができるように準備はしてあるようだ。
 私たちはそれを着て、母屋へと戻る。すると千恵美さんが待っていて、私たちを二階へと案内してくれた。
 それにしても暗い・・・。
 最初に通された部屋やお風呂場には、ワット数の比較的高い物が使われているから、さほど暗さは感じないけれど、廊下の電球は節電の為なのだろう、ワット数の低い物が使われているようなのだ。
 案内された部屋は六畳ほどの部屋で、すでに寝具が二組敷かれていた。それに部屋の隅には練炭火鉢、そして布団の中には炭を使ったアンカまで用意されていた。 
「車は、主人が直せるようならいいのですが、そうでないと修理には丸二日以上かかってしまうかもしれませんけど・・・、仕方がないですよね。」
「そうですね。・・・・色々と、ご迷惑をかけて申し訳ありません。本当に助かりました。」

 私は丁寧にお礼を言い、床に就いた。しかし・・・、一度は床に就いたものの、まだまだ宵の口のはず・・・。なかなか眠ることができない。しかし、それは私だけで・・・、留美は昼間にはしゃぎすぎたせいなのか、暫くすると寝息を立てて眠ってしまった。私は留美と車のこととか、学校のこととか話したいことがあったに
もかかわらず・・・。
仕方がないので、夜具に包まれたまま、一人で今後のことやあの夫婦のことを考えていたけれど、考えれば考えるほど不安が広がって眠れない。それに、この暗闇は人の心を不安定にさせるのか、考えがどんどんマイナス思考になってしまう。
能転気な留美が羨ましい・・・・。
森の中の一軒家2
どれくらいの間、起きていたのか・・・。不安を感じながらも、いつしかアンカの温かさに導かれてウトウトとし始めた頃、突然、部屋の中に光が差し込んできた。
おやっと思って光の源を目で追ってみると、そこには煌々と輝く月があった。
都会にいると月明かりを感じることは滅多に無いし、空を見上げることもほとんどないけれど、こうした暗闇の中ではそのありがたさをしみじみと感じられる。
どうやら、夕方から夜にかけて、空には厚い雲がかかっていただけで、今夜は月夜だったようだ。
淡い光とはいえ、真っ暗闇の中から救い出されたことで、安心して眠れると思ったのに、眠れない。・・・実は、尿意を感じていたのだ。不安から開放されて、気持ちが緩んだからなのかもしれないけれど・・・。
 確か・・・、お風呂と同じ所、渡り廊下の向こうにトイレがあったはず・・・・。
私は、薄暗い廊下や階段を歩かなければならない不安を感じながらも、トイレに行かない訳にもいかず、布団から這い出した。相変わらず、留美は暢気に寝息を立てて眠っている。
階段を下り、渡り廊下を渡ってトイレまで辿り着く。そして暗いトレイで用を足そうとしたのだが・・・。当然、そのトイレは水洗ではない。暗く深い穴に向かって用を足すのは初めてで、薄気味悪さを感じる。
それでも、何とか用を足してトイレを出た。
レトロな感じはいいけれど、トイレくらいは安心してしたいものだわ・・・。
そんなことを考えながら、再び階段の所へ・・・。
すると、家の奥へと続く廊下の先、あの夫婦の寝室らしき部屋から話し声が聞えてきた。大きな声で話している訳では無いけれど、周りが静寂に包まれているので、かなりはっきりと会話が聞き取れる。
「あの子達がいるんです。・・・お願いですから・・・、今夜は許して・・・。」
「嘘を言うな。千恵美。・・・あの女たちが二階にいると思うからこそ、感じているんだろう。」
「そんな・・・・、嘘です。感じてなんか・・・。あぁぁーー・・・・。」
 あの二人が夫婦であることを疑っていた私だったけれど、それは単なる勘違いだったようです。二人の会話は、明らかに肉体関係のある者同士の会話だったのですから・・・。
 他人の家に泊まらせてもらい、その夫婦の営みを覗き見るなんて悪趣味に違いない。しかし、夫婦の意味ありげな会話を聞いてしまった私は、異様な興奮に包まれてしまったのです。
 足音を偲ばせ、夫婦の部屋へと近付いていく。すると、それまでは聞えなかった千恵美さんの熱い吐息まで聞えてきたのです。
私の胸は高鳴り、身体の奥が熱く火照っていく。
こんなことをしてはいけないのに・・・。
そう思っても、今さら引き返す気持ちは無かった。
部屋のすぐ手前まで来ると、障子の一部が破けていることに気づいた。
ここから・・・覗ける!!
私の心臓は、張り裂けそうなほど激しく鼓動する。そして、その場にゆっくりと跪くと、その破れ目から中を覗いた。
「・・・・・・っっ!!!」
 私は目を大きく見開き、声を上げそうになってしまった。
「あぁぁぁっ!・・だ・・ダメ・・・・。そんなに責めないで・・・。あぁぁぁーーー・・・。苦しくて・・・凄く辛いの・・・。」
「相変わらず嘘をつくのが下手だな。・・・苦しいからこそ、こんなにおまんこを濡らしているくせに・・・。」
 千恵美さんは浴衣を着ていたのですが、その前は大きくはだけ、白く形のいい乳房をさらしていました。それだけなら、夫婦の営みの最中なのですから不思議もありませんが・・・・。彼女の胸には、肌に食い込むほど厳しく縄が掛けられていたのです!
光の当たる方向が悪いので、よくは見えませんが、どうやら彼女は後ろ手に縛られているようです。それだけではなく、縄が天井の梁にまで伸びているところを見ると、彼女は畳の上に跪いた状態で吊られているのです。
「ほらほら・・・。どんどん、まん汁が溢れてくるぞ。」
「あぁぁっ!・・・い・・・いやっ!!」
「少しづつ声が大きくなっているぞ。それ以上大きな声を出せば、二階の女たちに聞えてしまうかもしれんな・・・。」
 こちらから見ると、彼女の浴衣の裾は垂れているのですが、浴衣の後ろは大きく捲り上げられ、そこから男の手が股間に差し込まれているようです。
これって・・・・SM?!!・・・この二人は夫婦かもしれないけれど、そう言う関係なの・・・?!それとも・・・、千恵美さんは男に弱みを握られていて、こうして男に弄ばれているの・・・?!でも・・・千恵美さんは明らかに感じているようだし・・・。
私は二人の異常な関係を目の当たりにして、頭が混乱していたのか、考えがまとまりません。しかし、そんなことよりも、自分の身体が異常なまでに火照り、股間から熱い汁が溢れていることに、言葉にできないほどの恐ろしさを感じていました。
二人の会話は続きます。
「お願い・・・。猿轡をして・・・。ああぁぁぁっ!!声が・・・漏れちゃう。」
 千恵美さんは男に猿轡をねだりながら、上半身を妖しく揺らした。すると、季節はずれの風鈴の音が聞えてきたのです。
 私は耳を澄ませ、目を凝らして音源を探しました。すると、彼女の乳首には細い麻縄のような物が括りつけられていて、その先には小さいながらも重そうな鉄製の風鈴が揺れていることに気づいたのです。
森の中の一軒家3
 何て・・・いやらしいっ!!!
「猿轡をしてやってもいいが・・・、猿轡をされる前に、もう一つお願いしなければならないことがあるんじゃないのか?・・・ほら・・・。膝がブルブルと震え出しているし、おまんこもヒクヒクと細かく痙攣しているんだからな。」
「あぁぁぁーーーー・・・。酷い・・・人っ!」
「さあ、言え!・・・どうして欲しいんだ?」
「と・・・トイレに・・・連れて行って・・・・。」
「トイレだと・・・?間に合うのか?!もうそろそろ限界のようだが・・・。」
「あぁぁぁーー・・・。も・・漏れそうなの・・・。早く・・・あぁぁぁーーー。」
「いつものように、この桶にしろ。・・・・さあ。早く準備しないと、畳の上にぶちまけることになるぞ。」
「・・・・・・・・・・ああぁぁぁーーーーー。」
 何を・・・漏らすと言うの・・・・?おしっこ・・・?それとも・・・・。
 SMと言う世界のことを何も知らない私は、千恵美さんが何をされているのか分かりませんでした。
 千恵美さんは、身体を傾けるようにして片足を持ち上げ、片膝立ちになります。そして反対の方向に身体を傾けるようにして、両方の足で立ちます。しかし膝に力が入らないのか、和式トイレで用を足すようなポーズのまま動けません。
「もっとケツを突き出せ。」
「は・・・・はい。豊様・・・・。」
 彼女はそう言うと、男の目の前に、剥き出しのお尻を突き出したのです。
「それでいい。」
 豊と呼ばれた男は、持っていた桶をお尻のすぐ下にかざす。
「・・・・・・・・うぅぅっ!・・うぐぅぅっ・・・!」
 千恵美さんは何かを必死に我慢しているようです。その証拠に、顔には脂汗を浮かべ、唇を噛み締め、目を固く瞑っています。でも・・・それも限界のようでした。
「はぁぁっ!!・・だ・・・だめぇぇっ!」
 彼女の頬がプルプルと震えたかと思うと、凄まじい音が部屋中に響きました。その音は、明らかに汚物を排泄する音でした!!
 まさか・・・そ・・そんなっ!!!
 私は便秘症なので、便秘薬は手放せません。でも、どうにもならない場合には、浣腸のお世話にならなければなりません。その時には、誰もいない家のトイレでするのですが、排泄する時の音は半端ではない大きさなので、その恥ずかしさに一人で赤面してしまうこともしばしばです。
 私は耳を手で覆って、その排泄する音を聞くまいとするのですが、二度、三度と排泄音が聞えてきます。
「・・・・・・・・・・・」
やっと室内が静まり返る。でも、千恵美さんのすすり泣く声が微かに聞えてきます。
世の中の男性の中には、女性に恥ずかしいことを強要する人がいると言います。私の友達の中にも、恋人から「オナニーを見せてくれ。」とせがまれて、無理矢理させられてしまった、と言う話を聞いたことがありましたから・・・。
でも・・・、それは、恋人同士が普通のセックスに飽きてきた頃、新たな刺激を求めて・・・と言う意味であって、女性を辱めたりするのが目的ではありません。
それに対して、排泄を強要すると言う行為は、明らかに女性に対する陵辱であり、拷問であり、犯罪行為以外の何物でもありません。
「洗ってやるから、しっかりと立て。」
「ありがとう・・・ございます。」
 千恵美さんはふらふらと立ち上がると、男が天井から吊ってある縄を解き始めました。
 あぁっ!・・・いけないっ!!・・・お風呂場に行くんだわ!!
 陵辱劇の悲惨さを目にして、呆然として座り込んでいる場合ではありません。私は彼らが部屋から出て来る前に、どこかに隠れなければならないのですから・・・。
 廊下に足を滑らせるようにして足音を消しながら歩き、階段を上って行きます。そして階段を半分ほど上がってから、身を屈めます。
 夫婦の部屋からお風呂場に行くには、廊下を歩いて階段の近くまで来てから、右に折れた廊下を進んでいきます。幸い、階段は廊下の左側にあるので、階段の中央あたりでしゃがみ込んでしまえば、彼らからは見られずにすみます。
「縄を解いて・・・。こんな姿を彼女たちに見られたら・・・私・・・・。」
「ふふふふ・・・・。本当は、惨めな姿をあの子達に見てもらいたいくせに・・・。お前はそう言う女なんだ。」
「そんな・・・・・。」
「さあ。風鈴を揺らしながら歩け。・・・マゾ女。」
 チリンッ・・・・・チリンッ、チリンッ・・・チリンッ・・・・
 風鈴の音がゆっくりと近付いて来てから、今度はだんだんと音が遠のいていく。
 私は寒さではなく、何かに怯えるように震えていました。
 二人は浴室に入ったようですが、そこは廊下の先ですから、ほとんど音は聞えてきません。
 私は大きく深呼吸をしてから、その場を立ち去りました。
 部屋に戻ると、留美は階下での出来事に気づいていないようで、安らかな寝息を立てて寝ています。
 私も床に入ったのですが、どうしても先ほどの映像が頭から離れてくれず、眠れません。
 それに・・・、あの二人のプレイは、まだ始まったばかりのようでした。ですから、今現在・・・、下では新たな痴態が繰り広げられているはずなのです。私は無意識の内に階下の物音に聞き耳を立てていました。
森の中の一軒家4
どれくらい眠ったのか・・・。ふと窓を見ると、まだ月明かりが差し込んでいます。角度は変わっているようですから、一時間以上は経っているでしょうか・・・。
留美は相変わらず眠っているのかと思って、隣の布団を見てみると、そこには留美の姿がありません。
用を足しに下にでも行ったのだろうか・・・?
寝起きで頭がしっかりと働いていなかったので、ぼんやりとそんな風に考えました。でも・・・!!よく考えてみれば、下に行けば必ず彼らのアブノーマルなプレイに気づいたはずです!
早く戻って来ないかしら・・・?ひょっとしたら、彼女は豊とか言う男の餌食になって・・・!!
でも、彼女は千恵美さんのようなタイプの女性ではありません。

留美は、普段は明るく、能転気、常に物事をポジティブに考えるタイプで、私とは逆です。また、彼女には怖いところがあって、他人の苦しんでいる姿を見ても、同情したり、何とか助けてあげようなどとは考えないようです。それどころか、自分が気に入らない子に対しては、あからさまに悪口を言ったり、時には陰険な方法で
苛めているようです。ですから、もしも彼らのプレイに参加するなら、きっとS側でしょう。
私は彼女をじっと布団の中で待っていたのですが、階段を上ってくる気配がありません。
ピシッッ!
遠くで何かが弾けるような音が聞えます。それも外から・・・。最初は、風で何かが飛ばされ、それが枝か何かに当たったのかと思ったのですが・・・・。
ピシッッ!・・・・・ピシッッ!
と、その音は私の方に近付いてくるのです。
私は外で何が起きているのか気になって、そっと布団から抜け出して、窓の外を見てみました。
「あぁぁっ!!」
 思わず声を上げてしまった私。
 そこには、素っ裸にされ、四つん這いで歩かされている千恵美さんがいたのです!
 上半身には縄が幾重にも食い込み、首には首輪。そしてお尻からは尻尾らしき物が生えています。
 そして・・・首輪に繋がっているリードを辿っていくと、そこには浴衣の上に丹前を羽織った留美がいました。そしてその手には鞭が・・・。
「どうしたの?いつもは、誰もいない森の中で、彼に鞭を打たれながら大きな悲鳴を上げているんでしょ。」
 ピシッッ!!
「うぐぅぅっ!」
「さあ。悲鳴を上げたら?!そうすれば、寝ている香織だって起きるはずよ。」
「そんな・・・・。」
「彼に恥ずかしい姿を見られるだけじゃ、満足できないんでしょ。・・・彼が言っていたわ。私たちが上で寝ていると思っただけで、千恵美はいつも以上に『おまんこ』を濡らしてた、って・・・。」
「違います・・・そんな女では・・・」
 ピシッッ!!
「うぐぅぅぅっ!!」
「立ちなさい。千恵美。・・・・そこの木に両手をついて、お尻を突き出すの。」
「・・・・・は・・・はい。留美様。」
 留美様って・・・?!!一体・・・、どうなっているの?!!それに、あの豊と言う男はどこに・・・?!
 しかし、目の前で行われる行為に意識は釘付けで、思考力がうまく働きません。
 千恵美さんは、庭の大きな木両手をつき、足を開いてお尻を後ろに突き出します。月明かりしかありませんから、股間の部分はよく見えませんが、張り形のような物がお尻の穴に入っていることだけは確認できました。
「犬のように四つん這いで歩かされ、鞭でお尻を一杯打たれたと言うのに・・・、何でこんなにおまんこを濡らすのかしら・・・。マゾ女って、不思議な生き物ね。」
「・・・・・・・!!」
「そうそう。・・・・千恵美は、ここの穴でも逝くことができるんだって?!」
 留美はそう言うと、千恵美さんのお尻の穴に突き刺さっている張り形を、一気に引き抜きます。
「はうぅぅっっ!!」
 千恵美さんの身体がビクッと跳ねます。
 留美は引き抜いた張り形を、恐る恐る顔に近づける。
「ふぅぅぅん。・・・匂いはしないわね。どうして?」
「豊様に・・・。すでに、二度・・・・、浣腸されていますから・・・。」
「あなた・・・。浣腸されも感じるの?!本当のド変態ね!」
「・・・・・・・・」
 千恵美さんはその言葉を否定することもなく、押し黙ったままだ。
 彼女は・・・・、やっぱり、浣腸されながら興奮していたんだわ・・・!
「世の中には『マゾ女』と言う生き物がいるとは知っていたけど、ここまで変態だとは思わなかったわ。・・・でも、ひょっとしたら香織も、あなたみたいなマゾ女なのかもね。」
「・・・・・・・!!!!」
 突然、私の名前が出てきて、驚きのあまり声も出ません。
「香織は大人しい子だし、清純ぶっているけれど、あなたと共通する何かがあるの。人に酷いことを言われても言い返せなかったり、辛いことがあっても、黙りこくったままじっと我慢をしていたり・・・。」
森の中の一軒家5
 私は心臓が破裂しそうなほど熱く脈打つのが分かりました。そして、顔は真っ赤に高潮し、身体の奥に異常な火照りを感じていました。
 何かが・・・おかしい・・・・。私は・・、マゾ女なんかじゃないのに・・・!!!
「さてと・・・。一度、お尻の穴で逝くところを見せてもらおうかしら?!!」
 留美はそう言うと、手に持っていた張り形を、千恵美さんのアナルに突き刺しました。
「はうぅぅぅぅっっ!!」
 千恵美さんは身体を固くし、呻き声を上げました。でも、その呻き声から苦痛は感じ取れません。
「ほら。・・・・自分でソレを握って、出し入れしたら?!さっきから逝きたくて逝きたくて仕方が無かったんでしょ。」
「は・・・・はい。」
 千恵美さんは、左手を木に押し当てるようにして身体を支えながら、右手を股間へと差し入れます。そして張り形の根元をしっかりと握ると、ゆっくりと出し入れを始めました。
「・・・凄い光景ね!こんな風にお尻の穴って広がるんだ!」
 留美は変わった生き物を見るかのように、千恵美さんのお尻の穴を間近で観察した。
「もっと気持ちを込めて・・・。感じてるんでしょ。千恵美。だったら、もっといやらしい声を上げて、お尻も振ったら?!」
「は・・・はい。・・・あぁぁぁっ!・・はぁぁぁっ!・・あぁぁぁっっ!!・・」
 それまで、手先だけを動かしていた千恵美さんは、何かが吹っ切れたかのように、激しく張り形を動かした。そして堪えていたはずの歓喜の声も上げるようになり、お尻をくねくねとくねらせた。
「凄く感じているみたい・・・。でも、快感だけじゃ、物足りないんでしょ!」
 留美はそう言うと、丹前のポケットから太い和蝋燭を取り出した。  
「外は寒いから、身体を温めてあげるわ。・・・ありがたいと思ってね。」
 ジュポッ!と、ライターの火がつき、その火が蝋燭に移される。
「はぁぁぁっ!!あぁぁぁっ!!あぁぁぁっっ!!・・・」
 千恵美さんは、留美が何をしようとしているのか気づいていないようだった。それは、千恵美さんがアナルの快感に酔っている証拠なのでしょう。
 あんなにはしたない姿で・・・感じているなんて・・・。何か・・・、羨ましいっ!!

 私はオナニーをする時でも、大人しいものです。ベッドに入り、必ず布団を身体に掛けます。それは夏でも同じです。そして、パジャマのズボンとショーツを膝まで下ろし、お尻の下にバスタオルをいくつかに折り畳んだ物を敷きます。ここまで準備ができたら、ゆっくりと上半身から愛撫を始めます。十分に濡れてきてから、
指を股間に這わせます。でも、あくまでも割れ目からクリトリスのラインに沿って指を往復させるだけで、中に指を入れたりはしません。こうして焦らすようにして楽しんでから、最終的にはクリトリスを激しく擦って逝きます。逝く瞬間は、足をしっかりと閉じ、全身を仰け反らせるようにして・・・・。
「はぁっ!!・・・あぁぁっ!・・熱いっ!!・・・あぁぁっっ!!」
 千恵美さんの声が、次第に大きくなっていきます。
 蝋燭を垂らされる瞬間を見るのが怖くて、彼女たちの様子を見ていなかった私ですが、千恵美さんが「熱い」と言いながらも、凄く感じているようなので、私は恐る恐る様子を伺います。
 蝋燭の雫がお尻に垂らされる度に、千恵美さんのお尻がビクッと収縮します。でも、その熱さから逃れようとしている様子はありません。それどころか、自分でお尻の穴を激しく犯しながら、さらなる蝋燭責めを求めるかのように、お尻を淫らに蠢かしているのです。
 今の千恵美さんは、最初に会った時の上品な奥様と言うイメージは影も形もありません。まさに「淫乱で変態のマゾ女」そのものです!

 でも・・・。その姿に、私は強い憧れを感じました。日頃、仮面を被って生きている息苦しさから開放され、本能のままに快楽を求めるメスに成り下がる・・・。浅ましいと人からは言われるでしょう。でも、何もかも忘れて狂ってしまえることは、ストレスを抱えたまま生きていくより、健康的なのではないでしょうか・・・
。勿論、これまでの私は、浅ましい女に成り下がることが怖くて、ずっと自分の淫らな願望を押さえ込んできました。
「あぁぁぁっっ!!もっと、苛めてっっ!!あぁぁっっ!!あぁっっっ!」
「どうしようもない変態ね!!」
 留美ははき捨てるように言うと、鞭を力一杯振り下ろした。
 ビシィィッ!!!
「ひぃぃぃっ!!」
 鞭が数発お尻にヒットし、肌に張り付いていた蝋が弾けるように飛び散る。そして真っ赤に染まっている千恵美さんのお尻に、改めて蝋が垂らされる。
 そんな・・・酷いっ!!
 しかし、千恵美さんは悲鳴を上げながらもアナルを犯し続けています。
 あまりにも異常な世界・・・。自分では、千恵美さんのようなことをされたいなどとは思いません。なのに、身体はどうしようもなく火照っていて、じっとしていられません。
 私は浴衣の上から、軽く胸を揉みます。ブラはしていないので、乳首が浴衣の布に擦れる。最初は、いつものように優しく胸を揉むだけでしたが、すぐにそんな生易しい刺激では物足りなくなってしまいました。
 私は左右に浴衣を引き剥がし、胸を露わにします。冷たい空気が胸に触れ、Dカップの胸が月明かりの元に晒されたことを感じる。
「好きに・・・してっ。」
 私は自分で自分の乳房を鷲摑みにすると、歪に変形してしまうほど強く胸を揉みました。
森の中の一軒家6
乳房が痛い・・・。でも、乱暴にされている思いだけで、痛みは快感へと変わってしまう。
私は普段、乳首を愛撫する時には、軽く摘む程度にしか刺激をしません。なぜなら、乳首が感じ過ぎるので、強く揉んだりすると、快感と言うより痛みの方が強くなってしまうからです。
でも、この時の私は違いました。激しく責めて欲しいっ!!と言う思いが強かったからです。
「あうぅぅっ!」
 軽く乳首を摘んだはずなのに、やはり少し痛い。でも、私は自分の手が他人の手であるつもりで、グリグリと揉み潰しました。
「・・・・・うんんんんんっっ!!」
 脳天に突き抜けるような痛み・・・!でも、それは凄まじい快感でした。
 おかしい・・・。今日の私・・・、何かが、おかしい・・・・。
乳首を強く揉んだり、爪を立てたり・・・、普段はしないような激しさで責め立てます。股の割れ目からはドクドクと言うほど熱い汁が溢れ出し、腰が勝手に淫らな動きを始める。
外からは鞭の音と千恵美さんの歓喜の声が聞え続けている。それは、まるで媚薬のように、私の脳を麻痺させていく。
もう・・・我慢なんて、できない!!
私は片手を浴衣の裾の間から差し入れ、ショーツの中心を撫でる。
凄く・・・濡れてる・・・・。
私はベッド以外でオナニーなどしたことはありません。でも、「今、私は立ったままオナニーをしている!」と思うと、自分のはしたない行為に興奮し、指の動きを止めることなどできませんでした。
目を開けると、千恵美さんは両手を木について、お尻を後ろに突き出して身悶えていました。髪をアップに留めていたピンが外れたのか、髪を振り乱して・・・。
「留美様・・・。もっと、お尻を苛めて下さい!!ああぁぁぁっ!!もっと・・、もっと蝋燭を・・・!!あぁぁぁーーーー!!」
留美は張り形と蝋燭を使い、笑いながら千恵美さんを責め続ける。
 私はショーツを脱ぎ捨て、浴衣を捲り上げて前屈みのポーズを取ります。
「・・恥ずかしい・・・。あぁぁぁ・・・、見ないで・・・・。」
 しかしその言葉とは裏腹に、私は自ら足を開き、膝を押し広げるようにしてお尻を突き出します。誰かがもし後ろから見ていれば、私の濡れたおまんこもお尻の穴も丸見えのはずです。
 私は胸が張り裂けそうなほどの羞恥を感じながら、お尻を振ります。すると、胸にも股間にも触れていないのに、割れ目の奥から熱くねっとりとした汁が溢れ出し、暫くすると、糸を引くようにしてその汁が垂れていきました。
「いやらしい女・・・。はしたない女。・・・淫乱な女・・・。汚らわしい女・・・。」
 そんな言葉を口にすると、胸は苦しくなるのに、身体は焼けるように熱くなっていく。
「もう・・・だめっ!」
 私は股間に手を差し入れます。そして、これまでオナニーでしたことがないにもかかわらず、指を二本重ねるようにして、一気におまんこに突き刺しました!
 ズブズブと入っていく指・・・。それまで、自分で指を入れたことが無かったせいでしょうか、自分の指でありながら、自分の指である感覚はありませんでした。
「あぁぁっ!!・・・い・・いやっ!」
 でも、勿論指を抜く訳ではありません。肩を捻るようにして、より深く、より乱暴におまんこの中を掻き回すのです!
 こんなに・・・、感じてしまうなんて・・・!!信じられないっ!!
 クチュッ、クチュッと言う卑猥な音と、私の熱く大きな吐息だけが部屋に響く。もはや、自分の感じている快感に酔いしれ、外で千恵美さんが責められていることなど、関係ありませんでした。
「あぁぁぁっ!そんなに・・激しくしないでっ・・。あぁぁぁーーー!」
 二本の指は愛液で濡れ、指ばかりか手の平や手首にまで愛液が伝う。
 このままだと・・・逝ってしまうっ!!!
 そう思った時、私は静かに指を抜きました。そしてその手を自分の目の前へと導きます。月明かりに指が浮かび上がる。その指はヌルヌルとした汁をたっぷりと絡ませ、ゆらゆらと湯気すら立っている。
「なんて・・・・、浅ましい女なの・・・!」
 自虐的な気持ちになった私は決意します。
 目を閉じ、改めて指を股間へと移します。そして、今度はおまんこではなく、お尻の穴にその指を触れさせたのです。
「・・うんんっっ!・・・あんんっっ!・・・い・・・いや・・・。あぁぁぁーーー・・・。」
 以前、ウォシュレットでお尻を洗った時、擽ったさを感じたことはあったけれど、快感など感じたことはありませんでした。それ以降も、ウォシュレットを使ったり、お風呂で身体を洗う時にも、特に違和感を感じたことはありません。
なのに・・・、異様な興奮に包まれていたからでしょうか・・・?それとも、千恵美さんがアナルで感じている姿を見ていたからでしょうか・・・?明らかに、私はお尻の穴で快感を感じていたのです!
「あぁぁぁ・・、触らないで・・。あぁぁぁーーー。」
 指は何度もお尻の穴を擦り、円を描くように撫で回します。でも、さすがに指をアナルに入れる勇気などありません。
「尻の穴は感じるか?・・・お嬢さん!」
 私の真後ろから聞えてきた野太い男の声に、全身が凍りつきます!
「お前にはマゾっ気があると留美が言っていたが、本当のようだな。しかし・・・、まさか尻の穴に指を突っ込んでオナニーするような女だとは思わなかった。」
 男はいつから私の後ろにいたのか・・・・?それよりも、私は・・・、一体、どうしたらいいの・・・?こんな恥ずかしい姿を見られてしまって・・・・!!
 私の身体は硬直したまま、全く動くことができません。
 ピシャッ!!と、男の手が私のお尻を叩く。
「ほら。・・・オナニーの途中だったんだろう。逝くまでやらないと、気が変になっちまうぞ!」
 男はそう言うと、お尻をいやらしく撫で回した。
「た・・・たすけて・・・・。」
 私は恐怖に怯えながら、蚊の鳴くような声で言います。
「何を助けるんだ?・・・俺に逝かせてもらいたいのか?」
「・・・・・・・・!!」
「お前は、誰かに自分のオナニーを見られたいと思っていたはずだ。だから、俺が見ていてやるんだ。・・・それで十分だろう。・・・さあ、ぐずぐずするな!!さっさとしないと、お前のケツの穴に俺のモノをぶち込むぞ!!!」
「あぁぁぁぁーーーーー!!!」
 私は男の恐ろしい言葉に、パニックになってしまいました。そして恐怖に負け、指をおまんこの中にズブズブと突っ込むと、激しく指を動かしたのです!!
「あぁぁぁっ!!!いやっっ!!・・・あぁぁーーー・・・見ないでっ!!!お願いっっ!!」
 実際に、男の目の前でオナニーを強要され、気が変になりそうでした。でも・・・、オナニーをしなければ、お尻の穴を犯されてしまうのです!!
 私は死に物狂いで指を動かします。でも・・・恐怖が先に立ってしまって、絶頂に達するどころではありません。
「激しいオナニーだな。・・・だが、おまんこだけでは物足りないんだろう!」
 男はそう言うと、いきなり私のお尻の肉を掴みます。そして熱い息がお尻の穴に掛かったと思った次の瞬間、ヌルッとした舌が私のアナルを舐めたのです!!
「ひぃぃぃぃっっ!!」 
 あまりのおぞましい感触に、私は身体を仰け反らせて叫びました。そして頭の中が真っ白になってしまい、訳が分からないまま、その場に崩れ落ちてしまったのです。
「尻を舐められて逝っちまうとはな・・・。想像していたより、重症のマゾ女だな。」
 私は男の言葉を遠くで聞いていました。           
(完)
(今後の展開)
 その夜、私は地獄を体験することになります。
 全裸にされた挙句、後ろ手に縛られてしまい、食事をした一階の和室に連れて行かれました。そこでは、留美が火鉢の近くで胡坐をかき、お酒を飲んでいました。そして床の間には、まんぐり返しの恥ずかしい姿にされた千恵美さん。彼女は、その上を向いたおまんこに、一輪の花が生けられていました。
 私は留美の前で、先ほどしていたオナニーの様子や、どんな風に逝ってしまったかを、男の口から暴露されてしまいます。
 男と留美からさんざん変態扱いされ、私はこのまま舌を噛み切って死んでしまいたいほどの恥ずかしさを感じました。
 しかし、これは羞恥責めの序章に過ぎませんでした。
 留美が言う。
「私の前で逝ってみてよ。香織。・・・普段は純情ぶっているあんたが、どんな声を上げて逝くのか、興味があるわ。」
オナニーなどできないと拒絶すると、私は無理矢理立たされ、縄で吊られてしまいます。そして、股間に瘤の付いた縄を通され、前後から縄を擦られてしまいまったのです。
男は、必死に快感と闘う私の表情を見ながら、じっくりと楽しんでいるようでしたが、留美は違いました。
「何をお上品ぶってるのよ!」
 彼女は縄を柱に固定すると、鞭を手にしたのです。そして私のお尻とお腹を交互に打ちました。お尻の痛みから逃れる為に、反射的に腰を前に突き出し、お腹を打たれると腰を引いてしまう。こうして無理矢理腰を前後に振らされたのです。
 クリトリスからアナルに至る一直線上を、瘤の付いた縄がズルズルと擦られ、私は生まれて初めて味わう恐ろしいまでの快感に屈してしまいます。そして、全身から力が抜け、宙吊り状態になった私は、その場でおしっこを漏らしてしまいました。
 身体を洗う為に、私は風呂場に連れて行かれます。でも、身体を洗われるだけではありませんでした。浣腸責めが待っていたのです。
 私は後ろ手のまま跪かされ、頭を床につけます。そして足を開かされ、お尻を高々と持ち上げられます。普通の四つん這いより恥ずかしいポーズです。
「どうせなら、これくらい入れた方が面白いんじゃない?!」
 男よりも留美の方がはるかに凶暴でした。彼女は200ccもの浣腸液を、一気に入れてしまったのですから・・・。
 それだけではありません。すぐに漏らしそうになると、円錐形をしたアナル栓で排泄することを許さず・・・・
「私は、ウンチを噴出す姿を見られておまんこを濡らす、変態のマゾ女です。」
 と言わされた挙句、ウンチを高々と噴き上げてしまったのです。
 この時は、「誰でもいい・・・、私を殺してっ!!!」と、叫びたい気持ちでした。
浣腸責めの後も、留美のテンションは下がりません。
私は、千恵美さんがされたことと同じことをされたのです。お尻の穴に細めの張り形を突っ込まれ、四つん這いで歩かされる。そして、自らお尻の張り形を動かしながらオナニーをさせられたのです。
勿論、アナルだけで絶頂に達することはできず、ローターをクリトリスに当てるようにして、やっと絶頂に達することができました。
この時点で、身も心もボロボロでした。でも、男は満足していなかったのです。
私はお尻の穴に二つのローターを入れられたまま、男のイチモツをしゃぶらされ、次には男の上に跨るようにしてセックスを強要されたのです。
でも、男が射精する前に、私の方が先に逝かされてしまい、お仕置きとして、お尻に蝋燭を垂らされながら、男が満足するまで責め続けられたのです。
もはや、指一本、動かす気力すら失った私は、二人の女性に全身を愛撫されました。そして一時間以上に渡って、優しく、ねちっこく、全身隈なく責められ・・・、発狂する寸前まで快感責めを受けました。
そして最後に、私は彼らの奴隷女であることを誓わされ、やっと眠りに就くことができました。
目が覚めた時、私は車の中にいました。
あの家から開放され、留美の運転する車で帰宅する途中だったのです。
私が眠っている間に、彼らと留美の間で何があったかは分かりません。でも、あの家から開放されたのですから、安堵に胸を撫で下ろしました。
しかし・・・・。サディストとしての喜びに目覚めた留美は、私を解放しようとはしなかったのです。
そして・・・・。学校に戻ってからは、大勢の前で恥をかかされると言う、更なる地獄を体験させられることに・・・・・。
追加:
 瘤付きの縄で責められる場面は、本来はもっと過酷なものです。

 最初は縄を股間に通され、軽く上下に揺すられたり、僅かに擦られたりするだけ。その後、大きく縄を前後に擦られることになりますが、この責めに香織は堪え抜きます。痺れを切らした留美が鞭を振るうのですが、そこですぐに快感に屈する訳ではありません。男の提案で、長く張った縄を股間に挟んで歩かされることになり
ます。しかし、途中で歩くことができなくなり、お仕置きを受けることに・・・。それは、股間に媚薬を塗り込まれ、足を閉じられないようなポーズに縛られることです。そして香織自身の口から「股縄でオナニーさせて下さい。」と言わされ、自ら腰を前後に振って絶頂に至る。・・・・・と言うのが、本筋です。
 その後の浣腸シーン、メス犬シーン、セックスシーン、レズシーンなども、このあらすじよりも過酷です。
 また・・・。

 この夜、香織と千恵美は座敷牢で一緒に寝ます。そして明け方近く、二人は色々な話をすることになります。まずは、千恵美が豊と会うまでの話、そして出会ってからの話、最も重要なのは、マゾとしての喜びを教え込まれた後の千恵美の生き方や考え方。・・・ここに、マゾ女としての喜びに目覚めてしまった香織のこの後の
人生についての暗示が込められています。
 本来、この森の中の一軒家での物語は一夜限り。その後は、留美と香織のレズSMの話になります。これは、全く別の話です。

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