サイレントヒル
SILENT HILL
松竹
2006年アメリカ映画、126分
<ストーリー>
「サイレントヒル……」と謎の言葉を発して悪夢にうなされながら失踪してしまった最愛の娘シャロンを探すため、ウェストバージニア州の街“サイレントヒル”を訪れた母親のローズ。彼女は、忌まわしい過去がある呪われたこの街で、想像を絶する恐怖に襲われる……。
<キャスト>
ラダ・ミッチェル、ショーン・ビーン、デボラ・カーラ・アンガー、ローリー・ホールデン、ジョデル・フェルランド
<スタッフ>
監督:クリストフ・ガンズ
製作:サミュエル・ハディダ
音楽:ジェフ・ダナ
<レビュー>
「ジェヴォーダンの獣」のフランス人監督、クリストフ・ガンズがハリウッド進出して製作した、人気ゲームの映画化作品。僕はこのゲームをやったこと無いけど、とりあえず世界中でヒットしてる人気ホラーゲームだ。
ストーリーはゲームとはそんなに似てないほぼオリジナル。母親がサイレントヒルで失踪した娘を捜すストーリーだ。しかし謎のサイレンから始まるサイレントヒルの恐怖がローズを襲う。サイレンが鳴るとサイレントヒルは異様な怪物がうようよ動き回る恐怖の町に変貌する。でも何と言っても、これらの怪物の造型というかビジュアルがとても印象的で、美しいとさえ言える。またサイレントヒルの雰囲気の変化や血しぶきのコントラストも同様に美しい。
ローズの捜索劇、サイレントヒルの秘密やシャロンが「サイレントヒル」と発しながら悪夢にうなされる理由を解き明かしていくサスペンスという構成。ローズが怪物の恐怖から切り抜けていくアクションと謎解きがなかなか面白かった。正直怪物からの逃走劇が続くのかなと思ってたけど、いい意味で裏切られたかなぁ。また単なるホラー映画ではなくて、娘に対する母親の愛情なども描かれててドラマ性もある。そんなにグロくない(?)し、ゲームを知らない人でも十分楽しめると思う。ゲームをやる人はもちろんだ。
普通のホラー映画では観られないビジュアルの美しさと色彩の使い方、新感覚のホラー映画だった。
<評価>
7点(満点10点)
<DVD>
特典
特典ディスク1:
「Path of Darkness」、
サイレントヒルの起源、
キャスティング、
サイレントヒルの建造
スターとスタント、
クリーチャーの製作、
クリーチャーの指導、
メイキング・オブ・サイレントヒル、
予告篇集
特典ディスク2:
コナミ スタッフ制作による日本独自の特典映像「The Truth of Silent Hill(仮題)」
ゲームの「サイレントヒルマップ」から見る映画の主要シーン再生
ゲームの紹介「サイレントヒル1」「サイレントヒル2」
ゲームと映画の比較「シーンの比較」「キャラクターの比較」「クリーチャーの比較」
山岡晃氏へのインタビュー
サイレントヒル関連商品の紹介「ゲーム」「コミック」「ノベルス」
時間 126分
色彩 カラー
面・層 3枚組
映像 16:9/LB
リージョン 2
字幕 日本語・英語・日本語吹替え用字幕
音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
販売元ポニー・キャニオン
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