淫乱妻の園

作:TAKUYA


「淫乱妻の園」
 私は結婚してまだ一年の新妻で、寧々と言います。二十五歳。
 私は十六歳で初体験を済ませてから、今の夫と結婚するまでに、五人の男性と経験をしました。でも、決して浮気性な女ではなく、一度パートナーと関係を持ったら、どんなに素敵な男性が現れても、乗り換えたり、二股を掛けたことはありません。
 一途な女である私ではありますが、セックスに関しては貪欲な方だと思います。と言うのも、彼とのセックスで、より二人が興奮できたり感じることができるよう、様々な体位を試してみたり、野外セックス、玩具を使ったプレイなども、積極的に挑戦してきましたから・・・。
 中には、私のことを淫乱だと決め付け、「俺一人では満足できないんだろう!」などと蔑む人もいました。でも、私は決してそんなことはしたことはありません。
 これまでの男性は、最終的には、私の積極的な性への欲求を、受け入れてくれませんでした。毎日でもセックスがしたい、一晩で何度もセックスがしたい、と言う私の貪欲な性欲に、ついて来れなくなったのです。
 でも、夫は違いました。現在、三十六歳ですが、毎晩のように抱いてくれますし、一晩で三度くらいはセックスができます。
 結婚当初などは、会社から帰るなり、玄関先で私を四つん這いにして犯したり、キッチンで、リビングで、バスルームでと、彼は発情する度にセックスを要求しました。
 そして、数ヶ月が経った頃には、私に様々なコスプレをさせたり、オナニーを強要したり、時には私を縛って強引に犯したりもしました。
 彼は、私以上に性に対して貪欲なのです。
 表向きは人も羨む仲睦まじい夫婦ですが、一歩家に入れば、オスとメスと化し、互いに身体を貪るように求め合う獣の関係です。
 そんな幸せな新婚生活も、一年で終わりが来ました。
 彼が浮気をしたとか、会社を解雇されたとかではなく、海外に転勤になってしまったのです。場所はヨーロッパ。期間は三年。

 彼はイギリスに留学していたこともあり、入社当初から、海外での仕事を仰せつかっていたのですが、やっと本社に戻って、彼も暫くは日本にいられると思っていました。ですが、私たちが結婚した少し前から、海外支店での成績が振るわず、語学力に長けた社員が再三派遣されたのですが、思うように成績が上がらないことも
あって、遂に、彼に白羽の矢が立ったのです。
 彼は、私が浮気性な女でないことは、十分に理解してくれているのですが、不安はあったようです。なので、彼がヨーロッパに行っている間、一週間に一度は、私のオナニーしているところをビデオに撮影し、メールで送るよう約束させられました。
 一人で自分を慰めることは虚しい行為に違いありません。でも、夫が見てくれるならば、虚しくはないのではないか・・・、そんな想いで、了承しました。
 夫は旅立ち、どんなオナニー・シーンを夫に送ったらいいのか悩んでいると、突然、宅配便が届きます。大きなダンボールが二箱・・・。その中身は、全てアダルトグッズでした。大小様々なバイブ、卑猥なランジェリー、媚薬、アナルグッズやレズ用の道具までありました。
 彼の好奇心は尽きないようです。
道具から分かるように、私にアナル責めをしようとしていたことは明らかですし、レズビアンの相手を探し、二人の女性が絡み合うビデオを送ってくれ、と言うメッセージすら込められているのですから・・・。
私は夫の性に対する貪欲さに驚かされましたが、それらの道具を見ながら、身体の奥がじわじわと熱くなっていく自分の淫乱さにも驚いてしまいました。

それまで、アナルセックスと言う言葉は聞いたことがありましたが、さすがに排泄する穴を性器として扱われることには抵抗がありましたし、レズなんて、熱い男性のモノで犯されない快感なんて詰まらない、と思っていました。それなのに、夫からそうしたプレイを要求されていると思うと、ゾクゾクするような興奮を感じてい
たのですから・・・・。
夫が旅立ってから、私はまずはバイブでのオナニーシーンをビデオに撮り、彼に送りました。すると、夫からすぐにメッセージが送られてきて、次のビデオで使用する道具や衣装などの指示が与えられました。そればかりか、ビデオの構成までも指示を出し、まるでAV撮影の監督気取りです!
私は夫が興奮してくれていることが嬉しくて、彼の要求する通りにビデオを撮影しました。

カメラに向かって彼にメッセージを送ることから始まり、セクシーなランジェリーを着て淫らなポーズを取ります。さらには、小さめの玩具をおまんこに入れて、愛液が膝まで垂れるまで卑猥なダンスをさせられたり、指定されたバイブを夫のモノであるかのように、しゃぶらされます。そして最後に、夫のモノを跨ぐようなつも
りで、激しく腰を振らされるのです。
こうしたビデオ撮影は、まるで目の前に夫が見ているような錯覚に陥り、私自身も新鮮な興奮を味わうことができました。
最初の数ヶ月は、こうしたオナニービデオで満足してくれていた夫でしたが、やはり飽きてくるのでしょう。とうとうアナル責めを指示してきました。
しかし、夫に無理矢理お尻を責められるならともかく、自らアナルを責めることには抵抗がありました。
特に最初にしなければならない浣腸は、「辛い」だけでした。
私自身、夫が私のお尻に興味があることを知った時には、ゾクゾクするような興奮があったのですが、浣腸によって吐き出された汚物を見てしまうと、その気持ちが萎えてしまうのです。
そこで、夫にはレズビアンの女性を早急に探すことを約束し、アナル責めは暫く許してもらいました。
夫はしぶしぶ了承してくれましたが、焦ったのは私でした。どうやってレズの女性を見つけたらいいのか分からなかったからです。
そのことを夫に相談すると、「いつも行っているスポーツクラブで探してもいいし、ネットで探したっていいじゃないか」と言ってきました。
私は夫の言葉通り、スポーツセンターでレズビアンの女性を探すことにしました。でも・・・、どうやって女性に声を掛けたらいいものか・・・?!
私はスポーツセンター内の人が集まる場所で(例えば、エアロビ教室やヨガ教室など)、女性たちを観察していたのですが、レズの女性を見分けることなどできません。
こうして何日も観察をしたのですが、成果はまるでなく、誰にも声を掛けられないまま日が過ぎていきました。
しかし、ある時、偶然にも私はレズの現場を目撃してしまいました。
夜の時間帯で、OLさんたちが多く集まる頃、それも、多くの女性たちがエアロビ教室などで汗を流している最中のシャワールームで・・・。
「お願いです。・・・こんなところを誰かに・・・。あああぁぁぁ・・・。」
「いいじゃない。レズだってことがバレたって・・・。じゃあ、瑞貴はこの指を抜いて欲しいの? 私との関係を清算するとでも言うの?」
「そんな・・・あぁぁ・・・!お姉さま・・・。」
 私はドキドキしながら、その会話を聞いていました。
 レズのネコの方の女性は瑞貴さん。タチの方は雅巳さんと言う女性でした。
 雅巳さんは身長165cmくらいでしょうか? すらりとした女性で、髪をショートにした「できるOL」と言った感じで、年齢は三十一歳。
 私はその日は大人しく帰宅しましたが、翌日、その次の日と、夜にスポーツクラブを訪れ、彼女と二人っきりになれるチャンスを待ちました。
「あの・・・。ちょっとだけ、お話できます?」
「ええ・・・。で・・・、私に何か・・・?」
 私はなかなか勇気がでませんでしたが、レズに興味があること、そして、一昨日の夜に、シャワールームでの出来事を目撃してしまったことを話しました。
 彼女は、最初のうちは興味を示してくれたのですが、私が人妻であることを知ると、興味を失ってしまったように、立ち去ろうとします。
「私・・・、根っからのレズなの。だから、男を咥え込むような女は、相手にしないことにしているの。御免なさい。」
 私は、せっかく見つけたレズの女性を放すまいと、どうしたら関係を持ってくれるのかを尋ねました。すると、彼女は・・・
「私の命令に服従すると誓えば、一度だけ、あなたを苛めてあげてもいいわ。」
 命令、服従、苛める、と言う緊迫感のある言葉に、私は怖気づいてしまいましたが、せっかく見つけたレズの女性です。私はOKしました。
 彼女のマンションに連れて行かれ、いきなり全裸になることを要求されます。そればかりか、両手を枷で拘束され、ベッドの端にその手を固定されてしまいました。
 彼女は怯えていると・・・
「可愛いわ。たっぷりと時間を掛けて苛めて上げる。」
 彼女はそう言うと、私の身体を丁寧に、と言うか、ねっとりとした愛撫を始めます。レズ特有の愛撫の仕方なのかもしれませんが、私は初めて味わう異質な愛撫に、敏感に反応してしまいました。でも・・・彼女は私の股間には、指一本触れてくれません。それも、三十分以上・・・・。
私のおまんこからは、ドクドクと愛液が溢れ、私は自らお尻を淫らに蠢かせ、彼女に股間を舐めて欲しいと懇願します。すると・・・
「じゃあ。次は集中的にあなたの股座を責めて上げるわ。」
 と言われました。私は期待に胸が膨らみます。
 彼女は一度枷を外すと、私を後ろ手にして枷を嵌め直します。そしてベッドに顔を押し付け、お尻を高々と上げるように命じました。さらに、足を開くように命じ、足にも枷を嵌めて固定してしまいます。
「ああぁぁぁっ!!恥ずかしいわ!!」
「恥ずかしい・・・?!でも、お尻はずっと淫らに蠢いているわよ!奥様!」
 彼女は意地悪な口調で言います。
 彼女はすぐに股間を舐めてはくれませんでした。再び私を焦らすように、舌先を私のお尻の肌に這わせたのです。
「早く・・・、ほ・・欲しいの!」
 彼女は私の言葉を聞き、舌先をお尻の割れ目へと這わせていきました。そして、私の処女のお尻の穴を舐めたのです!
「ああぁぁっっ!!!」
 お尻の穴を舐められると言う行為に、私は驚き、思わずお尻を激しく振って抵抗しました。
「ダメよ。抵抗しても・・・。」
 彼女は執拗にアナルを舐めます。そして、いつまでもいつまでもお尻ばかりを舐め、いっこうにおまんこやクリトリスを舐めてはくれません。
「どうして・・・そんなところばかり・・・・・?!」
「私はね。中学の時に男にレイプされてから、おまんこに指一本入れたことはないわ。それに、私と関係した女の子のおまんこにもね・・・。分かる?!私が責めるのは、このお尻の穴だけなの。」
「そんな・・・・!!」
「まだ、この穴は処女なのね。いいわ。・・・これからたっぷりと時間を掛けて、アナルを責められる快感を教え込んであげる!」
 彼女はベッドの下からガラス浣腸器を取り出すと、有無を言わせず浣腸をしてしまいました。
「いやぁぁぁっ!!」
「凄く可愛い声ね!!ゾクゾクするわ。・・・もっと、もっと、その可愛い声を聞かせてね!」
 そう言うと、彼女は鞭で私のお尻を何度も打ち据えました。
彼女は本物のサディストだったのです!
私にとって、地獄に時間の始まりでした。
さんざん鞭で打たれた挙句、彼女の目の前で排泄をさせられ、その後にはたっぷりの媚薬をお尻に塗られ、指で陵辱されて・・・・・。
「どうなの? こうしてお尻を指で犯されて、嬉しい?!」
「い・・嫌っ!!!もう・・許してっ!!!あんんっ!・・御免なさい!!!」
 もはや、一秒たりとも惨いアナル責めに堪えられず、私は涙ながらに許しを請いました。
「興味本位でレズの快感を手に入れたいなんて・・・、馬鹿なことは考えないことね。レズには、レズの掟があるの。分かったかしら?!奥様!!」
 彼女は最後に力一杯私のお尻を鞭で打ち据えると、ようやく枷を外してくれました。
 その夜、私は何時間もお尻の穴の疼きに悩まされました。
もしもこの媚薬を塗られ、夫に責められたら、私は自らお尻をくねらせ、さらなる責めを請うたかもしれません。でも、指でお尻の疼きを慰めようとすると、彼女の怒りに満ちた声が聞こえてきて、それができないのです。
 最悪の一夜を過ごしてから、私は夜のスポーツクラブに行けなくなりました。
 そして、ターゲットを人妻に絞ると共に、夫に性的な不満を持っている女性、気弱な女性、オナニーで自ら慰めている女性を探しました。
 私はすでに一年ほどスポーツクラブに通っていたので、顔見知りの奥様は沢山いました。でも、挨拶をしたり、世間話をしたりはしましたが、それ以上の夫婦の関係については深入りしませんでした。
 私は奥様たちの中から、比較的暗い表情をしている女性を選び、その女性をお茶に誘いました。そうした暗い女性は、夫に対して不満を抱えているはずだと思ったのです。
 私の感は当たっていました。
私がまず夫への不満(本当はありませんが)を口にしたり、オナニーをして慰めていることを告白すると、相手の女性も気を許してくれるのか、夫への不満を口にするようになりました。ですが・・・、さすがにオナニーの話となると口は固く、なかなか白状してくれません。
一計を案じ、私は夫からもらったアダルトグッズの中から媚薬を探し出し、それをお茶に混ぜることにしました。

ターゲットは、私と同い年の人妻、瞳さんです。彼女は旦那さんとの間に三歳になるお子さんがいて、幸せそうに思えたのですが、夜の方は最近、めっきりと回数が減っているのだとか・・・。その理由は、出産後、おまんこの締りが悪くなったと言うことと、体型が崩れてきたことへの不満かららしいのですが・・・。彼女にと
っては、言いがかりに過ぎません。彼女自身、体型を戻す為にスポーツクラブに通い、努力をしているのですから・・・。
私は彼女に媚薬入りのコーヒーを飲ませてから、彼女の隣に座り、身体をそれとなく愛撫しながら、彼女を慰めました。そして、私がバイブを使って慰めていることや、彼女にもその喜びを感じてもらいたいこと、彼女をバイブで思いっきり感じさせて、もやもやした気持ちを晴らしてあげたいことなどを伝えます。
初めのうちはバイブを使うことに少なからず抵抗していた彼女でしたが、私が彼女の胸を揉み始めると、彼女は抵抗するどころか、熱い息を吐きながら、私にキスをしてきました。
こうして、ようやくレズビアンの女性をゲットすることに成功しました。
彼女には、ビデオで二人の痴態を撮影するなどと言うことは知られてはまずいので、私はカメラを隠し、秘密裏に撮影をすることにしました。
ベッドの真向かいにあるクローゼットから一台、テレビの置いてあるところに一台、そしてベッドのすぐ隣のテーブルの上の置物の陰に一台、ビデオをセッティングして・・・。
プレイは、私が主導で行いました。手や舌、ローターなどでの愛撫から始まり、バイブによる責め、そして互いにバイブで責め合う69。さらには双頭バイブによるクライマックスへ・・・。
夫からのメールは、私一人でのオナニーを見た時よりも興奮した調子で返信が届きました。私は一瞬、ムッとしてしまいましたが、夫が興奮していることだけは確かだったので、次々とパターンを変えて撮影をしていきました。
彼女にバイブによるオナニーをさせたり、私が手を縛られた状態でバイブ責めを受けたり、全身にローションを塗ったプレイや目隠しプレイなども取り入れました。
私は自分でバイブ・オナニーをするより、彼女にバイブで責められる快感に嵌ってしまい、夫にビデオを送信する目的以上に、愉しむようになりました。
しかし・・・・こうして三ヶ月が過ぎた頃から、夫からのメールがそっけなくなったり、メールすら返して来ないような状態になっていきました。
夫に尋ねてみると、「お前だけがセックスを愉しんでいるのは、不愉快だ。」とも取れるような言葉が返って来ました。あくまでも、遠回しな言い方ではありますが・・・。
私は、夫が望むからこそ、彼女をレズの世界に努力して引き込み、ビデオを撮影したと言うのに・・・!!
そんな頃、夫からメールが届きます。新たな指示です。
私はそのメールを見た時、夫は赴任先で外国人女性と関係を持っている、と直感しました。
彼は、おまんこの周りの毛を剃るか、永久脱毛しろ、と言ってきたのです。その方が、卑猥なおまんこが丸見えになって興奮するから・・・、と言うのが理由でした。
ですが・・・。夫はこれまで、毛について一言も私に文句を言ったり、注文を出したことなどありません。それどころか、びっしょりと毛が濡れている感じが卑猥だから大好きだと、言い続けていたのです。
私はネットを使い、海外の娼婦事情や写真、動画などを見て回りました。すると、国によって毛の処理に対する考え方は違うようですが、それでも、毛の処理をしている外国人女性が、日本とは比べ物にならないほど多いことが分かりました。
間違いなく・・・夫は浮気をしている!!それが、商売女であって、一夜限りの遊びなのか、本格的な浮気なのかは分かりませんが・・・・。
そんな頃、私と瞳さんとの関係も微妙になっていきました。

と言うのも、彼女は私との関係が始まってから色っぽくなり、それまで回数の少なかった旦那さんとの夜の生活が復活し始めたのです。彼女自身は、旦那さんとのセックスでは得られない快感を私に求めていて、関係を継続したいと思っているようですが、私は彼女に嫉妬するようになったのです。言葉を変えれば、以前のように
夫との関係がほとんど無い者同士、と言う感覚ではなくなっていったのです。
 そして・・・私は瞳さんとの関係を維持しながらも、その回数を減らしていきました。
 夫の浮気を確信してしまった私は、その憂さを晴らす為に、都会に買い物に出掛けることが多くなっていきました。
そんなある日、偶然なのですが、以前、スポーツクラブでよく見かけていた人妻が、ホテルに入って行くのを目撃してしまいました。
 私は興味を持ち、彼女がそのホテルから出て来るのを待ちました。彼女が浮気をしていると確信して・・・。

 二時間半ほどして、彼女が出て来ました。顔は僅かに火照り、そこで淫靡な時間を過ごしたことが分かります。私は彼女の後をつけ、一緒に電車に乗り込みます。そして、偶然に出会ったと言う振りをして、彼女に声を掛けました。彼女とは、以前に挨拶を交わしていたので、彼女も私のことはすぐに分かったようでした。でも
、その表情には困惑の色が、ありありと浮かんでいます。
 電車が私たちの街に着き、改札を抜けた頃、私は彼女の腕を掴み、そっと耳元に囁きます。
「あの○○ホテルで、誰と会っていたの?」
 彼女は、驚いたように立ち止まり、言葉を失ってしまいました。でも、観念したのか、私にこのことは秘密にしておいて欲しいと小声で訴えます。
 私は彼女を立体駐車場に停めてあった私の車に乗せ、とりあえず彼女の話を聞くことにしました。
 彼女は重い口を開き、話し始めます。
 彼女の夫は真面目な公務員で、浮気をすることもなく、何の不満も無かったのだそうです。ですが、旦那さんは性的には弱い人で、早漏気味なのだとか・・・。それでも浮気などせず、時折自分で慰めたりして、性的な欲求を満たしていたそうです。
ですが、友人である人妻に、某マッサージ店を紹介されてから、少しずつ歯車が狂い始めます。
 そこは、性感マッサージのお店で、彼女はそこの女性マッサージ師の手で、凄まじいまでの快感を教え込まれてしまったのです。
 彼女は、それ以来、女性専用の風俗店をネットで探し、性感マッサージだけではなく、出張ホストなどを買うようになります。
 ですが、普通の主婦にとってそうした出費は大き過ぎ、とある人妻専門のデリヘルで働くことにしたのだそうです。
 一般には、男性に奉仕をするだけで、本番は禁止らしいのですが、彼女は、気に入った男性を誘惑しては、セックスを愉しむようになったのだそうです。
 そして、今日も・・・・・・。
 私は、女性専用の風俗店があることすら知らなかったので、驚かされました。それに、主婦でも昼間に風俗で働く女性がいることにも驚かされました。
 私はこれまで、恋人や夫以外の男性と性交渉をすることを、頑なに拒んできました。ですが、夫の浮気を確信してからは、心のもやもやが晴れることはなく、どんなに激しいオナニーをしても満たされることはありませんでした。
 私は浮気をするかどうかはともかく、一度、ネットで人妻が働いているお店を探してみました。
 すると、あるは、あるは・・・・!!
 人妻専門の風俗だけで三十件以上。素人女性と言うカテゴリーだと、その数倍のお店がヒットしたのです!!
 私はとりあえず一軒の人妻専門のデリバリーヘルス「淫乱妻の園」のHPにアクセスしてみました。
 ここには、顔を伏せた女性が多数紹介されていて、まだ結婚一年目の二十三歳の人妻から、三十代後半の妖艶な人妻までいました。プレイは、基本的にセックスは禁じられているようですが、あの女性のように密かにセックスを愉しんでいる女性も多いのでしょう。
 私は他にもいくつかのお店のHPを覗いてみましたが、プレイの内容はほとんど同じでした。
 そこで、どの店を選んでいいのか分からず、最初にアクセスした「淫乱妻の園」に再びアクセスし、求人を受け付けている電話番号をメモしました。実は、このお店がある場所は、私が良く買い物に行くデパートの近くで、多少の土地勘もあったからです。
 私は他にもいくつかのHPを見ながら、本当に電話をしていいものか悩みました。でも、さすがにすぐには電話をする勇気がなく、結局、電話をしたのは三日後でした。
「もしも・・・・。」
「はい。わたくし、『淫乱妻の園』の水谷と言う者です。」
「あの・・・・・。私は寧々と言います。人妻なんですが・・・。」
「はい。わたくしどものお店で働きたいと言う方ですね。」
「え・・・ええ。」
 こうした電話を頻繁に受けているのか、水谷と言う男性の対応は淀みがありません。そして、私が話をする先回りをして、どんどんと事が進んでしまい、一時間後に会うことになってしまいました。
 指定されたお店は、有名デパートの中にある喫茶店で、私も何度かお茶を飲んだことのあるお店でした。
 私は慌てて化粧をし直し、家を飛び出しました。

 喫茶店では、軽い挨拶をしてから、お店の内容や労働条件などが書かれた用紙を渡されました。でも、大勢の見知らぬお客さんに囲まれていては、とても落ち着いて用紙を見る余裕もありません。私は思い切って、静かな場所でお話を聞きたいと申し出ました。すると、彼は慣れたもので、すぐに喫茶店を出ると、通りの裏手に
あるとあるホテルに私を連れ込んでしまいました。
 私は初めて会った男性とホテルに入ってしまったことだけでも、ドキドキしてしまい、とても細かい説明書きを読むことができません。すると、彼は私から用紙を取り、一般的に人妻が気にする点を、ピックアップして説明をしてくれました。
 そして、私が少しだけ内容を理解すると、彼は言いました。
「寧々さんでしたね。でも、源氏名はそれではまずいでしょうから、名前を決めないといけませんが・・・。どんな名前を希望されますか?」
「げんじ・・・な、ですか?」
「ああ・・・。お店に登録する名前のことですよ。」
 彼は、もう私が全てを了承し、お店で働くことを前提に話を進めます。私は戸惑いながらも、彼に導かれるままにお店で働くことになってしまいました。
 そして、源氏名は「あかね」にしました。「ね」と言う文字を一文字でも入れたくて、ふと思いついた名前が茜(あかね)だったのです。結局、カタカナの「アカネ」とすることに決まりました(このお店では、女性は全てカタカナで表記されるそうですから)。
「さて・・・。こうしたお店で働くのは初めてのようですね。で・・・、どこまでできるんですか?」
 私はその意味が分からず、改めて聞き直します。
 彼が言うのには、ヘルスには様々なサービスがあるのですが、NGプレイがあればそれをしなくてもいい、とのことでした。でも、絶対に外せないプレイはあるらしいのですが・・・。
 私はどんなサービスがあるのか、詳しくはHPを見ていなかったので、返事に困りました。すると彼が言います。
「では・・・・。私がこれからお客さんになって、色々と指示をします。もしも、できないことがあったら、NOと言って頂ければ結構ですから・・・。」
「は・・・はい。」
 この場で、彼を相手にデリヘル嬢として仕事をさせられる・・・!!!
 突然の彼の言葉に、私は胸が破裂するかのような激しい鼓動に襲われます。
「まずは、服を一枚ずつ脱いでもらいましょうか? 奥様。」
「・・・・はい。」
 私はこの日、上は茶系のタートルの上にクリーム色のカーディガンを羽織り、スカートはタートルに合わせた茶系で、膝下まである物を着ていました。
 私がカーディガンを脱ぐと、彼が言います。

「シックでセレブっぽい感じはいいんですが、タートルだけは頂けませんね。できれば、男にボタンを外す楽しみを与えるように、ブラウスがいい。・・・でも、下着は少し派手にして下さい。表向きは貞淑な奥様が、いやらしい願望を持った淫乱な女だと、男に印象付ける為にもね。・・・男は、そうしたギャップを喜びますか
ら・・・。」
「あの・・・。今日は、そんなつもりで服を選んだのではなくて・・・。」
「いえ、いえ。アカネさんの参考にしてもらう為に、言っているだけです。さあ。・・・続けて・・・。」
 私は手を交差させ、タートルを一気に頭から抜き取ります。もしも躊躇ったら、恥ずかしくて脱げなくなってしまうと思ったので・・・。
「いい身体をしているんだね。・・・そうそう、まだ身体のサイズを聞いていなかった。自己申告してもらえませんか?」
「・・・身長は160cm。後・・・上から、85、58、88です。」
「胸は何カップです?」
「Dなんですが、メーカーによってはEだったり・・・。」
「いいでしょう。・・・見た目からはEなので、プロフにはそう言う事にしておきましょう。・・・さあ、次はスカートとストッキングですよ。」
 彼は、スカートを脱ぐ時の身体の向きやポーズ、ストッキングを外すポーズなども指示をしました。よりセクシーに見える指導をしているのです。
 私は、男に一々、服を脱ぐ仕草を指示されて、それに従わなければならいことに、戸惑いを感じました。身体をお金で買われ、男性を喜ばせるのが仕事なのですから、こうした指示に従うのは当たり前なのかもしれませんが、まるで男の奴隷になったような感じで、胸が締め付けられます。
「下着は派手な方ですね。・・・一つ聞いておきますが、旦那さんとはどれくらいセックスしていないんですか?」
「半年ほどです。・・実は、今、夫は海外に出張で・・・。」
「欲求不満の解消と、小遣い稼ぎですか・・・。そんな人妻は、大歓迎ですよ。ですが・・・、基本的には本番は禁止です。それだけは、忘れないで下さい。」
「・・・・・・ええ。」
 私は密かに男性とのセックスを期待していただけに、男に釘を刺され、一瞬、返答に窮してしまいました。
 男はブラを取るよう命じます。
「ブラを取って、形が大きく崩れると興覚めするものだが、どうやら子供生んでないらしい。・・・いい形だ。それに、弾力もありそうだし、A級だな。よし、自分でおっぱいをいやらしく揉んでみろ。」
 男の声が、明らかな命令口調になっていて、私は怖くなりました。
 先ほどまでは、面接官のような冷静さを保っていたようですが、男は本性を現した・・・と言う感じです。
 いずれは、本当にお客さんに卑猥な命令をされるのですから、私は逆らう気はありませんでしたが・・・。
 私は胸を下から掬うようにしながら、形を卑猥に歪めるように握ります。これは、夫が好む胸の揉み方です。
 でも・・・今は夫以外の男性の前で、こんなことをしていると思うと、恥ずかしさで目を開けていられません。
「アカネ。・・・うちの店は、淫乱妻と言うのが売りの店なんだよ。世の中には、恥ずかしがり屋の女を好む男も多いけれど、うちではそんな女は必要ない。自分でおっぱいをいやらしく揉みながら発情して、男に媚びる淫乱女が必要なんだ。分かるか?」
「は・・・はい。」
 私はそう答えると、力一杯おっぱいを鷲摑みにしました。
「ああぁっっ!!」 
 私はその気がない時でも、夫に胸を乱暴に揉まれると、いきなり淫乱な血に火が点いてしまうのです。でも、まだ恥ずかしさと屈辱感が拭い切れず、男の目をまともには見られません。私は男から命じられていないにもかかわらず、自分を燃え上がらせる為に、乳首を摘み、グリグリと揉み潰しました。
「あああぁぁぁぁっ!!」
 ズキンッ!と鋭い快感が乳首を襲い、身体を仰け反らせます。
「それでいい。・・・さあ、もっと淫らに身体をくねらせて悶えてみろ!」
 その後、男は様々なポーズを私に命じました。

 胸を腕で挟んでおっぱいを寄せさせたり、両手を上げて身体を揺らし、胸を揺さぶったり、片足を椅子に乗せて腰を動かせたり、四つん這いで乳首を床に擦り付けさせたり・・・。ショーツに染みができてくると、割れ目にショーツを食い込ませたり、ショーツの後ろをTバックに絞り上げたり、最後にはショーツの前を絞り込
み、毛をはみ出させたり・・・。

 私は乳首を揉んでから、完全に淫乱モードになっていたので、男からの命令にさらに発情してしまい、ショーツを脱ぐように命じられた時には、とびっきりいやらしく身体をくねらせながら、それを脱ぎました。そして、自分でも驚いたのですが、脱いだショーツをわざわざ裏返し、べっとりと愛液の染み込んだ部分を晒して、
男に差し出しました。
「うちの店を選んで来たんだ。本性は、ドスケベなんだな。」
 男はニヤニヤしながら言います。
「よし。おまんこを開いて見せろ。」
「はい!」
 私は男に背を向け、足を開きます。そして前にあった椅子に両手をつくと、お尻をぐいっと後ろに突き出しました。男の視線がおまんこに、そしてお尻の穴にまで突き刺さるのを感じた私は、もう我慢ができなくなり、右手を股間に差し込んで、おまんこを指で開いてしまいました。
「見てっ!!・・ああぁぁぁっと!いやらしい私の肉穴を、奥まで・・・見てっ!!」
 男が身を乗り出し、股間に顔が触れるほど間近で見ているのが、吹きかかる息で分かります。
「ああぁぁぁーーーっ!」
「じゃあ、望み通り見てやる。」
 男は、私をベッドに寝かせ、まんぐり返しにさせます。そして、バッグを手にし、その中からクスコを取り出したのです。
 まさか・・・・、本当に穴の中を・・・?!!
 プレイにも様々あり、オプションとして、クスコを使ったプレイもあるようでした。
 びっしょりと濡れた穴に冷たい金属が差し込まれ、ギリギリとネジが巻かれて、おまんこが押し広げられていきます。
「はぁぁぁっ!はぁぁぁぁっ!はぁぁぁっ!!」
 ペン型の懐中電灯で中を覗かれ、筆を使って子宮の入り口を撫で回され、気が狂うような羞恥と異常な興奮に、私はパニック寸前でした。
 男はその後、私に指でオナニーするように命じ、さらにはバイブを使ってオナニーするように命じました。もう、興奮は異常なまでに高まり、絶頂を求めていた私は、狂ったようにバイブをおまんこに突き立てていました。
 ですが・・・・・。逝く寸前で止められ、体位を変えてはオナニーをさせられ、いつまで経っても逝かせてはもらえません。そして最後に男は言ったのです。
「客の中には、女のオナニーを見たいと言う男もいる。だが、忘れるな。これは男に本格的に奉仕をする前の前戯に過ぎない。・・・逝くのもいいが、男に奉仕をする本来の仕事を忘れるな!」
 結局、最後まで逝かせてもらえることはなく、次の命令が出されます。
 まずは男の上半身を裸にし、キスをすることから始まりました。
 私から男の首に腕を巻きつけ、恋人に媚びるように甘いキスをし、胸を男の胸に押し付けます。暫くは、ねっとりと舌を絡ませて男を挑発してから、下半身の服を脱がせます。
 そしてバスルームで彼の身体を洗ってから、いよいよヘルスとしての御奉仕の始まりです。
 全身舐めでは、キスから始まり、首筋、肩、胸、乳首、お腹、お臍周りと、唇と舌を這わせていきます。勿論、その間、男性のモノや玉を優しく愛撫します。あくまでもフェラはこの段階ではせずに、足先まで愛撫をして奉仕をします。
 そしてフェラでは、単純に咥えるのではなく、舌を使って全体を舐めたり、袋を口に含んだり、男性のお尻の穴まで舐めるよう指示をされました。さらに、亀頭を口に含んで舌を使ったり、喉の奥まで男性のモノを受け入れ、息苦しさと嘔吐の苦しさにも堪えさせられました。
 でも、男の硬く勃起したモノへの奉仕は、口や舌を使った方法だけではありませんでした。いわゆるパイズリと言って胸の谷間に男性のモノを挟んでしごいたり、素股プレイなども教え込まれました。
 私は男の堅いモノを目の前にしながら、それを入れてもらえないもどかしさに、不完全燃焼の状態でした。
 相手が誰であろうとも、ここまで火照ってしまった身体は、どうしようもなく男のモノを求めてしまうのです!
 男は一通りのプレイを済ませると、私に言います。
「俺が見ていないと思って、自分でクリトリスを弄っていたな。そんなにコレが欲しいか?!」
「・・・・・・・ええ。」
 私は面接に来た時から、見ず知らずの男に抱かれる気でいました。でも、いざそう聞かれると、躊躇ってしまいましたが・・・。
「じゃあ。入れてやる。その前に・・・・・。」
 男はそう言うと、バッグの中から一本の縄を取り出しました。
「俺は女を縛らないと、犯す気がしないんでね。」
「そんな物を使うプレイは無いはずです。」
「そうさ。だが、ここからは仕事じゃない。お前がどうしても俺のモノが欲しいのなら、犯してやる、と言っているんだ。」
 高圧的な態度で言われ、私は屈辱を感じましたが、このまま家に戻って自ら慰めるよりはマシと思い、私はYESと言ってしまいました。
 男は私の手を後ろに縛ったばかりか、胸にまで縄を掛けました。
「胸がでかいだけに、縛り甲斐があるな。本当に、お前はいい女だ。」
 男は縛り上げた私を見て、満足げに言います。そして、命じます。
「後ろから犯してやる。自分でケツを突き出して、おねだりしてみろ!」
 どんどん傲慢な態度で責める男・・・。でも、私は男の指示通りに、上半身を前に倒し、自ら足を開いてお尻を突き出しました。
「いい子だ。」
「あんんんっっ!!」
 突然、お尻の穴に細い物が入れられたかと思うと、冷たい液体が直腸の中に・・・!
 か・・・浣腸・・・?!!
「何をしたの?!!・・お願い!縄を解いてっ!!」
 私は男が単におまんこを犯そうとしているのではないことを知り、恐ろしくなって叫びます。
「何を驚いているんだ?! 犯すと言ったら、ケツの穴決まっているだろう!!」
「・・・・・・・・!!!」
 私は、意味が分かりませんでした。
 しかし、男が言っていたのは冗談でもなければ、悪ふざけでもありませんでした。
 これは、後で知ったのですが、この「淫乱妻の園」と言う人妻専門ヘルスでは、オプションプレイとして「AF」と言うものがありました。それは、アナル・ファックの略だったのです。
 そして、これも知らなかったのですが、一般には男と女の性器同士の結合(いわゆる普通のセックス)は、法律的に許されてはいません。でも、お尻の穴と言うのは、法律上は性器ではありませんから、アナルセックスは合法的なプレイなのだそうです。
「奥さん。あんたはまだケツの穴は処女なんだろう。俺はこれまでに百人以上の女のケツの処女を奪ってきたから分かるんだ。」
「お・・お願い!早く・・縄を解いてっ!!」
 まだ便意はさほど大きくはありませんが、いつ、強烈な便意が襲ってくるとも限りません!

「怖いか・・・? しかし、安心しろ。たっぷりと時間を掛けて、ケツの穴を犯される喜びを教え込んでやる。ふふふふふ・・・・。一度でもアナルセックスの喜びを知れば、その快感が忘れられなくなり、毎日でもケツを犯して欲しくなるはずだ。・・・嬉しいだろう。快感に溺れながら金が入って来るんだ。毎日の仕事が楽し
くて仕方がなくなること、請け合いだ。」
「そんな・・・・!!お願い・・・。早く!トイレに・・・!!」
「いいだろう。」
 男は私の後ろ手に縛った縄を掴み、トイレへと連れて行きます。そして便座を上げ、私を便器の正面から跨がせようとするのです。
「普通に・・・させてっ!!」
「俺は、女を甚振るのが大好きなサディストなんだよ。・・・悪く思うな。・・ほうら、膝がガクガクしてきた。早く跨がないと、立ったまま垂れ流すことになるぞ!!」
「ああぁぁぁっ!!!」
 あまりにも惨い男の言葉に、私は目の前が真っ暗になってしまいました。でも、もう我慢の限界はすぐそこまで来ています。躊躇っている時間はありません!
 私は大きく股を開き、中腰になります。
「お・・お願いだから・・・見ないでっ!!ああぁっ!!・・お願い・・・・」
 お尻の穴がヒクヒクと痙攣し、いくら力を込めて締め付けても、どうにもなりません。そして、浣腸液が僅かに漏れ始めると、私は諦めるしかありませんでした。
「・・・・・っっ!!!!」
 汚物がお尻の穴から一気に噴き出し、狭いトイレに凄まじい音が響き渡る。
 気が狂うほどの羞恥に苛まれ、私は地獄に叩き落されます。
 しかし、私が涙を流し、死にたいほどの羞恥に打ちひしがれていると言うのに、男は私をバスルームに引き摺っていき、新たに浣腸をしたのです。それも、イルリガートルと言う大量浣腸を・・・。
 私はただただ泣くしかありませんでした。そして、この地獄のような羞恥責めが、早く終わってくれるよう、神に祈るしかありませんでした。
 浣腸が終わると、私はベッドに引き摺られて行き、ベッドに上半身を乗せるようにして四つん這いのポーズを取らされます。
「これからが、本番だ。・・・まずはこの穴に潤滑油を塗ってやる。指で犯されても、痛くないようにな。」
「・・・・・・・・・・」
 どうにでもして・・・。それが、その時の心境でした。縛られていては、何の抵抗もできないことを、先ほどから嫌と言うほど思い知らされたのですから・・・・。
 男はローションよりもねっとりとした液体をお尻の割れ目に垂らし、指先でマッサージするようにお尻の穴を弄ります。そして、私が抵抗しないことを確認すると、その指をズブズブと差し込んでいきました。
「ああぁぁぁぁっ!!!」
 指の太さは、男のイチモツよりもはるかに細いはずなのに、無理矢理強姦されたような衝撃が走ります。そして、指の先端が入ってしまうと、男はその指をグリグリと回転させながら、潤滑油を丹念に肛門の内側に塗りつけていきます。
 背筋を凍りつきそうな悪寒が何度も走り、私はお尻を無意識のうちに振って抵抗します。しかし、そんな私を見て男は・・・
「いやらしい女だ。そんなにケツを指で犯されて嬉しいのか?!」
「・・・・・・・・・っっ!!」
 私は唇を噛み締め、屈辱に堪えます。
 ようやく男が指を抜いた時、お尻の穴に異変を感じました。ローションを塗られた所が、じわじわと熱くなってきたのが分かったのです!
「さてと・・・・。尻ばかり責めたんじゃ、辛いだけだろう。」
 男はそう言うと、バッグの中をまさぐります。
「お願い・・・。これ以上、苛めないでっ!!」
「バイブでお前を気持ちよくさせてやるんだ。ありがたいと思え!!」
 男が取り出したのは、不思議な玩具でした。「オナマグラ」と言う物で、Gスポットとクリトリスを同時に責めるタイプの玩具です。
 私の夫が用意した玩具も沢山ありましたが、これはありませんでした。たぶん、夫は自分がバイブを動かして愉しむつもりだったようで、こうした女性が手ぶらでオナニーできるタイプの玩具には、興味がなかったのでしょう。
 玩具がグイグイとおまんこに押し入れられると、あるところからズルッと中に入り込み、おまんこの内側とクリトリスの外側から挟み込むようにして、固定されてしまいました。
 私は初めての玩具に、恐怖で身が竦んでしまいました。
 でも・・・それどころではない変化が、お尻の穴に・・・!!塗られたのはローションではなく、媚薬だったのです。お尻の穴の内側がじわじわ熱くなってから、その薬が凄まじい痒みをもたらしたのです!!
「酷いっ!!何を・・塗ったの?!!あぁぁぁぁっ!!」
 私はその痒みに堪え切れず、お尻の穴を何度も締め付けます。すると、おまんこに差し込まれたオナマグラが、グイッ!グイッ!とGスポットとクリトリスを擦り上げ、えもいわれぬ快感が・・・・。
 私は自分ではお尻を振りたくないのに、アナルの痒みと前の二つの敏感なツボを刺激される快感に、我を忘れてお尻を振ってしまいました。
「そろそろ、いいようだな。・・・どうだい? ケツの穴を指で掻き回して欲しいんだろう。遠慮しなくてもいい。誰でも、この薬を塗られたら、そうなるんだ・・・。」
「ああぁぁぁっ!!!いやっっ!!!」
 男の言う通り、私のお尻の穴は、乱暴に指で掻き回されたくてヒクヒクと痙攣を繰り返しています。でも・・・、こんな形でお尻を責められ、身悶えてしまったら、私の女としてのプライドがズタズタに引き裂かれてしまいます。
「強情な女だな。素直に、この指を入れて下さいと言えばいいものを・・・・。」
 男はそう言って、指先でお尻の穴の入り口を、円を描くようにして撫で回します。
「ああああぁぁぁーーーっ!!」
 指先が、痒いところのすぐ手前を撫で、私の焦燥感を煽ります。
「こんなの・・・いやっ!!私には・・ああぁぁっ!!言えませんっ!!!」
「ふふふふ・・・。馬鹿な女だ。自分から身体を売ろうと言う娼婦のくせに、プライドだけは高いんだな。」
 と、いきなりオナマグラが振動を始めました。
「ああぁぁっ!!!」
 普通のローターよりも小さな振動ですが、焦らされた身体にはひとたまりもありません!私はその快感に負け、おまんこは何度も収縮を繰り返しながら、さらに快感にのめり込んでいきます。
 しかし、それは最初の間だけ・・・。前の二つのツボを刺激され、もう一つの穴の疼きが、より激しくなっていったのです。
 そして、玩具のスイッチが入れられて三分も経たないうちに、私は・・・・・
「お・・お願い!!指を・・入れて・・・。」
「聞こえないな・・・。」
 男は意地悪くお尻の穴の入り口を撫でながら、聞き直します。
「入れてっ!!お尻の中を・・・指で掻き回してっ!!!」
 男の卑怯な罠にかかり、屈服させられる屈辱を感じながらも、私は地獄へと続く暗い穴へ、自ら飛び込んでしまったのです。
「それでいい。・・・お前に、最高の快感を与えてやる!!」
 男は、私を屈服させたことで興奮しているのか、その声は僅かに上ずっていました。そして、間髪入れず、指をズブズブとお尻の中にめり込ませていきました。
「ああぁぁぁぁっっ!!!!」
 Gスポットとクリトリス、そしてアナル・・・。その三箇所に違った快感を同時に与えられ、私はそれまでに経験したことのないような快感に溺れていきました。
 もう・・・どうにでもしてっ!!!
 私は自虐的に心の中で叫んでいました。
 そして、男の指が一本から二本に増やされ、さらに激しくお尻の穴を掻き回されると、私は全身を淫らにくねらせ、大きな喘ぎ声を漏らしてしまいました。
 卑怯な罠に掛かり、屈辱的な言葉を言わされ、お尻の穴を陵辱されている・・・、なのに、私は快感で気が狂いそうになっている・・・。ああぁぁぁっ!!私の何かが壊れていく・・・!!大切な物が、音を立てて崩れ落ちていくわ!!!誰か・・!誰か私を助けてっ!!!私を、この悪魔から救い出してっ!!!
 私は必死で自分自身を守ろうとしていました。でも、凄まじい快感に抗うことはできず、とうとう意識が吹っ飛んでしまうような、凄まじい絶頂を迎えてしまいました!!
「ふふふふふ・・・・。見込んだ通りだ。お前はただの淫乱女なんかじゃない。極上のマゾ女だ!!」
 男はそう言うと、玩具のスイッチを切りました。そして、私を抱えるようにしてベッドに乗せます。
もう・・・止めて・・・。それがだめでも、少しだけ休ませて・・・・。
しかし、男は私をまんぐり返しのポーズにしてしまうと、再び玩具のスイッチを入れます。それも、前とは違い、振動が波を描くようにして襲ってきます。
「あうううぅぅぅっ!!」
 まだ絶頂の波が収まらないうちに、新たな刺激を送り込まれ、心では拒絶しているにもかかわらず、身体が勝手に反応してしまいます。
「何度でも逝っていいんだぞ。・・・ほらほら・・、気が狂ってしまうまで、感じるがいい。」
 男は何か玩具をお尻に押し当てます。それは先端が丸いのですが、進入していく毎に太くなっていきます。きっと、円錐形に近い玩具なのでしょう。
 そして、それがある程度まで入れられると、ブゥゥゥンと言うモーター音と共に、激しく振動を始めました。
「はああぁぁっ!!!」
 いきなりお尻の中にバイブの刺激を与えられ、反射的にお尻の穴を窄めます。そして、その力で玩具を外へと押し出すのですが、すぐにも男の手で奥へと押し入れられ、お尻の穴が無理矢理広げられてしまいます。
 お尻の穴を広げようとしているんだわ・・・!!私のアナルの処女を奪う準備をする為に・・・。
 私は男の意図に気付き、この玩具の進入を何度も拒絶するのですが、次第に快感に負けて、自暴自棄になっていきます。
 好きにすればいいわ・・・!!でも・・お願い・・・。私が何も考えられなくなるまで、快感で責め続けてっ!!!
 しっかりとした意識を持ち続けたら、自分の惨めさや屈辱感に心が堪えられません。せめて、快感で意識が朦朧としてしまえば、救いがありますから・・・・。
 私は何も考えないようにして、快感に身を委ねます。すると、身体は快感を素直に感じ取れるようになったのか、先ほど感じた以上の快感に私は包まれていきました。
「あああぁぁっ!!もっと・・、もっと責めてっ!!ああぁぁぁぁっ!!もっと、私を狂わせてっっ!!!」
 いつしか、私はそんな言葉を口にしていたようです。幸い、この時には自分が何を言っているのかさえ、記憶していないほど快感に溺れていました。
 こうして、再び絶頂を迎え、私は安息の闇の中に堕ちていきました。
 気付いた時、私は胸の縄を解かれていました。でも、完全に自由であった訳ではありません。後ろ手縛りから、手を前に組んで縛られていたのです。
「お目覚めのようだな。」
 目を開けると、目の前に男のニヤニヤした顔があり、私は思わず身体を捻り、顔を背けました。
「そんな邪険な態度を取るもんじゃない。さっきは、お前を三回も気持ちよくさせてやったんだぞ。今度は、俺を楽しませてくれよ。・・・本来のお前の仕事なんだからな。」
 男は私をうつ伏せにすると、お尻に再びあのローションを塗りつけます。
「はああぁぁぁっ!!」
 男は、私が正常な意識を取り戻すのを待って、お尻を犯そうとしたのです!
「や・・止めてっ!!!」
「もう、お前のケツの穴は、男を十分に受け入れられるはずだ。・・痛みがあるとすれば、亀頭の一番太いカリが入る瞬間だけだ。安心しろ。」
「うううぅぅぅぅっ!!・・・」
 男の魔の手から逃れようとする意思はあるのですが、数回の絶頂を迎えた後で、自分の身体が自由になりません。どうしても、力はうまく入らないのです。
「これでいい。・・・さあ。ケツを持ち上げてもらおうか?!奥様!!」

 私はうつ伏せのまま腰を吊り上げられ、お尻だけを高々と持ち上げたポーズにさせられます。私は恐怖でお尻の穴を締め付けようとしたのですが、何かがおかしい。ついさっきまで、お尻に激しいバイブ責めを受けていたせいか、力を入れようとしても、中途半端に力が入るものの、うまく締め付けることができないのです。ど
うやら、バイブの刺激で、アナルの感覚が麻痺しているようでした。
「指や玩具とは違う快感を、今から教えてやる。」
 男は私の腰を掴み、腰を安定させると、己の肉棒を私のお尻の入り口に押し当てます。
 全て・・・、私が悪いんだわ。夫が私を裏切ったと勝手に思い込んで、こんな男に出会ってしまったんだから・・・。
夫を裏切った罰が、今から執行される!!
 私は覚悟を決めました。そして、少しでも痛みを避けようと、身体の力を抜きます。
 男のモノは熱く、硬い!!それがじわじわとお尻の穴を広げていくのが分かります。そして、ある所まで進入すると、恐怖心が反射的にお尻の穴を窄めます。ですが、その力は弱く、すぐにも男はチンポを捻じ込んできます。そうしたことを、三、四回繰り返したでしょうか・・・。
「そろそろ、いいだろう。」
「あぐぅぅぅっ!うううぅぅぅっ!!!」
 男は腰をしっかりと掴み、私のお尻の穴がソレを押し出そうとする以上に、力強く押し入れていきます。そして、ズキンッ!と鋭い痛みが走った次の瞬間には、男の亀頭は私の中に入っていました。
「はあぁぁぁっ!はあぁぁぁっ!はあぁぁぁぁぁっ!・・・」
 男の言うように、痛みは一瞬でした。でも・・・、お尻は男のモノを咥え込んでいるので、いくらお尻を窄めようとしても広がったままです。
「う・・動かないでっ!!」
 激しい痛みは一瞬でしたが、少しでも動くと鈍い痛みがお尻に走ります。
 男は、意外にも私の言葉を聞きいれ、暫くは動きませんでした。
「どうだ? それほど痛くなかっただろう。それに、これから薬が効いてくると、今の痛みも忘れられるようになる。」
 男はこれまでに百人以上の女性のアナル処女を奪ってきたと言う。きっと、その言葉に嘘はないのでしょう。
男の言うように、次第に痛みを感じていた部分が激しく疼き始め、私の方がじっとしていられなくなります。
 男はこの時を待っていたとばかりに、ゆっくりと腰を突き出し、熱いチンポを奥へ奥へと押し入れていきました。そして、直腸の壁に軽く突き当たるまで入れると、再びゆっくりと引き抜いていきます。
「あああぁぁぁーーーー!」
 男にお尻の穴を犯されていると言う屈辱感はありました。でも一方で、これほど男の肉棒の逞しさ、力強さを感じたことのなかった私は、なぜか全てをこの男に委ねてしまいたい、と言う気持ちに囚われていました。
 男は何度もゆっくりと腰を動かし、男のモノの太さに穴を慣れさせようとしているようでした。そして、男の思惑通り、お尻の痛みがほとんどなくなり、疼きの方が次第に強くなっていきます。
 すると、私は無意識のうちにお尻を蠢かせ、やがて身体を小さく前後に揺さぶるような動きをしていました。
「ふふふふ・・・・。お前は、やっぱりそう言う女なんだよ!」
 男が突然そう言うと、腰を乱暴に突き出し、私の身体を串刺しにするかのように、犯しました!
 ズシンッ!!と身体の奥まで響くような快感に、私は一瞬、何が起こったのか分かりませんでした。
 そして、再びズシンッ!!と身体の奥深い所に快感が直撃すると、私は「ひぃぃぃっ!」と、甲高い悲鳴を上げてしまいました。
 何なの・・・?!これは・・・・・。
 ズシンッ!!・・・ズシンッ!!・・・ズシンッ!!・・・
 夫のモノで激しくおまんこを突かれた時とは、まるで違った重量感のある快感に、私は翻弄されてしまいました。
 そして私の口から漏れる声は、喘ぎ声と言うよりは、お腹の底から熱い息を押し出すような、獣の呻き声に近い快感の声になっていました。
 男のモノが直腸の壁を突き上げる時、反射的に異物を外に追い出そうと、直腸が収縮するのですが、そんな動きを無視して男のモノは私の身体を貫き、犯します。
 その圧倒的な存在感と力強さ・・・!!私は処女を失った時以来、久しく忘れていた男性の力強さを思い知らされると同時に、女が強い男に無理矢理屈服させられるのが定めなのだと、実感させられました。
 でも、それは女の悲しい性ではなく、力強い男に屈服させられてこそ、幸せになれる・・・、そんな気がしました。
 こんな考えは、これまで持ったことがありません。でも、絶頂と言うものが、自分の理性では抑え切れないほどの快感に翻弄され、快感に屈服させられてこそ得られるものだとするならば、この時に味わっていた感覚と、近いもののようにも思えたのです。
 しかし、こんな考えをするようになったのは、後々のことで、この時にはそんな風に考える余裕などありませんでした。
 でも・・・、おぼろげながら、男に屈服させられることが、決して屈辱的なだけではない、むしろ、それが喜びなのでは・・・、と感じていたのは事実でした。
「はあぁぁっ!!はぁぁっ!!はぁぁっ!!・・」
 冷静さを失わずに私を責めていた男の息が荒くなり、私の腰を掴む手の力、チンポをアナルに深々と突き立てる力も強くなっていきます。
 私は知らず知らずのうちに、男の高まっていく興奮に同調するように、興奮が高まっていき、ズシンッ!!ズシンッ!!と突き上げてくる快感も、より重いものへと変わっていきました。
 男の息は苦しいほどに荒くなり、私を言葉で責める余裕などなくなっていく。そして、もはや我慢の限界が近いのか、男は狂ったように腰を振り、私のお尻の穴を突きまくります。
 壊れるっ!!!ああぁぁっっ!!!いいわ!・・思いっきり突いてっ!!私の肉穴が壊れるまで、激しく犯してっっ!!!!
 実際に男が狂ったように私を犯したのは、時間にして二十秒もなかったのでしょうけれど、私は極限とも言える興奮状態の中にいました。
 そして・・・・
「おおおぉぉぉっっ!!!」
 まさに、オスの雄叫びとも言える咆哮と同時に、熱い血飛沫のような精液が、私の中に叩きつけられました!!
「・・・・・・・・っっっ!!!!」
 この時、私は快感の声を上げることができませんでした。凄まじい快感に襲われ、全身が硬直してしまい、声が出ないどころか、息をすることすらできなかったのです。
 そして、意識がすぅぅぅっと天に舞い上がるような不思議な浮遊感と共に、意識を失ってしまいました。
 翌日・・・。HPには、私のプロフが載せられていました。
「アカネ:25歳: 160:85、58、88
 オプションを含めオールOK。淫乱度・S級。
 お客様へのお願い: 最後には、必ずAFでフィニッシュして下さい。この女はアナルを犯してもらえるのなら、どのような御奉仕にも応じる、アナル女ですので・・・」
                    (完)
第二部の予告(あくまでも、構想だけ・・・)。
 寧々は「淫乱妻の園」で半年ほど働き、絶大な人気を博したが、寧々自身は次第に物足りなさを感じていった。そのことを、最初に面接をした男・水谷に相談した。
 すると、「そういう時期が来ると、俺は確信していたよ。」との答え。
 寧々は、水谷にある店に連れて行かれる。「淫乱妻の園」の系列店である「昼顔の園」と言う店だ。
 そこもまた、人妻が性的な奉仕をする店だったが、ヘルスのようなソフトなプレイをする所ではなかった。
 水谷は、モニター室に寧々を招き入れ、各部屋で行われているプレイを見せた。
 一人の人妻は、人の字形に縛られ、イルリガートルで大量浣腸をされながら、鞭を打たれていた。
 またある人妻は、男のモノをしゃぶりながら、自分のアナルにバイブを突っ込み、オナニーをさせられていた。
 そして別の女性は、おまんことアナルに、たっぷりと媚薬を塗り込んだ太いバイブを入れられた状態で股間ベルトを締められ、全身に蝋燭を浴びながらのた打ち回っていた。
 寧々は、あまりにも非現実的な世界に圧倒され、声も出なかった。だが、水谷に股間を触られた時には、ショーツでは吸いきれないほどの大量の愛液を垂れ流していた。
 寧々自身は、こうしたSMプレイに恐怖心を抱いていて、決して自分が受け入れられるはずはないと思っていた。だが、水谷に、アナルの処女を奪われた時のことを思い出すように言われると、その気持ちが揺らいでいく。
 そして、一度だけと言うことで、ここでのプレイを体験することになる。
 
(「昼顔」とは、ケッセルの小説で、カトリーヌ・ド・ヌーブが主演した映画が有名。

 若い外科医ピエール(ジャン・ソレル)の美しい妻セブリーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)は、穏やかで幸せな生活を送っているが、性的には不感症だった。そして、そのことが罪悪感となって、夫に縛り上げられ鞭でぶたれるとか、薄汚い男に犯されるなどの淫らな妄想から離れられない。そんな時、知り合いの女性から高級売
春宿の場所を教えられた彼女は、不思議な力に引かれるようにそこを訪れる。5時までは「昼顔」という名付けられた売れっ子高級売春婦、家に帰れば貞淑な人妻という奇妙な二重生活が始まる。)

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