江梨子のひとり狂い
 
 <プロローグ>
 「いやあーーー!お願い、縄をほどいて!Hしたいの!きゃあああーー!」
 まさかあの令嬢の江梨子がこんな風に人格崩壊してしまうとは誰も考えていなかった。たった1回の悪戯が原因でこのような結末を起こすとは思えなかった。
 もうあの純朴な少女には2度ともどれないのだ。
 「旦那様、お医者様の話ではお嬢様は・・・」
 「もう言わないでくれ・・・私がちゃんとあの子を見ていてあげれば・・・」
 江梨子の身体は快感なしでは生きていけない身体になってしまった。とにかく食事や
 睡眠を減らしてでも快感を貪ってしまうのだ。今はただ江梨子の淫乱な炎を燃え尽きさせるしか方法はなかった。それでも社会復帰は難しいだろうという医者の診断であった。
 「ああああーーっ!おかしくなっちゃう!離して!いやあああーーー!」
 
 1
 寺尾江梨子は不動産王の1人娘であった。白百合女学院中等部に入学した江梨子は、
 成績優秀、明朗活発、スポーツ万能と非の打ち所がなかった。しかしそんな江梨子にも悩みがあった。
 (またおっぱいが大きくなっちゃった・・・)
 江梨子は成長も人より早く、小学校の時もその胸の大きさで同級生からいじめられていた。10歳の頃から大きくなり始めた胸は11歳でCカップ、卒業する頃にはなんとEカップにまで成長していた。そして中学校に入学した今でも成長しているのだった。スポーツするときにも揺れて邪魔になってしょうがなかった。
 (お願い!もうこれ以上バストが大きくなりませんように。)
 
 入学して早々に江梨子が最もいやな身体測定の日がやってきた。毎回測定の度に好奇の目で見られるのが幼い江梨子には苦痛だった。
 (あーあ、またこの時がきちゃったのか・・・)
 中学生にもなると発育の良い女の子もたくさんいるが、江梨子は群を抜いていた。
 「高橋さん、77cm。次、津田さん。」
 だんだん江梨子の番が近づいてきた。仕方なく上着を脱ぐとどこからともなく声が上がった。
 「すごーい!」「おっきーい!」「うらやましーい!」
 江梨子の乳房は大きくても型くずれなど全くなく、小さな乳首がツンと上をむいていた。「寺尾さん・・・91cm。」
 (また6cmも大きくなってる・・・)
 江梨子のバストは毎年止まることなくすくすく成長していた。
 
 身体測定が終わると友達になったばかりの靖子がやってきた。
 「江梨子、やっぱりおっぱい大きいんだね。」
 「・・・もうこれ以上おっぱいなんかいらないわ。邪魔なんだもん。」
 「何言ってんの。それはすっごい贅沢な悩み。私なんか中学生になったのに着けるブラ
 がないんだから・・・」
 靖子の胸は真っ平らな状態のままだった。
 「そんなことより今日お家に遊びに来ない?おいしいケーキも用意してあるから。」
 靖子の誘いに江梨子は二つ返事でOKした。
 しかし、それが江梨子の堕落へのはじまりになろうとは誰も思っていなかった。
 
 「おじゃましまーす!」
 「いらっしゃい!待ってたわ。ゆっくりしていってね。」
 靖子は江梨子を明るく出迎えた。そしてリビングでケーキを食べ、いろいろおしゃべりをして楽しんでいた。
 「でもさ、江梨子。そんなおっぱいで肩凝らない?」
 「凝るなんてもんじゃないわよ。慢性肩凝り。それに寝るときだって息苦しくなるのよ。いい事なんて何にもないんだから。」
 「そうかなー?だって男の子はおっぱいの大きい子大好きだって言うじゃない。実は昔からモテモテだったんじゃないの?」
 「そんなわけないじゃん。いじめられてばっかり。できるなら手術で取っちゃいたい
 くらい。私は靖子がうらやましいなー。」
 「そんな嘘をつく子はこうしてやる!」
 靖子はそう言って江梨子に襲いかかってきた。笑いながら全身をくすぐり始めた。
 「ひゃ、ひゃ、ちょ、ちょっと・・靖子・・やめてってば!ひゃははは・・・」
 靖子はそれでもくすぐり続けた。そんな時、偶然靖子の指が乳首に触れた。
 (ん?なんだろう、今の・・・)
 江梨子の身体の中を妙な感覚が走り抜けた。しかし今はくすぐったくて早く逃げ出す
 ことしか考えていなかった。
 ようやく靖子のくすぐり攻撃から逃れると江梨子はプクッとほっぺたを膨らませ、
 「もう!靖子のバカ。そんなことしたらもう遊ばないぞ。」
 と子供のように怒った。
 
 家に帰ると江梨子は汗を流しにシャワーを浴びることにした。
 上着を脱ぐと大きな2つの膨らみが目に入った。
 「もう、ホントに邪魔なんだから・・」
 そうつぶやき、全身裸になった。江梨子の身体はバストは異常に大きかったが他は少女の肢体であった。まだアンダーヘアーも生えておらず幼さを残していた。
 シャワーを浴びると気分が落ち着き1日で一番江梨子が好きな時間であった。
 そしてシャワーの水流が偶然乳首の先端に当たったとき、先程感じた妙な感覚がおきた。(なんか変な感じ?なんなんだろう?)
 まさかそれが今後江梨子を淫乱地獄に突き落とす<性感>であるとは知る由もなかった。だが今の時点ではただの<変な感じ>でしかなかった。
 もちろん江梨子は今まで快感の「か」の字も知らない少女である。やがて愛おしくて
 しょうがなくなる大きな乳房を洗いながら江梨子はシャワータイムを楽しんだ。
 
 2
 「爺、お父様は今日も帰らないの?」
 江梨子は執事に尋ねた。
 「江梨子様。お父上は今週いっぱい大阪へ出張でございます。お寂しいでしょうが我慢
 して下さいませ。」
 江梨子は父とたった2人の家族であった。母は5年前に病気で他界した。
 そんな父も家に帰ることは少なく、週に1、2日いるかどうかであった。
 (あーあ、つまんない・・・)
 江梨子は父には見せないがものすごい淋しがり屋だった。体中満たされる喜びを求めていた。だがそんな事は口には絶対出さなかった。
 (お父様は私のために働いてくれている・・我慢しなければ・・・)
 そんな優しい心の持ち主だった。
 
 夜になり、江梨子はベットに入った。
 (あーあ・・さみしいな・・・)
 いつも寂しさがこみ上げてくるとなかなか寝付けなかった。羊の数を数えたり、本を
 読みながら眠りについていた。
 しかし今日は靖子とじゃれあったとき、そしてシャワーを浴びていたときの不思議な
 感覚が気になってしょうがなかった。
 (なんだったのかな、あれは・・・)
 確か胸のあたりから起きたような気がする。そう思うと江梨子は指先で自分の乳房を
 つついてみた。しかし何も感じることはなかった。
 (やっぱり気のせいだったんだ。)
 そう思いながら江梨子は眠りについた。
 
 翌日、学校に行くと靖子がやってきた。
 「昨日はごめんね。また今度遊ぼうね。」
 「もう!靖子ったら子供なんだから。」
 2人は顔を見合わせ笑い合っていた。
 体育の時間になった。江梨子が得意なバスケットであった。背も高かった江梨子は、
 バスケットやバレーといった激しいスポーツも難なくこなしていた。
 そしてミニゲームが始まった。ボールを受け取るとドリブルしながらゴールに向かっていった。走ると大きな乳房が縦横無尽に揺れ動いた。
 (もう!ホントにうっとおしい。)
 そんなことを思いながらも次々とゴールを決めていった。
 5分ほど過ぎた頃だった。江梨子は全身汗まみれになりながらさらにゴールを狙おうとドリブルで走り始めた。体操着がピタリと江梨子の身体にはりついた。
 (???)
 またあの妙な感覚が江梨子を襲った。しかし気にせずにプレーを続けた。だが走り回れば走り回るほど妙な感覚が沸き上がってくる。
 (もう、いったい何なの、これは!)
 苛立ちながらも江梨子はゴールを決めていった。
 ゲームが終わるといつも以上に身体が熱いのを感じる江梨子だった。
 
 3
 シャワー室に入ると汗だくになった体操着を脱ぎ捨て、ブラジャーをはずした。
 ふとバストに目を向けるといつもは小さくなっているはずの乳首が少し大きくなって
 いることに気がついた。
 (どうしたんだろう・・・)
 しかしさほど気にせずにシャワーを浴びた。そしてシャワーの水流が乳首に当たると
 再びあの感覚が沸き上がった。
 (まただ・・・なんなのいったい?)
 江梨子は意を決して乳房全体に水流を集中させた。すると妙な感覚が徐々に沸き上がってくるのがわかった。
 (やっぱり原因はこのおっぱいだったのね・・・)
 ようやく妙な感覚の起きる源がわかり江梨子はほっとした。それと同時にこの妙な感覚が決してわるいものではないと江梨子は感じていた。しばらく乳房にシャワーを浴びせ ていると何ともいえない気分になってきた。
 「江梨子!もうすぐ休み時間終わっちゃうよ!」
 靖子の声で江梨子はふと我にかえりシャワーを終え、着替えを始めた。
 
 家に帰ると江梨子はいつものようにシャワーを浴びにお風呂に向かった。
 体育の授業後のシャワーのあと、ずっともやもやした気分がしていた。シャワーを浴びているときは、このもやもや感がすっきり晴れ、心地よい気分をもたらしていた。
 もう一度このもやもやを吹き飛ばすために誰にも邪魔されない自宅でしようと決心して急いで帰ってきたのだ。
 走ってきたせいで、あの妙な感覚が沸き上がり、体育の後と同じ状態になっていた。
 (さあ、原因を突き止めるわよ!)
 そう決心しながら江梨子はシャワーの蛇口をひねった。
 汗をさんざんかいたこともあり、いつもより強くシャワーからお湯が噴き出した。
 まず軽く全身の汗を流すとあの時のように乳房に水流をあてた。
 (・・・やっぱりこの感覚だ・・・)
 身体に残っていたもやもや感が晴れ、心地よい感覚が江梨子を包んだ。
 (あっ・・なんかいい・・この感じ・・・)
 先程のように頭がぼーっとしてきた。また何とも言えないいい気持ちが沸き上がってくる。さっきは邪魔がはいったが、今度は誰にも邪魔されない。
 だんだん心地よさが気持ちよさに変わり始めた。
 また江梨子の乳首が大きくなっている。水流があたるたび、じーんとくる感覚が徐々におきてきた。
 (な、なんか・・きもちよくなってきちゃった・・)
 じーんとくる感覚が全身に伝わり始めた。
 「・・・はあっ・・・・・・はあっ・・」
 ついに江梨子の口から甘い吐息が洩れ始めた。
 (ああん・・きもちいい・・)
 江梨子はシャワーを乳房から動かすことはなかった。というよりもできなかったのだ。今までにこんな気持ちよさを感じることはなかった。次々に沸き上がる快感に夢中に
 なっていた。
 「ああん・・はあん・・ああっ!はあっ・・・」
 徐々に吐息から喘ぎ声に変わってきた。快感への階段を一歩ずつ確実に上がっていった。江梨子は右の乳房から左の乳房へシャワーを移動した。
 「ああっ!はあっ・・いいっ・・・すごい・・いい・・」
 固くなった乳首に水流があたるたび、江梨子の身体はピクッピクッと痙攣した。
 「あああっ!はああん・・はうっ・・んんっ!」
 しかし江梨子はこれ以上続けていたら自分がどうなるかわからなくなり、20分程してシャワーを止めた。
 (ああっ・・・きもちよかった・・・)
 とうとう江梨子は禁断の園への第1歩を踏み出してしまった。
 シャワーを終えた後、身体がいつもより火照っているのに気がついた。
 (なんか身体が熱いわ・・・)
 乳房をふきあげると先程の感覚がおこった。今まで邪魔で何の取り柄もなかったはずの
 バストに初めて愛着がわいた。
 
 4
 そしてその日の夜、江梨子は寝付けないでいた。いつもは寂しさから寝付くことができなかったが今日は違っていた。胸のあたりから再びあのもやもや感が沸き上がってきた のである。
 (どうしちゃったんだろう・・・疼いちゃう・・)
 江梨子は羊の数を数えたり、本を読んだりして眠ろうとしたがなかなか寝付けなかった。ようやく深夜になり眠りについたのだが、しばらくすると目を覚ましてしまった。
 (えーっ?まだ2時?)
 いつもなら一度眠りにつけば朝まで起きることはないのだが今日は身体から沸き上がってくる何かのために目がさえてしまうのだ。
 (このままじゃ眠れない・・・もう一度シャワーを浴びよう・・・)
 そう決断すると、江梨子はパジャマを脱ぎ捨てシャワーを浴びた。
 普通にシャワーを浴びていた江梨子だったが、自然とシャワーの矛先が乳房に向いていった。江梨子の頭の中で「こんなことしちゃダメ」という気持ちが起こった。
 しかし徐々に気持ちよさが押し寄せてくると罪悪感がすこしずつ減っていく。
 (ああっ・・やっぱりきもちいい・・・もう1回気持ちよくなれば寝れるかも・・)
 そう自分に言い聞かせ、江梨子はシャワーで乳房を責めた。
 江梨子はこの行為が<オナニー>であるということをまだ知らなかった。自分の身体を自分で慰めているのだ。
 「・・んんっ!・・はあん・・くうっ!・・」
 また声が出てきてしまう。沸き上がってくる快感に声を抑えることができないのだ。
 「ああっ!はっ・・・あああん!いやっ・・きもちいい・・はあっ・・」
 (いい・・すごくいい・・もう少しだけ・・)
 先程は途中で怖くなってやめてしまったが、気持ちよくなりたいという気持ちが勝り
 シャワーを止めることができなかった。
 「あああっ!んああっ!はうっ!・・あああん・・」
 次から次へと快感が幼い江梨子の身体の中を駆け抜ける。その度に身体が痙攣する。
 「んっ!はあっ!ああっ!ダメッ、変になっちゃう・・ああん!」
 (身体がとろけちゃいそう・・・)
 とうとう気持ちよさに立っていることができなくなってきた。膝がガクガクし、そのままタイルにへたりこんでしまった。だんだん頭の中が白くなっていく。
 「はあっ!あああーーっ!あああん!ひいーっ!はうっ!」
 (ダメ、もう我慢できない・・)
 ついに江梨子にその時がやってきた。
 「あああーーっ!ダメーっ!いやああーー!はああああーーーー!」
 (ああっ・・とんじゃう・・)
 乳房を震わせ、身体が弓なりになる。
 「いいいーーっ!ああああーー!いやああああああーーーー!!」
 江梨子の身体の中で何かがはじけた。12歳にして初めて絶頂を迎えた。
 全身が痙攣し、何も考えられない。そして何ともいえない満足感が江梨子の身体を満たしていった。
 1分程硬直していた身体がようやく動くようになってきた。
 「はあっ・・あうっ・・・はあん・・はあっ・・はあっ・・」
 (すごかった・・・なんだったの、あれは・・・)
 自分の身体の中の何かが吹っ飛んでいったような感覚であった。
 ふと時計を見ると3時半になっていた。
 (1時間半もしてたんだ・・・)
 何だかとても恥ずかしくなり江梨子は風呂場をあとにした。
 さすがに疲れたのかベットにはいるとすぐに寝てしまったのである。
 
 (あーあ、どうしてあんなことしちゃったんだろう・・・)
 翌朝目覚めると江梨子に後悔の念が沸き上がった。シャワーを浴びながら大きな喘ぎ声をはりあげていたことを思い出すと恥ずかしくて仕方なかった。幸い、江梨子の家は
 江梨子以外誰もいなかった。執事も夜は離れの別宅にいるのである。
 (もう2度とあんなことしないんだから。)
 そう心に誓いながら江梨子は朝食に向かった。
 学校に行くと靖子がいつものようにやってきた。
 「おはよう!江梨子。」
 「あ、おはよう・・・」
 「どうしたの?元気ないじゃん。悩みでもあるの?」
 「そんなんじゃないの・・大丈夫。」
 「ならいいんだけど・・・」
 江梨子はなぜか靖子だけでなくみんなの顔を見るのが恥ずかしかった。誰がみていたわけでもないのに昨日の出来事が頭をよぎるたび恥ずかしさでいっぱいになった。
 学校の帰りに江梨子は本屋に立ち寄った。
 授業中も昨日の出来事が何だったのか、気になって仕方なかった。しかし人に聞く訳
 にもいかず、自分で調べることにした。そして1冊の雑誌を手にした。
 <思春期の身体Q&A>
 という女性誌を買い、自宅に戻った。
 
 5
 早速、本を見始めると様々なことが書いてあった。ふとあるページで視線が止まった。「女の子のおなにーについて」という項目であった。
 <女の子は思春期になると身体が疼くことがあります。そんなときに自分で自分の身体を触ったりして気持ちよくなる行為をオナニー(自慰)といいます。この行為は決して悪い行為ではありません。自分の身体のエネルギーを爆発させる1つの手段です・・>などと書いてあった。自分が昨日した行為がオナニーであったことを初めて知った。
 さらに体験談を読んでみるとなんと小学生から主婦まで様々な体験談が載っていた。
 そしてあの身体が吹き飛んでいくような感覚をエクスタシー(絶頂)といい、その瞬間が「イク」という状態であることがわかった。
 (私は昨日初めていっちゃったんだ・・・)
 体験談の中には、オナニーがやめられなくなり悩んでいる中学生の記事が載っていた。<1度知ってしまった快感を私は忘れることができませんでした。なぜ今までしなかっ たのだろうと後悔しています。こんな私は変なのでしょうか?>
 この記事を読むと江梨子は
 (1回すれば十分じゃない。こんな風にはなりたくないわ。)
 そう思った。雑誌を読んだ後シャワーを浴びたが昨日のようなことにはならなかった。しかしこの時点で自分がその中学生となんら変わりがないことを知る由もなかった。
 
 夕食を食べ終わると執事たちは帰っていった。1人になった江梨子は寂しさを感じながらも宿題に励んでいた。時計も10時を回りそろそろお風呂に入って眠ろうとした。
 そしてお風呂に入ったとき、あの感覚が江梨子を襲い始めた。
 お昼にシャワーを浴びたときは何も感じなかったのだが、同じようにシャワーを浴びると身体が火照ってくるのがわかった。そしてシャワーが乳房にかかると
 (!!!)
 昨日オナニーに耽ってしまった感覚が江梨子の身体を包み始めた。
 (ダメ!もう2度とあんなことはしないんだから)
 そう固く決心した江梨子であった。だがその意志とは逆にあのもやもや感がどんどん
 身体の中に溜まっていくのがわかった。
 何とかオナニーがしたい衝動にかられながらもその気持ちを断ち切って江梨子はお風呂からあがった。身体をふきあげようと乳首にバスタオルが触れた瞬間、
 (!!!!!)
 シャワーを浴びたときよりも強烈な感覚が江梨子の身体の中を駆け抜けた。
 (もう・・どうしちゃったのかしら・・私の身体・・・)
 すでに江梨子の身体は快感を欲し、オナニーをせがみはじめていた。
 バスタオルを身体に巻き付けたまま江梨子はベットに横たわった。何も考えずにぼんやりしていると乳房の辺りが疼いているのを感じた。
 (ダメよ!絶対オナニーなんてしないんだから!)
 しかし身体は正直だった。全身が火照り、もやもや感がどんどん増していった。そして無意識のうちにバスタオルをはずすと江梨子の中にいけない気持ちが沸き上がり始め  た。
 (さっきのはすごかったな・・・)
 身体をふいたときのあの強烈な感覚。もう1度あの感覚を感じてみたい。そんな気持ちが江梨子の頭の中を渦巻いた。
 (今日したらもう絶対にしないから今日だけしちゃおっかな・・・)
 ついに江梨子の中のいけない欲望が、絶対にしないと誓った意志より勝ってしまった。(本当に最後だから・・・)
 そう自分に言い聞かせ、タオルを乳房のところへ持っていった。乳首にバスタオルの
 ざらつきが触れると衝撃的な感覚が背中をつらぬいた。
 「あああっ!」
 いきなり大声をあげてしまった。シャワーをあてていた時も気持ちよかったがその数倍以上気持ちよかった。
 「はうっ!ああっ!いいっ!はあっ!」
 バスタオルを両手でピンと張ると乳首にあて、左右に動かした。
 「あああーーっ!はあああーーっ!はうっ!」
 (すごい・・・おかしくなっちゃう・・・)
 江梨子の乳首はピンと固くなり、強烈な快感を与えていった。昨日初めて快感を知ったばかりの江梨子にはこの押し寄せる快感の波を受け取ることなど不可能であった。
 「いやあああーー!はあっ!ああああーーっ!ひあああーーっ!」
 (ダメ、もういっちゃいそう・・)
 昨日1時間半かけてやってきた絶頂が今日はものの30秒もたたないうちにやってきた。正座したままの状態でオナニーしていた江梨子の身体が大きく仰け反った。
 「はうっ!いやっ、もう我慢できない・・ああああーーっ!」
 「ダメッ!あああああーーー、いっちゃうーーーっ!!」
 江梨子は身体を仰け反らせたまま痙攣し、快感の余韻に浸っていた。
 「ああん・・はあっ・・うくっ・・はあん・・・」
 (ダメ、これきもちよすぎる・・・がまんできない・・・)
 邪魔でしかなかった乳房と乳首からこんな快感が巻き起こることを江梨子は実感した。強烈な快感の嵐が過ぎ去ると朝と同じように罪悪感にかられていた。
 (またやっちゃった・・・バカな私・・・)
 が、次の瞬間乳首から甘い感覚が流れた。
 (え?いましたばかりなのに・・・)
 あまりにも短時間で絶頂を迎えてしまったため、身体の疼きがおさまらないのだ。
 1度イッてしまったことで目も冴えてしまった。このままの状態でいたらおかしくなってしまいそうだった。
 (どうしよう・・・寝れないよ・・)
 また明日は学校もある。早く眠るためにはこの火照りをおさめる以外方法はなかった。(もう1回だけ・・・寝るためだから・・・ねっ。)
 そう自分に言い聞かせ、再びバスタオルを手に取った。またベットの上で正座し、先程のように乳首にあてるとすぐさま快感が江梨子を襲った。
 「ううっ!はああっ!いいーっ!あああーー!」
 (きもちいいの・・・すごい・・・)
 まだまだ幼い江梨子は自分をコントロールできなかった。
 「あああーーっ!はうっ!あうっ!はあっ!ああっ!」
 (また、いっちゃう・・・)
 両手を動かすスピードがあがり、巨乳を突き出しながら絶頂に向かっていった。
 またしても1分ともたないまま絶頂の時がやってきた。
 「ひああああーーっ!ダメえーー!あああーーー!イクうーーーーーっ!!・・・」
 江梨子はあまりの気持ちよさに失神してしまった。身体を痙攣させたままうしろに倒れそのまま眠ってしまったのである。
 
 6
 翌朝目覚めた江梨子は全身裸の上にバスタオルがのっているだけの状況を見て愕然とした。
 (あのまま寝ちゃったんだ・・・恥ずかしい・・・)
 慌ててパジャマを着て鏡の前に立った。鏡に映る江梨子の姿は以前と変わりなかった。しかし江梨子の身体の中では大きな変化が起きている。昨日の朝、もう2度としない
 と誓ったばかりなのに1日ともたないうちにオナニーをしてしまったのである。
 「江梨子、もう絶対にオナニーはしないからね。何があっても我慢するからね。」
 鏡のむこうにうつる自分に言い聞かせた。今はあのもやもや感も全く現れない。 
 (このまま今日1日、何もおきませんように・・・)
 江梨子は窓から空を見上げ、誓った。
 
 今日の午後の授業は江梨子の得意の体育である。だが、江梨子は2日前のことが頭から離れなかった。あの時シャワーを普通に浴びてさえいれば、こんなことにはならずにすんだ。しかしまた走り回ればあの感覚が沸き上がるのではないかと不安にかられた。そんな状態のままバスケットにのぞんだ。
 (ゲームに集中すればあんなこと忘れられるわ。)
 そう言い聞かせ、ゲームが始まった。あいかわらず江梨子のところにボールが集まる。ドリブルで駆け出すと乳房がブラジャーの中で暴れまくった。
 その瞬間、昨日の夜オナニーしたときの感覚が江梨子の背中を奔った。
 (え?どうして?)
 途端に江梨子の動きは悪くなりあっさりボールをとられてしまった。
 しかし江梨子は追いかけることができなかった。また走り出せば快感が襲ってくる。
 それに堪える自信はなかった。しかし止まっているわけにもいかず、乳房が揺れない
 ように両腕で挟みながら走った。その間も乳首がブラジャーと擦れるたび、江梨子の
 身体の中を快感が駆け巡った。
 
 ゲーム後、シャワーを浴びようとすると一瞬躊躇した。またいけない遊びをしてしまいそうなのだ。もう江梨子の身体の火照りは最高潮に達していた。
 (ああっ・・身体が熱い・・とろけそう・・・)
 シャワーの水流がほとばしる。江梨子は乳首を両手で隠しながらシャワーを浴びた。
 (これなら・・・我慢できる・・・)
 オナニーしたい衝動にかられながらも江梨子は必死で自分をくい止めた。
 自宅に戻ると身体が爆発してしまいそうなほど火照っていた。もう乳房が快感を求め
 ウズウズしているのだ。
 (ダメ!もう今日は絶対にしない!)
 江梨子の幼い理性が懸命に性欲と戦っていた。
 なんとか夕食を食べるまでは堪えることができた。しかしこの2日間、このあとに
 誘惑に負け、オナニーをしてしまっている。しかも今日は昨日以上に身体が快感を
 欲している。
 意を決してお風呂に入った。火照りをなくすためわざわざ水をかぶった。
 「ひゃっ!つめたーい!」
 2回3回水を浴びても焼け石に水であった。
 (どうしよう・・・おさまらないよ・・・)
 湯船につかりながら江梨子は身体から沸き上がる性欲をなんとかしようと考えた。
 すべての努力は無駄であった。もう我慢の限界だった。
 バスタオルを手にすると無意識のうちに乳房の方へ運んでしまう。
 (ダメーッ!絶対にダメーっ!)
 いくら頭の中でそう思っても身体がいうことをきかない。
 昨日のようにバスタオルを張ると乳首をあててしまう。
 「んんっ!・・・ああん!・・・」
 もうどうすることもできなかった。腕を左右に動かすだけでなく胸を突きだし左右に
 揺らした。
 「あああーーっ!くあああーーっ!ああああん!」
 (いい・・やっぱり・・・いい・・)
 もうオナニーをするまいと誓った少女の姿はなかった。自ら快感を貪る江梨子の姿しかなかった。
 「あ、あ、あ、あ、いいっ、いいっ、はうっ!」
 (もう・・やめられない・・)
 脱衣場のガラスにもたれながらクライマックスを迎えた。
 「ああっ!いやっ!いきそう・・あ!あ!あ!あ!いっくうーーーー!」
 結局その夜江梨子は一晩中快感の虜になった。
 
 7
 それから1週間がすぎた。江梨子は毎日身体が疼くようになり、胸に手を持っていった。
 江梨子のオナニーは毎日の日課になった。結局雑誌の中学生と一緒になってしまった。罪悪感にかられていても快感には勝てなかった。
 (もう・・どうにかして・・やめられない・・・)
 1日に10回以上絶頂を迎えた日もあった。特に体育の日は激しかった。
 そんな江梨子だったが今日はいつもと違い晴れ晴れとした顔をしていた。父親が一時
 帰宅をしたのである。そこにはオナニーを知る前の無邪気な江梨子の姿があった。
 「お父さん、お帰りなさい。江梨子寂しかったよ・・・」
 「いつも悪いな。父さんもなかなか相手してやれなくて、すまないと思ってる。」
 「ううん、いいの。お父さん、私のために働いてくれてるんだもん。」
 以前の優等生の江梨子が復活した。その夜は一緒に食事をし、楽しいひとときを過ごした。はしゃぎすぎた江梨子はこの夜は疲れ切って眠ってしまったのである。
 しかし翌日父親は出張に出かけた。
 「お父さん、今度いつ帰ってくるの?」
 「九州に2週間ほど行って来る。その間いい子にしてるんだぞ。」
 「うん。お父さんも気をつけてね。」
 
 父親が出かけると途端に寂しさがこみ上げてきた。
 (またひとりぼっちか・・・)
 しかしそんな気持ちを振り切って、
 「よし、今日はお父さんのお部屋掃除するぞ!」
 そう言って父親の部屋に向かった。今日は執事もお休みでまさにひとりぼっちだった。父親は片づけもろくにせず、出かけていった。
 「もう、しょうがないんだから。」
 江梨子はてきぱきと掃除をした。汚かった部屋がどんどん綺麗になっていった。
 ふとベットの下を見ると1本のビデオが置いてあった。
 (何のビデオかしら?)
 江梨子は掃除を済ませるとビデオを手に部屋にもどった。
 勝手に持ってきてしまった罪悪感はあったが好奇心旺盛の江梨子はビデオをセットした。すると1人の女子高生が映っていた。
 (誰だろう、この人?)
 そう思っていた。しかしその女子高生がセーラー服を脱ぎ始めた。
 アダルトビデオであった。
 (お父さん、こんなもの見てたんだ・・・)
 ビデオの女子高生がオナニーを始めた。おっぱいを揉みながら喘ぎ声を出していた。
 江梨子はこれ以上見たら自分もしてしまいそうでビデオを止めようとした。しかし次の女子高生の行為を見て、止めるのをやめてしまった。
 今まで江梨子はその豊満な乳房と乳首で絶頂を迎えていた。しかし、ビデオの女性は乳房を弄るのがわずかで、すぐに右手を股間にもっていった。すると先程よりも激しく 喘ぎだした。
 <あああーーっ!きもちいいーー!ああああーーー!>
 江梨子の目は画面にくぎづけだった。画面の女子高生は激しく股間を弄ると、
 <あああーーー、ダメーーー、イクーーーー!>
 
 (すごーい・・・びっくりしちゃった・・・)
 乳房より気持ちいい場所があることに江梨子は愕然としていた。
 江梨子はビデオを止めると部屋に戻った。そして服を脱ぎ始めた。
 (お父さんのバカ!あんなの見ちゃったからしたくなっちゃったじゃない・・・)
 いつものように乳房を揉みしだいた。2日間していなかったせいか、あっという間に
 達してしまった。
 (ビデオの人みたいにしてみようかな・・・)
 江梨子は本当の快感を知る時がきた。おそるおそる右手を股間にもっていった。まだ
 そこには少女のままの性器があった。割れ目に指をもっていくと、そこが濡れている
 のがわかった。
 (あっ!濡れてる・・・)
 そう思いながら割れ目に沿って指を奔らせた。すると初めてオナニーしたときのもや
 もや感が湧き上がった。そしてその源が1カ所から湧き起こっていることに気づいた。その場所に触れた途端、
 「ひゃあああーーー!あああああーーーー!」
 ものすごい衝撃だった。ほんの2、3回擦っただけでイッてしまったのだ。
 (何・・今の・・・)
 乳首を弄っているときは1、2分くらいは堪えられるようになったが、今は数秒で達してしまったのだ。
 (こんなにすごいなんて・・・)
 江梨子は股間を開いて、快感の源の場所を確かめた。そこには小さな突起があった。
 (まさか、これが?)
 信じられなかった江梨子だったが、再び触れると体中を電流が駆け抜けた。
 「はああああーーーっ!・・・これが?・・・すごい・・・」
 江梨子は今までのオナニーはほんの入り口でしかないことを悟った。
 指を動かすたび、快感が脳を直撃する。
 「あああああーーっ!いやあああーーー!はああああーーーっ!」
 (あっ、ダメっ・・・またイク・・・)
 「んああああーーーーっ!あ、あ、あ、あ・・イックうーーーー!」
 全身を硬直させ江梨子は絶頂の余韻に浸っていた。
 「ああっ!・・はうっ・・あうっ!・・・」
 (ダメ・・堪えれない・・・きもちよすぎる・・)
 ついに江梨子は最大の快感の源泉、クリトリスの存在を知った。
 幼い江梨子の身体は一度知ってしまった快感を何回も求め始める。
 (あと1回だけ・・・・)
 そう思いながらも江梨子は指をクリトリスに奔らせ、その日1日中数え切れない程の
 オナニーをし、快楽の無限地獄にはまっていったのである。
 
 8
 江梨子はオナニーなしではいられない身体になってしまった。学校に行っても身体が
 疼き、休み時間ごとに人気のないところでオナニーに耽るようになった。
 (もう、やめられない・・・もっときもちよくなりたい・・・)
 江梨子の頭の中にはオナニー以外のことが考えられないようになっていた。
 そんなある日、靖子が携帯電話を見せにきた。
 「江梨子、これ買っちゃったんだ。いいでしょ?」
 「そ、そうね。」
 「どうしたの?最近江梨子変だよ。何かあったら相談にのるよ。」
 「うん。ありがとう・・大丈夫。」
 その時江梨子が手にしていた携帯電話がいきなり震えだした。
 びっくりしてスカートの上に落としてしまったのだ。その瞬間、
 (!!!!)
 携帯電話の振動が江梨子のクリトリスを刺激した。
 (すごい・・・今のきもちいい・・)
 「江梨子!電話返して!切れちゃうよ。」
 
 自宅に戻ると昼のことを思い出しながらオナニーをしはじめた。何回か達したあと、
 江梨子は物足りなさを感じていた。
 (あの震え・・・もう一回感じたい・・)
 その時江梨子は父の部屋にある物があることを思い出した。マッサージ機である。
 江梨子は父の部屋に行き、マッサージ機を見つけた。早速部屋に戻りスイッチを入れてみた。携帯電話のときよりも強烈な振動であった。
 (うわっ!これすごすぎる・・・大丈夫かな?)
 そう思いながら乳房にあててみた。
 「はあああああーーーっ!いいっ!いやああああーーー!」
 「だ・・・あっ!イクっ・・ああああーーー、いっちゃうーーー!」
 指で弄っていた時の数十倍のきもちよさであった。何も考えるヒマもないほど強烈な
 快感であった。
 (やっぱ・・・すごい・・・おかしくなっちゃう・・・)
 乳首から沸き上がる快感は今までの比ではなかった。すぐに乳首が疼きだし、江梨子は右の乳首で達したあとは左で、左で達したあとは右で、というように何十回も絶頂を
 貪っていた。江梨子の中にはきもちよくなりたい事しかなかった。
 
 2時間後、江梨子はあまりの快感で動けなくなっていた。
 (どうしよう・・身体に力が入らない・・・)
 全身汗でグッショリになり、股間からは甘い蜜が溢れ出していた。
 何とか身体が動くようになるとまた江梨子の身体に疼きが奔った。
 (ダメよ・・・これ以上したら死んじゃうかも・・・)
 明日は父親も帰ってくる。こんな淫らな自分を見せるわけにはいかない。
 が、しかし、身体は正直だ。再びマッサージ機を手に取り、今度はクリトリスにあててみた。
 「はうっ!!!!!」
 あまりのきもちよさに江梨子はマッサージ機を手放してしまった。とても続けて持って
 いることができなかった。きもちよさに力が抜けてしまうのである。しかし悦楽の炎はおさまっていない。江梨子は腰にベルトをして、マッサージ機を固定しクリトリスに
 あたるようにした。
 (これなら思う存分きもちよくなれる・・・)
 スイッチを入れた途端、猛烈な快感が江梨子の身体を蝕んでいった。
 「はああああーーーっ!!いやあああーーー!イクうーーーー!」
 あっという間に絶頂を迎えた。しかし次から次へと快感の津波が12歳の少女を襲う。「ひゃああああーーー!ダメえーーーー!イクっ!!」
 江梨子の身体は痙攣しっぱなしになり、絶頂の連続でおかしくなりはじめた。
 (も、もう・・いい・・止めて・・・)
 しかし身体が言うことをきかなくなっていた。手はシーツをギュッと握りしめたまま
 離れようとしなかった。その間にも快感がどんどん押し寄せる。
 「ああああーーっ!いやあああーーー!いっちゃうーーー・・・」
 きもちよさで失神してしまってもマッサージ機の振動は止まらない。
 すぐに快感で目覚めると、次々絶頂がやってくる。
 「んあああああーーー!イク、イク、イク、イックうーーー!」
 (ダメ・・死んじゃう・・・)
 「止めてえーーー!あああああーーーーっ!イグーーーーっ!!」
 もう江梨子の思考回路は破壊されていた。江梨子にできることはただ次々やってくる
 快感を受け止め、絶頂を迎えることだけだった。深夜になっても江梨子の部屋から歓喜の声が止まることはなかった。
 「もう・・らめぇーーーー!いやああああーーー!イクうーーーーー!」
 
 翌朝、なかなか食事に来ないのを不思議に思った執事が江梨子の部屋に近づいた。
 「・・たすけてぇーーーー!ひくーーー!!」
 慌てて部屋に入ると執事はとんでもない状況を目にした。江梨子は身体をずっと痙攣
 させたままだった。そして目から涙、口からはよだれ、鼻から鼻水、股間からはまき散らされた尿と愛液が噴き出していた。
 執事がマッサージ機のスイッチを止めると、江梨子はぐったりと死んだように動かなくなってしまった。
 
 江梨子はその後病院に運び込まれた。父親も駆けつけると医者から説明を受けた。
 「おそらくお嬢さんはしばらく動くことができないでしょう。あと・・・誠に申し上げ にくいのですが、あまりの快感でどうも脳をやられてしまったようです。いろいろ考え ることができなくなると思います。今後も目覚めれば快感を求めることしかできなくな るかもしれません。何とかできる限りのことはしてみますが・・・」
 父親はまさか江梨子がこんなことになるとは夢にも思っていなかった。
 結局、江梨子は寂しさをオナニーすることによって紛らわしていたのだ。
 
 <エピローグ>
 江梨子は1週間眠り続けた。目覚めると江梨子は胸と股間に手をもっていった。
 (もっときもちよくなりたい・・・)
 しかしすぐに看護婦に見つかると江梨子は両手を縛られ、自由にならないよう固定された。だが、江梨子の身体には淫魔が宿ってしまった。
 「いやああああーーー!離してーー!きもちよくなりたいのーーー!」
 
 江梨子はその後3年間病院で治療を続けた。しかし江梨子の能力は破壊され、3歳児
 と同じレベルでしか考えられないようになってしまった。
 「パパ、やっと江梨ちゃんおうちに帰れるんだね。」
 幼児退行してしまった江梨子を、父親は黙って抱きしめた。
      

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