レインディア・ゲーム
REINDEER GAMES


松竹
2000年アメリカ映画、104分

ストーリー
刑務所を出たルーディは、房内で友人だったニックの文通相手アシュリーに出会う。ニックが所内の暴動で死亡したため、彼になりすますルーディ。だがアシュリーとの幸せな日々もつかの間、ニックの兄ガブリエルが現れ、彼はニックがかつて働いていたカジノの強盗計画に誘い込まれる。

キャスト
ベン・アフレック、ゲイリー・シニーズ、シャーリズ・セロン、デニス・ファリーナ、ジェームズ・フレイン

スタッフ
監督:ジョン・フランケンハイマー
脚本:アーレン・クルーガー
音楽:アラン・シルベストリ

レビュー

いや〜、正直あんまり期待してなかったけど、むっちゃ面白かった!!これは俺が好きなタイプの映画やったなぁ。サスペンスとアクションがうまくマッチしてました。

まず脚本から。この二転三転するストーリーを書いたのは、『スクリーム3』や『隣人は静かに笑う』で注目されたアーレン・クルーガー。俺はこの人の脚本はとてもスリル満点で好きです。今回の脚本もハラハラする展開と巧みな台詞回し、そして最後の大どんでん返しと個人的にとても満足のいくものでした。

またアクションも小規模ながらもとてもハラハラしました(ホテルの中で見つかりそうになりながらも逃げ回るシーンが特に)。唯一残念だったにはCGが結構陳腐だったことかな。まあ大作映画じゃないから仕方ないか・・・。

また出演していたシャーリズ・セロンの豹変振りもとてもよかったです(ネタバレ注意!)。僕はこの映画でシャーリズ・セロンが好きになりました。美人だし演技もうまいしいいねぇ。実際この前彼女は『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞を獲得しました。またベン・アフレックとゲイリー・シニーズもよかったです。

個人的に一番この映画でよかったのがアラン・シルベストリの音楽かな。クリスマスを連想させ、しかも同時に切ない音楽が本当にこの映画を美しく彩っていました。この映画のサントラを探しているのですが、残念ながら無いんです。それほど好きなんですわ。おっさんくさいけどね。このように、なんか感傷に浸らせるような音楽が好きなんですよ。あとダニー・エルフマンの『ビッグ・フィッシュ』の音楽も同様に好きですねぇ。

とりあえず映画は色んな意味でよかったと思います。それにしてもジョン・フランケンハイマーらしくない映画だと思ったのは気のせいだろうか・・・、まあいいや。めまぐるしい展開で目が離せないし、アクションも見応えがありました。スケールの小さな映画に見えて、実は見て損はしない映画だと思います。



評価
9点(満点10点)

DVD
  • 特典(約10分)
      劇場予告編収録(日本公開バージョン&オリジナルバージョン), インタビュー&メイキング, キャスト・監督プロフィール
  • 時間 本編104分・映像特典約10分
  • 色彩 カラー
  • 面・層 片面1層
  • 映像 16:9/LB
  • リージョン 2
  • 字幕 日本語
  • 音声 1:DTS/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 3:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
  • 販売元 松竹ホームビデオ

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