チキン・リトル
CHICKEN LITTLE


ブエナ・ビスタ・インターナショナル・ジャパン
2005年アメリカ映画、81分

ストーリー
チキン・リトルは、何をやっても失敗ばかり。「空のカケラが落ちてきた!」と騒ぎたて大パニックを巻き起こした、有名な《ドングリ事件》―その大失敗以来、彼は町中の笑いもので、父親にさえ認めてもらえなかった。心の支えは、変わり者ぞろいの仲間たちだけ。そんなある日、またしても目の前に“空のカケラ”が降ってきたのだ!やがて上空に宇宙船が襲来、エイリアンの総攻撃が始まる。大混乱の中、チキン・リトルは迷子の赤ちゃんエイリアン、カービーに出会う。カービーと町のみんなを救うため、チキン・リトルは全てを懸けて立ち上がる!そして、ついにとてつもない“奇跡”が起こることに・・・。

キャスト
(声)ゲイリー・マーシャル、ザック・ブラフ、ジョーン・キューザック、スティーブ・ザーン

スタッフ
監督:マーク・ディンダル
製作:スティーブ・ベンチッチ、ダン・ガーソン
音楽:ジョン・デブニー

レビュー
ディズニーがピクサーの力を借りずにフルCGアニメを作り上げた。ピクサーとディズニー、一体どっちのフルCGアニメがクオリティが高いのかな・・・。

内容は、いつも失敗ばかりのチキン・リトルが町を救うために奮闘するというもの。このチキン・リトルがとても可愛らしくて、動きも超リアル!頭の毛とか水の微妙な動きが巧みに表現されてる。さらにチキン・リトルを始めその他色んなキャラクターが縦横無尽に走り回るが、その姿がスピーディで本当に面白い。さすがディズニーだな・・・。でもストーリー的にはピクサーのようなテンポの良いものじゃなくて、中途半端なところで一つの展開が終わるから、物語としていわゆるそんなに‘面白い’とは思わなかったな。やっぱり「トイ・ストーリー」シリーズはまあ内容は無いけど、テンポがいいし次の展開が楽しみになってくる。やっぱり脚本はピクサーに軍配が・・・。

「チキン・リトル」で一番良かった点が、色んな映画のパロディがふんだんに使われていたところ。例えば、冒頭でいきなりディズニーの「ライオン・キング」が用いられ、「インディ・ジョーンズ」、「宇宙戦争」などの有名な作品が後に続く。こういう風に有名な作品のパロディが元の作品の世界観をベースにして分かりやすく使われていたら楽しいし、しかもうれしいね。その点この「チキン・リトル」は的をついてて本当に良かったと思う。パロディを使う映画の大半は、それが何の映画のパロディか分かりにくいし、もしくはパロディ自体が作品とマッチしてない。

総じて言えば、全体的には結構良い。観終わった後不思議と「素敵な映画を観たな」と感じる。さすがディズニー、底力がある。実際かなりヒットしたし、久々にディズニーがアニメで成功したと言えるだろう。うん、まあでも俺が好きなのはやっぱりピクサー作品かな。

評価
7点(満点10点)

DVD
  • 特典
      未公開シーン:
       イントロダクション  もうひとつのオープニング“ストーリーブック”  もうひとつのオープニング“慣れない料理”  もうひとつのオープニング“女の子版チキン・リトル”  ランチタイム

      音楽の世界:
       ミュージック・クリップ ♪シェイク・ア・テイル・フェザー チータ・ガールズ  ミュージック・クリップ ♪ワン・リトル・スリップ ベアネイキッド・レイディーズ  カラオケ ♪ワン・リトル・スリップ  シング・アロング・ソング ♪ワン・リトル・スリップ

      ゲーム&アクティビティ:
       トリビア・ゲーム“フィッシュをさがせ!”

      製作の舞台裏:
       メイキング・オブ 『チキン・リトル』  『チキン・リトル』の誕生/キャラクター・デザイン/  ボイスキャスト/歌と音楽/監督の1日
  • 時間 81分+特典映像
  • 色彩 カラー
  • 面・層 片面2層
  • 映像 16:9/LB
  • リージョン 2
  • 字幕 日本語・英語
  • 音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
  • 販売元ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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