サハラ 死の砂漠を脱出せよ
SAHARA


ギャガ・ヒューマックス
2005年アメリカ映画、124分

ストーリー
海洋保全に務める米国特殊機関NUMA(国立海中海洋機関)のエージェント=ダーク・ピットは、世界中にあらゆる場所に眠っている秘宝を探し出す究極のトレジャーハンターでもある。ある1枚の金貨が、南北戦争時に姿を消した戦艦の行方を暗示し、ダーク・ピットを死のサハラ砂漠へ向かわせる。そこに待ち受ける危機の数々・・・そこには過去の歴史だけではなく、人類の未来さえも揺るがす巨大な陰謀が姿を現すのだった・・・!

キャスト
マシュー・マコノヒー、ペネロペ・クルス、スティーブ・ザーン、ウィリアム・H・メイシー、デルロイ・リンド

スタッフ
監督:ブレック・アイズナー
原作:クライブ・カッスラー
製作:ハワード・ボールドウィン
音楽:クリント・マンセル

レビュー
冒険小説の人気シリーズ、「ダーク・ピット」シリーズの初映画化。マシュー・マコノヒーがダーク・ピットに扮して砂漠を駆け巡ります。原作者のクライブ・カッスラーは「ダーク・ピット」シリーズの映画化をなかなか認めず、シリーズ11作目の映画化に初めてGOサインを出した。なかなか映画化を許してくれなかったのは、このシリーズが映像化困難だったからだそう。果たして上手く映画化されてるんだろうか!?

南北戦争時に消えた戦艦を追うダークが、謎の伝染病を調査する医者と出会い、そこから大きな陰謀に巻き込まれていくというストーリー。でも戦艦を追うダークがいつの間にか疫病の真相を調べるようになり、途中で話が変わってしまう。しかも疫病とこの戦艦が関係しているのかなと思いきや、全く関係なし!とりあえずストーリーは個人的にイマイチでしたな。あとダーク・ピットのシリーズものなら彼の人間像が知りたいもんですが、見た限りでは彼の人間像が分かりにくくて感情移入も難しかったと思います。まあこんなアクション・キャラには感情移入もクソも無いですが・・・。

アクション・アドベンチャーだけあって、アクションの見応えは結構あります。最近のアクション映画でもなかなか良かった方かな。特に塔の上で敵と戦うところなんて結構迫力あるシーンだったと思います。

銃弾が全く当たらないとかのハリウッド映画特有の“偶然”は、許そう。だが、爆弾を投げてて戦艦が下から見つかるっていうのはちょっと偶然過ぎるだろ。ここまできたらもう笑える。ここんとこ少しは脚本練ってほしい。

ストーリーはテンポは良かった(まああまりハラハラしなかったけど)と思うけど、脚本の内容があまりにも無さ過ぎる。でもアクションは近年観る映画ではかなり見応えがある方だった。まあ全体的に観れば及第点かな。

評価
6点(満点10点)

DVD
  • 特典
      監督&出演者の音声解説, 予告編集 (劇場予告編・特報・TVスポット)
      メイキング, 未公開シーン, 砂漠での撮影風景
      Visualizing Sahara, マシュー・マコノヒー&ペネロペ・クルス来日コメント
  • 時間 124分
  • 色彩 カラー
  • 面・層 片面2層×1+片面1層×1
  • 映像 16:9/LB
  • リージョン 2
  • 字幕 日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕
  • 音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:DTS/5.1chサラウンド/英語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 4:ドルビーデジタル/ステレオ/英語/(音声解説)
  • 販売元アミューズソフトエンタテインメント

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