ドーン・オブ・ザ・デッド
DAWN OF THE DEAD
東宝東和
2004年アメリカ映画、98分
<ストーリー>
米ワシントン州エベレット。看護婦のアナは、この日もいつものように仕事を終えると愛する夫ルイスと暮らす自宅へ帰り、一日を終えた。翌朝、彼女たちの寝室のドアが外側から静かに開けられる。ドアの向こう側には、隣家の8歳の少女ヴィヴィアンが佇んでいた。少女はルイスが異変に気づく間もなく、人間離れしたスピードで襲い掛かってきた。そしてルイスは絶命してしまう。が、間もなくルイスは息を吹き返し、今度は彼がアナに向かって襲い掛かってくるのだった。何も分からないまま、とにかく必死で屋外へと逃げ出したアナだったが…。
<キャスト>
サラ・ポーリー、ヴィング・レイムス、ジェイク・ウェーバー、メキー・ファイファー
<スタッフ>
監督:ザック・スナイダー
製作:マーク・エイブラハム
脚本:ジェームズ・ガン
タイトルデザイン:カイル・クーパー
<レビュー>
ジョージ・A・ロメロ監督の名作ゾンビ映画「ゾンビ」を現代風にリメイクした「ドーン・オブ・ザ・デッド」を見た。監督はCM界出身のザック・スナイダー。
映画開始直後いきなりゾンビ襲撃が始まる。ほとんど前知識は要らないほどだ。逆に言えば、ストーリー自体はいたって簡単、単純にゾンビを倒しながら生き延びる映画だ。ゾンビから何とか逃げ延びた一行は町のショッピングモールに逃げ込み、そこに閉じこもって生き延びようとする。倒しても倒しても群がるゾンビを見ると、焦燥感が出てきてイライラしてくる。そして食料が尽きた今、モールの材料を使って装甲車を作り外へ逃げ出そうとする。装甲車の周りはゾンビがイヤと言うほど群がり、まるで世界の終わりを見るようだ。
肝心のゾンビがマジ速くて強い。そんな訳でゾンビとの格闘はかなりハラハラするし楽しめる。主人公達はゾンビをショットガンやら何やらで倒しまくる。この時の残酷描写がとてもリアルで、かといって目を背けたくなるほどではないかな。CM出身の監督だけあって、描写が新しくてブラックユーモアもたっぷり。
ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」はかなりメッセージ性があるが、今回はそれを完全に娯楽にした。まあそれはそれで楽しめる。でもあえて言うならゾンビを倒すだけの映画でしょう。
<評価>
6点(満点10点)
<DVD>
特典
本編ディスク:
ザック・スナイダー監督&エリック・ニューマンによる音声解説
予告編&TVスポット集
特典ディスク:
監督によるディレクターズ・カット版紹介 (1'12),
ゾンビ特殊メイクの裏側 (7'51)
ゾンビキャラクター・クリエイト (7'21),
頭部破壊シーンに関するメイキング (5'34)
「番組の途中ですが緊急特別番組をお送りします」 (21'01),
アンディ銃器店から発見されたテープ (16'20)
未公開シーン集 (全11種・監督コメンタリー付/13'25)
時間 109分+特典映像
色彩 カラー
面・層 片面2層×1+片面1層×1
映像 16:9/LB
リージョン 2
字幕 日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕
音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:DTS/5.1chサラウンド/英語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
4:ドルビーデジタル/サラウンド/英語/(音声解説)
販売元ポニー・キャニオン
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