シン・シティ
SIN CITY
ギャガ・ヒューマックス
2005年アメリカ映画、124分
<ストーリー>
犯罪以外は何もない“罪の街=シン・シティ”。救いなどなかったはずのシティで、その夜、3人の男が絶滅したはずの愛と出会う。屈強な肉体と醜い傷跡のせいで、誰もそばに近づこうとしない前科者マーヴ。過去を捨て、娼婦街の自警者となって夜をさまようドワイト。凶悪な幼女連続殺人犯を追って、引退の夜を迎えたシン・シティ最後の正義、ハーディガン刑事。それぞれにワケありの過去を抱えながらシティの片隅に生きてきた男たちは、自分に愛を与えてくれた女のために、邪悪な悪の権力との命懸けの戦いに身を投じてゆく。
<キャスト>
ブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク、クライブ・オーウェン、ベニチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ブリタニー・マーフィー
ロザリオ・ドーソン、ジョシュ・ハートネット、デヴォン青木、ニック・スタール
<スタッフ>
監督:フランク・ミラー、ロバート・ロドリゲス
製作:ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本:フランク・ミラー、ロバート・ロドリゲス
原作:フランク・ミラー
音楽:ジョン・デブニー、グレアム・レヴェル、ロバート・ロドリゲス
<レビュー>
「シン・シティ」はフランク・ミラー原作のアメコミを「デスペラード」などの監督、ロバート・ロドリゲスが実写映画化したもの。他のアメコミ映画とは一線を画し、白黒の陰影を使った独特の映像を使っている。どこと無くアメコミっぽくて、スタイリッシュで不思議な映画だ。
物語は3つのエピソードで構成されていて、それぞれ自分が愛する女性のために戦いを挑む男達を描いている。ストーリー自体は簡単だが、別に退屈はしない。というかこの映画はそんなものより、独特の映像を味わうことによってアメコミ「シン・シティ」の世界観に浸るのが醍醐味だと思っている。しかし、この映像は恐らく好き嫌いが分かれるだろうな。ちなみに感想としては僕はまあまあ好きです。
ロドリゲスの映画らしく、出てくるキャラがとても渋くてカッコいい!特にブルース・ウィリスが男気あふれるキャラで良かったです。またデヴォン青木も見事な剣裁きでカッコよかったです。またクエンティン・タランティーノ監督もどっかのシーンで特別参加してるとか。まあどこで監督したのか知んないけど。
ところで今回の作品で監督がフランク・ミラーとロドリゲスによって行われているけど、全米映画協会が共同監督というクレジットを認めず、ロドリゲスは会を脱退することに。だから今後ロドリゲスはメジャー映画会社の監督が出来なくなるそうだ。まあどうでもいいトリビアだけど、ちょっと残念(?)
人を殺めたり傷つけたりするシーンが多いのがちょっと辛いですが、僕個人としてはスタイリッシュで単純に楽しめる、新感覚の映画だったと思います。
<評価>
6点(満点10点)
<DVD>
特典
本編ディスク:
ロドリゲス、タランティーノほかによる音声解説
特典ディスク:
1.メイキング(8分 ※一部、他の特典映像を使用)
2..監督フランク・ミラー(6分)
3.スペシャル・ゲスト監督タランティーノ(7分)
4.車について(8分)
5.小道具について(11分)
6.特殊メイク解説(9分)
7.衣装について(8分)
8.オリジナル&日本版予告篇(19分)
9.ロバート・ロドリゲスの映画教室(12分)
10.オール・グリーン・バージョン(13分)
11.タランティーノの演出(18分)
12.「シン・シティ」ライブ・コンサート(9分)
13.ロバート・ロドリゲスの料理教室(6分)
時間 本篇124分+特典134分
色彩 カラー
面・層 片面2層×1+片面1層×1
映像 16:9/LB
リージョン 2
字幕 日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕
音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:DTS/5.1chサラウンド/英語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
4:ドルビーデジタル//英語/(音声解説/ロドリゲス/タランティーノ/ウィリス)
5:ドルビーデジタル//英語/(音声解説/ロドリゲス×ミラー)
販売元ジェネオン エンターテイメント
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