森のリトル・ギャング
OVER THE HEDGE
アスミック・エース
2006年アメリカ映画、84分
<ストーリー>
家族のように暮らしているカメのヴァーン、リスのハミーたちが冬眠から目覚めると、自分たちの森は人間たちの都市化計画によって、公園ほどの大きさになってしまっていた。途方に暮れるヴァーンたちの前に現れたのは、孤独に生きるアライグマのRJ。RJは、人間界の食べ物がいかにおいしいかを仲間たちに教え、人間界に食糧を調達しに行くことを提案するが……。
<キャスト>
(声)ブルース・ウィリス、ギャリー・シャンドリング、スティーブ・カレル、ウィリアム・シャトナー、ニック・ノルティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、アヴリル・ラヴィーン
<スタッフ>
監督:ティム・ジョンソン、キャリー・カークパトリック
製作:ボニー・アーノルド
音楽:ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ
<レビュー>
ドリームワークスのアニメ映画、「森のリトル・ギャング」を観た。あんまりドリームワークスのアニメは好きじゃないんだけど、この「森のリトル・ギャング」はなかなか面白かったと思う。
ストーリーは、主役のRJに森の動物たちがそそのかされて、町中の食べ物を人間から奪おうとするんだけど、その騒動を通してみんなが仲間の大切さに気付かされていくというもの(でもハリウッドのアニメってこのテーマばっかり)。森の動物は、今まで木の実や葉っぱなどの自然の食べ物を食べていたので、RJが示す人間の食べ物の味を知って食べ物を盗み始めるというのがいい。しかもRJが見せる食べ物はコーラやポテトチップスなどのジャンクフードだ。RJが森の動物にそれらを紹介することを通して、さりげなく人間の不健康な生活に対する皮肉が示されているのも面白くて笑える。まあそれはともかくとして、動物のキャラ設定が可愛くて彼らの動きが自然と笑えた。また動物を毛嫌いする人間たちもアクションが面白くて、物語を引き立てる。でも要するに物語自体は良いところも悪いところも無い、普通に笑える感じかな。
ストーリーとかまあまあ良かったんだけど、所々に散りばめられたギャグも今回はなかなか面白かった。何となくプッって笑えます。でも総合的に考えたら普通過ぎてあまり感想なし、というか特に印象に残らないくらい無難な作りのアニメだったかな。
関係ないんだが、一応日本語版も観てみた。オリジナルではRJはブルース・ウィリスがやってんだけど日本語版も豪華で役所広司とか武田鉄矢、石原良純などが参加している。みんなキャラのイメージにあってて良かったです。驚いたことに歌手のBoAもネズミの役をやってた、があんまり上手くねぇ・・・。BoAは声優はやらない方がいいと感じさせられました。
<評価>
6点(満点10点)
<DVD>
特典
本編ディスク:
製作者による音声解説、
短編CGアニメ「ハミーのどっきりブーメラン」(音声解説つき)
森の中をのぞいてみよう〜ギャングたちはこうして生まれた、
森の中のハイテク技術、
オリジナルキャストインタビュー集
特典ディスク:
短編CGアニメ「ハミーのどっきりブーメラン」(音声解説・メイキングつき)、
『森のリトル・ギャング』が出来るまで
ヴァーミネーターの害獣駆除講座、
ゲップでジングルベル、
ハミーとお庭で遊ぼう、
モデルとなった動物たちを追え!
ギャラリー集:
キャラクターデザイン画、
セットデザイン画、
ストーリーボードほか
ハミー・ゲーム:
木の実でポン、
いただきクッキー、
お庭で障害走、
ゲップでABC、
ハミーの描き方、
ハミー・ダンス、
ハミー・パズル
プリントアウト特典:RJのバーベキュー・レシピ、
クリスマス用ギフトペーパー、
ギフトカード、
便箋、
塗り絵
時間 83分
色彩 カラー
面・層 2枚組
映像 16:9/LB
リージョン 2
字幕 日本語・英語
音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
販売元角川エンターテイメント
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