サイコ
PSYCHO
UIP
1960年アメリカ映画、108分
<ストーリー>
不動産会社に勤めるマリオン不動産会社に勤めるマリオンは、ふとした出来心で会社の4万ドルを横領してしまった。夜になって降り出した豪雨をさけるべく、彼女は旧道沿いの寂れたベイツモーテルを一夜の宿に選ぶ。管理人はハンサムだが、どこか暗い影を宿した青年ノーマン。実直で誠実な彼と語らうことで、自分の過ちに気付いたマリオンは、自室に戻ってシャワーを浴びようとするが、そこに突如ナイフを持った人影が現れる・・・!
<キャスト>
アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ジョン・ギャビン、ヴェラ・マイルズ
<スタッフ>
監督、製作:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ジョセフ・ステファノ
撮影:ジョン・L・ラッセル
<レビュー>
いや〜、面白かったわ。今のハリウッド映画に通じるシーンとか結構あるから、今の映画ってやっぱりこの「サイコ」をかなりお手本にしてるんかな。特にオープニングのクレジットのシーンはかなりかっこいいしスタイリッシュだねぇ。かなり現代的なオープニングで驚いた。
でもこの映画の変なところは主人公が途中で変わるところです。つまり最初ジャネット・リーの視点で物語が進んでいくんだけど、途中で死んで主人公がアンソニー・パーキンスに変わっちゃうんですね。だから最後の展開を考えたら最初のジャネット・リーが金を盗んで警官に追われたりするところなんか別に要らんとちゃう?そこ考えたらちょっと変な感じするなぁ。
あの有名なシャワーでの殺人シーンは当時見たらかなりショッキングやったんやろなぁ。今でも観たらあのシーンはとてもショッキングやわ。あの直接殺人を見せないカメラアングルと耳が痛くなる金切り声のような音楽がむっちゃ合ってるわ。
最後のラストも当時としては衝撃的だね。まさか母親の人格が息子に入っていたとはね。そんなんやったらむっちゃ怖いやろな・・・。それにしてもアンソニー・パーキンスはこの後「サイコ2」、「サイコ3」と作っていったらしいけどこの後どないしてストーリー作るんやろか。やっぱりこの映画は1話で止めといた方がええんちゃうかな・・・。まあええか。
まあ主人公が途中で変わる点以外はかなり面白いサスペンス作品です。名作である所以もわかるね。
<評価>
8点(満点10点)
<DVD>
特典
本編ディスク
メイキング,
シャワーシーン比較(音楽あり/なし),
公開時のニュース映像,
プロダクション・フォト,
プロダクション・スケッチ,
予告編集
特典ディスク
AFI授賞式にて アルフレッド・ヒッチコックへの賞賛 (約15分),
シネマの巨匠 (イングリッド・バーグマンの娘ピア・リンドストロムによるインタビュー/約34分)
時間 約108分
色彩 モノクロ
面・層 片面2層
映像 LB
リージョン 2
字幕 日本語・英語・その他
音声 1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語販売元ユニバーサル・ピクチャーズ
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