スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW


ギャガ・ヒューマックス
2004年アメリカ映画、106分

ストーリー
1939年、ニューヨーク。頻発する科学者失踪事件を追っていた敏腕記者ポリーの前に突如、無数の巨大ロボットが飛来し、人間たちに襲い掛かる。彼女の危機を救ったのは、元恋人で空軍のエースパイロット、スカイキャプテンだった。科学者失踪事件とNY襲撃事件に関連を見出したスカイキャプテンはポリーと協力して事件の謎を追い、やがてドイツ人科学者トーテンコフ博士の恐るべき計画を突き止めるが・・・。

キャスト
ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ、アンジェリーナ・ジョリー、ジョバンニ・リビシ、バイ・リン

スタッフ
監督、脚本:ケリー・コンラン
製作:ジョン・アブネット
音楽:エドワード・シェアマー

レビュー
「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」を観ました。独特なCG満載の戦争アクション映画で、スカイキャプテンが世界の破滅を阻止するために世界をまたに架けて活躍します。

映像は、最初観た時「何、この映像!?」と思うほど独特なものです。今までに無いスタイリッシュな映像美で、なんかレトロで美しかったなあ。だからほぼ全編CGでもそんなに嫌気がさしませんでした。特に30年代の町並みが美しく、新鮮で気に入ってます。でもこの映像全部で6年かかったらしいですわ。俳優はずっとブルーバック撮影をしたんですが、回りにほとんど何も無いのによく演技できたなぁ。

ストーリーはまあ普通かな。空中戦、陸上戦、水中戦などなんでもありの冒険ものでした。アクションシーンは多彩で、特に空中戦はCGだった割には結構迫力があって驚きました。またジュードとグウィネスの掛け合いも面白かったです。でもアンジェリーナが海中から脱出したのはいいけど、そっから飛行ポッドで空飛んだり、わけわからん動物(ちなみにこの動物を作ったのは「ターミネーター」や「ジュラシック・パーク」のスタン・ウィンストンです。)が出てきたりするのはちょっとやり過ぎちゃうか?観てビックリ、笑えました。あと個人的にジョバンニが逃げ出すシーンとかも入れてほしかったなあ、いきなり出てきてちょっと説得力が欠けていたように思われます。まあこの映画の全てが説得力無いけどね・・・。
(ここからラストについて話します。)
それにしてもトーテンコフは20年前に死んでいたのに、ロケットとかのすっげぇ技術をどうやって作ったんやろなぁ、まあええか。

この映画は、ケリー・コンランが自分のパソコンだけで4年かけて作った短編が基になっていて、それを観たジョン・アブネットが映画化しました。DVDでその短編を観たけどかなりすごいわ。監督のオタクぶりが出てます。映画全編に監督が好きな名作のオマージュが所々に見られます。例えば「キング・コング」の髑髏島とかかな。

変わった映像を使った、レトロなアドベンチャー作品でした。

評価
6点(満点10点)・・・この映像よく6年もかけて作りましたなぁ。

DVD
  • 特典
      本編ディスク
        監督&VFXスタッフのオーディオ・コメンタリー, プロデューサーのオーディオ・コメンタリー, 予告篇(オリジナル版&日本版)
        出演者&監督来日記者会見映像
      特典ディスク
        メイキング「素晴らしき新世界」(52分), 美術メイキング「明日の世界の美術」(8分), オリジナル短篇「明日の世界」(6分)
        削除シーン(2シーン合計5分), ギャグ・リール(2分36秒), 出演者&監督来日インタビュー映像
  • 時間 105分+特典映像
  • 色彩 カラー
  • 面・層 片面2層
  • 映像 16:9/LB
  • リージョン 2
  • 字幕 日本語・日本語吹替え用・英語・コメンタリー1用・コメンタリー2用
  • 音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:DTS/5.1chサラウンド/英語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 4:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
  • 販売元ジェネオン エンターテイメント

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