ポセイドン
POSEIDON
ワーナー・ブラザーズ
2006年アメリカ映画、98分
<ストーリー>
北大西洋の真ん中で大勢の乗客を乗せた豪華客船が、異常ともいえる大波を受けて転覆する。客船がしだいに沈んでいく中で、人々は生き延びるために懸命に手を取り合い、力を振り絞って脱出を図ろうとする。しかし、想像を絶する危機が疲労した乗客たちに次々と襲い掛かり、やがて苦渋の選択を迫られることに……。
<キャスト>
ジョシュ・ルーカス、カート・ラッセル、エミー・ロッサム、リチャード・ドレイファス
<スタッフ>
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
製作:ダンカン・ヘンダーソン、アキヴァ・ゴールズマン
音楽:クラウス・バデルト
<レビュー>
パニック・アドベンチャーの名作「ポセイドン・アドベンチャー」をスペクタクル映画の巨匠、ウォルフガング・ペーターゼンがCGを駆使して現代風にリメイクした。
最近こういうパニック映画のリメイクものが多いなぁ、ハリウッドもネタが尽きてきたようです。それはともかくとして、「ポセイドン」は、大波で裏返しに転覆したポセイドン号からの脱出を目指すというストーリーは全く同じ。最後の通路のシーンも子供を探しに行くっていうのも同じ。オリジナルは登場人物のドラマや内面にも手を入れてたけど、リメイク版は完全にといって良いほど、純粋に脱出劇だけを描いている。
CGは凄くて当たり前だけど、とにかくアクションは凄かった。かなり手に汗握るアクションが多く、展開もなかなかハラハラさせるので、それだけで楽しめる。でも逆に悪く言えば「ポセイドン・アドベンチャー」とほとんど同じ(まあリメイクとはそういうもんなんだけど)で、しかも逃げるだけの映画だった。パニック映画を作るのなら、人間が極限下でどんな風に考え、どんな行動を起こすのかをやっぱり描くべきだと思う。今にも死んでしまいそうなパニック状態の時に、この映画の登場人物は冷静に見えるんだよな〜
今回の「ポセイドン」は、もはやリメイクとか同じような映画を作るしか出来ないハリウッド映画を象徴してる気がする。一応は楽しめたけど、特に無くても影響しない映画です。
<評価>
4点(満点10点)
<DVD>
特典
メイキング、
“ポセイドン”体験記、
さかさまの世界
巨大波 “ローグ・ウェーグ”、
オリジナル劇場予告編
時間 98分
色彩 カラー
面・層 片面2層×1+片面1層×1
映像 16:9/LB
リージョン 2
字幕 日本語・英語・日本語吹替え用字幕
音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
販売元ワーナー・ホーム・ビデオ
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