オーメン
THE OMEN


フォックス
2006年アメリカ映画、108分

ストーリー
実子を死産させてしまったソーン夫妻は、同じ病院で6月6日午前6時に誕生した母親不明の赤ん坊を引き取り、ダミアンと名付け養子として育てる。だが、5年後ソーン一家の周辺で次々と怪事件が起こる……。

キャスト
リーブ・シュライバー、ジュリア・スタイルズ、ミア・ファロー、ピート・ポスルスウェイト、デヴィッド・シューリス

スタッフ
監督、製作:ジョン・ムーア
脚本:デヴィッド・セルツァー
音楽:マルコ・ベルトラミ
撮影:ジョナサン・セラ

レビュー
オカルト映画の名作「オーメン」を現代に置き換えてリメイク。監督は「エネミー・ライン」、「フライト・オブ・フェニックス」のジョン・ムーア。悪魔の子ダミアンが一体どのように現代に甦ったのか。

ストーリーはダミアンが奇怪な事件を次々と引き起こし、主人公が彼の出生の謎を追い、ダミアンと対決するというもの。ストーリーは前作にかなり忠実で全体的にみて無駄がなく、テンポ良く進む。しかし不満だったのがラスト。俺としてはもっとヒネリのあるラストだと期待していたが、実際は全くヒネリが無い。だからただ単純なラストで終わってしまい、最後の最後で気が抜けて後味が悪い。

ダミアンを演じた子供と、ダミアンの乳母を演じたミア・ファローは演技がホントに上手かった。特にミア・ファローだ。登場シーンから異様な雰囲気を醸し出してて、ラストで主人公を襲うシーンでの演技はホントに恐い。ダミアンを演じた子供もなかなか演技が上手い。彼の気味の悪い顔が、無邪気な感じを出しつつも心の中で悪意を抱いているのをはっきり出てる。

ショッキング・シーンもなかなかの見応えだ。CGを使った残酷シーンがリアルで、普通に恐い・・・。一番ビックリしたのは、ステンドグラスが割れて神父に突き刺さるところだ。これは凄いな・・・、残酷すぎるよ(汗)。

「オーメン」がリメイクされたということで興味があったが、総じて言えばまあ悪くは無い出来だったと思う。

評価
7点(満点10点)
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